こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私は、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
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銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。
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今回は、菓子大手で、菓子・冷菓が主力、健康食品、海外事業を育成中の森永製菓について調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年9月30日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:森永製菓公式HP)
森永製菓は、菓子大手で、菓子・冷菓が主力、健康食品、海外事業を育成中の会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
JPX日経400の構成銘柄の1つ
森永製菓は1899年に菓子製造業として創業し、120年を超える歴史の中で、たくさんのチャレンジをしてまいりました。
1800年代後半の栄養が満たされた状態ではなく西洋菓子文化もなかった日本に、おいしくて栄養価の高い西洋菓子を提供したいという創業者・森永太一郎による社会課題の解決に向けたチャレンジからスタートし、携帯型のミルクキャラメル発売や、日本で初めてのカカオ豆からのチョコレート一貫製造など、様々なチャレンジにより日本の皆様の記憶に残る多種多様な商品を提供し続けてまいりました。
この積み重ねによる社会・お客様からの信頼が森永製菓グループの強みの一つです。
森永製菓グループでは2021年度より、長期視点での経営による成長と企業価値向上を目指し、2030年の「ありたい姿」の実現に向けた長期経営計画「2030経営計画」をスタートいたしました。
昨今の変化の激しい外部環境の中で私たちはその変化に向き合い、120年の歴史で培った信頼と技術を進化させ、2030ビジョン「『森永製菓グループは、2030年にウェルネスカンパニーへ生まれ変わります。』120年の歴史で培った信頼と技術を進化させ、世界のあらゆる世代のウェルネスライフをサポートしていきます。」の実現へ、財務・非財務の両面から重要経営課題を統合したサステナブル経営を実践してまいります。
2030経営計画の1stステージである2021中期経営計画では、高い成長性を実現すると共に経営基盤の構築に向けた取り組みを着実に進めてまいりましたが、収益性の観点では課題を残しています。
これらを踏まえ、2024中期経営計画ではROICマネジメントの実践を通じた成長性と資本収益性の好循環による「成長軌道の確立」を目指し、2030経営計画達成への道筋を確かなものにしてまいります。
また、2030ビジョン実現のために重要な基本方針として掲げているダイバーシティ&インクルージョンを推進いたします。
「一人ひとりの個を活かす」という考えのもと、多様な「個」から知の多様性を生み出し、かけ合わせることにより、変化への対応力を高め、イノベーションを創出し、お客様と社会の課題解決に取り組み続けます。
これからも、成長し続ける永続企業(サステナブルカンパニー)として、わたしたちの使命(パーパス)である「森永製菓グループは、世代を超えて愛されるすこやかな食を創造し続け、世界の人々の笑顔を未来につなぎます」を全ての企業活動の拠り所として、こころとからだをすこやかにする食を創造し、誰もが笑顔で過ごせる持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
コーポレートメッセージは「おいしく たのしく すこやかに」、
わたしたちの使命(パーパス)は「森永製菓グループは、世代を超えて愛されるすこやかな食世界の人びとの笑顔を未来につなぎます」です。
(引用:森永製菓公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
1910年2月 - 資本金30万円をもって株式会社森永商店設立
1912年11月 - 「森永製菓株式会社」と改称
1920年7月 - 日本煉乳(株)を合併(これにより三島工場を承継)
1923年3月 - 自社品販売会社森永製品販売(株)設立(以降全国各地に設立)
1923年4月 - 丸ビルに森永キャンデーストア開店
1925年6月 - 鶴見工場新設
1942年10月 - 森永乳業(株)、森永食品工業(株)(これにより中京工場を承継)、東海製菓(株)(これにより小山工場を承継)、森永関西牛乳(株)を合併
1943年11月 - 「森永食糧工業株式会社」と改称
1947年5月 - 久留米工場を建設し醸造業を併営
1949年4月 - 森永乳業(株)設立
1949年5月 - 東京・大阪・名古屋証券取引所に上場
1949年8月 - 商事部門を分離し、森永商事(株)(旧)として発足
1949年10月 - 乳業部門を分離し、森永乳業(株)に譲渡
「森永製菓株式会社」に復称
