こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私は、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。
お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。
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今回は、食肉国内首位で、ハム・ソーセージも強く、海外や新規事業を育成する日本ハムについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2025年8月1日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:日本ハム公式HP)
日本ハムは、食肉国内首位で、ハム・ソーセージも強く、海外や新規事業を育成する会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
日経平均株価およびJPX日経400の構成銘柄の1つ
当社グループは企業理念である「食べる喜び」をお届けし続けるために、2030年のありたい姿として定めたVision2030“たんぱく質を、もっと自由に。”の実現に向け、新たな挑戦に取り組んでまいります。
近年、世界的な人口増加、気候変動等の地球環境問題の深刻化などに加え、ウクライナ危機などの地政学的リスクを要因とした原燃料や飼料価格の高騰、日米金利差などを要因とする円安の進行、国内外の人件費高騰など、かつてない事業環境に直面しております。
そのような環境の中においても、当社の企業理念である「食べる喜びを基本のテーマとし、時代を画する文化を創造し、社会に貢献する」ため、これまでの食のインフラを担う企業としてたんぱく質を安定的にお届けすることに加え、様々なパートナーと力を掛け合わせることで、たんぱく質の新たな価値を創造することに取り組んでいきたいと強く考えております。
2024年4月からスタートする中期経営計画2026では、構造改革と成長戦略を通し、今ある価値をより強くするとともに、新たな価値を生み出すための事業戦略を展開してまいります。
そして、事業戦略を推進する鍵を握るのは、従業員一人ひとりがもつチャレンジ精神です。当社の創業者である大社義規の座右の銘は、「逆境こそ、わが道なり」であり、当社の根底にあるこのチャレンジ精神をより高めるため、風土改革を通した人的資本経営の強化にも取り組んでまいります。
昨年3月に開業した「HOKKAIDO BALLPARK F VILLAGE」の取り組みも当社のチャレンジ精神を体現しております。このような国内外のリソースを土台に、様々な皆様との共創を通し、たんぱく質が持つ無限の可能性を引き出す挑戦を重ねることで、社会に貢献してまいります。
企業理念は「わが社は、「食べる喜び」を基本のテーマとし、時代を画する文化を創造し、社会に貢献する。」
「わが社は、従業員が真の幸せと生き甲斐を求める場として存在する。」です。
(引用:日本ハム公式HP)
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沿革
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1942年 - 創業者大社義規が徳島市寺島本町に徳島食肉加工場を創設
1945年 - 戦災により焼失
1948年 - 徳島市万代町において事業再開
1951年 - 資本金150万円をもって徳島ハム(株)に組織変更
1960年 - 大阪証券取引所において株式を店頭公開
1961年 - 大阪証券取引所市場第2部に上場
1962年 - 東京証券取引所市場第2部に上場
1963年 - 鳥清ハム(株)と合併し、商号を日本ハム(株)と変更、資本金7億320万円となり、本店を大阪市浪速区大国町2丁目7番地に移転
1966年 - 「ウイニー」を全国一斉発売
1967年 - 大阪・東京両証券取引所市場第1部銘柄に指定替
1968年 - 日本ブロイラー(株)を共同出資で設立し、ファーム事業に参入
本社(本店)を大阪市中央区南本町三丁目6番14号へ移転
1969年 - 独自のモニター制度、奥様重役制度を導入
1973年 - 日本ポーク(株)を設立し、食肉の生産から処理までの一貫体制を構築
1976年 - 第1回C.D.R.(大陸預託証券)を発行し、ルクセンブルグ証券取引所に上場
1977年 - 仙台フード(株)を設立し、食肉販売体制の構築を開始
ロサンゼルスのデイリーミーツ(現デイリーフーズ)を買収、海外事業展開スタート
1978年 - オーストラリア日本ハム(現NHフーズ・オーストラリア)を設立
1979年 - 日本ハム食品(株)を設立し、加工食品部門に本格進出
1981年 - 「超うす切りシンスライス」発売
マリンフーズ(株)の事業を継承し、水産加工部門に進出
1983年 - カール・W・レイモン氏の事業を継承し、(株)函館カール・レイモンを設立
1984年 - 中央研究所開設
日本ドライフーズ(株)を設立し、フリーズドライ事業に進出(現在は宝幸(株)にて事業継承)
「チキンナゲット」発売
1985年 - 台湾 三重市に現地法人アマダ台湾を設立
