こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
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銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。
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今回は、インテリア最大手で、壁紙は首位、カーテンや床材も有力なサンゲツについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年6月12日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:サンゲツ公式HP)
サンゲツは、インテリア最大手で、壁紙は首位、カーテンや床材も有力な会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
当社グループの歩みは、日比 弥助が名古屋城近くに襖や屏風をしつらえる表具師としてのれんを掲げた、1849年(江戸・嘉永年間)に遡ります。
その後、1953年に日比 賢昭が「株式会社山月堂商店」を設立し、弟3人と共に事業の拡大に取り組みました。
他社に先駆けて壁紙の販売に着手し、壁紙を梃子として床材・ファブリック等取り扱いアイテムを拡充し、インテリア商品の全国展開を成し遂げました。
そこには、常に新しいことに挑戦するフロンティアスピリット、困難を乗り越えて前進する気力が存在し、これはサンゲツの原点として、今日まで脈々と受け継がれてきました。
賢昭より経営を引き継いだ弟、日比 祐市の後任として、2014年に安田 正介が社長に就任しました。
これ以降3度にわたって中期経営計画を策定・完了させ、計画の着実な実行を通じて、事業基盤の強化、国内外でのM&Aの展開、社員の意識改革等、当社グループの抜本的な改革を進めました。
2020年には長期ビジョン【DESIGN 2030】を発表し、2030年に目指すべき企業像として「スペースクリエーション企業」を掲げました。
これは、インテリア商材をはじめとする、商品という「モノ」の提供に留まらず、空間デザイン、空間全体の創造・提供を目指した事業像です。
現在は、4度目の中期経営計画【BX 2025】に基づき、目指す企業像の実現に向けた施策を実行しています。
会社設立以来築かれ、継承されてきた企業ブランド、信用力、そしてフロンティアスピリットに加え、この10年で事業規模・事業領域の拡大が進み、さらなる成長を目指すための基盤は着実に構築されたと考えています。
一方で、当社グループを取り巻く事業環境は非常に速いスピードで変化・高度化しており、そのスピードは今後加速していくでしょう。
そして、スペースクリエーション企業の先の展開として、「スペースオペレーション事業」への可能性を掲げました。
これは、より良い空間を創造するという「空間軸」での提案に加えて、その空間を使用する人々が、どのような時を過ごすのか、そしてその経験にどのような価値を得るのかという、「時間軸」を含めたソリューション提案を行う事業です。
より長期的な「コト」の価値提供という新たなステージに向けた変革であり、これはサンゲツグループ全体にとって非常に大きな挑戦です。
今後さらに事業環境の変化のスピードが加速し、よりドラスティックに進んでいく中、業界再編や新たな事業の誕生等の機会を逸することなく、スペースオペレーションに留まることなく、新規事業に積極的に取り組み、挑戦してまいります。
私は、この挑戦を成し遂げるために最も重要なのは、「人材」であると考えます。
企業の礎はヒトであり、全社員が高い意欲を持ち、正しく強い一本のベクトルに向かって邁進していくことが、企業が強くなるための大前提です。
社員一人ひとりの意欲を高めるとともに、助け合い、補い合い、支え合うことで、全グループ社員と共に、この挑戦の実現を目指します。
Purpose(存在意義)は「すべての人と共に、やすらぎと希望にみちた空間を創造する」、
Dream(実現する未来像)は「誰もが明日の夢を語れる世界」、
Belief(大切にする信念)は「企業の誠実さが、社会を変える力になる。」、
Way(私たちの姿勢)は「自由と公正 自我と共創 変革と飛躍」です。
(引用:サンゲツ公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
1849年 - 表具師 日比弥助が山月堂を創業
1953年 - 株式会社山月堂商店を設立
1956年 - 壁紙の取り扱い開始
1960年 - 社是「誠実」を制定
売上高1億円突破
初の壁紙見本帳「60-61 SSユニーククロス」発刊
1964年 - 全国への営業展開を開始
1965年 - 初のオリジナル壁紙「エリート」を発売
1966年 - 「株式会社山月堂商店」から「株式会社山月堂」へ改称
