こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私は、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。
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銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。
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今回は、航空エンジン、大型ボイラー、ターボチャージャーに強みを持つ重工業を主体とする製造会社であるIHIについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年11月6日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:IHI公式HP)
IHIは、航空エンジン、大型ボイラー、ターボチャージャーに強みを持つ重工業を主体とする製造会社です。
東京証券取引プライム市場の上場企業
日経平均株価およびJPX日経400の構成銘柄の1つ
三菱重工業・川崎重工業と共に三大重工業の一角を成しています。
旧商号は、石川播磨重工業株式会社
地球環境とそこに暮らす人びとが持続可能であるために、自然の脅威から人びとを守り、安心・安全で豊かに暮らすことができる社会「自然と技術が調和する社会」を創ることを目指します。
お客さま・産業・社会が抱える課題の解決を目指し、当社の技術と叡智を活用しながら、ライフサイクルを通じた価値提供、バリューチェーン全体の構築や価値向上に多角的に取り組むことなどで各事業を変革すると同時に、成長・育成事業へ経営資源の大胆なシフトによる事業ポートフォリオの変革も進めます。
成長事業と位置付ける航空エンジン・ロケット分野において、民間機ではコロナ不況からの脱却による急速な成長回帰が、また防衛分野でも需要拡大が見込まれます。
こうした需要に確実に応えるため、ドラスティックな生産改革によりリードタイムの短縮・業務効率の抜本的な向上を図るとともに、新整備拠点における事業の着実な立上げ、素形材事業への取り組みを通じてライフサイクルで事業を拡大し、当社の成長をけん引していきます。
また、次世代航空機や宇宙・地上・海中データ利活用事業などバリューチェーン視点での新たな事業領域の創出にも取り組みます。
将来的に航空エンジン・ロケットと双璧をなすべく、アンモニアなどのクリーンエネルギー分野を育成事業とします。
世界をリードするアンモニア燃焼技術を活用したガスタービンやトップクラスの実績を誇る貯蔵・受入基地などを起点としたバリューチェーン全体の構築・価値向上に取り組み、燃料製造プロジェクトへの投資も視野に入れていきます。
中核事業である資源・エネルギー・環境分野、社会基盤分野、産業システム・汎用機械分野は、LCBの深化と進化を軸とした成長戦略に加え、事業構造改革の徹底を通じたキャッシュ創出に重点を置き、成長・育成事業へ投下する経営資源も捻出していきます。
経営理念は「技術をもって社会の発展の貢献する」、「人材こそが最大かつ唯一の財産である」、
将来のありたい姿は「自然と技術が調和する社会を創る」です。
(引用:IHI公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
1853年 - 石川島造船所創設
1876年 - 石川島平野造船所設立
1889年 - 有限責任 石川島造船所設立
1893年 - (株)東京石川島造船所と社名変更
1907年 - 播磨船渠(株)設立
1924年 - (株)石川島飛行機製作所設立
1929年 - 自動車部門分離、(株)石川島自動車製作所設立
1936年 - 芝浦製作所(現 (株)東芝)と共同で石川島芝浦タービン(株)設立
1939年 - 芝浦製作所、米ユナイテッド・エンジニアリング社と共同で芝浦共同工業(株)設立
1941年 - 名古屋造船(株)設立(のちに合併)
1945年 - 石川島重工業(株)に社名変更
1954年 - 呉船渠、(株)播磨造船所から独立し(株)呉造船所発足
1957年 - ジェットエンジン専門工場として、田無工場開設
1959年 - 石川島ブラジル造船所設立
1960年 - 石川島重工業(株)と(株)播磨造船所とが合併、石川島播磨重工業(株)発足
1961年 - 石川島芝浦タービン(株)の東芝への吸収合併に伴い、石川島芝浦精機(株)を設立(後に合併)名古屋重工業(株)設立(のちに合併)