1953年7月 - 醸造部門を分離し、森永醸造(株)(平成3年福徳長酒類(株)に社名変更)として発足
1954年7月 - 売店部門を分離し、(株)森永キャンデーストア(昭和62年(株)レストラン森永に社名変更)として発足
1961年12月 - 台湾製菓股份有限公司と資本提携(現・台湾森永製菓股份有限公司、連結子会社)
1965年3月 - 大和食品(株)を設立(現・森永エンゼルデザート(株)、連結子会社)
1965年8月 - 当社と米国ゼネラルミルズ社との合弁で森永ゼネラルミルズ(株)を設立(現・森永スナック食品(株)、連結子会社)
1969年10月 - 森永商事(株)(旧)を合併
1970年12月 - 森永開発(株)を設立
1973年9月 - 森和商事(株)を設立(現・森永商事(株)、連結子会社)
1980年1月 - 森永デザート(株)を設立(現・連結子会社)
1987年4月 - 小山新工場完成
1989年11月 - 森永開発(株)、日本証券業協会に店頭売買銘柄として登録
1999年4月 - 森永開発(株)を合併
2001年1月 - 福徳長酒類(株)の株式を譲渡
2001年7月 - (株)レストラン森永より営業権を譲り受け、(株)エンゼルフードシステムズを設立
2003年3月 - 摩利哪呷(上海)食品有限公司を設立(現・上海森永食品有限公司、連結子会社)
2004年12月 - (株)エンゼルフードシステムズの株式を譲渡
2008年1月 - (株)アントステラ(現・連結子会社)を100%子会社に持つ(株)ディューアソシエイツの株式を全株取得(同年10月(株)アントステラが(株)ディューアソシエイツを吸収合併)
2008年8月 - 米国森永製菓(株)を設立(現・連結子会社)
2010年12月 - 森永食品(浙江)有限公司を設立(現・連結子会社)
2011年4月 - 高崎森永(株)を設立(現・連結子会社)
2013年6月 - 塚口工場閉鎖
2013年12月 - 森永アメリカフーズ(株)を設立(現・連結子会社)
2019年5月 - 森永アジアパシフィック(株)設立(現・連結子会社)
2022年1月 - 森永エンゼルミュージアム MORIUM(モリウム) 稼働開始
2022年4月 - 新研究所「森永製菓R&Dセンター」稼働開始
2024年3月 - 新社屋「森永芝浦ビル」完成 本社機能を移転
2024年4月 - バクテクス(株)の株式譲受
事業内容
森永製菓は、以下の5つの事業からなります。
【連結事業】食料品製造 96%、食料卸売 3%、不動産及びサービス 1%、他 0%
【海外】13%
in事業
「in」ブランドでは、「inゼリー」「inバー」を中心に、スポーツシーンや朝などの時間のない時にいつでも手軽に栄養を補給できるという新しい食文化を創造し、これまでにないライフスタイルを提供してきました。健康意識の高まりを背景に、スポーツを軸足とした「心と体の健康」をサポートする食のブランドNo.1を目指します。
(引用:森永製菓公式HP)
通販事業
森永ダイレクトストアでは、健康意識の高まりやネット通販利用の拡大を背景に、お客様一人ひとりとダイレクトにつながり、すこやかな毎日をお手伝いしたいと考えています。「おいしいコラーゲンドリンク」や「おいしい青汁」など、食を通じて健康・美容をサポートできる商品とサービスをお届けします。
(引用:森永製菓公式HP)
米国事業
米国事業では、「HI-CHEW(ハイチュウ)」がリアルなフルーツ感と他社にはない弾力のある食感で米国のお客様に受け入れられ、発売以来伸長を続けています。今後も販売網の拡充に注力するとともに、ウェルネス価値を提供する新商品の開発や米国でのゼリー飲料市場の創造に取り組んでまいります。
(引用:森永製菓公式HP)
冷菓事業
冷菓事業は、業界トップクラス商品であり、鮮度マーケティングを追求する「チョコモナカジャンボ」、独自の技術をベースとした「アイスボックス」など、独創性のある商品をはじめ、菓子食品技術の強みを生かした商品を展開しています。バラエティ豊かなラインアップで季節を問わずお客様に愛される商品を提供しています。
(引用:森永製菓公式HP)
国内・菓子食品事業他
事業活動の基盤を担う国内の菓子食品事業は、「ハイチュウ」「ダース」「森永ビスケット」「森永ココア」「森永甘酒」など、主力のロングセラーブランドを軸に、常に新たなおいしさと食シーンを創造しています。同時に、おいしさと健康機能を兼ね備えた高カカオチョコレートや栄養や美容面での研究も進む「甘酒」など、「健康」の切り口を取り入れた商品開発にも取り組み、変化するライフスタイルに応じた商品づくりと情報発信を行なっています。
海外事業は、米国の他にも中国・台湾に販売拠点と製造拠点、タイに販売拠点を構築し、「HI-CHEW(ハイチュウ)」を中心に新たな市場の獲得と販売網の拡充に取り組み、海外市場での事業拡大を進めています。
世界中のお客様へ「おいしく、たのしく、すこやかに」の企業理念を伝えるべく、商品輸出や技術提携により、優れた品質と確かなおいしさの日本ブランド「MORINAGA」として各国に進出しています。
(引用:森永製菓公式HP)
時価総額
森永製菓の時価総額は2,644.48億円です。(2024年9月30日現在)
社員の状況
