こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。
お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
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今回は、国内燃料油販売首位でパラキシレン供給能力アジア首位のENEOSグループの持株会社のENEOSホールディングスについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年2月9日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:ENEOSホールディングス公式HP)
ENEOSホールディングスは、国内燃料油販売首位でパラキシレン供給能力アジア首位のENEOSグループの持株会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
日経平均株価およびTOPIX Large70、JPX日経400の構成銘柄の1つ
ENEOSグループは、エネルギーと非鉄金属の両事業領域において、上流から下流にわたるビジネスを展開しています。
(引用:ENEOSホールディングス公式HP)
グループ理念の使命は「地球の力を、社会の力に、そして人々の暮らしの力に。
エネルギー・資源・素材における創造と革新を通じて、
社会の発展と活力ある未来づくりに貢献します。」です。
(引用:ENEOSホールディングス公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
2010年4月 - JXホールディングス株式会社設立により、新日本石油株式会社及び新日鉱ホールディングス株式会社がJXホールディングス株式会社の完全子会社となる。
JXホールディングス株式会普通株式を東京証券取引所、大阪証券取引所及び名古屋証券取引所に上場
2010年7月 - 新日本石油株式会社が株式会社ジャパンエナジー及び新日本石油精製株式会社を合併し、JX日鉱日石エネルギー株式会社に商号変更
新日本石油開発株式会社がジャパンエナジー石油開発株式会社を合併し、JX日鉱日石開発株式会社に商号変更
新日鉱ホールディングス株式会社が日鉱金属株式会社を合併し、JX日鉱日石金属株式会社に商号変更
2010年10月 - JX日鉱日石エネルギー株式会社が新設分割により大阪国際石油精製株式会社を設立し、大阪製油所にかかる事業を承継させた上で、同社株式の49%を中国石油国際事業日本株式会社に譲渡
2011年3月 - JX日鉱日石エネルギー株式会社が吸収分割により同社のLPガス事業のうち旧新日本石油株式会社及びその子会社が営んでいたLPガス事業と三井丸紅液化ガス株式会社のLPガス事業とを統合させ、統合新子会社となるENEOSグローブ株式会社を組成
2016年1月 - JX日鉱日石エネルギー株式会社がJXエネルギー株式会社に商号変更
JX日鉱日石開発株式会社がJX石油開発株式会社に商号変更
JX日鉱日石金属株式会社がJX金属株式会社に商号変更
2017年4月 - JXホールディングス株式会社と東燃ゼネラル石油株式会社との株式交換により、東燃ゼネラル石油株式会社がJXホールディングス株式会社の完全子会社となる。
JXホールディングス株式会社がJXTGホールディングス株式会社に商号変更
JXエネルギー株式会社が東燃ゼネラル石油株式会社を合併し、JXTGエネルギー株式会社に商号変更
2020年6月 - JXTGホールディングス株式会社とJXTGエネルギー株式会社の経営を実質的に統合して運営する体制に変更
JXTGホールディングス株式会社がENEOSホールディングス株式会社に商号変更
JXTGエネルギー株式会社がENEOS株式会社に商号変更
事業内容
ENEOSホールディングスは、以下の4つの事業からなります。
【連結事業】エネルギー 85%、石油・天然ガス開発 1%、金属 11%、他 3%
【海外】26%
エネルギー事業
アジアを代表するエネルギー・素材企業として、エネルギーの安定供給と有効活用を通じて、持続可能な経済・社会の発展に貢献します。
(引用:ENEOSホールディングス公式HP)
石油・天然ガス開発事業
安全と環境に最大限配慮しつつ、石油・天然ガス資源の開発を進めています。
(引用:ENEOSホールディングス公式HP)
金属事業
非鉄金属資源の安定供給と有効活用を通じ、地球規模での社会の持続的発展に貢献します。
(引用:ENEOSホールディングス公式HP)
時価総額
ENEOSホールディングスの時価総額は1.8934兆円です。(2024年2月9日現在)
社員の状況
従業員数:単体 873名(臨時4名)
連結 44,617名(臨時13,008名)
平均勤続年数:19.25年
平均年齢:44.33歳
平均年収:992万円
業績
2023年5月11日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。
連結売上高は前期比37.5%増、親会社の所有者に帰属する当期利益は73.2%減の1,437億6,600万円となっています。
売上高営業利益率は前年の7.20%から1.87%と大幅に悪化しました。
(引用:ENEOSホールディングス公式HP)
