社畜から経済的自立(FIRE)を目指す

40歳代の平凡なサラリーマンが経済的自立(FIRE)を目指して行動する軌跡とそれに関する情報をお届け(副業・節約・投資・FIRE)

MENU

【FIRE】実現するために必要な知識やメリット・デメリット ~いろいろな「FIRE」の型~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私はサラリーマンをしながら、このブログで経済的自立するための自身の軌跡を書いています。

ブログでは、副業や投資、節約について書いています。

 

私が目指す経済的自立と同様の意味で、「FIRE」という言葉が使われています。

厳密にいうと、経済的自立は、「FIRE」の「FI」の部分のことを言います。

「FIRE」の中でも種類があり、私が目指している「FIRE」は「サイドFIRE」になります。

 

私の目指す「FIRE」については、以下の記事で紹介していますので、宜しければご覧ください。

tomokutchi.hatenablog.com

 

 

今回は、「FIRE」に必要な知識や「FIRE」の種類について書きたいと思います。

 

「FIRE」を目指している方や、「FIRE」を目指すことを検討されている方におすすめの記事になります。

 

 目次

 

「FIRE」とは?

英語の「Finacial Independence Retire Early」の頭文字をとったものであり、日本語に訳すと「経済的自立・早期リタイア」となります。

金銭的な自由を手に入れて、早期退職をすることです。

 

この概念の発祥はアメリカであり、今現在では日本でも広く受け入れられ、ブームになっています。

なぜこのムーブメントが人気になっているかというと、「FIRE」は一部のお金持ちだけでなく誰でも達成可能だからです。

お金をあまり持っていない一般のサラリーマンや公務員でもコツコツ資産を積み上げて達成できるのが、この「FIRE」の最大の魅力です。

 

「FIRE」に関しては「早期退職をする」といっても、数億円といった大金が必要なわけではありません。

毎年の生活費の合計を先に算出し、その生活費と同等もしくは上回る額のお金を「株式投資の配当」や「不動産投資の家賃収入」で稼げるだけの元手さえあれば良いのです。

そうすれば、資産が勝手に働いてくれてお金を稼いでくれるので、自分は働かずに生活していくことができるようになるのです。

 

ただし、私が目指しているのは、完全に働かないことではなく、経済的自立を達成し、自分のやりたい仕事を、やりたいときにすることです。

 

 

「FIRE」の基礎知識

一般的には「FIRE」を実現するために、年間生活費の25倍の資金が必要という考え方があります。

なぜ年間生活費の25倍の資金が必要かというと、「4%ルール」というものが前提になってきます。

 

4%ルールとは、生活費を投資元本の4%に抑えることができれば、資産を目減りすることなく暮らしていくことが可能というシンプルな仮説のことです。

 

ポートフォリオの4%の資金で1年間の生活費が賄えれば、貯蓄が30年以上持続する可能性が95%である」と1998年に米国のトリニティ大学で提唱されました。

 

例えば、年間生活費が300万円の人がいるとします。

この人が「FIRE」を実現するためには、目安として7,500万円(=300万円×25)の金融資産が必要となります。

 

簡単にいうと、7,500万円を投資しておけば、1年間で利子等により4%が増えます。

その4%で1年間の生活費を賄えば、元本の7,500万円は減らさずに済むということです。

 

 

「FIRE」の種類とは?

「FIRE」には4種類のスタイルがあります。

「FIRE」の中には、セミリタイヤ型」か「完全リタイア型」、「実現難易度の高低」によってFIREは4種類に分類できます。

 

ファットFIRE

リタイア後も豊かな生活をおくることができる理想的な「FIRE」

リーンFIRE

「FIRE」を目指す過程と「FIRE」実現後の生活において最小限な生活をおくるライフスタイルの「FIRE」

バリスタ(サイド)FIRE

金融資産から得られる不労所得で生活費の半分を賄い、残りをパートタイムや副業で賄うライフスタイルの「FIRE」

コーストFIRE

早期リタイアはせずに労働収入で生活費を賄い続け、資産には手をつけずに複利の性質を利用して、さらに資産を増やしていく特殊な「FIRE」

 

それぞれの「FIRE」によって特徴や必要金額が変わるので、自身の価値観に合った「FIRE」を目指しましょう。

 

ファットFIRE

リタイア後も豊かな生活をおくることができる理想的な「FIRE」です。

4種類の「FIRE」の中でも最も実現難易度が高い、完全リタイア型の「FIRE」になります。

 

「ファットFIRE」はリタイア後も贅沢に過ごすことができる点で他の「FIRE」と一線を画しています。

つまり、他の「FIRE」と比べて「リタイア後の生活を豊かにする」ことを目的としています。

 

例えば、起業や副業などで成功して1億円の資産を築くことができれば、この1億円を元手に、その4%を取り崩すことで資産所得だけで年間400万円の生活をおくることができます。

 

難易度は最も高いですが、誰もが憧れる理想的な状態だと思います。

 

メリット

デメリット

リタイア後も豊かな生活をおくることができる

実現のハードルが非常に高い

 

 

リーンFIRE

「FIRE」を目指す過程と「FIRE」実現後の生活において最小限な生活をおくるライフスタイルの「FIRE」です。

 

「リーンFIRE」も完全リタイア型の「FIRE」ですが、「ファットFIRE」と違って相対的に実現難易度が低くなります。

 

