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【株式銘柄徹底分析】ヤクルト本社 Yakult(2267)~乳酸生菌飲料 訪問販売 食品 化粧品 医薬品 株主優待~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私は、サイドFIREを目指しています。

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。

お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。

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今回は、乳酸生菌飲料主力で、訪問販売員による強固な販売網が強み、化粧品も展開するヤクルト本社について調査をしました。

 

www.yakult.co.jp

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2024年7月30日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:ヤクルト本社公式HP)

 

ヤクルト本社は、乳酸生菌飲料主力で、訪問販売員による強固な販売網が強み、化粧品も展開する会社です。

東京証券取引所プライム市場の上場企業

JPX日経400およびJPXプライム150の構成銘柄の1つ

 

ヤクルトの創始者で医学博士の代田稔が京都帝国大学(現在の京都大学)で医学の道を歩み出したのは1921年

その当時日本はまだ豊かとはいえず、衛生状態の悪さから感染症で命を落とす子どもたちが数多くいました。

 

そんな現実に胸を痛めていた医学生時代の代田は、病気にかかってから治療するのではなく、病気にかからないようにする「予防医学」を志し、微生物研究の道に入ります。

 

そこで腸の中の悪い菌を抑える乳酸菌のはたらきに着目。

1930年、生きたまま腸内に到達して、有益な作用を発揮する乳酸菌の強化培養に成功します。

それが、今日「乳酸菌 シロタ株」と呼ばれている「L. ガゼイ・シロタ株」です。

 

その後、代田は、生きて腸内に到達し、有用なはたらきをする「乳酸菌 シロタ株」を、一人でも多くの人々に摂取してもらうため、有志と共に安価でおいしい乳酸菌飲料として製品化します。

そして、1935年、乳酸菌飲料「ヤクルト」が誕生しました。

 

世界の人々の健康を守りたい。

代田稔の情熱と発想、飽くなき探求心は、今も、脈々と受け継がれています。

 

企業理念は「私たちは、生命科学の追求を基盤として、世界の人々の健康で楽しい生活づくりに貢献します。」です。

 

(引用:サントリー食品インターナショナル公式HP)

 

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沿革

当社の歴史は、1899年2月に創業した鳥井商店にさかのぼります。

のちに、寿屋、そしてサントリーとして発展し、2009年1月にサントリーグループの飲料・食品事業を担う会社として分社化されました。

 

▼クリックで詳細表示

1930年 - 創始者 代田稔が人の健康に役立つ乳酸菌の強化・培養に成功(乳酸菌 シロタ株

1935年 - 福岡で「ヤクルト」の製造・販売を開始

1940年 - 販売専門の「代田保護菌普及会」が各地に誕生

1955年 - 株式会社ヤクルト本社を設立(東京都中央区西八丁堀)

    京都に研究所を設立

1963年 - ヤクルト独自の婦人販売店システムを導入

1964年 - 初の海外事業所として、台湾ヤクルトが営業を開始

1967年 - 研究所を東京都国立市に設立(のちの中央研究所)

