こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私は、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。
お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
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今回は、乳業国内首位で、菓子と医薬品を展開、明治製菓と明治乳業が2009年に統合した明治ホールディングスについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年8月9日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:明治ホールディングス公式HP)
明治ホールディングスは、乳業国内首位で、菓子と医薬品を展開、明治製菓と明治乳業が2009年に統合した会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
日経平均株価およびJPX日経400の構成銘柄の1つ
当社は、2018年に策定した「明治グループ2026ビジョン」の実現を目指しています。
ビジョンには、創業精神の一つである「栄養報国」を原点とし、これまでの100年で培った強みに新たな技術や知見を取り入れ、「食と健康」で一歩先を行く価値を創造しながら、グローバルに成長していくという意思を込めています。
2021年からはグループスローガンを「健康にアイデアを」に刷新し、特に「健康」というフィールドでこれまで以上に大きな役割を果たしていきます。
さて、本年5月に発表した「2026中期経営計画」は、「変える」というコンセプトのもと策定をいたしました。
国内外における様々な外部環境の変化がある中で、明治グループとして適応し、さらには変化を先取りし、市場を変え、事業を変え、行動を変えていく企業になりたいと考えています。
また、中期経営計画の経営目標においては、前中計から実践している明治ROESG経営の進化と企業価値向上を目指します。
明治ROESG経営の進化では、社会課題の解決を事業戦略に取り込み、サステナビリティ・イノベーションを推進し、経済価値と社会価値を同時に実現すること(トレード・オン)で持続的な成長を実現してまいります。
企業価値向上では、企業活動のプロセス改善で重要となる技術、ブランド、人材、ESGなど非財務の価値を高め、各指標をモニタリングしながら経営及び事業改善を進め、明治ROESGの達成に繋げてまいります。
「世の中が変わったから自分たちも“変わる”」のではなく、「世の中を自分たちが“変える”」という変化を主導する気概をもち、グループ一丸となってステークホルダーの皆さまの期待に応えてまいります。
グループ理念は「私たちの使命は、「おいしさ・楽しさ」の世界を拡げ、「健康・安心」への期待に応えてゆくこと。」
「私たちの願いは、「お客さまの気持ち」に寄り添い、日々の「生活充実」に貢献すること。」
「私たち明治グループは、「食と健康」のプロフェッショナルとして、常に一歩先を行く価値を創り続けます。」です。
(引用:明治ホールディングス公式HP)
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沿革
明治グループは1910年代の東京で最初の一歩を踏み出しました。
諸外国の知識や品物を取り入れ、その技術水準に追い付こうと、盛んな挑戦が行われていた時代です。
「食」の世界においてもそれは同様でした。
「輸入品に頼らず、高品質で、栄養価の高い、おいしいお菓子を提供できたら」。
明治グループの歴史は、そんな想いから始まりました。
▼クリックで詳細表示
1917年 - 明治乳業の前身、「極東煉乳株式会社」設立
1921年 - 練乳「明治メリーミルク」発売
1923年 - 「パトローゲン」発売
海外展開本格化
アイスクリーム事業に着手
1926年 - 「明治ミルクチョコレート」発売
1928年 - 「明治牛乳」誕生
1940年 - 極東煉乳、商号を「明治乳業株式会社」と変更
1946年 - ペニシリンの製造開始
1950年 - 「明治ハネーヨーグルト」発売
1954年 - 「ソフトカード明治コナミルク」発売
1958年 - 抗生物質「カナマイシン明治」発売
1961年 - 「マーブルチョコレート」「アーモンドチョコレート」「アポロ」など発売
1968年 - 「カール」発売
1972年 - 「インフルエンザHAワクチン」発売
1973年 - 「明治ブルガリアヨーグルト」発売
1975年 - 「きのこの山」発売
「コーラアップ」「果汁グミ」発売
1981年 - 「ソフトカード明治コナミルクFM-K」発売
1982年 - 海外展開を強化
1988年 - 遺伝子組換えB型肝炎ワクチン「ビームゲン」発売
1990年 - 日本初のMRSA感染症治療薬「ハベカシン」発売
1992年 - 「明治北海道十勝スライスチーズ」「明治北海道十勝カマンベールチーズ」発売
1995年 - 流動食「メイバランス」発売
1998年 - ジェネリック医薬品に本格参入
「チョコレート効果」発売
2000年 - 機能性ヨーグルトをラインナップ
2002年 - 「明治おいしい牛乳」発売
2006年 - 「メイジ・カカオ・サポート」開始
2007年 - 「明治ほほえみ らくらくキューブ」発売
2009年 - 共同持株会社「明治ホールディングス株式会社」を設立し、明治製菓・明治乳業が経営統合
「オラペネム」発売
2011年 - 明治グループ内事業再編により、食品事業会社「株式会社 明治」、薬品事業会社「Meiji Seika ファルマ株式会社」発足
中国・アジアでの増産体制整備
2015年 - 「ザバスミルク」発売
メドライク Limited(インド)をグループ傘下に
2018年 - Meiji Dairy Advisory開始
生物学的製剤(ワクチン等)の研究・開発・製造・販売会社「KMバイオロジクス株式会社」連結子会社化
