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【株式銘柄分析】三井E&S(7003)~船舶用エンジン国内首位 クレーン ITソリューション 三井海洋開発~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。

 

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。

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銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。

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今回は、船舶用エンジン国内首位で、持分会社にFPSOの三井海洋開発を持つ三井E&Sについて調査をしました。

 

www.mes.co.jp

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2024年2月27日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:三井E&S公式HP)

 

三井E&Sは、船舶用エンジン国内首位で、持分会社にFPSOの三井海洋開発を持つ会社です。

東京証券取引所プライム市場の上場企業

 

1917年、旧三井物産株式会社造船部として創業した当社は、以来、100年以上にわたりマリン領域をはじめとする多彩な事業を展開。

そして2023年4月、2018年からの純粋持株会社体制を解消し、事業持株会社体制の「三井E&S」として再スタートしました。

 

新たな商号「三井E&S」の「E」と「S」には、私たちの存在意義(パーパス)として「Engineering & Services for Evolution & Sustainability」の意味を込めました。

私たちが目指すのは、脱炭素や人口縮小社会といった社会課題と向き合い、持続可能な社会の実現に向けて、エンジニアリングとサービスで貢献していくこと。

 

目指す姿への道筋、成長戦略の柱として、中核事業である舶用推進事業・港湾物流事業におけるクリーンな新燃料対応製品の開発・市場投入などの「グリーン戦略」、デジタルトランスフォーメーション(DX)による保守・保全サービス強化や港湾クレーンの遠隔操作・自動化などの「デジタル戦略」で新たな価値を創造します。

 

舶用エンジン、港湾クレーンのトップシェアを持つメーカーとしてだけでなく、「ものづくり」の枠を超え、周辺ビジネスまで手掛ける「エンジニアリングサプライヤー」の役割を果たしていきます。

 

企業理念は「エンジニアリングとサービスを通じて、人に信頼され、社会に貢献する。」、

ビジョンは「2030年までに、マリンの領域を軸に、脱炭素社会の実現と、人口縮小社会の課題解決を目指す。」です。

 

(引用:三井E&S公式HP)

 

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関連セクター

tomokutchi.hatenablog.com

 

沿革

▼クリックで詳細表示

1917年 - 旧三井物産株式会社造船部として岡山県児島郡日比町(現 玉野市)で創業

    第1船「海正丸」竣工

1924年 - 日本初となるディーゼルエンジン搭載の「赤城山丸」を建造

1926年 - デンマーク、B&W社と舶用ディーゼル機関に関して技術提携

1937年 - 旧三井物産株式会社から分離独立し、株式会社玉造船所を設立

1940年 - 化工機工場が完成

1941年 - 三池石油合成工場向けフィッシャー法石油合成用常圧石油合成器

1942年 - 社名を三井造船株式会社に改称

1948年 - 戦後日本初の鋼製輸出船「クヌール」(捕鯨船)が竣工

1951年 - 東洋レーヨン株式会社(現 東レ株式会社)向けナイロンプラントが完成

1952年 - 東京に本社機構を移設玉野造船所に研究部を創設

1961年 - 世界初の大型自動化船「金華山丸」(貨物船)が進水

    パセコ社とコンテナクレーンに関して技術提携

1962年 - 千葉工場が操業開始

    当社初の化学プラント(硫酸プラント)輸出契約(台湾肥料公司向け)

