社畜から経済的自立(FIRE)を目指す

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【株式銘柄分析】出光興産(5019)~石油元売り2位 燃料油 潤滑油 アスファルト 再生可能エネルギー 石炭 高配当 日経平均株価 JPX日経400 JPXプライム150~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。

 

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。

お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。

また、更新時にはX(Twitter)で発信しますので、私のXをフォロー頂くとさらにタイムリーな情報が受け取れ、効果的ですので、フォローをよろしくお願いします。

 

 

今回は、昭和シェル石油と2019年に経営統合し、石油元売り2位で、石油化学原油・石炭開発もおこなう出光興産について調査をしました。

 

www.idemitsu.com

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2024年4月16日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:出光興産公式HP)

 

出光興産は、昭和シェル石油と2019年に経営統合し、石油元売り2位で、石油化学原油・石炭開発もおこなう会社です。

東京証券取引所プライム市場の上場企業

日経平均株価およびJPX日経400、JPXプライム150の構成銘柄の1つ

 

2022年1月、当社は2023年度を起点とする中期経営計画を公表しました。

当社には燃料油、基礎化学品、高機能材、電力・再生可能エネルギー、資源の5つの事業セグメントがあります。

現在、このうち燃料油と資源はもとより、石油・ガスを原料とする基礎化学品や電力など、大部分の事業が化石燃料に関連しており、これらの資産は当社総資産の約7割を占めます。

2050年カーボンニュートラル社会に向けて、当社はどこに向かうのか、言い換えれば、化石燃料依存の事業構造をどのような時間軸でいかに変えていこうとしているのかについて、現時点でのビジョンと道筋をお示ししようと考えて策定したのが今回の中期経営計画です。

 

策定にあたっては、当社の存在価値や社会への提供価値、次いで当社の強みや主戦場とするフィールドの順に議論を進めていきました。

そして今回、当社の提供価値を「社会実装力」と定義しました。

カーボンニュートラル、循環型社会の実現には、多様なパートナーとの連携が不可欠です。

利害や価値観の異なる関係者を束ねていくには、北極星となる大義が必要であり、ここに国・地域社会のために考え抜き、働きぬくことを大事にする当社の存在意義があると考えています。

そのうえて、2050年ビジョン「変革をカタチに」を策定しました。

 

2021年5月に2030年ビジョン「責任ある変革者」を策定しました。

2050年カーボンニュートラルの実現には、非連続的な技術革新が必要です。

一方、エネルギー供給には連続性が求められます。

ミライの地球環境を守ることも大事ですが、今日の人びとの暮らし、産業活動を支えるエネルギーを供給し続ける責任を放棄する訳にはいきません。

足元では、ロシアによるウクライナ軍事侵攻などを機に、エネルギーを取り巻く環境が過去に類を見ないスピードで変化し、理想と現実の狭間において化石燃料の重要性が世界的に再認識されています。

だからと言って、気候変動問題への対応を後退させる訳にはいきません。

「エネルギーの安定供給と気候変動問題の解決を両立させるための道筋=現実解」を示すのが当社の使命だと考えています。

 

約110年前の創業時から、私たちは事業を通じて社会に貢献することを目標とし、「人の力」を結集して様々な困難に挑み続けていきます。

そして今、この混沌とした時代にこそ、改めて「人の力」を信じ、結集して変革を成すことが必要です。

国内外でお取引いただいている全てのお客様、事業を展開する地域の皆さま、そして多様なバックグラウンドを持った当社の従業員とともに、エネルギーの転換点ともいえるこの荒波を乗り越え、新たな価値創造に挑戦していきます。

 

経営の原点は「人間尊重」、

企業理念は「真に働く」です。

 

(引用:出光興産公式HP)

 