従業員数:連結 3,093名(臨時1,832名)
単体 1,504名(臨時732名)
平均勤続年数:19.30年
平均年齢:43.50歳
平均年収:759万円
業績
2024年5月10日に発表された2024年3月期の決算短信は以下です。
連結売上高は9.8%増で、経常利益は33.5%増の210億3,900万円となっています。
売上高営業利益率は前年の7.84%から9.50%と改善しました。
(引用:森永製菓公式HP)
2025年3月期の連結業績予想は増収減益になります。
次に、2024年8月8日に発表された2025年3月期の1Q決算の結果です。
連結売上高は11.4%増で、経常利益は15.9%増の69億3,800万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の11.36%から11.84%と横ばいでした。
第1四半期時点の経常利益の進捗率は33.20%でした。
計画以上のペースで業績は進捗しています。
適時開示情報
2024年11月12日 2025年3月期 第2四半期決算発表予定
2024年8月8日 2025年3月期 第1四半期決算短信
2024年5月10日 2024年3月期決算短信
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
近年2.0%前後の配当を出しています。
2014年3月 2.65% 19.3%
2015年3月 1.42% 41.0%
2016年3月 1.22% 22.5%
2017年3月 0.91% 21.1%
2018年3月 1.07% 25.3%
2019年3月 1.37% 26.7%
2020年3月 1.63% 33.5%
2021年3月 2.02% 30.0%
2022年3月 2.36% 16.3%
2023年3月 2.66% 47.9%
2024年3月 2.09% 33.2%
2024年10月 2.10%
(引用:森永製菓公式HP)
株主優待は、①自社製品詰め合わせ ②寄付金のいずれかです。
権利確定月は9月末日です。
100株以上 継続保有6か月以上 ①1,500円相当、あるいは②1,500円のいずれか選択
継続保有3年以上 ①2,500円相当、あるいは②2,500円のいずれか選択
600株以上 継続保有6か月以上 ①2,500円相当、あるいは②2,500円のいずれか選択
継続保有3年以上 ①4,000円相当、あるいは②4,000円のいずれか選択
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
森永製菓は、3月と(9月)が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2017年から2021年までゆるやかな下落でしたが、それ以降は上昇傾向が続いています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、6月までは横ばいでしたが、それ以降上昇傾向が続いています。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 17.05倍 (予 16.36倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 1.99倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価はやや割高といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 168.42 (予 176.21)
BPS(1株当たりの純資産) 1,451.49
(引用:森永製菓公式HP)
ROE(自己資本利益率) 12.93% (予 12.14%)
ROA(純資産利益率) 6.78% (予 7.35%)
(引用:森永製菓公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は優良といえます。
自己資本比率 60.5%
(引用:森永製菓公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。
信用倍率 1.08倍(2024年10月25日現在)
比較される銘柄
まとめ
売上は、2021年3月期に落ちましたが、それ以降は拡大傾向です。
利益は、横ばいの状況が続いています。
2025年3月期は減収減益予想です。
一方、株価は2022年から上昇が続いています。
業績は拡大傾向で、株価も上昇しているので、長期投資をするのが良いでしょう。
配当もそこそこあるので、配当権利取りを意識して投資するのが良いです。
大型の銘柄で、値動きは小さそうなので、短期投資向きではありません。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:◎
成長・将来性:〇
収益性:〇
規模:〇
割安度:△
値動き:△
高配当投資:△
長期投資(値上がり益):〇
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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