こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私は、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。
お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。
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今回は、マンション分譲中堅で、都心好立地のハイグレード物件を軸に展開するサンウッドについて調査をしました。
京王電鉄株式会社による買収により、2024年3月28日上場廃止です。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年3月27日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:サンウッド公式HP)
サンウッドは、マンション分譲中堅で、都心好立地のハイグレード物件を軸に展開する会社です。
東京証券取引所スタンダード市場の上場企業
2012年までは森ビルグループ、2013年からタカラレーベンの持分法適用会社、2021年から京王電鉄の持ち分法適用会社
1997年の創業以来、「都心の好立地、街並みとの調和」、そして住まう方の人生の豊かさに向けた「自由度の高い設計変更、暮らしの中でのプライバシー」にこだわった高品質な分譲マンションを提供してきました。
私たちが掲げる「東京に感動を。人生に輝きを。」というビジョンは、この事業に込める想いの表明であり、私たちのアイデンティティそのものです。
今後、情報技術や仮想空間の急速な進化の中で人々の意識や行動様式は大きく変容していきますが、私たちはこの想いを堅持しながら、マンションをお求めになるお客さまのニーズに的確にお応えし続けていきます。
同時に、コア事業であるマンション分譲事業で培った想いとノウハウを活用し、賃貸レジデンスやオフィスビルの収益不動産開発事業(WHARFシリーズ)、中古マンションのリノベーション事業、中古物件を活用しての不動産再生事業といった新しい領域にも業容を拡大していきます。
Visonは「東京に感動を。人生に輝きを。」、
行動指針は「私たちは、ビジョンの実現に向け、”価値のプラスワン”を追い求めながら、人と街と社会への責任を果たしていきます。」です。
(引用:サンウッド公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
1997年2月 - 都市型新築マンションの開発分譲を主たる事業目的として、株式会社サンウッドを設立
1997年3月 - 宅地建物取引業免許を取得
森ビル株式会社ならびに森稔氏(当時:森ビル代表取締役社長)に対して第三者割当増資を実施し、森ビルのグループ会社となる
一級建築士事務所登録を実施
1999年9月 - 「サンウッド赤坂フラッツ」竣工(自社分譲マンション第一号)
1999年11月 - 「フォレストテラス松濤」竣工(森ビル株式会社との共同事業)
2001年10月 - 「ファーロ南青山」竣工
2002年6月 - 日本証券業協会に株式を店頭登録
2003年1月 - 「ガーデンコート成城」竣工
2003年9月 - 「サンウッド市川真間グリーンヒルズ」竣工
2005年11月 - 「サンウッド三田パークサイドタワー」竣工
2008年4月 - 「赤坂タワーレジデンス~Top of the Hill」竣工
2011年1月 - 「サンウッド松濤」竣工
2012年7月 - 森ビル株式会社ならびに故森稔氏が保有する株式が売却され資本関係を解消し、森ビルグループ企業から外れる
2012年11月 - 「サンウッド吉祥寺フラッツ」竣工、東京郊外コンセプト物件へのマンション展開をスタート
2013年10月 - 「サンウッド赤坂氷川」竣工
2013年11月 - 株式会社タカラレーベンと業務資本提携し、タカラレーベンのグループ会社(持分比率20.7%)となる
2015年1月 - 「サンウッド代官山猿楽町」竣工
2015年9月 - 「サンウッド代々木公園」竣工
2017年6月 - 「サンウッド赤坂丹後町」竣工
2017年8月 - 「サンウッド代々木西参道」竣工
2017年9月 - 「ガーデンコート多摩センター」竣工、郊外型コンセプト部兼「ガーデン」シリーズの展開をスタート
2018年3月 - 「WHARF渋谷宇田川町」竣工、新築ソリューション事業「WHARF」シリーズの展開をスタート
2018年12月 - 「サンウッド青山」竣工
2019年9月 - 「WHARF赤坂」竣工
2019年10月 - 「WHARF恵比寿」竣工
2020年5月 - 「サンウッド広尾」竣工
事業内容
サンウッドは、以下の3つの事業からなります。
【単独事業】不動産開発 70%、不動産再生 26%、賃貸 2%、他 2%
新築分譲マンション
上質な暮らしを仕立てる
住まいは、最も自分らしく過ごせる場所であってほしい。
だからこそ私たちは、プライバシーを大切に考え、一邸一邸、暮らしやすさにこだわって丁寧に設計。
そして、住まう人ときちんと向き合い、想いをくみ取ることで、他にはないその人らしい住まいに仕立てていきます。
たった一度の人生にふさわしい、そしてあなたらしい一邸を。
(引用:サンウッド公式HP)
オーナーさまサポート
上質な暮らしに寄り添う
お客さまの人生がより輝かしいものになることを願って。
いつの日も私たちは、手塩にかけて一邸一邸のマンションを仕立てます。
そして、その想いはご入居後も変わることはありません。
私たちは、お客さまの日々に末長く寄り添いながら、変わらない上質さがつづいていくように、様々なお手伝いをしています。
(引用:サンウッド公式HP)
不動産開発・活用
不動産の価値を最大化する様々な開発と活用
マンションのリノベーションや等価交換による建替え、さらには商業用不動産の開発やバリューアップまで。