1985年 - 「シャウエッセン」発売
決算期を7月末から3月末に変更
1986年 - 企業理念・経営理念・行動指針制定
イギリス・ロンドンに英国日本ハム(現NHフーズ・U.K.)を設立
1987年 - 「チキチキボーン」発売
オーストラリアの牛肉処理会社オーキー・アバトゥア(現オーキービーフエキスポート)買収
パリ証券取引所に上場
1988年 - ワイアラ牧場(オーストラリア)を買収し、海外における飼育から処理、加工、販売までの一貫体制を構築
チリ日本ハム(現NHフーズ・チリ)を設立
1989年 - タイ日本フーズを設立
1990年 - 台湾日本ハム(現NHフーズ・台湾)を設立
ハワイ最大のハムソーセージメーカーレドンドを買収
オーストラリアの牛肉処理会社T.B.S.(ト-マスボースウイック・アンド・サンズ)を買収
1992年 - 乳酸菌飲料のパイオニア関西ルナ(株)(現日本ルナ(株))の事業を継承し、はっ酵乳・乳酸菌飲料事業に進出
1993年 - (株)鎌倉ハム富岡商会の事業を継承
大阪サッカークラブ(株)(現(株)セレッソ大阪)「セレッソ大阪」の設立・運営に参画
1994年 - 「中華名菜」発売
1995年 - 日本ピュアフード(株)を設立し、エキス調味料事業を強化
「アンティエ」発売
1998年 - メキシコに日本食品メキシカーナ(現 NH フーズ・メキシカーナ)を設立
環境憲章制定
1999年 - 小野工場(現日本ハムファクトリー兵庫工場)が業界初の環境IS014001認証取得
2001年 - 中国に威海日都食品を設立
2002年 - ソーセージ手作り体験のできる「下館工房」開業
2003年 - 新中期経営計画パートIスタート。新生ニッポンハムグループスタート
(株)宝幸(旧宝幸水産(株))の株式取得し、水産・乳製品事業を強化
(株)北海道日本ハムファイターズ設立
2004年 - (株)丸和の株式を取得し、健康食品事業を強化(現在は日本ハム(株)にて事業継承)
2005年 - グループブランド制定
2010年 - 行動指針改定
2011年 - ベトナムに日本ゴールデンピッグ(現NHフーズ・ベトナム)を設立
2012年 - 本社(本店)を現在地(大阪市北区)へ移転
2014年 - 日邦食品(香港)を設立
NHフーズ・ブラジルを設立
グループブランド変更
コーポレートブランドロゴ変更
英文社名をNH Foods Ltd.に商号変更(旧社名 NIPPON MEAT PACKERS, INC.)
2015年 - トルコの大手の養鶏事業会社エゲタブを買収
2016年 - NHフーズ・マレーシアを設立
2017年 - ウルグアイの大手食肉処理会社ブリーダーズ&パッカーズ ウルグアイを買収
2021年 - Vision2030を制定
2022年 - 環境負荷低減に向けて新包装形態のシャウエッセンを発売
2023年 - 北海道ボールパークFビレッジ開業
事業内容
日本ハムは、以下の5つの事業からなります。
【連結事業】加工事業本部 31%、食肉事業本部 55%、海外事業本部 13%、他 2%
食肉事業
ニッポンハムグループの売上50%以上を占める食肉事業。安全で品質の高い食肉を、スピーディーかつ安定的にお届けするため、生産飼育から、処理・加工、物流、販売までを一貫して行う独自の「バーティカル・インテグレーション・システム」を早くから構築してきました。
現在は、オリジナルブランドを多数開発し、販売しています。
(引用:日本ハム公式HP)
加工事業
1942年、ハム・ソーセージの製造から始まったニッポンハムグループ。
以来、お客様のニーズをお応えする新しい価値提案により、「シャウエッセン」、「中華名菜」、チルドピザ「石窯工房」など、様々なヒット商品を送り出してきました。
多数の市場シェアNO,1の商品を持つ一方、鎌倉ハム富岡商会、函館カール・レイモンなど、歴史あるブランドの継承にも努めています。
(引用:日本ハム公式HP)
水産事業
ニッポンハムグループでは、加工事業、食肉事業に続く主要な事業として水産事業を注力しています。
(株)宝幸が水産加工品の製造から販売までを行っております。
(引用:日本ハム公式HP)
乳製品事業
チーズ事業とヨーグルト事業で構成される、私たちの乳製品事業。
チーズ事業では、業務用チーズの市場シェア・トップクラスを誇る高い技術力で、コンシューマー商品の展開も積極的に進めています。
ヨーグルト事業では、常に新たな商品開発に取り組み、独自性のある商品を生み出しています。
(引用:日本ハム公式HP)
ボールパーク・その他事業
ニッポンハムグループではおいしさの感動と健康の喜びに貢献するために、食と健康に関連したさまざまな事業に取り組んでいます。
(引用:日本ハム公式HP)
時価総額
日本ハムの時価総額は5,090.51億円です。(2025年8月1日現在)
社員の状況
従業員数:連結 15,732名(臨時10,215名)
単体 1,233名(臨時775名)
平均勤続年数:15.8年
平均年齢:40.4歳
平均年収:860万円
業績
2025年5月9日に発表された2025年3月期の決算短信は以下です。
連結売上高は5.1%増で、親会社の所有者に帰属する当期利益は5.3%減の265億8,500万円となっています。
売上高営業利益率は前年の3.45%から3.10%と横ばいでした。
