こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私は、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。
お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。
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今回は、アパレル中堅で、主力ブランド「ニューヨーカー」を展開、不動産賃貸を安定収益源とするダイドーリミテッドについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年11月12日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:ダイドーリミテッド公式HP)
内田洋行は、アパレル中堅で、主力ブランド「ニューヨーカー」を展開、不動産賃貸を安定収益源とする会社です。
東京証券取引所スタンダード市場の上場企業
当社は明治12年(1879年)の創業以来、取り扱う商品、事業業態等の変化はありますが、その時代、時代でお客様が求めるものを理解し、ご納得、ご満足いただくことを第一に考えた商品、サービスをお届けするよう努めてきました。
そして、常にお客様にご安心いただき、信頼を得られる品質であることを基準に、ものづくりを続けてきました。
このことを「お客様第一」、「品質本位」とした経営理念のもと、製造から販売まで完結できる総合力を活かし、中長期の視点で利益を生み出せる企業グループへの進化に取組んでいます。
アパレル事業では、主力ブランドである「ニューヨーカー」とライセンスブランドである「ブルックスブラザーズ」を柱とし、「ニューヨーカー」は「ハウスタータン」をイメージの中心としたマーケティングを強化し、品質の向上、魅力ある商品企画に努め、ブランドの価値をさらに高めていきます。
「ブルックスブラザーズ」は、あらたなクリエイティブディレクターによる商品構成でブランドの世界観を表現し、顧客基盤の拡大を目指していきます。
また、多様化するお客様の志向への対応と新たな消費者への訴求のため、得意分野であるビジネスウェアの商品構成を強化し、販売経路の拡充と魅力的な店舗作りを進めていきます。
マニュファクチャラーとしてグループの製造拝啓を活かしたパターンオーダーは、「ニューヨーカー」「ブルックスブラザーズ」に加え「アトラエル」の展開拡大により婦人服の強化に努めるほか、企業向け制服の受注強化などで新規顧客の獲得を進めていきます。
中国を中心としたアジア市場における小売り事業は、日本でのマーケティングと連動し「ニューヨーカー」ブランドの価値を確立するとともに、現地企画商品の拡充と新規店舗の出店を進めながら収益性向上を目指していきます。
製造事業においては、欧米の高級ブランドOEM(取引先ブランド製品卸)の製造・販売を拡大するとともに、日本・中国向けパターンオーダーの需要拡大に応えられるよう、縫製工場の対応力を高めていきます。
イタリアを中心とした欧州市場における製造・販売事業は、婦人向け衣料用素材等においては、市場のトレンド変化に合わせたコレクションの提案力、価格競争力の向上を図り、スポーツ向け衣料用素材等においては、独自の技術を活かした機能性の向上に加え、リサイクル素材の活用や環境に配慮した各種素材開発により、新たな市場の解体を推し進めていきます。
当社グループは、これからも改革と改善を社員全員の知恵を結集して実行し、お客様からご信頼いただける企業グループとなり社会への貢献を果たす所存です。
(引用:ダイドーリミテッド公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
1879年 - 栗原イネにより創業、製織事業を開始
1918年 - 栗原紡織合名会社を設立、英式トップ設備を据え紡織一貫工程を確立
1923年 - 一貫工場竣工式の当日、関東大震災により、工場全部消失
1936年 - 栗原毛織株式会社を設立、現在の愛知県稲沢市に工場を建設し毛織物の製造を開始
1941年 - 株式会社関西製絨所を合併し、(旧)大同毛織株式会社を設立。紡織から織物整理までの一貫生産体制を整える
1949年 - 企業再建整備法により大同毛織株式会社に改組、新発足
1950年 - 純毛紳士服地「ミリオンテックス」を発売。株式を東京証券取引所、名古屋証券取引所に上場
1953年 - 小田原工場(紡績)を建設。毛織物の米国輸出を始める
1960年 - パピー毛糸株式会社設立。(1962年に株式会社パピーに社名変更、2006年に(株)ジャルダンに吸収合併)
1964年 - 株式会社ニューヨーカーを設立、既製服の製造販売をはじめる
1965年 - ミリオンテックス株式会社を設立、毛織物の販売部門を別会社とする。(2007年に統合により解散)
1969年 - 毛織物製造の新技術による「ミリオンテックス・Z」の販売開始
1970年 - 衣料品専門店、株式会社バークレイを設立
1979年 - 米国ブルックス ブラザーズ社との合弁で、紳士服専門店ブルックス ブラザーズ ジャパンを設立。(2021年、連結子会社化)