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沿革

▼クリックで詳細表示

1911年 - 門司で出光商会創業

1913年 - 消費者本位の漁船燃料油販売

1914年 - 外油独占の大陸市場へ進出

1919年 - 満鉄用の凍結しない車軸油の開発

1920年 - 朝鮮半島、台湾に販路を拡大

1923年 - 計量器付配給船を考案し、漁船燃料油の中身給油開始

1936年 - 華北、華南に販路を開拓

1938年 - 大型タンカー日章丸(一世)就航

1939年 - 中華出光興産(株)、満州出光興産(株)設立

1940年 - 出光興産(株)設立

    上海で大規模油槽所竣工

1942年 - 東南アジアで民需配給業務を遂行

1943年 - 出光興産本社を東銀座に移転

1945年 - 敗戦により国内外の事業消滅

1946年 - 旧海軍タンク底油回収作業開始

1947年 - 全国29店舗が石油配給公団販売店に指定され、石油業に復帰

    出光商会と出光興産(株)合併

1948年 - 長崎、門司、宇部に油槽所を入手

1949年 - 元売業者に指定

1950年 - 石油輸入基地の室蘭・川崎・神戸油槽所竣工

    消費地精製方式で苦境に

1951年 - 大型タンカー日章丸(二世)就航

1952年 - 高品質で安価な「アポロガソリン」発売

1953年 - イランとの直接取引で世界で初めて石油製品を輸入した「日章丸事件

1957年 - 出光初の精油所の建設、徳山製油所竣工

1959年 - 国の要請によりソ連石油を初輸入

1961年 - 本社を丸の内一丁目(パレスビル)に移転

    アポロサービス(株)設立(現 アポロリンク(株))

1962年 - 大型タンカー日章丸(三世)就航(当時世界最大)

    出光タンカー(株)設立

    第一宗像丸遭難事故

1963年 - 千葉製油所竣工

    生産調整に抗議し、石油連盟を脱退

    天皇・皇后両陛下徳山製油所をご視察

1964年 - 出光石油化学(株)設立(2004年出光興産と合併)

    出光石油化学徳山工場竣工

1966年 - 中央訓練所開設

    出光美術館開館

    本社を丸の内三丁目(帝劇ビル)に移転

    石油生産調整撤廃により石油連盟に復帰

1967年 - 千葉製油所に世界初の重油直接脱硫装置竣工

    「出光100ガソリン」発売

1968年 - 営業研究所開所

1969年 - 「出光クレジットカード」発行

1970年 - 兵庫製油所竣工(2003年生産停止)

    千葉製油所に潤滑油精製装置竣工

    中央研究所開所(現 先進技術研究所)

1971年 - 石油開発に進出し、新潟沖で出油に成功

    米国で出光アポロ設立

1972年 - 沖縄石油精製(株)設立(2003年生産停止)

1973年 - 石油の安定供給めざし、中東で事務所設置

    中国の大慶原油を初輸入

    北海道製油所竣工

1974年 - ロンドン事務所設置(1987年廃止)

1975年 - 石油化学千葉工場竣工

    愛知製油所竣工

1977年 - 石炭、地熱、ウランを3本柱として石油代替エネルギーの開発、事業化に着手

    シンガポールで出光アジア設立

1979年 - 北海道石油共同備蓄(株)設立

1983年 - 出光エンジニアリング(株)設立

    「出光無鉛金アポロガソリン」発売

1984 - サービスステーション新業態「Shop&Care」開始

1986年 - 出光クレジット(株)設立

1988年 - 豪州、エベネザ鉱山の権益取得し、自社炭輸入開始

1989年 - 出光アイルアンドガス開発(株)設立(2015年出光興産と合併)

1991年 - ポルトガルでアポロマークのサービスステーション開設(1999年売却)

1992年 - プエルトリコでサービスステーション事業開始(2001年売却)

    北海でスノーレ油田生産開始

    米国でユン滑油ブレンド工場竣工

1993年 - 低ベンゼンガソリン「ゼアス」発売

1996年 - 出光大分地熱(株)滝上発電所営業運転開始

1998年 - 全製油所、工場で「ISO 14001」の認証取得

    東京で出光初のセルフサービスステーション開所

2000年 - 優先株式を発行し、資本金356億円に増資

2001年 - IR準備室を設置し、上場の準備を開始

2002年 - 電子材料室設置(現 電子材料部)

