こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私は、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
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銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。
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今回は、水産最大手で、冷食・缶詰など加工食品も大手、畜産商事や化成品も取り扱うマルハニチロについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年10月29日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:マルハニチロ公式HP)
マルハニチロは、水産最大手で、冷食・缶詰など加工食品も大手、畜産商事や化成品も取り扱う会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
私たちマルハニチログループのミッションは、「本物・安心・健康な食を提供し、人々の豊かなくらしとしあわせに貢献する」ことです。
企業として何のために社会に存在するのか、何を以って社会に貢献していくのか。
それを常に問いながら私たちは140年を超えるグループの歴史を継承してまいりました。
創業以来、自然の恩恵を享受してきたマルハニチログループにとって、生産性や収益性の向上のみならず、限りある水産資源を持続させ地球環境を守ること、ひいては、次世代にいのちをつなぎ未来をつくることは、私たちの責務です。
「海といのちの未来をつくる」という志に立ち、事業活動を通じて今後とも社会課題の解決に真っ直ぐ向き合うとともに、健康経営、ダイバーシティ、人材育成をさらに深耕し、企業価値のさらなる向上を果たしてまいる所存です。
今、世界は、社会経済の環境予測がさらに難しい時代に直面しています。
人々のライフスタイルや考え方の多様化が進み、労働人口の大幅減少が目前に迫るなど、私たちは変革と改革の歩みをさらに加速させる必要があります。
変化への対応こそが、企業として生き残るための唯一の戦略です。
持続的成長を遂げるため、積極果敢にイノベーションに挑み、100年後もマルハニチログループが存在し発展し続けるための礎を築いてまいります。
グループ理念は「私たちは誠実を旨とし、本物・安心・健康な『食』の提供を通じて、人々の豊かなくらしとしあわせに貢献します。」、
経営ビジョンは「一歩先を行く総合エネルギー企業グループ」です。
(引用:マルハニチロ公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
1880年 - 【マルハ】中部幾次郎が鮮魚仲買運搬を開始
1905年 - 【マルハ】日本初、発動機付鮮魚運搬船「新生丸」誕生
1907年 - 【ニチロ】堤清六と平塚常次郎が宝寿丸で新潟港出港
1913年 - 【ニチロ】オゼルナヤで鮭缶を生産、「あけぼの印(DAY BREAK BRAND)」誕生
1914年 - 【ニチロ】社船のマーク「カクイチ」誕生
1924年 - 【マルハ】(株)林兼商店設立
1932年 - 【ニチロ】日魯漁業と北洋合同漁業が合併
1943年 - 【マルハ】西大洋漁業統制(株)に社名変更
1945年 - 【マルハ】大洋漁業(株)に社名変更
【ニチロ】北海道沿岸、以西底曳、遠洋カツオマグロ漁業、水産加工事業へ進出をはかる
1947年~1950年 - 【マルハ】大都魚類、大京魚類、神港魚類、大東魚類を設立
1953年 - 【マルハ】魚肉ハムソーセージ発売、養殖事業を開始
1955年 - 【ニチロ】久里浜工場で魚肉ソーセージ生産開始
1960年 - 【マルハ】飼料畜産事業に進出
【ニチロ】陸上加工部品の増強に乗り出す
【ニチロ】広島、山形、札幌工場を完成、研究所開設
【ニチロ】市販用冷食第一号「あけぼのスティック」発売
1963年 - 【マルハ】アラスカに買付拠点会社設立
【マルハ】北洋母船ですりみのテスト生産開始
1964年 - 【マルハ】砂糖事業に進出
1966年 - 【マルハ】マダガスカルのえび合弁会社に資本参加
1973年 - 【ニチロ】神戸工場、久里浜工場、北海道畜産事業部新工場完成
【ニチロ】アルファクルニア社を設立
1978年 - 【マルハ】新社屋完成(大手町)
1979年 - 【ニチロ】ピーターパンシーフーズ社を子会社化
1985年~1990年 - 【マルハ】北米会社(トランスオーシャンプロダクツ、アリエスカシーフーズ、ウェストワードシーフーズ、シュープリームアラスカシーフーズ)を設立