2024年3月期の連結業績予想は減収増益になります。
2023年11月8日には、2024年3月期 通期連結業績予想の修正(上方修正)が発表されています。
次に、2024年2月9日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。
連結売上高は前年同期比9.6%減、親会社の所有者に帰属する四半期利益は115.3%増の2,067億6,600万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の2.20%から3.77%と改善しました。
第3四半期時点の親会社の所有者に帰属する当期利益の進捗率は86.15%でした。
上方修正が出るほど、業績は好調に推移しているようです。
適時開示情報
2024年3月26日 (開示事項の経過)完全子会社(JX金属株式会社)によるタツタ電線株式会社(証券コード 5809)に対する公開買付け実施に向けた進捗状況のお知らせ
2024年2月9日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2024年2月9日 自己株式取得に係る事項の決定および自己株式の消却に関するお知らせ 4.96%
2023年12月27日 (開示事項の経過)完全子会社(JX金属株式会社)によるタツタ電線株式会社(証券コード 5809)に対する公開買付け実施に向けた進捗状況のお知らせ
2023年12月20日 当社子会社によるパンパシフィック・カッパ-株式会社の株式の一部譲渡(連結子会社(孫会社)の異動)およびロス・ぺランブレス鉱山権益の一部譲渡について
2023年11月8日 2024年3月期 第2四半期決算短信
2023年11月8日 2024年3月期 通期連結業績予想の修正に関するお知らせ
2023年8月10日 2024年3月期 第1四半期決算短信
2023年5月11日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
近年は4.5%前後の配当を出していますので、高配当といえます。
2013年3月 3.07% 24.9%
2014年3月 3.22% 37.2%
2015年3月 3.46% 86.3%(赤字)
2016年3月 3.69% 49.8%(赤字)
2017年3月 2.93% 26.5%
2018年3月 2.95% 17.9%
2019年3月 4.14% 22.0%
2020年3月 5.95% 130.6%(赤字)
2021年3月 4.38% 62.0%
2022年3月 4.80% 13.2%
2023年3月 4.73% 47.2%
2024年2月 3.52%
(引用:ENEOSホールディングス公式HP)
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
ENEOSホールディングスは、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2018年に最高値の900円超まで行きましたが、その後急落して、徐々に回復傾向になっています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、9月中旬まできれいに上昇傾向を継続していましたが、その後下落してゆるやかな上昇傾向です。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 12.43倍 (予 7.45倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 0.58倍
PERの目安は15倍、RBRは1倍なので、株価は割安と言えます。
EPS(1株当たりの純利益) 47.69 (予 79.61)
BPS(1株当たりの純資産) 1,017.19
ROA(純資産利益率) 1.44% (予 2.32%)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。
自己資本比率 29.7%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性はやや悪いといえます。
比較される銘柄
まとめ
エネルギー価格の不安定さもあり、業績は安定していません。
そのため、度々赤字になっています。
2024年3月期は上方修正も出ており、前年よりも利益を増やせそうです。
一方、株価は直近大きく上昇しています。
株価指標を見るとまだ割安で、高配当でもありますので、長期投資をしてキャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙うのが最良でしょう。
ただし、業績については注意が必要です。
大型の銘柄で、値動きは小さそうなので、短期投資向けではありません。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:△
成長・将来性:△
収益性:△
規模:◎
割安度:◎
値動き:△
高配当投資:◎
長期投資(値上がり益):○
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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