1968年 - サンケイアトムズ(現 ヤクルト球団)の経営を継承

    プラスチック新容器による「ヤクルト」を発売

1970年 - はっ酵乳「ジョア」を発売

1971年 - 化粧品の本格販売を開始

1972年 - 本社社屋が東京都港区東新橋に完成

    ヤクルトレディによる「愛の訪問活動」を開始

1975年 - 医療用医薬品「ビオラクチスカプセル」を発売し医薬品事業に参入

1978年 - ビフィズス菌はっ酵乳「ミルミル」を発売

1979年 - 一般用医薬品「ヤクルト整腸薬」を発売

1980年 - 東京証券取引所市場第二部に株式を上場

    「タフマン」を発売

1981年 - 東京証券取引所市場第一部に上場指定

1989年 - 「リベシィS.E.」シリーズを発売

1992年 - (財)ヤクルト・バイオサイエンス研究財団を設立

1994年 - 抗悪性腫瘍剤イリノテカンが医薬品製造承認・発売される。商品名「カンプト注」

    「愛の訪問活動」が、ボランティア功労者として厚生大臣表彰を受賞

1995年 - 新高級基礎化粧品「パラビオ」シリーズを発売

1997年 - 食品産業優良企業表彰(消費者対応部門)で農林水産大臣賞を受賞

1998年 - 「ヤクルト」が「特定保健用食品」として表示を許可される

    「ヤクルト蕃爽麗茶」を発売

1999年 - 「ヤクルト400」を発売

2004年 - グループダノンと戦略提携契約を締結

2005年 - ヨーロッパ(ベルギー)に研究拠点を設立

    抗悪性腫瘍剤オキサリプラチンが輸入承認・発売される。商品名「エルプラット」

2006年 - ヤクルト化粧品の事業ブランドを「Yakult Beautiens」に

2008年 - 「ヤクルト」が「2008年度グッドデザイン・ロングライフデザイン賞」(Gマーク)を受賞

2011年 - ヤクルト容器の形状を立体商標登録

    「カンプト」が日本癌学会の学術賞を受賞

2012年 - ヤクルト宇宙プロジェクト”YAKULT SPECE DISCOVERY”を始動

2013年 - 「乳酸菌 シロタ株」が米国・食品医薬品局(FDA)によりGRAS認証を取得

    ダノンとの戦略提携契約を終了、協業関係に関する覚書を締結

    「Newヤクルト」「Newヤクルトカロリーハーフ」を発売

2016年 - 新たな中央研究所が完成

2018年 - 「ヤクルトのおいしいはっ酵果実」を全国で発売

    第2回日本サービス大賞で「ヤクルトレディによる宅配サービス」が経済産業大臣賞を受賞

    第2回ジャパンSDGsアワードで特別賞(SDGsパートナーシップ賞)を受賞

2019年 - 世界の乳製品1日平均販売本数が4,000万本を超える(2019年3月期決算)

    「Yakult(ヤクルト)1000」を関東1都6県で発売

2020年 - 東京都港区海岸に本社社屋を移転

2021年 - 「Yakult(ヤクルト)1000」を全国で発売

    「ヤクルトグループ環境ビジョン」を策定

    長期ビジョン「Yakult Group Vision 2030」を策定

    「ヤクルト400W」を全国で発売

    「Y1000」を発売

2022年 - 東京証券取引所の市場区分再編に伴い「プライム市場」へ移行

    「Yakult(ヤクルト)1000」が「『現代用語の基礎知識』選 2022ユーキャン新語・流行語大賞」トップテンに選出

2023年 - 「健康経営優良法人~ホワイト500~」に6年連続で認定

    ヤクルト独自のガラクオリゴ糖を使用した伴侶動物(ペット)向け商品を発売

    「ワールド・ブランディングアワーズ」において「Yakult」が「ブランド・オブ・ザ・イヤー」を7年連続で受賞

 

事業内容

ヤクルト本社は、以下の4つの事業からなります。

 

【連結事業】飲料・食品(国内) 48%、飲料・食品(海外) 45%、他 7%

【海外】45%

 

食品事業

ヤクルト独自のプロバイオティクスをおいしく、手軽に。

生きて腸にとどいてはたらく「乳酸菌 シロタ株」が摂れる「Newヤクルト」、大腸ではたらく「ビフィズス菌 BY株」が摂れる「ミルミル」などの乳製品にとどまらず、血糖値が高めの方に適した「ヤクルト蕃爽麗茶」、栄養ドリンク「タフマン」など、さまざまな健康ニーズに応える多彩な商品を提供しています。

 

(引用:ヤクルト本社公式HP)

 

国際事業

世界中の人々に健康を届けるために、現地生産、現地販売を基本とする「現地主義」でヤクルトブランドのグローバル化を進め、現在39の国と地域で販売を展開しています。

台湾を皮切りにアジア、オセアニア、米州、ヨーロッパへネットワークを拡げ、海外における乳製品の販売本数は、2021年度には1日平均3,164万本を達成。

さらなる成長を目指しています。

 

(引用:ヤクルト本社公式HP)

 

化粧品事業

「からだに良い乳酸菌はお肌にも良い」という発想のもと、乳酸菌とお肌の研究を重ね、厳選した乳酸菌を活用したオリジナル保湿成分「S.E.(シロタエッセンス)」などを配合した化粧品を開発。

お客さまのすこやかなお肌をまもるため、厳しい安全基準でつくり出した化粧品をお届けしています。

 