1986年 - 【ニチロ】ニチロピーターパンインベストメント(旧ゴールデンアラスカ社)設立
1988年 - 【ニチロ】母船式北洋鮭鱒船団の最後の操業
1990年 - 【マルハ】中央研究所完成
【マルハ】キングフィッシャー社に資本参加
【ニチロ】N&Nフーズ社設立
1991年 - 【マルハ】トロール漁業事業から撤退、自社漁撈の終焉
1993年 - 【マルハ】マルハ(株)に社名変更
1994年 - 【マルハ】浙江興業集団(旧舟山興業)設立
1997年 - 【ニチロ】山形工場増設し冷凍麺に参入
2002年 - 【マルハ】トロール漁業事業を分離別会社化
【マルハ】トランスヨーロッパシーフードセールスを設立
2003年 - 【ニチロ】日照日魯栄信食品を設立
【ニチロ】アクリフーズを子会社化
2004年 - 【マルハ】(株)マルハグループ本社設立
【ニチロ】コーポレートブランドを刷新
2005年 - 【マルハ】北州食品を子会社化
2006年 - 【マルハ】アイシアを子会社化
【マルハ】プレミアパシフィックシーフーズ社に資本参加
2007年 - (株)マルハグループ本社と(株)ニチロが経営統合
(株)マルハニチロホールディングスが誕生
2008年 - 4つの主要事業会社(マルハニチロ水産、マルハニチロ食品、マルハニチロ畜産、マルハニチロ物流)と共通機能会社(マルハニチロマネジメント)による新しい企業グループ体制構築
2010年 - マルハニチロ九州設立
民間企業として初めてクロマグロの完全養殖に成功
(株)MNリテールサービス設立
2012年 - ヤヨイ食品を子会社化
大洋ミクロネシア設立
AK&MNバイオファーム社設立
2013年 - シーフードコネクション社に資本参加
オーストラル・フィッシャリーズに資本参加
JPKコールドストレージ設立
2014年 - グループ内主要6社が統合し、「マルハニチロ株式会社」に商号変更
ヤヨイ食品とニチロサンフーズが合併し、ヤヨイサンフーズに商号変更
2018年 - コーポレートブランドを刷新
マルハニチロミートアンドプロダクツUSA設立
2020年 - 創業140周年
東京開発センターを中央区豊海へ移転
マルハニチロ養殖技術開発センター設立
2021年 - サイゴンフード子会社化
(株)マルハニチロ物流名古屋物流センター稼働
事業内容
マルハニチロは、以下の8つの事業からなります。
【連結事業】水産資源 57%、加工 10%、食材流通 31%、物流 2%、他 0%
【海外】23%
漁業ユニット
貴重な天然資源であり、世界各国において厳しく、かつ持続可能に適切な管理をされた水産物を世界中の漁場で漁獲、生産し、良質で健康的な食材を日本を含めた世界市場に供給しています。
(引用:マルハニチロ公式HP)
養殖ユニット
クロマグロの完全養殖技術をはじめ、ブリ、カンパチなどの養殖における国際的な各種認証の取得や魚粉比率を下げた配合飼料の使用などを通じ、天然水産物資源への負荷を極力低減し、海洋環境にやさしく持続的な養殖により、世界中で拡大を続ける水産物需要に応えます。
(引用:マルハニチロ公式HP)
水産商事ユニット
世界の水産物のトップトレーダーとして、安全・安心な水産物の安定供給を通じて、日本市場をはじめ世界各国の市場からのニーズに応えます。鮮魚や冷凍魚介類の加工機能や、国内集荷に強い荷受もグループ内に有しています。
(引用:マルハニチロ公式HP)
北米ユニット
世界各地にグループ会社を有し、アラスカにおける天然水産資源の調達・加工や欧州での水産物販売などグローバルにビジネスを展開しています。
(引用:マルハニチロ公式HP)
加工食品ユニット
安定した原料調達力と商品開発力、技術力を融合させ、付加価値の高い商品を提案。幅広いカテゴリーラインアップを持つ市販用冷凍食品や、ロングセラー商品の多い缶詰、フィッシュソーセージ、カップゼリー、レトルト食品、また調味料やフリーズドライ食品の分野でもシェアを拡大しています。
(引用:マルハニチロ公式HP)
食材流通ユニット
グループにおける原料調達力、商品開発力、加工技術力を結集し、多種多様な業態ニーズにお応えできる差別化された価値ある商品を提案しています。
(引用:マルハニチロ公式HP)
農畜産ユニット
農産品及び食肉とその加工品を、国内外において調達・加工・販売。
信頼性の高いサプライヤーとの協業を重視しながら、お客様のニーズに合った提案と商品開発を進めます。
(引用:マルハニチロ公式HP)
ファインケミカルユニット
水産原料由来で開発されたDHA・EPA・コンドロイチン・スクワラン・プロタミン・DNAといった医薬品素材や健康食品素材、化粧品素材などを提供しています。
(引用:マルハニチロ公式HP)
時価総額
マルハニチロの時価総額は1,501.69億円です。(2024年10月28日現在)