リタイア前後の生活を必要最小限の水準にそぎ落とした「FIRE」スタイルです。

具体的なイメージとしては、ミニマリスト(必要最小限のモノで豊かな暮らしをおくる人)として、「FIRE」を実現しているような方々を思い浮かべると分かりやすいと思います。

 

「FIRE」に必要な金額の目安は「年間生活費×25」で表されるため、ミニマリストのように支出を最小限に削ることで目標金額も少なくなるので、「FIRE」のハードルが下がるといったメリットがあります。

 

ミニマリズムの思考が必要不可欠となりますが、近年30代や40代といった若さで「FIRE」を実現している人はこのタイプが非常に多い印象です。

 

質素・倹約な生活を送り続ける必要がありますが、お金の本質が自由であることを認識したうえで、豊かさよりも自由を手にしたい(=自分の好きな人生を歩みたい)という思考が強い人に向いています。

 

メリット

デメリット

完全リタイア型で「ファットFIRE」と比べると実現難易度は低い

リタイア後も質素・倹約な生活をおくり続ける必要がある

 

ミニマリストについては、以下の記事でも取り上げていますので、宜しければご覧ください。

tomokutchi.hatenablog.com

tomokutchi.hatenablog.com

 

バリスタ(サイド)FIRE

金融資産から得られる不労所得で生活費の半分を賄い、残りをパートタイムや副業という形で賄うライフスタイルの「FIRE」です。

 

一般的な「FIRE」は労働を必要としない完全リタイア型であるのに対し、バリスタFIRE」は生活費の半分をパートタイムや副業という形で賄うのでセミリタイア型といわれます。

 

セミリタイア型の「FIRE」は、生活費の半分を労働収入で賄うので、リタイアするために必要な金額(実現難易度)も1/2になるといったメリットがあります。

 

完全リタイア型ではないとはいえ、これまで正社員として週5日働いていたところを自分の好きなアルバイトやパートタイム、副業といった形態で週3日前後働くのではライフスタイルが全然違ってきます。

 

メリット

デメリット

「FIRE」を目指すうえでの目標金額が低くなる

リタイア後の生活設計がしやすい

完全なリタイアではない

 

コーストFIRE

早期リタイアはせずに労働収入で生活費を賄い続け、資産には手を付けずに複利の性質を利用して、さらに資産を増やしていくタイプの「FIRE」です。

 

基本的な考え方としては、自身が想定するリタイア後に必要な金額(現在価値で算出)を用意できてしまえば、「コーストFIRE」を達成したといえます。

 

「コーストFIRE」の水準に到達すれば、あとは資産をほったらかしにするだけで増え続けていくので、そこからは一切お金の心配をすることなく、フルタイムで働いて得た収入を自分の好きなように使うことができます。

 

フルタイムでの労働を続けるので「FIRE」感はありませんが、将来のお金の心配が全く不要となり、自分や家族の生活費さえ賄える収入があればよくなるので、労働に対する精神的負担が軽くなる点にメリットがあります。

 

また、医者や弁護士の方など資産的にはいつでも早期リタイアできるものの、仕事へのやりがいを持ち、働き続けている人なども「コーストFIRE」に位置づけられることが多いです。

 

メリット

デメリット

経済的な余裕を持った状態で仕事に取り組める

社会とのつながりを持てる

フルタイムでの労働が必要

 

 

 

バリスタFIRE」と「サイドFIRE」の違い

どちらもリタイア後に必要な生活費の不足分(不労所得で賄えない分)を労働で賄うという点では同じです。

 

ただ、働く形態がバリスタFIRE」の場合はパートタイム労働なので比較的収入が安定し、「サイドFIRE」の場合はサイドビジネスを行うので属性はフリーランスに近く、収入が安定しにくいといった違いがあります。

 

日本では「バリスタFIRE」している人よりも「サイドFIRE」している人の方をよく見かけると思いますが、それは日本が健康保険制度などの皆保険制度が充実しているといった側面があることも知っておくと良いです。

 

バリスタFIRE」は米国発祥の用語で、米国では「FIRE」するために会社を辞めてしまうと保険制度から外されます。

ですので、健康保険に加入する権利を得るために「FIRE」後もパートタイマーとして勤務する人がいるといった背景があります。

 

 

 

まとめ

今回は「FIRE」の基本的な知識や、4種類の「FIRE」の特徴、メリット・デメリットについて紹介させて頂きました。

 

「ファットFIRE」「リーンFIRE」「バリスタ(サイド)FIRE」「コーストFIRE」と、それぞれに違った特徴や良さがあります。

 

価値観やどの「FIRE」を目指したいかは人それぞれだと思いますので、是非自身の価値観に適したスタイルの「FIRE」を目指して資産形成を頑張って頂ければと思います。

 

ちなみに、私は「サイドFIRE」と冒頭に言いましたが、「リーンFIRE」もプラスした「FIRE」を目指せるなと感じました。

私物がリュックにすべて入れれるようなミニマリストまではいきませんが、必要最小限のものしか持たないという意識は私にはあります。

 

 

このように「サイドFIRE」と「リーンFIRE」をハイブリッドすることで、必要となる資産はさらに下がり、実現スピードが上げることができます。

 

このように、1つの「FIRE」の型を目指すのではなく、複数の型を組み合わせたり、新しいものを組み込んだりすることで、さらに自身にあった「FIRE」を編み出しても面白いと思います。

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

この記事がいいと思ったら、いいねや読者登録をよろしくお願いします。