2019年 - 「価値共創センター(現 ウェルネスサイエンスラボ)」設立
事業内容
明治ホールディングスは、以下の2つの事業からなります。
人びとの毎日の生活に欠かすことのできない乳製品、菓子、栄養食品、医薬品などの幅広い分野の製品を通じて、「おいしさ・楽しさ」の世界を拡げ、「健康・安心」への期待に応えていくことを使命に事業を営んでいます。
今後はこれまで培ってきた「食品」と「医薬品」の知見に加え、オープンイノベーションを推進し、新たな健康価値の創造を目指していきます。
【連結事業】食品 81%、医薬品 19%
【海外】13%
食品事業
「安全・安心」「おいしさ・楽しさ」「健康・栄養」をベースに、乳幼児から高齢者まで幅広い世代に向け、粉ミルク、牛乳・乳製品、菓子、スポーツ栄養食品、流動食など多岐にわたる商品をお届けし、人々の健康な食生活に貢献しています。
(引用:明治ホールディングス公式HP)
医薬品事業
抗菌薬や中枢神経系疾患領域の医薬品、ジェネリック医薬品をグローバルに展開しています。
今後はワクチン事業を強化していき、感染症の予防と公衆衛生の向上に貢献していきます。
また、動物薬でも感染症の治療薬やワクチンを提供しています。
(引用:明治ホールディングス公式HP)
時価総額
明治ホールディングスの時価総額は1.0676兆円です。(2024年8月9日現在)
社員の状況
従業員数:連結 17,270名(臨時6,835名)
単体 116名(臨時21名)
平均勤続年数:20.9年
平均年齢:45.7歳
平均年収:1036万円
業績
2024年5月10日に発表された2024年3月期の決算短信は以下です。
連結売上高は4.1%増で、経常利益は2.5%増の760億2,000万円となっています。
売上高営業利益率は前年の7.10%から7.63%と横ばいでした。
(引用:明治ホールディングス公式HP)
2025年3月期の連結業績予想は増収減益になります。
次に、2024年8月9日に発表された2025年3月期の1Q決算の結果です。
連結売上高は6.1%増で、経常利益は8.0%増の207億5,200万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の7.42%から7.35%と横ばいでした。
第1四半期時点の経常利益の進捗率は24.85%でした。
計画通りのペースで業績は進捗しています。
適時開示情報
2024年9月6日 神奈川新工場建設並びに生産体制再編に関するお知らせ
2024年8月9日 2025年3月期 第1四半期決算短信
2024年5月10日 2024年3月期決算短信
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
近年は2.5%前後の配当を出しています。
2014年3月 1.23% 30.9%
2015年3月 0.68% 23.8%
2016年3月 0.99% 21.2%
2017年3月 1.19% 26.6%
2018年3月 1.60% 30.8%
2019年3月 1.56% 32.8%
2020年3月 1.95% 32.3%
2021年3月 2.25% 35.4%
2022年3月 2.57% 28.0%
2023年3月 2.85% 36.4%
2024年3月 2.81% 52.3%
2024年9月 2.70%
(引用:明治ホールディングス公式HP)
株主優待は、自社グループ製品詰合わせの贈呈です。
権利確定月は3月末日です。
100株以上 1,500円相当
200株以上 2,500円相当
1,000株以上 5,500円相当
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
明治ホールディングスは、3月、9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2016年までは上昇が続きましたが、それ以降はゆるやかな下落傾向です。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、6月までは横ばいでしたが、それ以降は上昇傾向です。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 20.69倍 (予 20.97倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 1.40倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 181.64 (予 179.14)
BPS(1株当たりの純資産) 2,674.72
(引用:明治ホールディングス公式HP)
ROA(純資産利益率) 4.20% (予 4.15%)
(引用:明治ホールディングス公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。
自己資本比率 62.3%
(引用:明治ホールディングス公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。
信用倍率 2.66倍(2024年8月30日現在)
比較される銘柄
まとめ
売上は2022年3月期に減少して以来、横ばいです。
利益も横ばいが続いています。
2025年3月期も増収減益予想です。
一方、株価は2016年以降ゆるやかな下落傾向が続いています。
配当はそこそこありますが、業績も株価も横ばいが続いているため、長期投資するのは避けた方が良いでしょう。
大型の銘柄で、値動きは小さそうなので、短期投資向きではありません。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:◎
成長・将来性:〇
収益性:〇
規模:◎
割安度:✖
値動き:△
高配当投資:〇(配当+優待)
長期投資(値上がり益):△
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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