1962年 - 石川島芝浦精機(株)および芝浦ミシン(株)と合併
1964年 - 重機械工場として横浜第一工場(現 横浜工場)新設名古屋造船(株)および名古屋重工業(株)と合併
1967年 - 芝浦共同工業(株)と合併
1968年 - 重容器工場として横浜第三工場(現 横浜工場)第一期工事完成(株)呉造船所と合併
1981年 - 日本航空機エンジン協会を設立(三菱重工業(株)、川崎重工業(株)と共同)
1983年 - 日、英、米、独、伊5か国による民間機用エンジン(V2500)の開発でインターナショナル・エアロエンジンズ社設立
1988年 - ディーゼルエンジン部門を分離し、(株)ディーゼルユナイテッドを設立
1995年 - 住友重機械工業(株)と共同で(株)マリン ユナイテッドを設立
2001年 - 製紙機械部門を分社化し、独・フォイト社と共同で(株)アイ・エイチ・アイ フォイト ペーパーテクノロジーを設立
2002年 - 船舶海洋事業を会社分割し、(株)アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッドを設立
2003年 - (株)新潟鐵工所の「原動機事業」および「交通システム・車両・除雪関連事業」を継承し、新潟原動機(株)と新潟トランシス(株)を設立
宇宙開発事業を(株)アイ・エイチ・アイ・エアロスペースに統合
2004年 - 車両用ターボチャージャ「長春富奥石川島過給機有限公司」設立
機械式駐車設備「杭州西子石川島停車設備有限公司」(石川島運搬機械(株))設立
2007年 - 相馬第二工場を開設、従来の相馬工場を相馬第一工場とし、併せて相馬事業所を開設
2008年 - セメントプラント事業をカワサキプラントシステムズ(株)へ譲渡し、事業の選択と集中を進める
2009年 - (株)栗本鐵工所、松尾橋梁(株)の橋梁・水門およびその他鋼構物事業を継承した新会社、(株)IHIインフラシステムを設立
シールド掘進機事業の新会社であるジャパントンネルシステム(株)を、JFEエンジニアリングと共同で設立
2011年 - (株)東芝と原子力発電所向けタービン用機器製造合弁会社「IHI・東芝パワーシステム(株)」を設立
2012年 - 電気通信会社の明星電気(株)を子会社化
IHI運搬機械(株)および石川島建材工業(株)を完全子会社化
ルクセンブルクのポールワース社と製鉄機械事業を行う合弁会社、(株)IHIポールワースを設立
2013年 - (株)アイ・エイチ・アイ マリンユナイテッドと、JFEホールディングス(株)傘下のユニバーサル造船(株)を統合し、ジャパン マリンユナイテッド(株)を設立
IHIメタルテック株式会社の圧延機事業に関する権利および義務を三菱日立製鉄機械株式会社に承継
2014年 - 褐炭焚きボイラ市場への早期参入を目的として、Steinmuller Engineering GmbHを買収
2015年 - 総合熱処理受託サービスを行うドイツのVTN Beteiligungsgesellschaft GmbH(現 IHI VTN GmbH)を買収し子会社化
2016年 - JEIが保有するEASへの出資持分の全てについてEASの株主であるCanarego Correaグループ及びQueiroz Galvaoグループに譲渡することについて合意(4月に譲渡)
木質バイオマスによる発電事業を展開する、七ツ島バイオマスパワー合同会社を出資会社8社とともに設立
トンネル用シールド掘進機事業における競争力及び収益力強化を図るため三菱重工メカトロシステムズ株式会社と事業統合を行い、JIMテクノロジー株式会社として営業開始
IHI建機株式会社の全株式について株式会社加藤製作所に譲渡
2017年 - 舶用機械事業について株式会社相浦機械へ事業譲渡
2019年 - IHIのプロセスプラント事業と(株)IHIプラントエンジニアリング、IHIプラント建設(株)を統合し、(株)IHIプラントを設立
事業内容
IHIは、以下の4つの事業領域からなります。
創業から160年以上、造船で培った技術をもとに事業を拡大し、今では以下の4分野で事業を展開。
暮らしの中の道路や建物、交通システムから、各分野における最先端の技術・製品まで。
【連結事業】資源・エネルギー・環境 27%、社会基盤・海洋 12%、産業システム・汎用機械 31%、航空・宇宙・防衛 26%、他 4%
【海外】49%
資源・エネルギー・環境
脱CO₂・循環型社会に貢献する。