1970年 - 「株式会社山月堂」から「株式会社サンゲツ」へ改称
社章・ロゴマークを一新
本社ビル1号館・名古屋ショールーム完成
1972年 - 東京営業所・ショールーム開設
1975年 - 大阪営業所開設
1976年 - 売上高100億円達成
東京店開設
福岡店開設
1978年 - 大阪店開設
1979年 - 初のクッションフロア見本帳「79-81 サンシャイン」発刊
1980年 - 名古屋証券取引所第2部に株式上場
1981年 - 初のカーテン見本帳「81-82 サンゲツカーテン」発刊
1982年 - 初のカーペット見本帳「82-83 サンゲツカーペット」発刊
本社新社屋、ショールーム“インテリアプラザ”開設
仙台店開設
1983年 - コンピュータによる全国オンライン化
1984年 - 全国ネットでテレビCM開始
札幌店開設
ハンブルグ・香港事務所開設
1986年 - 初のフロアタイル見本帳「86 フロアタイル」発刊
東京ショールーム"クレリア"開設
1988年 - 初のカーペットタイル見本帳「88-89 カーペットタイル」発刊
代理店ネットワークシステム稼動
1989年 - 世界デザイン博覧会へ「インテリア館」出展
名古屋証券取引所第1部に昇格
1990年 - 資本金121億6,410万円に増資
広島ショールーム開設
1991年 - 売上高1,000億円達成
岡山店、ショールーム開設
1994年 - 大阪ショールーム開設
初の椅子生地見本帳「デコレータファブリックスvol.1」発刊
1996年 - ニューヨーク・シンガポール事務所開設
東京証券取引所第1部に株式上場
資本金136億1,610万円に増資
1997年 - 売上高1,300億円突破
1999年 - ISO9001認証取得
2000年 - カーテンリサイクルシステム「サンゲツカーテン・エコプロジェクト」開始
2001年 - ISO14001認証取得
2003年 - 会社創立50周年
2005年 - 株式会社サングリーンを子会社化
2008年 - 三郷物流センター・関東支店を開設
山田照明株式会社を子会社化
2013年 - 会社創立60周年
2014年 - "中期経営計画(2014-2016)Next Stage Plan G" 発表
中部ロジスティクスセンターⅠ開設
2015年 - 東京品川ショールーム移転、リニューアルオープン
2016年 - 「社是」「企業使命」と新ブランド理念"Joy of Design"を含めた企業理念を再構築
仙台・沖縄ショールームオープン
英文社名をSangetsu Corporation へ変更
北関東ロジスティクスセンター開設
中部ロジスティクスセンターⅡ開設
金沢ショールームオープン
Koroseal Interior Products Holdings,Inc.を子会社化
2017年 - フェアトーン株式会社を子会社化
「サンゲツ壁紙デザインアワード」初開催
カーテン販売会社「株式会社サンゲツヴォーヌ」設立
中期経営計画(2017-2019)「PLG 2019」発表
Goodrich Global Holdings Pte., Ltd.を子会社化
2018年 - 東京ロジスティクスセンター移転開設
株式会社 サンゲツ沖縄設立
北海道支社・北海道ロジスティクスセンター移転開設
2019年 - EC事業開始 ECサイト「WARDROBE sangetsu」開設
中国四国支社を広島に移転
2020年 - Sangetsu Group長期ビジョン【DESIGN 2030】および中期経営計画(2020-2022)【D.C.2022】を発表
Sangetsu Goodrich Vietnam Co., Ltd.を設立
Sangetsu Goodrich (Thailand) Co., Ltd.を設立
2021年 - 関西ロジスティクスセンター移転開設
株式会社 ウェーブロックインテリアを子会社化(現・クレアネイト株式会社)
サンゲツ見本帳リサイクルセンター開設
関西支社 センターオフィス開設
2022年 - 有限会社クロス企画を子会社化(現・株式会社クロス企画)
2023年 - Sangetsu Group長期ビジョン【DESIGN 2030】見直しおよび中期経営計画(2023-2025)【BX 2025】を発表
2024年 - サンゲツグループ新企業理念を発表
PARCs Sangetsu Group Creative Hub開設
事業内容
サンゲツの事業は、以下の3つの事業からなります。
【連結事業】インテリア 80%、エクステリア 4%、海外 12%、スペースクリエーション 4%
【海外】12%
国内インテリア事業
住宅からオフィス、商業施設など、あらゆる室内空間を彩るインテリア内装材を取り扱い、空間創造に関するソリューション提案を行うサンゲツの基幹事業です。
インテリア内装材におけるトップシェア企業として、空間デザイン提案、材料・商品提案、在庫・配送・物流、施工といった各機能を組み合わせ、社会に提供しています。
(引用:サンゲツ公式HP)