(引用:日本ハム公式HP)
2026年3月期の連結業績予想は増収増益になります。
次に、2025年8月1日に発表された2026年3月期の1Q決算の結果です。
連結売上高は4.8%増で、親会社の所有者に帰属する四半期利益は12.5%減の114億1,700万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の4.31%から4.59%と横ばいでした。
第1四半期時点の親会社の所有者に帰属する当期利益の進捗率は38.06%でした。
計画以上のペースで業績は進捗しています。
適時開示情報
2025年8月1日 2026年3月期 第1四半期決算短信
2025年5月9日 2025年3月期決算短信
2025年5月9日 自己株式の取得枠設定に関するお知らせ 6.1%
▼クリックで詳細表示
2025年1月31日 2025年3月期 第3四半期決算短信
2025年1月31日 業績予想の修正に関するお知らせ
2024年12月11日 米国LJD Holdingsグループの持分取得(子会社化)に関するお知らせ
2024年11月1日 2025年3月期 第2四半期決算短信
2024年8月1日 2025年3月期 第1四半期決算短信
2023年5月10日 2024年3月期決算短信
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
近年2.5%前後の配当を出しています。
2014年3月 2.41% 30.3%
2015年3月 1.66% 30.2%
2016年3月 1.33% 30.9%
2017年3月 1.74% 30.3%
2018年3月 2.43% 30.1%
2019年3月 2.26% 49.1%
2020年3月 2.39% 48.2%
2021年3月 1.98% 29.6%
2022年3月 2.46% 21.7%
2023年3月 2.87% 67.7%
2024年3月 2.34% 43.5%
2025年8月 3.04%
(引用:日本ハム公式HP)
株主優待は、グループ商品(スポーツ観戦チケット含む)または寄附の贈呈です。
権利確定月は、3月・9月末日です。
<2024年9月末のみ>
500株以上 3年未満:市価5,000円相当
3年以上:市価7,500円相当
5年以上:市価10,000円相当
<3月末日>
100株以上 市価1,500円相当
<3月末日・9月末日>
500株以上 継続保有期間5年未満:市価3,000円相当
継続保有期間5年以上:市価5,000円相当
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
日本ハムは、3月が配当月になります。
権利付き最終日は、2025/3/27(木)です。
権利落ち日は、2025/3/28(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2023年以降は上昇傾向が続いています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、4月までは上昇しましたが、それ以降は下落しています。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 18.97倍 (予 16.81倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 0.96倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価はやや割高といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 263.06 (予 303.24)
BPS(1株当たりの純資産) 5,299.56
(引用:日本ハム公式HP)
ROA(純資産利益率) 2.80% (予 3.16%)
(引用:日本ハム公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。
自己資本比率 54.6%
(引用:日本ハム公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。
信用倍率 0.77倍(2025年7月25日現在)
比較される銘柄
まとめ
売上は、近年横ばいが続いています。
利益は縮小傾向です。
2026年3月期は増収増益予想です。
一方、株価は2023年から上昇が続いています。
業績は横ばいが続いており、株価も割高なので、長期投資するのはきびしいでしょう。
配当はそこそこあり、優待もあるので、権利取りのために投資するのは良いです。
大型の銘柄で、値動きは小さそうなので、短期投資向きではありません。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:△
安全性:◎
成長・将来性:〇
収益性:△
規模:〇
割安度:△
値動き:△
高配当投資:〇(配当+優待)
長期投資(値上がり益):△
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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