2003年 - 兵庫製油所と沖縄石油精製生産停止

    北海道製油所 タンク火災発生

    出光クレジットを、出光興産とクレディセゾン合弁会社

2004年 - 出光興産(株)と出光石油化学(株)合併

2005年 - (株)プライムポリマー設立

    第三者割当増資、優先株式有償消却を実施し、資本金513億円

2006年 - アストモスエネルギー(株)設立

    東京証券取引所市場第一部に株式上場

2008年 - ベトナムでの「製油所・石油化学コンプレックス」建設に向けた合弁会社に参加

2010年 - 二又風力開発(株)へ参画

2011年 - 出光創業100周年

2012年 - (株)イエローハットと出光興産(株)の業務・資本提携

    バイオエタノール事業に関するカンボジア政府との覚書締結

2013年 - ニソン製油所、石油化学コンプレックス建設コンソーシアムを決定

2014年 - 徳山製油所 原油処理機能停止

2015年 - 土佐グリーンパワー(株)土佐発電所を竣工

    昭和シェル石油(株)との経営統合に関する基本合意書を締結

2016年 - ロイヤル・ダッチ・シェルからの昭和シェル石油株式会社の株式取得完了

2017年 - 昭和シェル石油株式会社と「ブライターエナジーアライアンス」を立ち上げ

2018年 - 株式交換契約の締結

    両社臨時株主総会にて株式交換契約等経営統合に関する事項承認

2019年 - 出光昭和シェル発足

2021年 - 出光タジマEV設立

 

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事業内容

出光興産は、以下の4つの事業からなります。

 

出光グループは、燃料油、潤滑油、アスファルト、石油・ガス開発、再生可能エネルギー、石炭、石油化学電子材料などの事業をグローバルに展開しています。

 

【連結事業】燃料油 78%、基礎化学品 7%、高機能材 5%、電力・再生可能エネルギー 2%、資源 7%、他 0%

【海外】29%

 

燃料油

  • 原油調達、石油製品の製造
  • SS(サービスステーション)向けガソリン・灯油・軽油・自動車用潤滑油の販売
  • 産業用灯油・軽油重油などの販売
  • 航空機用・船舶用燃料の販売
  • 水素ステーションの運営

 

(引用:出光興産公式HP)

 

基礎化学品

オレフィン(エチレン、プロピレン、ブタジエン)、アロマ(ベンゼン、スチレンモノマー、ミックスキシレン、パラキシレン)などの製造・販売

 

(引用:出光興産公式HP)

 

高機能材

  • 自動車潤滑油、工業用潤滑油、船舶用潤滑油、グリースの研究開発・製造・販売
  • エンジニアリングプラスチック、粘接着基材、誘導品・溶剤の研究開発・製造・販売
  • 有機ELなどの電子材料の研究開発・製造・販売
  • 高機能アスファルト(機能舗装材)の研究開発・製造・販売
  • 全固体リチウムイオン電池材料の研究開発

 

(引用:出光興産公式HP)

 

電力・再生可能エネルギー

 

(引用:出光興産公式HP)

 

資源

  • 石油・天然ガスの探鉱・開発・生産
  • 石炭の生産と販売
  • 地熱発電所の運営、電力および上記の供給・販売

 

(引用:出光興産公式HP)

 

 

 

時価総額

出光興産の時価総額1.4449兆です。(2024年4月16日現在)

 

社員の状況

従業員数:連結 14,363名(臨時4,864名)

     単体 5,089名(臨時1,069名)

平均勤続年数:17.75年

平均年齢:42.08歳

平均年収:949万円

 

 

業績

2023年5月9日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。

連結売上高は41.4%増で、経常利益は30.0%減の3,215億2,500万円となっています。

売上高営業利益率は、前年の6.50%から2.99%と大幅に悪化しました。

 

 

(引用:出光興産公式HP)

 

2024年3月期の連結業績予想は減収減益になります。

 

 

2023年11月14日には、通期業績予想の修正(上方修正)が発表されています。

 