国内エクステリア事業
住宅の門扉や家庭用フェンス、カーポートをはじめ、学校などの公共施設や商業施設に至るまで、幅広いエクステリアを通じた豊かな暮らしを提案しています。
また、デザインや施工を含めたエクステリア空間の提案力強化を進めています。
(引用:サンゲツ公式HP)
海外事業
北米、東南アジア、中国・香港市場において、インテリア内装材の製造・販売を中心とした事業活動を行っています。
各国の顧客や市場環境に合わせて、空間デザインや商品・在庫・配送・施工などさまざまな機能を強化することで、グローバルな「スペースクリエーション企業」の実現を目指しています。
(引用:サンゲツ公式HP)
時価総額
サンゲツの時価総額は1,796.72億円です。(2024年6月12日現在)
社員の状況
従業員数:連結 2,547名(臨時284名)
単体 1,197名(臨時258名)
平均勤続年数:16.10年
平均年齢:37.50歳
平均年収:679万円
業績
2024年5月10日に発表された2024年3月期の決算短信は以下です。
連結売上高は7.9%増で、経常利益は4.8%減の196億9,500万円となっています。
売上高営業利益率は前年の11.52%から10.06%と悪化しました。
(引用:サンゲツ公式HP)
2025年3月期の連結業績予想は増収減益になります。
適時開示情報
2024年5月10日 2024年3月期決算短信
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
近年4.5%前後の配当を出しており、高配当といえます。
2014年3月 2.77% 52.3%
2015年3月 2.27% 70.7%
2016年3月 2.33% 52.8%
2017年3月 2.82% 53.8%
2018年3月 2.52% 80.5%
2019年3月 2.79% 98.6%
2020年3月 3.58% 244.1%
2021年3月 3.46% 73.4%
2022年3月 4.58% 1503.5%
2023年3月 4.70% 44.0%
2024年3月 4.19% 57.5%
2024年6月 4.94%
(引用:サンゲツ公式HP)
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
サンゲツは、3月、9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2020年から2022年冬までは横ばいが続いていましたが、それ以降は上昇しています。
直近は下落しています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、2月までは上昇していましたが、それ以降は下落傾向です。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 12.51倍 (予 16.25倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 1.68倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は適正といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 243.43 (予 187.34)
BPS(1株当たりの純資産) 1,816.15
(引用:サンゲツ公式HP)
ROE(自己資本利益率) 14.18% (予 10.32%)
ROA(純資産利益率) 8.37% (予 6.44%)
(引用:サンゲツ公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は優良といえます。
自己資本比率 62.5%
(引用:サンゲツ公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。
信用倍率 23.68倍(2024年6月28日現在)
比較される銘柄
まとめ
売上は波がありながらも拡大傾向です。
利益は近年縮小傾向で、収益性の向上が今後の課題でしょう。
2025年3月期は増収減益予想です。
一方、株価は2022年冬以降上昇が続いています。
高配当であり、売上は伸びているので、素直に長期投資するのが最良です。
配当の権利取りのために、短期的に購入するのも最良です。
小型の銘柄ではなく、値動きは小さそうなので、短期投資向きではありません。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:◎
成長・将来性:〇
収益性:◎
規模:△
割安度:△
値動き:△
高配当投資:◎
長期投資(値上がり益):◎
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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