(引用:ヤクルト本社公式HP)

 

医薬品事業

食品や医薬品の原料となる酵素製剤の開発に始まり、医療用医薬品、一般用医薬品指定医薬部外品などにも事業の分野を広げた医薬品事業。

現在は、自社開発の「カンプト点滴静注」に、「エルプラット点滴静注液」を加えた2つの抗がん剤を中心に、関連する薬剤を取り揃え、世界に評価されるオンコロジーカンパニーとして事業活動を進めています。

 

(引用:ヤクルト本社公式HP)

 

時価総額

ヤクルト本社時価総額1.0078兆です。(2024年7月30日現在)

 

社員の状況

従業員数:連結 29,627名

     単体 2,810名

平均勤続年数:18.30年

平均年齢:42.40歳

平均年収:906万円

 

 

業績

2024年5月14日に発表された2024年3月期の決算短信は以下です。

連結売上高は4.1%増で、経常利益は1.7%増の793億円となっています。

売上高営業利益率は前年の13.68%から12.60%と悪化しました。

 

 

(引用:ヤクルト本社公式HP)

 

2025年3月期の連結業績予想は増収増益になります。

 

 

次に、2024年7月30日に発表された2025年3月期の1Q決算の結果です。

連結売上高は0.4%増で、経常利益は6.9%増の222億8,800万円となっています。

売上高営業利益率は前年同期の13.91%から13.13%と横ばいでした。

第1四半期時点の経常利益の進捗率は25.77%でした。

 

 

計画通りのペースで業績は進捗しています。

 

kabutan.jp

 

適時開示情報

2024年7月30日 2025年3月期 第1四半期決算短信

2024年5月14日 2024年3月期決算短信

 

株主還元について

過去の配当利回りと配当性向は以下です。

近年1.0%前後の配当を出しています

 

2014年3月 0.46%  17.9%

2015年3月 0.30%  16.5%

2016年3月 1.00%  28.6%

2017年3月 0.57%  17.5%

2018年3月 0.72%  16.4%

2019年3月 0.93%  20.2%

2020年3月 1.10%  18.5%

2021年3月 0.93%  21.2%

2022年3月 1.10%  25.7%

2023年3月 0.93%  27.8%

2024年3月 1.78%  33.7%

2024年8月 2.05%

 

(引用:ヤクルト本社公式HP)

 

株主優待は、以下の贈呈です。

権利確定月は、3月・9月末日です。

 

<3月末株主>

100株以上 保有期間 3年未満:①自社商品の詰め合わせ 3年以上:①+化粧品

 

<9月末株主>

希望の方に、「東京ヤクルトスワローズオフィシャルファンクラブ(スワローズクルー)」入会権を提供

 

100株以上 「ライト会員」入会権

1,000株以上 「レギュラー会員」入会権

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

ヤクルト本社は、3月、9月が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。

権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。

 

株価推移

10年チャートで見ると、2021年から2023年春までは上昇が続いていましたが、それ以降は下落しています。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、3月までは横ばいでしたが、それ以降5月までは下落して横ばいです。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

 

株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  16.91倍 (予 15.54倍)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  1.57倍

 

PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は適正といえます。

 

EPS(1株当たりの純利益) 164.52 (予 183.08)

BPS(1株当たりの純資産) 1,811.97

 

ROE自己資本利益率) 10.59% (予 10.10%)

ROA(純資産利益率) 6.12% (予 6.66%)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は優良といえます。

 

自己資本比率 66.8%

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。

 

信用倍率 26.36倍(2024年8月23日現在)

 

比較される銘柄

tomokutchi.hatenablog.com

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まとめ

売上は波がありながらも拡大傾向です。

利益も売上同様拡大傾向です。

2025年3月期も増収増益予想です。

 

一方、株価は2023年春以降下落傾向が続いています。

業績は伸びており、収益性も安定しており、株価は下落した状況なので、長期投資するのが最良です。

 

大型の銘柄で、値動きは小さそうなので、短期投資向きではありません。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:〇

安全性:◎

成長・将来性:〇

収益性:〇

規模:◎

割安度:△

値動き:△

 

高配当投資:△(配当+優待)

長期投資(値上がり益):◎

短期投資:✖

 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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