私たちは、都心不動産のスペシャリストとしての知見を活かした価値再生と付加価値創造を通じ、周辺の街並みの価値や建物で過ごす人々の時間の質を高めながら、オーナーさまの多様なニーズに応えています。
(引用:サンウッド公式HP)
時価総額
サンウッドの時価総額は60.59億円です。(2024年3月27日現在)
社員の状況
従業員数:単体 53名
平均勤続年数:11.40年
平均年齢:41.50歳
平均年収:847万円
業績
2023年5月9日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。
個別売上高は46.6%増で、経常利益は413.7%増の16億5,500万円となっています。
売上高営業利益率は前年の4.16%から10.11%と大幅に改善しました。
(引用:サンウッド公式HP)
2024年3月期の連結業績予想は増収減益になります。
次に、2024年2月2日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。
個別売上高は前年同期比4.9%増、経常利益は23.5%減の4億6,400万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の7.16%から5.12%と悪化しました。
3Q時点の経常利益の進捗率は45.94%でした。
計画に対して、業績の進捗はかなり遅れています。
適時開示情報
2024年3月27日 当社株式の上場廃止に関するお知らせ
2024年3月1日 株式併合及び定款の一部変更に係る承認決議に関するお知らせ
2024年2月2日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2024年2月2日 株式併合並びに単元株式数の定めの廃止及び定款の一部変更に関する臨時株主総会開催のお知らせ
2024年2月2日 自己株式の消却に関するお知らせ 3.42%
2023年12月20日 京王電鉄株式会社による当社株券等に対する公開買付けの結果並びに親会社及びその他の関係会社の異動に関するお知らせ
2023年11月6日 2024年3月期 第2四半期決算短信
2023年11月6日 配当予想の修正(無配)に関するお知らせ
2023年11月6日 京王電鉄株式会社による当社株券等に対する公開買付けに関する賛同の意見表明及び応募推奨のお知らせ
2023年7月28日 2024年3月期 第1四半期決算短信
2023年5月9日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
近年5.0%前後の配当を出していましたが、2024年3月期は無配です。
京王電鉄株式会社による買収により、2024年3月28日上場廃止です。
2013年3月 3.79% 28.0%
2014年3月 4.34% 54.4%
2015年3月 4.10% 145.0%
2016年3月 4.65% 85.4%
2017年3月 3.70% 56.0%
2018年3月 4.13% 38.8%
2019年3月 5.22% 62.0%
2020年3月 6.30% 25.9%
2021年3月 5.26% 23.8%
2022年3月 4.66% 51.3%
2023年3月 5.69% 16.2%
2024年3月 0.00%
(引用:サンウッド公式HP)
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
サンウッドは、3月と(9月)が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2020年から上昇を続けて、2023年11月一気に急騰しました。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、11月に急騰して横ばいです。
11月の急騰は、京王電鉄による株式公開買付けの発表によるものでした。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 5.05倍 (予 8.39倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 1.01倍
PERの目安は15倍、RBRは1倍なので、株価は割安といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 247.51 (予 147.25)
BPS(1株当たりの純資産) 1,217.96
ROE(自己資本利益率) 20.36% (予 12.09%)
ROA(純資産利益率) 3.81% (予 1.63%)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は非常に優良といえます。
自己資本比率 13.5%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に悪いといえます。
比較される銘柄
まとめ
2023年3月期に大きく業績が向上しましたが、2024年3月期は増収減益と波があります。
2024年3月期の2Q決算でも、赤字転落しており非常に不安な業績です。
また、京王電鉄株式会社による買収により、2024年3月28日上場廃止です。
一方、株価はここ3年間上昇を続けています。
これまでは高配当でしたが、2024年3月期は無配が発表されており、上場廃止予定なので投資は避けるべきです。
今株を保有しているのであれば、京王電鉄の公開買付けにより1株当たり1,250円で売却できますので応募してください。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:△
安全性:✖
成長・将来性:〇
収益性:〇
規模:✖
割安度:◎
値動き:✖
高配当投資:✖
長期投資(値上がり益):✖
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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