産業の発展、豊かな生活に欠かせないエネルギーを、地球にやさしい方法で生み出すIHIの製品・サービス。
地域・お客さまごとに最適な総合ソリューションを提供することによって、脱CO₂・循環型社会に貢献します。
たとえば、CO₂を排出せず、太陽の光だけで地域に必要な電気をまかなう「エネルギーの地産地消」を推進中。
福島県相馬市と共同で開設した「そうまIHIグリーンエネルギーセンター」では、一般家庭の約500世帯分に相当する電力をつくり、地域内で利用しています。
(引用:IHI公式HP)
社会基盤
安心の社会インフラを実現する。
世界中の人びとと社会にとって「要」となる社会インフラ。
橋梁・トンネルを軸に、長年の実績で培った技術力と豊かな感性で、安心・安全な社会インフラの実現にグローバルかつライフサイクルにわたり貢献します。
たとえば私たちは、橋の架け替え、補修技術でインフラの長寿命化を助けています。
そのままだと数年で寿命を迎える橋が、適切な補修・補強によって数十年の使用が可能に。
人々が安心して住み続けられる街づくりに、IHIの技術が役立っています。
(引用:IHI公式HP)
産業システム・汎用機械
産業インフラの発展に貢献する。
物流システムや圧縮機、真空熱処理設備などの多彩なソリューションを世界に提供中。
お客さまと共にオペレーションの最適化をライフサイクルで徹底追及することによって、産業インフラの発展に貢献していきます。
たとえば物流システムの分野では、人手不足解消のため「省人化・無人化」をテーマに、AIによる画像認識を採用したデバレタイズ(荷下ろし)システムの開発に参画し、これにより作業効率向上に貢献。
今後はさらに物流システム全体の省人化・無人化の実現を目指していきます。
(引用:IHI公式HP)
航空・宇宙・防衛
空、宇宙、防衛の未来を切り拓く。
航空エンジン、ロケットシステム・宇宙利用、防衛機器システムなどを手がけています。
航空エンジンのリーディングカンパニーとして空の交通を支え、宇宙開発分野ではロケットエンジンの心臓部「ターボポンプ」や次世代ロケット「イプシロン」の開発・製造を行っています。
20年後には約2倍の航空機が必要になるといわれています。
私たちは新素材を用いてエンジンの大幅な軽量化・低騒音化を実現することで、環境負荷の軽減に貢献しています。
(引用:IHI公式HP)
時価総額
IHIの時価総額は1.4354兆円です。(2024年11月6日現在)
社員の状況
従業員数:連結 28,237名
単体 7,840名
平均勤続年数:16.6年
平均年齢:41.8歳
平均年収:836万円
業績
2024年5月8日に発表された2024年3月期の決算短信は以下です。
連結売上収益は2.2%減で、親会社の所有者に帰属する当期利益は赤字転落の-682億1,400万円となっています。
(引用:IHI公式HP)
2025年3月期の連結業績予想は増収で黒字転換になります。
次に、2024年11月6日に発表された2025年3月期の2Q決算の結果です。
連結売上収益は61.1%増で、親会社の所有者に帰属する四半期利益は黒字転換の393億900万円となっています。
売上高営業利益率は10.20%でした。
第2四半期時点の親会社の所有者に帰属する当期利益の進捗率は46.25%でした。
同時に、通期業績予想の修正(各種利益の上方修正)が発表されています。
各種利益の上方修正が出るほど、収益性は高まっています。
適時開示情報
2024年11月25日 株式会社IHIアグリテックの芝草・芝生管理機器事業の譲渡に関するお知らせ
2024年11月6日 2025年3月期 第2四半期決算短信
2024年11月6日 2025年3月期 通期連結業績予想および期末配当予想の修正に関するお知らせ
2024年11月6日 金融費用(為替差損)の計上に関するお知らせ 169億円
2024年11月6日 IHI運搬機械株式会社の運搬システム事業の譲渡に関するお知らせ
2024年11月6日 当社連結子会社における一連の不適切行為に関する役員の処分について
2024年10月30日 (開示事項の経過)当社連結子会社における不適切行為について
2024年10月28日 株式会社IHI汎用ボイラの株式の譲渡に関するお知らせ
2024年9月26日 海外連結子会社の解散に向けた方針の決議に関するお知らせ
2024年8月21日 (開示事項の経過)当社連結子会社における不適切行為について
2024年8月6日 2025年3月期 第1四半期決算短信
2024年5月8日 2024年3月期決算短信
▼クリックで詳細表示
2024年4月26日 2024年3月期通期業績予想の修正に関するお知らせ