1966年 - ホーバークラフト国産第一号艇タイ国へ輸出

    世界最大の高炉用軸流ブロワーを日本鋼管株式会社(現 JFEスチール株式会社)向けに完成

1967年 - 日本初の埠頭用コンテナクレーンが完成

    千葉工場に超大型ドック(50万dwt)が完成

1971年 - 超自動化タンカー「三峰山丸」が竣工

1973年 - 修繕船専門工場、由良工場操業開始

    東京都向け東洋一の300トン/日の汚泥焼却プラントが完成

1975年 - 当社最大船型40万dwt級タンカー「ベルゲ・エンペラー」が竣工

1976年 - 英文会社名を”Mitsui Engineering & Shipbuilding Co., Ltd”に変更

    三井B&Wディーゼル機関累計生産1,000万馬力を達成

1978年 - 昭島研究所開設

1981年 - 大分事業所創業開始

1984 - 当社初のLNG船「泉州丸」(125,000m3)が竣工

1987年 - 世界最大のフローティングホテル「ポリコンフィデンス」が完成

1988年 - 米国、PACECO社よりクレーン商権・株式を買収

1990年 - デンマークの発電エンジニアリング会社、Burmeister & Wain Scandinavian Contractor A/S社を買収

1992年 - 玉野事業所に最新鋭のディーゼルエンジン組立工場完成

1993年 - 大分事業所に業界最大級の最新鋭大型鉄構工場が完成

1995年 - 深海10,000m級無人探査機「かいこう」完成

1996年 - 高出力・軽量コンパクトなADDディーゼルエンジン海上保安庁向け大型測量船の主発電用機関として初受注

1999年 - 由良工場完全子会社化、株式会社エム・イー・エス由良(現 MES-KHI由良ドック株式会社)発足

2002年 - 海洋科学技術センター向け地球深部探査船「ちきゅう」が進水

    当社初メンブレンLNG船(積載量137,100m3)の1番船「PUTERI DELIMA SATU」を完成

2003年 - 株式会社新潟鐵工所の造船関連事業の営業譲渡を受け、新潟造船株式会社を設立

    三井海洋開発株式会社がグループ会社で初めて東京証券取引所に上場

2005年 - 新たな「企業理念」「経営姿勢」「行動基準」を制定

    岸壁コンテナクレーン「ポーテーナ」累計出荷200台を達成

2006年 - 千葉造船工場に1,000トンゴライアスクレーンを導入

2007年 - 千葉造船工場、玉野艦船工場に技能伝承センターが完成

    玉野事業所内に安全研修センターを開設

    世界最大級320,000重量トン型鉱石運搬船「ぶらじる丸」が竣工

2008年 - PCハイブリッド製ポンツーン累計700基を達成

2009年 - 往復動圧縮機累計受注1,000台を達成

2010年 - 大ヒットシリーズ56,000重量トン型ばら積み貨物運搬船「三井の56」竣工100隻を達成

2011年 - 誘導加熱装置の中国合弁会社「上海三造機電有限公司」生産開始

    ヤード用トランスファークレーン「トランステーナ」累計出荷1,000台を達成

2012年 - 三井-MAN B&Wディーゼルエンジン単一ブランドでの累計生産8,000万馬力を達成

2013年 - 次世代の環境対応・低燃費船「neo Surpramax 66BC」引き渡し

2014年 - 昭和飛行機工業株式会社を子会社化

    岸壁用コンテナクレーン「ポーテーナ」累計出荷300台を達成

2015年 - 「MES-KHI由良ドック株式会社」が発足

    川崎重工業株式会社との修繕事業分野における協業を開始

    三井-MAN B&Wディーゼルエンジン単一ブランドでの累計生産9,000万馬力を達成

    ドイツのエンジニアリング会社TGE Marine Gas Engineering GmbHを子会社化

    国内初の天然ガスを燃料とした船舶用ディーゼルエンジン「ME-GI」が完成

2016年 - MES Group 2025 Visionの策定

2017年 - 株式会社加地テックを子会社化

    インドネシア・バタム島にコンテナ荷役用クレーン製造子会社「PT. MES Machinery Indonesia」を設立

2018年 - 持株会社体制への移行とともに、商号を「三井E&Sホールディングス」に変更

    単一機種のディーゼルエンジン「三井-MAN B&Wディーゼルエンジン」として、累計生産1億馬力を達成(累計生産台数:6,555台)

2021年 - 艦舶事業の譲渡

2022年 - 商船事業からの実質撤退

2023年 - 純粋持株会社体制を解消し、事業持株会社体制へ移行するとともに、社名を「株式会社三井E&S」に変更

    株式会社IHI原動力の舶用大型エンジンおよびその付随事業を譲り受け

 

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事業内容

三井E&Sは、以下の5つの事業からなります。

 

【連結事業】船舶 3%、海洋開発 ‥、機械 66%、エンジニアリング 9%、他 23%

【海外】34%

 

成長事業推進

  • 脱炭素関連ビジネス
  • 産業機械

産業の多様なニーズに応えながら、大型回転機や、圧力容器などのプロセス機器において強みを発揮してきた三井E&Sの産業機械事業。

製鉄や石油関連産業を支えてきた機械装置を、さらに今後は水素などの新しい領域にも展開し、時代のニーズに応えていきます。

 

  • メカトロ・特殊設備

極限作業現場向けロボット・マニピュレータを送り出してきたロボティクス事業では、人が立ち入ることのできない現場で、後戻りのできない、繊細さが求められる作業を担っています。

社会インフラの維持管理に自社開発のレーダ技術により様々な非破壊検査機器・システムを提供してきたレーダ事業ではAI技術・ICTとの統合で総合的な検査、解析サービスへと進化を続けています。

また、水理実験装置など、形のないものを形にし、第一線の研究者と共に人類の進歩や社会の発展に貢献します。

 

  • アフターサービス

アフターサービス窓口としてこれらの保守・点検・修理等メンテナンス工事、部品供給、あるいは省エネルギー・近代化・最適化など、お客様の様々なご要望にお応えしています。

 

  • 蒸気タービン、炉頂圧回収タービン
  • 軸流圧縮機、遠心圧縮機、往復動圧縮機
  • 化学機器(塔槽、熱交)他

 

(引用:三井E&S公式HP)

 

