こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
今回は、半導体・液晶製造装置業、印刷機器などの産業用機器を製造する企業グループの持株会社のSCREENホールディングスについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年1月31日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:SCREENホールディングス公式HP)
SCREENホールディングスは、半導体・液晶製造装置業、印刷機器などの産業用機器を製造する企業グループの持株会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
日経平均株価およびJPX日経400、JPXプライム150の構成銘柄の1つ
半導体製造装置のうち、ウェハ洗浄装置では世界首位です。
企業理念の存在意義は「人と技術をつなぎ、未来をひらく」、
創業の精神は「思考展開」です。
(引用:SCREENホールディングス公式HP)
創業以来の印刷関連事業を発展させるとともに、半導体やディスプレイをはじめとするエレクトロニクスへと事業範囲を拡大。
人工知能(AI)やモノのインターネット(IoT)などを活用したデジタルトランスフォーメーション(DX)時代においても、世界の最先端で製造装置メーカーとしての存在感を発揮し続けています。
また、長年にわたり培ってきた3つのコア技術「表面処理技術」「直接描画技術」「画像処理技術」を基軸に、ソリューションクリエーターとして社会課題の解決に取り組んでいます。
(引用:SCREENホールディングス公式HP)
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関連セクター
沿革
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1868年 - 石田旭山印刷所創業
1934年 - 写真製版用ガラススクリーンの国産化に成功
1937年 - 写真製版用ガラススクリーン研究部門独立、大日本スクリーン製造所へ
1943年 - 大日本スクリーン製造株式会社設立
1946年 - 製版カメラ1号機を開発、写真製版用機器の総合メーカーを目指す
1953年 - 本社工場建設、各種印刷製版機器の生産開始
1955年 - テレビの撮像管用金属部品・ターゲットメッシュの生産に成功
1960年 - カラーテレビのブラウン管用金属部品シャドウマスクを開発
1964年 - 国産初の電子製版彫刻機オートグレーバーを開発
1966年 - 半導体製造用超精密縮小カメラアンバサダーC-59を開発
国産初のカラースキャナースキャナグラフI型を開発
1967年 - 東京証券取引所二部上場
1968年 - ソニー(株)のトリニトロン方式のブラウン管用金属部品アバチャーグリルを開発
1969年 - 名古屋証券取引所二部上場
1970年 - 超精密自動製図機AD-401を開発、プリント基板業界に参入
東京、大阪、名古屋証券取引所各一部指定替え
1972年 - 一方向伸縮露光機バリアフレックスF-105-D/Eを開発
1974年 - 国産初のダイレクトスキャナー スキャナグラフSG-701を開発
紳士服採寸システム エフディスカを開発、アパレル業界に挑戦
1975年 - 電子機器事業の道を拓いたウェハー腐食機 EMW-322を開発
1976年 - 液晶ディスプレー製造用キャリア一式表面処理装置を開発
1978年 - 半導体製造用フォトレジストコーティング装置スピンナーSCW-421を開発
1981年 - 国産初の画像処理システム シグマグラフシステム2000を開発
1982年 - 米国系大手半導体メーカーに向けたウェットステーションを開発
1983年 - 国産初の文字画像統合処理システム レナトスを開発
千都フォント(現 ヒラギノフォント)を開発
1997年 - 300ミリウェハー対応ウェットステーションFC-3000を開発
大型カラーコピー機A0サイズAZEROを開発
1998年 - サーマル感材用刷版出力機 プレートライトPT-R8000を開発
2000年 - アップル社がヒラギノフォントを採用
2002年 - プリント基板用光学式外観検査装置 PI-8000を開発
2003年 - レジスト塗布システムリニアコータを開発
2006年 - インクジェット瓦印刷システムを開発
2010年 - 高速道路標識でヒラギノフォントが採用される
2013年 - 高速3D細胞スキャナー Cell3 Magerを発売
2014年 - 製薬業界向けインクジェット式錠剤印刷機 DP-i3000を開発
持株会社体制に移行、商号をSCREENホールディングスに変更
2015年 - 業界初、車載向け金属部品自動外観検査装置 IM-3100を発売
2016年 - 世界最高水準の枚葉式洗浄装置 SU-3300を発売
2017年 - ハイエンドHDI基板向け光学式外観検査装置MIYABI7を発売
2020年 - 創薬・再生医療研究をサポートする細胞形態解析イメージングシステムのCell3iMager duos2を開発
薬液洗浄とブラシ洗浄の機能を併せ持つハイブリッドタイプのウェハー裏面洗浄装置SB-3000を開発
事業内容
SCREENホールディングスは、以下の5つの事業からなります。
【連結事業】SPE 80%、GA 10%、FT 6%、PE 4%、他 0%
【海外】82%
(引用:SCREENホールディングス公式HP)
半導体製造装置事業
AI、自動運転、ロボット、5Gなど、社会の深化そのものを支え、豊かな未来を実現する半導体。
当社は、世界トップシェアを誇る洗浄装置のほか、リソグラフィー装置、熱処理装置、検査・計測装置などの幅広い領域でソリューションを提供。
最先端デバイス向けから、各所センシングデバイスやMEMS、パワーデバイスなどのIoTデバイス市場向けまで、積極的な製品・技術開発を進めています。
(引用:SCREENホールディングス公式HP)
ディスプレー製造装置および成膜装置事業
テレビやスマートフォンなど、さまざまなデジタル機器に使われているディスプレー。
当社は、その製造工程における各種装置やサービスを提供。
特に、液晶ディスプレーや有機ELディスプレー対応の大型TFTアレイ用コーターデベロッパーは世界トップシェアを誇ります。
次世代ディスプレーに貢献する装置の提供や、成膜技術の活用によるエネルギー分野をはじめとした多様なアプリケーションへの展開など、新たな市場ニーズに迅速に応えていきます。
(引用:SCREENホールディングス公式HP)
プリント基板関連機器事業
IT化の加速とともに、モバイル端末はもちろん、自動車などにも搭載が進むプリント基板。
当社は、コア技術である直接描画技術や画像処理技術を駆使し、露光装置や検査装置といった、プリント基板を製造するための各種装置やサービスを提供しています。