 

次に、2024年2月9日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。

連結売上高は11.2%減、経常利益は2.8%減の3,272億8,200万円となっています。

売上高営業利益率は、前年同期の4.14%から4.59%と改善しました。

第3四半期時点の経常利益の進捗率は121.22%でした。

 


上方修正が出るほど、業績は好調に推移しています。

3Q時点で経常利益の進捗率は100%を超えており、どこかで上方修正があるかもしれません。

 

kabutan.jp

 

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適時開示情報

2024年5月14日 2024年3月期決算発表予定

2024年4月16日 資本業務提携に関する合意書の締結及び出光興産による富士石油株式会社株式の買集め行為に該当する株式取得について

2024年3月19日 富士石油株式会社株式の買集め行為に該当する株式取得

2024年2月13日 2024年3月期 第3四半期決算短信

2023年11月14日 2024年3月期通期連結業績予想の修正に関するお知らせ

2023年5月9日 2023年3月期決算短信

 

株主還元について

過去の配当利回りと配当性向は以下です。

近年4.0%前後の配当を出しており、高配当といえます。

 

2014年3月 0.47%  22.0%

2015年3月 2.39%  -%(赤字)

2016年3月 2.49%  -%(赤字)

2017年3月 1.29%  9.1%

2018年3月 1.98%  10.2%

2019年3月 2.70%  24.6%

2020年3月 6.46%  -%(赤字)

2021年3月 4.20%  102.2%

2022年3月 5.04%  18.1%

2023年3月 4.14%  14.1%

2024年4月 3.08%

 

(引用:出光興産公式HP)

 

株主優待は、以下の贈呈です

権利確定月は3月・9月末日です。

 

①「題名のない音楽会」収録ご招待(抽選)

②「キッザニア東京・甲子園・福岡」入場券贈呈(抽選)

③「Idemitsu Art Award 展」招待券贈呈

 

<3月末>

500株以上 ①抽選(株主様1名様につき2名様分まで応募可)

     ②抽選 300名様(各会場100名様・1セット4枚のチケット贈呈(大人1枚・大人こども共通利用券3枚))

 

<9月末>

500株以上 ①抽選(株主様1名様につき2名様分まで応募可)

全株主  ③

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

出光興産は、3月と9月が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。

権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。

 

 

株価推移

10年チャートで見ると、2018年までは上昇していましたが、それから2020年まで下落を続け、それ以降は上昇傾向です。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、上昇傾向が続いています。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

 

株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  5.58倍 (予 7.86倍)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  0.78倍

 

PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割安といえます。

 

EPS(1株当たりの純利益) 177.98 (予 138.64)

BPS(1株当たりの純資産) 1,400.04

 

(引用:出光興産公式HP)

 

ROE自己資本利益率) 17.44% (予 9.90%)

ROA(純資産利益率) 5.21% (予 3.41%)

 

(引用:出光興産公式HP)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は良いといえます。

 

自己資本比率 34.5%

 

(引用:出光興産公式HP)

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。

 

 

比較される銘柄

tomokutchi.hatenablog.com

コスモホールディングス(5021)

tomokutchi.hatenablog.com

 

まとめ

売上は波がありながらも、拡大傾向です。

しかし、利益も伸びているものの、利益率は低いです。

2024年3月期も減収減益予想ですが、3Q決算を見る限り利益は想定以上に伸びています。

 

一方、株価は2023年以降は上昇傾向です。

高配当であり、業績はやや前年割れで今後の業績には注意ですが、長期投資をしてキャピタルゲインインカムゲインの両方を狙うのが良いです。

安全を重視するのであれば、配当権利取りのために短期的に購入するのがより安全です。

 

大型の銘柄で、値動きは小さいので、短期投資向きではありません。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:〇

安全性:〇

成長・将来性:◎

収益性:△

規模:◎

割安度:◎

値動き:△

 

高配当投資:◎(配当+優待)

長期投資(値上がり益):〇

短期投資:✖

 

株のプロによる推奨銘柄はコチラ! 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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