社員の状況
従業員数:連結 12,531名(臨時12,901名)
単体 1,651名(臨時1,768名)
平均勤続年数:15.5年
平均年齢:41.8歳
平均年収:749万円
業績
2024年5月7日に発表された2024年3月期の決算短信は以下です。
連結売上高は1.0%増で、経常利益は7.1%減の311億600万円となっています。
売上高営業利益率は前年の2.90%から2.57%と横ばいでした。
(引用:マルハニチロ公式HP)
2025年3月期の連結業績予想は増収減益になります。
次に、2024年8月5日に発表された2025年3月期の1Q決算の結果です。
連結売上高は2.4%増で、経常利益は12.0%減の98億6,800万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の3.06%から2.98%と横ばいでした。
第1四半期時点の経常利益の進捗率は30.84%でした。
同時に、通期業績予想の修正(当期利益の上方修正)が発表されています。
計画以上のペースで業績は進捗しています。
適時開示情報
2024年11月11日 2025年3月期 第2四半期決算発表予定
2024年8月5日 2025年3月期 第1四半期決算短信
2024年8月5日 業績予想の修正に関するお知らせ
2024年5月7日 2024年3月期決算短信
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
近年2.0%前後の配当を出しています。
2015年3月 1.77% 20.6%
2016年3月 1.43% 38.5%
2017年3月 1.34% 15.3%
2018年3月 1.18% 13.1%
2019年3月 1.01% 12.6%
2020年3月 1.77% 16.8%
2021年3月 1.52% 36.6%
2022年3月 2.29% 17.1%
2023年3月 2.74% 17.9%
2024年3月 2.86% 20.6%
2024年10月 3.37%
(引用:マルハニチロ公式HP)
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
マルハニチロは、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2018年から2020年までは下落が続いていましたが、それ以降は上昇傾向です。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、3,100円前後で横ばいが続いています。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 7.15倍 (予 6.77倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 0.68倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割安といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 414.03 (予 436.80)
BPS(1株当たりの純資産) 4,324.64
(引用:マルハニチロ公式HP)
ROE(自己資本利益率) 11.66% (予 10.10%)
ROA(純資産利益率) 3.10% (予 3.11%)
(引用:マルハニチロ公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は優良といえます。
自己資本比率 30.8%
(引用:マルハニチロ公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。
信用倍率 24.17倍(2024年10月18日現在)
比較される銘柄
まとめ
売上は波はありますが、横ばいが続いています。
利益率は低いものの、安定して黒字を維持しています。
2025年3月期は増収減益予想でしたが、上方修正が出て増収増益となっています。
一方、株価は2020年から上昇が続いています。
業績は横ばいですが、株価は上昇しているので、長期投資するのが良いでしょう。
大型の銘柄で、値動きは小さそうなので、短期投資向きではありません。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:〇
成長・将来性:〇
収益性:△
規模:〇
割安度:◎
値動き:△
高配当投資:△
長期投資(値上がり益):〇
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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