こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
今回は、婦人用下着で首位、百貨店・量販店向け卸が軸のワコールホールディングスについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年2月9日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:ワコールホールディングス公式HP)
ワコールホールディングスは、婦人用下着で首位、百貨店・量販店向け卸が軸の会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
子会社53社及び関連会社8社で構成され、インナーウェア(主に婦人のファンデーション、ランジェリー、ナイトウェア及びリトルインナー)、アウターウェア、スポーツウェア、その他の繊維製品及び関連製品の製造、卸売販売及び一部製品の消費者への直接販売を主な事業としており、更にその他の事業として、飲食・文化・サービスおよび店舗内装工事の事業を展開しています。
社是は「わが社は相互信頼を基調とした
格調の高い社風を確立し
一丸となって世界のワコールを目指し
不断の前進を続けよう」、
ミッションは「世界中のあらゆる人々の豊かな生活に貢献する」
「画一的な外見美ではなく、内面も含めた自分らしさの実現をお手伝いする」
「環境や人権などさまざまな社会課題の解決に努める」です。
(引用:ワコールホールディングス公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
1946年 - 塚本幸一が、個人で和江商事を創業
1949年 - 資本金100万円をもって和江商事株式会社を創立(京都市中京区)
『ブラパット』の取り扱い開始
1950年 - 髙島屋京都店様との取り引き開始
1951年 - 大阪出張所開設
工場開設、自家製造に着手
1952年 - 東京出張所開設
初めての”下着ショウ”開催
1953年 - 従来使用してきたクローバー商標を”ワコール”に変更
1954年 - 企画宣伝課設置、本格的な下着の宣伝開始
1955年 - 下着PR誌『ワコールニュース』創刊
1956年 - 福岡出張所開設
1957年 - 本社を京都市下京区七条御所ノ内南町103に移転
商号をワコール株式会社と改称
1959年 - 国内縫製会社として東海ワコール縫製株式会社を設立以降、国内縫製子会社7社設立
1961年 - 名古屋連絡所開設
1964年 - 商号を株式会社ワコールと改称
初めての新聞広告実施
1965年 - ”ゴールデンプロポーション”提唱
テレビCM開始
1967年 - 本社を京都市南区吉祥院中島町29番地(現在地)に移転
『タミーガードル』ヒット、のち海外13ヵ国で国際特許取得
『リトルワコール』発売
1968年 - 札幌連絡所開設
1970年 - 韓国に合弁会社、株式会社韓国ワコール設立
タイに合弁会社、タイワコール株式会社設立
台湾に合弁会社、台湾ワコール株式会社設立
パーソナルウェア部(現 パーソナルウェア営業部)設置
1971年 - 東京・大阪証券取引所市場第1部に指定替え上場
1972年 - 『シームレスカップブラ』ヒット
1973年 - 株式会社ワコール・インターナショナル(WIC)設立
1974年 - 『リマンマ・ブラジャー』供給開始
1975年 - ウイングブランド販売開始
ニューヨーク事務所開設
1978年 - シンガポール営業所(現 ワコールシンガポール株式会社)設立
財団法人京都服飾文化研究財団(KCI)発足
『フロントホックブラ』ヒット
1979年 - 「上海雅楽婦女用品厰」に技術指導開始
シンボルマークをクローバーからファッションフラワーに変更
”ビューティフルプロポーション”発表
1980年 - 日本文化デザイン会議”第1回企業文化デザイン賞”受賞
1981年 - アメリカ合衆国に現地法人、Wacoal America Inc.(現 ワコールインターナショナル株式会社)設立
『シェイプパンツ』ヒット
1983年 - 香港に現地法人、株式会社ホンコンワコール設立
米国法人ティーンフォーム社グループの全株式を取得し、株式会社米国ワコール設立
『シェイプアップスイムスーツ』、レオタード発売
1984年 - 麴町ビル竣工
マーケット開発部設置
中央研究所(現 人間科学研究所)がシルエット分析装置を開発
1985年 - スパイラルビル竣工(現 株式会社ワコールアートセンター設立)
”現代日本画展”世界5か国で開催
第3回毎日ファッション大賞「企画賞」受賞
”ワコール女子陸上競技部”創部
「形状記録合金ワイヤーブラ『ここちε』」ヒット
1987年 - スポーツ実業団チーム”スパークエンジェルス”発足
1988年 - 快適シューズ『フィジオ』販売開始
1989年 - フィリピンに合弁会社、フィリピンワコール株式会社設立
1990年 - フランスに現地法人、株式会社ワコールフランス設立
ブライダルウェアの製造販売を開始
1991年 - インドネシアに合弁会社、インドネシアワコール株式会社設立
『グッドアップブラ』ヒット
