こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
昨日は、賞与から引かれる税金・社会保険について記事を書かせて頂きました。
詳細については、以下のリンク記事をご覧ください。
今日はその続きとして、賞与から差し引かれる税金・社会保険の種類と計算方法、そして私の賞与の使い道について書いていきます。
賞与から差し引かれる税金や社会保険にどういったものがあるのか、どういう計算なのか知りたい方におすすめの記事となります。
目次
賞与から引かれる税金・社会保険の種類
基本的に、賞与から差し引かれる税金、および社会保険料は、以下の種類になります。
これらが賞与から差し引かれることで、いわゆる「額面」ではなく「手取り」の金額となります。
賞与から引かれる税金・社会保険
所得税(源泉所得税)
所得にかかる税金であり、毎月の給与から同様に差し引かれている税金でもあります。
所得額に伴って税額も変わるため、基本的には所得の大きさに比例して税額も大きくなります。
健康保険料
労働者であれば、誰もが加入する健康保険という仕組みにかかる保険料のことです。
これに加入していることにより、医療費の割引が受けられます。
基本的に週30時間(従業員が501人以上の場合は20時間)以上の勤務時間であれば、正社員でもパート従業員でも健康保険の対象になります。
厚生年金保険料
将来受け取る年金のために加入する、厚生年金保険にかかる保険料です。
70歳未満の労働者が対象となります。
雇用保険料
失業時の生活を支えるための保険制度であり、雇用保険料はその雇用保険にかかる保険のことです。
具体的には、以下のようなメリットがあります。
- 失業給付金が受け取れる
- 条件を満たせば、教育訓練給付金が受け取れる
- 安定した仕事への転職がスムーズになる
賞与から引かれる税金・社会保険の計算方法
所得税(源泉所得税)
源泉所得税 = 賞与額 - (健康保険料 ∔ 厚生年金保険料 ∔ 雇用保険料)× 源泉徴収税率
ここで重要になってくるのは、賞与の金額や扶養家族の人数によって変わってくる、源泉徴収税率です。
以下の図の縦軸が、源泉徴収税率となっています。
賞与額が354.8万円以上であれば、45.945%になっています。
健康保険料
健康保険料 = 賞与額(1,000円未満切り捨て)× 保険料率 ÷ 2
ここで重要なのは、都道府県ごとに異なる健康保険の保険料率です。
健康保険の保険料率は、賞与の金額だけではなく年齢によっても異なります。
例えば、東京都の場合は以下になりますが、詳しい保険料率は、以下のリンク記事からご確認ください。
介護保険に該当しない場合:9.87%
介護保険に該当する場合(40歳以上):11.66%
厚生年金保険料
厚生年金保険料 = 賞与額(1,000円未満切り捨て)× 保険料率 ÷ 2
厚生年金における保険料率は、すべての人で「18.3%」になります。
雇用保険料
雇用保険料 = 賞与額 × 0.3%
賞与から引かれる税金・社会保険の注意点
住民税は控除の対象外
毎月の給与から差し引かている「住民税」に関しては、ボーナスにおける控除の対象外となります。
住民税は前年の収入を元に決められており、支払う必要のある金額が毎月の給与で分割して支払う(12か月)こととなります。
賞与を受け取る段階で、すでに支払い(毎月の給与から差し引かれる分)が決まっているため、賞与からも住民税が差し引かれるようなことはありません。
賞与が多いと年末調整でさらに所得税徴収
賞与が多い場合、年末調整額がマイナス(追徴)となる可能性があります。
まず、所得税は累進税率の税金ですから、所得が高くなるにつれて税率も上がります。
毎月の源泉徴収額は、月々の給与額から計算された税金額が徴収されるので、賞与を考慮するのと、考慮しないのとで税率は変わってしまう場合、年末には高い(賞与を含んだ)税率に合わせた金額で年末調整が行われます。
ここまでの私の感想
これだけの種類、金額の税金・社会保険料が引かれていることは、しっかり理解しておく必要があると思いました。
日本国の保険は手厚いです。
これとは別に、民間の保険に入っておられる方も多いと思います。
国の保険と同じリスクをカバーする民間の保険には、入る必要はないかもしれません。
そういう意味で、民間の保険は必要最低限の、国の保険でカバーできない保険だけに入るべきです。
そうするとことで、「貯める力」を向上させることができます。
保険に関する記事については、以下をご覧ください。
私の賞与の使い道
今回の賞与については、全額投資に回すつもりです。
幸か不幸か、現在米国株が暴落中です。
適切なタイミングで、米国株の投資信託かETF、個別株に投資していきたいと思っています。
短期的には、暴落後のリバウンドも狙えますし、長期的には積み立てることで、複利の力を使った資産形成もできます。
特に、複利の力は絶大です。
このような暴落時にこそ、多めに積立をして、資産形成していこうと思っています。
複利の力については、以下のリンク記事をご確認ください。
サラリーマンの方であれば、月給で少なくとも生活はできると思います。
賞与はあくまで臨時で入る収入ですので、入ってきただけ全て使うのではなく、将来のことも考えてしっかり管理されることをおすすめします。
突然病気や事故で働けなくなる可能性もありえます。
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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