今後も、高集積化、小型化がますます進む中、先端量産工場向けの生産機器やソリューションを開発し、お客さまの事業発展に貢献していきます。
(引用:SCREENホールディングス公式HP)
グラフィックアーツ機器事業
創業以来、印刷物を通じて、人々の暮らしの豊かさの向上に貢献しています。
当社は画像処理技術を駆使し、最先端のデジタル印刷機や発売以来、高いシェアを誇るCTP装置、また関連するソフトウェアなどを開発しています。
高精細な印刷物を高速かつ安定して生産できる、信頼性の高いモノづくりに加え、それらの安定稼働を支えるIoTを活用したインタラクティブなサポート体制など、多彩なソリューションを提供しています。
また、当社の「ヒラギノフォント」は、高速道路標識やスマートフォンの画像表示など、日常のさまざまなシーンで活用されています。
(引用:SCREENホールディングス公式HP)
ICTソリューション事業
さまざまな業界において、より専門性の高いソフトウェア技術に裏付けられたICTソリューションが求められています。
当社は、画像処理、ビッグデータ分析、IoT、AI、ARなど、これまで培ってきたソフトウェア開発の実績とノウハウを基に、より洗練された先進のソリューションを提供していきます。
(引用:SCREENホールディングス公式HP)
時価総額
SCREENホールディングスの時価総額は1.5437兆円です。(2024年1月31日現在)
社員の状況
従業員数:単体 414名
連結 5,987名(臨時602名)
平均勤続年数:14.80年
平均年齢:41.90歳
平均年収:923万円
業績
2023年5月10日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。
連結売上高は前期比11.9%増、経常利益は30.2%増の773億9,300万円となっています。
売上高営業利益率は前年の14.88%から16.59%と改善しました。
2024年3月期の連結業績予想は増収増益になります。
2023年7月28日に発表された2024年3月期の1Q決算と同時に、2024年3月期の業績予想の修正がありました。
第2四半期の売上・利益共に下方修正で、通期は変わりなしでした。
2023年10月31日には、2024年3月期の業績予想の修正(上方修正)が発表されています。
併せて、増配も発表されています。
次に、2024年1月31日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。
連結売上高は前年同期比3.8%増、経常利益は13.1%増の646億9,000万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の16.90%から18.31%と改善しました。
第3四半期時点の経常利益の進捗率は73.10%でした。
上方修正を出すほどに業績は好調に進捗しているようです。
適時開示情報
2024年1月31日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2024年1月31日 2024年3月期 期末配当予想の修正に関するお知らせ
2023年10月31日 2024年3月期 第2四半期決算短信
2023年10月31日 2024年3月期第2四半期連結業績予想と実績値との差異および通期連結業績予想の修正に関するお知らせ
2023年10月31日 剰余金の配当(中間配当)の決定および期末配当予想の修正に関するお知らせ
2023年7月28日 2024年3月期 第1四半期決算短信
2023年5月10日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
ばらつきが大きいですが、近年は3.0%前後の配当を出しています。
2013年3月 0.00% -%(赤字)
2014年3月 0.63% 13.1%
2015年3月 0.77% 13.7%
2016年3月 1.35% 15.1%
2017年3月 1.06% 17.0%
2018年3月 1.13% 18.1%
2019年3月 2.17% 25.1%
2020年3月 0.75% 27.9%
2021年3月 0.92% 27.7%
2022年3月 2.37% 30.0%
2023年3月 3.13% 30.0%
2024年1月 1.33%
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
SCREENホールディングスは、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、上げ下げを繰り返しながら、上昇傾向で推移しています。
直近は急上昇しています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、10月までは横ばいでしたが、それ以降急上昇が続いています。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 23.58倍 (予 22.60倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 4.29倍
PERの目安は15倍、RBRは1倍なので、株価は割高と言えます。
EPS(1株当たりの純利益) 606.25 (予 632.60)
BPS(1株当たりの純資産) 3,335.09
ROE(自己資本利益率) 20.60% (予 18.97%)
ROA(純資産利益率) 10.21% (予 9.44%)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は非常に優良といえます。
自己資本比率 47.1%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。
比較される銘柄
まとめ
近年は売上利益を伸ばしており、成長企業といえます。
2024年3月期の1Q決算では苦しい業績となっていましたが、2Q時点で巻き返しをして上方修正が出るほど好調です。
一方、株価はこの10年間で最高値圏にあります。
株価指標を見るとまだ割安で、配当もありますので、長期投資をしてキャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙うのが最良でしょう。
大型の銘柄なので短期でそれほど動きませんが、急落した際にはリバウンド狙いで買うのはよいと思います。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:〇
成長・将来性:◎
収益性:◎
規模:◎
割安度:✖
値動き:△
高配当投資:○
長期投資(値上がり益):◎
短期投資:△
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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