米国ワコールが、ノードストローム社”第1回パートナー・イン・エクセレンス賞”受賞
1993年 - 株式会社韓国ワコールの合弁契約を解消し、韓国の株式会社新栄(現 株式会社新栄ワコール)に出資
1995年 - "ゴールデンカノン"発表
『グッドアップブラ』ヒット
KCI、”メセナ大賞”95審査委員特別賞”受賞
1996年 - 中国上海で開催された下着の国際見本市”中国国際内衣展”に出展
1997年 - ベトナムに現地法人、株式会社ベトナムワコール設立
ISO9001登録取得
広東ワコール有限公司、”A級企業”表彰
1999年 - 新本社ビル竣工
米国ワコール、米国アンダーウェアファッション倶楽部主催”フェミー賞”受賞
2000年 - 北京ワコール有限公司の合弁契約を解消し、100%子会社へ改組
"スパイラルエイジング"発表
ファミリーフレンドリー企業表彰”労働大臣努力賞”受賞
2001年 - イギリスに現地法人、英国ワコール株式会社設立
ISO14001登録取得
ツボミスクール(ジュニアの下着とからだの啓発)活動開始
2002年 - 米国にワコールスポーツサイエンス株式会社設立
上海に(有)ワコール中国人間科学研究所設立
本社お客様サロン開設
ピンクリボン活動開始
2003年 - マレーシアに合弁会社、株式会社ワコールマレーシア設立
北京ワコール有限公司の名称をワコール(中国)時装有限公司に変更
2004年 - 長崎ワコール縫製(株)と熊本ワコール縫製(株)を合併し、九州ワコール製造(株)に名称を変更
ラグジュアリーブランド『ワコールディア』の直営店を東京銀座にオープン
2005年 - 会社分割による持株会社体制、株式会社ワコールホールディングスへの移行
女性用新機能下着『スタイルサイエンス』発売
2006年 - 事業部門の分社化により株式会社ワコールデューブルベ設立
株式会社ピーチ・ジョンとの資本業務提携
2007年 - ASEAN共通ブランド『ソルシアージュ』販売開始
2008年 - 株式会社ピーチ・ジョンを完全子会社化
男性用機能下着『クロスウォーカー』発売
『スタイルサイエンスシリーズ(男女)』シリーズ累計1千万枚突破
ベトナムで現地販売開始
2009年 - 株式会社ルシアンを完全子会社化(8月)
ブラジャーリサイクルキャンペーン実施
”日本画”展開催
ブレストケア活動開始
2010年 - ”からだのエイジングと美の法則バスト編”発表
2011年 - ワコールカナダ株式会社設立
”おなか・ヒップのエイジングと美の法則ヒップ編”発表
2012年 - ワコール京都南流通株式会社設立
株式会社イヴィデングループ(英国)を完全子会社化(4月)
”子どものバストの成長変化の事実”発表
2013年 - 株式会社ワコールヨーロッパ販売(仏国)を設立
[株式会社ワコールフランスと株式会社イヴィデン(仏国)が統合]
2014年 - 量販店ブランド『アルラ』発売開始
2015年 - 株式会社Ai(アイ)設立
合弁会社、ワコールインディア設立
株式会社ワコールヨーロッパでも『ワコール』ブランド発足
2016年 - 株式会社Aテックテキスタイル・株式会社Gテックマテリアル設立
新京都ビル竣工
2018年 - 京町家を活用した宿泊事業を開始
ワコールヨーロッパ「デザイナー・オブ・ザ・イヤー」受賞
2019年 - Intimates Online, Inc.を完全子会社化
次世代インナーウェアショップ「ワコール 3D samrt & try」をオープン
事業内容
ワコールホールディングスは、以下の4つの事業からなります。
【連結事業】 ワコール(国内) 51%、ワコール(海外) 36%、ピーチ・ジョン 6%、他 7%
【海外】36%
ワコール事業(国内)
(株)ワコールの事業を中心としたセグメント
ワコール事業(国内)に属する会社は、ワコールホールディングスおよびその他子会社(縫製会社、販売会社)です。
(引用:ワコールホールディングス公式HP)
ワコール事業(海外)
ワコールインターナショナル(米国)、ワコール(中国)時装、ワコールヨーロッパ(2012年子会社化、英国)の事業を中心としたセグメント
ワコール事業(海外)に属する海外子会社が、北中米地区、欧州地区、アジア・オセアニア地区にあります。
ピーチ・ジョン事業
ピーチ・ジョン事業に属する会社はすべて販売会社であり、主にグループ外から供給を受けた製品の小売販売を行っています。
(引用:ワコールホールディングス公式HP)
その他
(株)七彩(1987年子会社化)、(株)ルシアン(2009年子会社化)の事業を中心としたセグメント
(株)七彩はマネキン人形等の製造販売及び内装工事関係事業を行っています。
また、(株)ルシアンは婦人インナー及び衣料、レース、手芸用品等の製造、卸売販売を行っており、(株)Aiは水着製品の小売販売を行っています。
そのほかに、その他の繊維関連及び不動産賃貸その他の事業があります。
海外子会社は、アジア地区に縫製会社などがあります。
時価総額
ワコールホールディングスの時価総額は2,122.80億円です。(2024年2月9日現在)
社員の状況
従業員数:連結 19,147名(臨時482名)
単体 112名