舶用推進システム

船舶の心臓部として、世界の海上物流輸送を前進させ続けることが私たちの使命。

信頼の品質を守りつつ、環境技術、IoTやビッグデータも活用し、最適な運行を支え続けるトータルな推進システムサプライヤーへ。

低炭素・循環型社会の実現、海上物流のデジタライゼーションの進展に寄与していきます。

 

(引用:三井E&S公式HP)

 

物流システム

港湾物流の新たな常識をつくる運搬システムソリューションを。

国内外の港で高効率な荷役を実現してきた私たちのクレーンシステムは今、さらなる進化発展を遂げようとしています。

遠隔運転、自動化の実現や、高いレベルでの環境対応など、日々変化する海上物流におお客様と一体となって向き合います。

 

(引用:三井E&S公式HP)

 

周辺サービス

  • ITソリューション

製造現場で培ったノウハウを活かし、自動車や船、鉄道メーカーをITで支えています。

 

  • グループ会社事業

 

(引用:三井E&S公式HP)

 

海洋開発

海洋開発事業を行う三井海洋開発(株)は、長期間にわたる海洋石油・ガス生産プロジェクトにおいて、洋上で安全に石油・ガスを生産し続けるためのトータルサービスを提供しています。

何度の高い海洋開発プロジェクトにも対応し、半世紀以上にわたり世界の海洋石油・ガス業界をリードしています。

 

(引用:三井E&S公式HP)

 

 

時価総額

三井E&Sの時価総額1,795.98億です。(2024年2月27日現在)

 

社員の状況

従業員数:連結 5,747名(臨時429名)

     単体 40名(臨時8名)

平均勤続年数:20.60年

平均年齢:47.30歳

平均年収:840万円

 

 

業績

2023年5月15日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。

連結売上高は54.7%減で、経常利益は黒字転換の125億3,200万円となっています。

売上高営業利益率3.57%でした。

 

 

(引用:三井E&S公式HP)

 

2024年3月期の連結業績予想は増収減益になります。

 

 

2023年11月8日には、通期連結業績予想の修正(各種利益の上方修正)が発表されています。

 


2023年12月22日には、通期連結業績予想の修正(各種利益の上方修正)が発表されています。

 

 

次に、2024年2月14日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。

連結売上高は24.3%増、経常利益は黒字転換の116億9,000万円となっています。

売上高営業利益率は6.26%でした。

第3四半期時点の親会社の所有者に帰属する当期利益の進捗率は73.06%でした。

 


同時に、通期連結業績予想の修正(上方修正)が発表されています。

 

 

3度の上方修正が出るほど、業績は好調に進捗しています。

 

kabutan.jp

 

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適時開示情報

2024年2月14日 2024年3月期 第3四半期決算短信

2024年2月14日 2024年3月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ

2023年12月22日 2024年3月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ

2023年11月8日 連結業績予想の修正に関するお知らせ

2023年5月15日 2023年3月期決算短信

 

株主還元について

過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。

近年0.5%前後の配当を出しています。

 

2014年3月 0.92%  3.9%

2015年3月 0.98%  17.2%

2016年3月 2.38%  42.5%

2017年3月 1.74%  19.9%

2018年3月 0.00%  -%(赤字)

2019年3月 0.00%  -%(赤字)

2020年3月 0.00%  -%(赤字)

2021年3月 0.00%  -%(赤字)

2022年3月 0.00%  -%(赤字)

2023年3月 0.72%  1.7%

2024年2月 0.17%

 

株主優待はありません

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

三井E&Sは、3月と(9月)が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。

権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。

 

 

株価推移

10年チャートで見ると、2019年まで下落傾向でしたが、それ以降は横ばい、直近急騰しています。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、10月以降ゆるやかに上昇していましたが、2月以降急上昇しています。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

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株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  11.31倍 (予 10.35倍)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  1.32倍

 

PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割安といえます。

 

EPS(1株当たりの純利益) 166.63 (予 168.53)

BPS(1株当たりの純資産) 1,326.18

 

ROE自己資本利益率) 29.89% (予 12.71%)

ROA(純資産利益率) 3.54% (予 3.64%)

 

(引用:三井E&S公式HP)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は非常に優良といえます。

 

自己資本比率 28.6%

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性はやや悪いといえます。

 

 

比較される銘柄

tomokutchi.hatenablog.com

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日立造船(7004)

 

まとめ

赤字が続いたことで事業縮小を行って、売上は縮小しています。

2022年3月期まで続いた赤字からは脱却しています。

2024年3月期は増収減益予想でしたが、3度の上方修正を行っています。

 

一方、下落が続いていた株価は、業績の回復で2月に急上昇しています。

赤字から脱却したものの、まだ予断を許さない状況なので、長期投資をするのは厳しいです。

 

小型の銘柄ではなく、値動きは小さそうなので、短期投資向きではありません。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:◎

安全性:△

成長・将来性:✖

収益性:〇

規模:△

割安度:〇

値動き:△

 

高配当投資:△

長期投資(値上がり益):△

短期投資:✖

 

株のプロによる推奨銘柄はコチラ! 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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