1980年 - 株式会社ニューヨーカーを吸収合併し、衣料品事業に進出
1989年 - 商号を「大同毛織株式会社」から「株式会社ダイドーリミテッド」に変更
1993年 - 中国、上海市に大同利美特(上海)有限公司を設立
オーストラリアにダイドーオーストラリアPty.,Ltd(牧場経営)を設立。(2019年解散)
小田原工場遊休地の開発を開始
1996年 - 上海同豊毛紡織時装有限公司が操業を開始。小田原工場を閉鎖する
1999年 - SPA業態による衣料事業を開始(SPA:Speciality store retailer of Private label Apparel/製造小売りの略)
メリヤス売糸事業を廃止、株式会社ハンプトン(織物製造・販売)、株式会社ユニベール(織物製造・販売)を吸収合併する
2000年 - 小田原工場跡地にショッピングセンター「ダイナシティ」をオープンする
2001年 - 中国、安徽省馬鞍山市に大同利美特(上海)有限公司馬鞍山分公司、大同佳楽登(馬鞍山)有限公司)を設立、上海松江輸出加工区に大同利美特時装(上海)有限公司を設立
2002年 - 稲沢工場を閉鎖
会社分割により、株式会社メンズニューヨーカー、株式会社レディースニューヨーカーを設立、織物事業部をミリオンテックス株式会社に併合
ジャルダン株式会社の全株式を取得し、連結対象会社とする
株式会社リバティ ジャパンの株式49%を取得し、持分法適用関連会社とする。(2007年に売却)
株式会社ダイドー トレーディング設立。(2007年に統合により解散)
2004年 - 株式会社ギーブスアンドホークスジャパン設立。(2007年解散)
中国における統轄管理会社として、大同利美特(上海)管理有限公司を設立
手編糸の中国における販売会社として、芭貝(上海)毛線編結有限公司を設立
2005年 - 既製服の中国における販売会社として、北京紐約克服装販売有限公司を設立
当社グループにおける管理業務代行会社として、株式会社ダイドーシェアードサービスを設立
2006年 - (株)メンズニューヨーカーと(株)レディスニューヨーカーを(株)ニューヨーカーに吸収合併し、それぞれ紳士服事業部と婦人服事業部としてスタート。(2018年統合により解散)
(株)パピーを(株)ジャルダンに吸収合併、社名を(株)パピー・ジャルダンとし、パピー事業部とジャルダン事業部としてスタート
2007年 - (株)ダイドーインターナショナルを設立し、これにミリオンテックス(株)と(株)ダイドートレーディングを統合。(2018年統合により解散)
(株)オンワード樫山(現・(株)オンワードホールディングス)の持分法適用会社となる。(2019年持分法適用除外)
2010年 - 大都利美特(中国)投資有限公司を設立
2011年 - 芭貝(上海)毛線編結有限公司を、大同利美特商貿(上海)有限公司に社名変更
2012年 - 大同利美特(上海)管理有限公司を、大都利美特(中国)投資有限公司に吸収合併
2016年 - 大同利美特(上海)有限公司、松江工場の操業を停止
イタリア Pontetorto S.p.A.の株式65%を取得し子会社化する
2018年 - (株)ダイナシティに、(株)ニューヨーカー、(株)ダイドーインターナショナルを吸収合併、社名を(株)ダイドーフォワードに変更し、旧事業会社はそれぞれ、ダイナシティディビジョン、ニューヨーカーディビジョン、トレーディングディビジョンとして事業を開始
2020年 - 大同佳楽登(馬鞍山)有限公司 ニット部門の操業を停止
事業内容
ダイドーリミテッドは、以下の2つの事業からなります。
当社グループの連結子会社は9社あり、取り扱い品目や顧客は各部門により異なっていますが、グループを通して「お客様第一」「品質本位」の経営理念を共有し、独自の品質へのこだわりを事業活動の基礎として事業運営に当たっています。
衣料事業において、毛織物については、これまでに蓄積した技術・ノウハウをもとに、日本および中国の紡績、染色、機織、整理の各メーカー・協力工場(クオリティパートナー)により製造しています。
衣料品については、上海市松江区および安徽省馬鞍山市の縫製工場の自社工場に加え、国内外の協力工場により製造しています。
(引用:ダイドーリミテッド公式HP)
【連結事業】衣料 90%、不動産賃貸 10%
【海外】27%
衣料事業
衣料用繊維素材および衣料品等の事業者に向けた製造販売から消費者向けの小売販売までを行う事業です。
(引用:ダイドーリミテッド公式HP)
不動産賃貸事業
ショッピングセンター店舗・事務所用ビル等の賃貸等の不動産賃貸事業です。
時価総額
ダイドーリミテッドの時価総額は268.29億円です。(2024年11月12日現在)
社員の状況
従業員数:連結 635名(臨時476名)
単体 34名(臨時12名)
平均勤続年数:25.3年
平均年齢:52.9歳
平均年収:583万円
業績
2024年5月14日に発表された2024年3月期の決算短信は以下です。
連結売上高は1.7%増で、経常利益は赤字幅縮小の-3億3,600万円となっています。
(引用:ダイドーリミテッド公式HP)
2025年3月期の連結業績予想は増収で黒字転換になります。
次に、2024年11月12日に発表された2025年3月期の2Q決算の結果です。