2024年2月9日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2023年12月14日 (開示事項の経過)PW1100G-JMエンジンにおける出荷済エンジンの追加検査プログラムによる当社業績への影響について
2023年11月7日 2024年3月期 第2四半期決算短信
2023年10月25日 2024年3月期通期連結業績予想の修正について
2023年10月25日 民間エンジンプログラム(PW1100G-JM)における出荷済みエンジンの追加検査に関する状況について
2023年10月25日 営業損失の計上および2024年3月期通期業績予想の修正に関するお知らせ
2023年10月17日 当社連結子会社における訴訟の和解に関するお知らせ
2023年9月12日 PW1100G-JMエンジンにおける出荷済みエンジンの追加検査プログラムによる当社の業績への影響について
2023年9月12日 公正取引委員会による当社子会社への立ち入り検査について
2023年8月8日 2024年3月期 第1四半期決算短信
2023年5月9日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
近年3.0%前後の配当を出しています。
2013年3月 1.75% 21.9%
2014年3月 1.38% 26.7%
2015年3月 1.07% 102.0%
2016年3月 1.26% 303.0%
2017年3月 0.0% 0.00%
2018年3月 1.82% 111.7%
2019年3月 2.63% 27.1%
2020年3月 3.96% 92.7%
2021年3月 0.0% 0.00%
2022年3月 2.37% 15.9%
2023年3月 2.71% 30.6%
2024年3月 2.44% -%(赤字)
2024年11月 1.44%
(引用:IHI公式HP)
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
IHIは、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2020年以降、上昇傾向が続いています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、7月以降は上昇傾向が続いています。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) -倍(赤字) (予 13.85倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 2.90倍
(引用:IHI公式HP)
赤字のため株価指標算出は不可能です。
EPS(1株当たりの純利益) - (予 561.57)
BPS(1株当たりの純資産) 2,684.12
(引用:IHI公式HP)
ROA(純資産利益率) -% (予 4.03%)
(引用:IHI公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は優良といえます。
自己資本比率 19.3%
(引用:IHI公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は悪いといえます。
信用倍率 1.74倍(2024年11月15日現在)
比較される銘柄
まとめ
業績には波がありますが横ばい状態、2024年3月期は巨額の損失を出して大赤字に転落しました。
上方修正があったものの、営業損失が710億円、純損失が690億円です。
2025年3月期は増収で黒字転換予想です。
一方、株価は2020年から上昇傾向でしたが、直近では横ばいです。
これだけ大きな損失を出したとなると、今後の業績にも影響があるかもしれません。
そう考えると、しばらくは長期投資も短期投資も避けた方がよいでしょう。
あえてこの銘柄に投資するよりも、他の良い銘柄に投資した方が良いと考えます。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:✖
安全性:△
成長・将来性:△
収益性:✖
規模:◎
割安度:〇
値動き:△
高配当投資:〇
長期投資(値上がり益):✖
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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