平均勤続年数:19.50年
平均年齢:45.80歳
平均年収:594万円
業績
2023年5月12日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。
連結売上収益は9.6%増で、親会社の所有者に帰属する当期利益は赤字転落の-17億7,600万円となっています。
売上高営業利益率は前年の0.29%から2.18%と大幅に改善しました。
(引用:ワコールホールディングス公式HP)
2024年3月期の連結業績予想は増収で黒字転換になります。
2023年11月9日には、通期連結業績予想の修正(大幅な下方修正)が発表されています。
次に、2024年2月9日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。
連結売上収益は1.7%減、親会社の所有者に帰属する四半期利益は赤字転落の-39億300万円となっています。
下方修正が出るほど、厳しい状況が続いています。
適時開示情報
2024年2月9日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2023年11月9日 2024年3月期 第2四半期決算短信
2023年11月9日 2024年3月期第2四半期(累計)連結業績予想差異、通期連結業績予想修正、連結子会社の構造改革実施、事業撤退・清算による減損、役員報酬減額に関するお知らせ
2023年5月12日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
近年2.5%前後の配当を出しています。
2014年3月 3.13% 46.0%
2015年3月 2.22% 50.0%
2016年3月 2.46% 41.7%
2017年3月 2.62% 39.9%
2018年3月 2.34% 50.2%
2019年3月 2.62% 1395.3%
2020年3月 2.56% 110.6%
2021年3月 1.63% 35.5%
2022年3月 2.71% 179.7%
2023年3月 3.22% 107.4%(赤字)
2024年2月 2.87%
(引用:ワコールホールディングス公式HP)
株主優待は、以下の贈呈です。
権利確定月は、3月・9月末日です。
①ワコールエッセンスチェック(自社商品券)
500株以上 年2回 各3,000円分
1,500株以上 年2回 各5,000円分
※3年以上継続保有の場合1,000円増
②ワコールカタログ・ウェブ販売商品の株主割引
100株以上 希望者に自社発行カタログおよびワコールウェブストアにて、注文商品から20%割引
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
ワコールホールディングスは、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2021年までは下落傾向でしたが、2022年以降は急上昇しています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、10月まではゆるやかな上昇傾向でしたが、その後は横ばいです。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) -倍(赤字) (予 -倍)(赤字)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 0.94倍
赤字のため株価指標の算出は不可能です。
EPS(1株当たりの純利益) - (予 -)
BPS(1株当たりの純資産) 3,707.55
(引用:ワコールホールディングス公式HP)
ROA(純資産利益率) -% (予 -%)
(引用:ワコールホールディングス公式HP)
自己資本比率 73.4%
(引用:ワコールホールディングス公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。
比較される銘柄
まとめ
売上は2021年に落ち込みましたが、そこから徐々に回復傾向です。
しかし、2023年3月期は初の赤字に転落しています。
2024年3月期は増収増益予想でしたが、下方修正をして赤字予想となっています。
業績は厳しい状況が続いているようです。
一方、株価は2022年以降上昇傾向が続いています。
配当はそこそこありますが、業績が良くないので、長期投資するのは難しいと思います。
小型の銘柄ではないですが、値動きはそこそこありそうなので、短期投資でキャピタルゲインを狙うのも良いと思います。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:✖
安全性:◎
成長・将来性:△
収益性:✖
規模:△
割安度:✖
値動き:〇
高配当投資:〇(配当+優待)
長期投資(値上がり益):✖
短期投資:〇
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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