連結売上高は1.9%減で、経常利益は赤字幅拡大の-4億8,300万円となっています。
同時に、通期業績予想の修正(下方修正)が発表されています。
下方修正が出るほど、業績は厳しい状況です。
適時開示情報
2024年11月12日 2025年3月期 第2四半期決算短信
2024年11月12日 2025年3月期第2四半期連結業績予想と実績値との差異および通期連結業績予想の修正に関するお知らせ
2024年11月12日 特別利益の計上に関するお知らせ 131百万円
2024年10月22日 特別利益の発生に関するお知らせ 106百万円
2024年10月3日 資本金、資本準備金及び利益準備金の額の減少並びに臨時株主総会招集のための基準日設定に関するお知らせ
2024年9月2日 固定資産の譲渡に伴う特別利益の発生に関するお知らせ
2024年8月8日 2025年3月期 第1四半期決算短信
2024年7月4日 株主還元に関する方針及び配当予想の修正(増配)に関するお知らせ
2024年5月14日 2024年3月期決算短信
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
近年は0.5%前後の配当を出しています。
2014年3月 3.12% -%(赤字)
2015年3月 2.92% 573.0%
2016年3月 3.13% 552.0%
2017年3月 2.33% -%(赤字)
2018年3月 2.25% 102.5%
2019年3月 1.54% 64.7%
2020年3月 1.24% -%(赤字)
2021年3月 0.00% -%(赤字)
2022年3月 0.00% -%(赤字)
2023年3月 0.74% 1.0%
2024年3月 0.33% 19.6%
2024年11月 11.48%
(引用:ダイドーリミテッド公式HP)
株主優待は、以下を贈呈です。
権利確定月は3月・9月末日です。
①子会社ECサイト取扱商品の買物割引券
②子会社取扱商品
<3月末>
100株以上 ①割引コード4種
500株以上 ①割引コード4種 + ②4,000円相当
1,000株以上 ①割引コード4種 + ②10,000円相当
<9月末>
100株以上 ①割引コード4種
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
ダイドーリミテッドは、3月・(9月)が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2022年まで下落傾向が続いていましたが、それ以降急上昇しています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、4月から6月までは上昇傾向でしたが、それ以降下落して横ばいです。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 80.14倍 (予 777.34倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 1.64倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は非常に割高といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 10.81 (予 1.11)
BPS(1株当たりの純資産) 528.18
(引用:ダイドーリミテッド公式HP)
ROA(純資産利益率) 0.71% (予 0.07%)
(引用:ダイドーリミテッド公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は非常に悪いといえます。
自己資本比率 34.1%
(引用:ダイドーリミテッド公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。
信用倍率 0.00倍(2024年11月8日現在)
比較される銘柄
まとめ
売上は横ばいが続いており、赤字も過去10年間で5回と業績は厳しい状況です。
事業の主力がアパレルということで、将来的にも厳しそうです。
2025年3月期は増収で黒字転換予想です。
一方、株価は2023年以降上昇傾向が続いています。
配当は2024年7月4日に株主還元に関する方針が発表され、一気に日本屈指の高配当銘柄となり、注目されています。
しかし、肝心の業績は良くないので注意は必要です。
高配当ではありますが、赤字も多いため、長期投資は避けた方が良いでしょう。
配当権利取りのために、短期的に購入するのが最良でしょう。
小型の銘柄ですが、値動きは小さそうなので、短期投資向きではありません。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:✖
安全性:〇
成長・将来性:△
収益性:✖
規模:△
割安度:✖
値動き:△
高配当投資:△(配当+優待)
長期投資(値上がり益):✖
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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