こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私は、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
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銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
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今回は、国内外で石油・天然ガス等の権益を持つ大手石油開発企業であるINPEXについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年11月12日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:INPEX公式HP)
INPEXは、国内外で石油・天然ガス等の権益を持つ大手石油開発企業です。
旧社名は国際石油開発帝石株式会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
日経平均株価およびJPX日経400の構成銘柄の1つ
経営理念は「私たちは、エネルギーの開発・生産・供給を、持続可能な形で実現することを通じて、より豊かな社会づくりに貢献します。」です。
(引用:INPEX公式HP)
Energy Transformation(EX)のパイオニアとして、石油・天然ガスから水素、再生可能エネルギーまで多様でクリーンなエネルギーの安定供給を目指すことでネットゼロカーボン社会の実現に向けた取り組みを推進し、グループ全体での企業価値向上に努めています。
日本の年間エネルギー消費量の約1割に相当する規模の石油・天然ガスを世界各国で生産しています。
生産量では日本最大、国際的にも大手石油会社に次ぐ規模であり、安定供給に貢献しています。
(引用:INPEX公式HP)
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関連セクター
沿革
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1950年 - 【帝国石油】民間会社として再発足
1960年 - 【帝国石油】南関東ガス田(成東ガス田)での水溶性ガス開発開始
1962年 - 【帝国石油】新潟~東京間に、国内初の長距離高圧天然ガス輸送パイプライン(東京ライン)完成
1966年 - 【国際石油開発】国際石油開発(株)の前身である北スマトラ海洋石油資源開発(株)設立
1967年 - 【国際石油開発】社名をインドネシア石油資源開発(株)に変更
1970年 - 【国際石油開発】インドネシア・マハカム沖でアタカ油田発見
1973年 - 【国際石油開発】ジャパン石油開発(株)(JODCO)設立
【国際石油開発】アラブ首長国連邦・ADMA鉱区(石油生産プロジェクト)の権益取得
1975年 - 【国際石油開発】和文社名をインドネシア石油(株)に変更
1979年 - 【帝国石油】国内最大級の南長岡ガス田(新潟県)を発見
1984年 - 【帝国石油】越路原プラントが完成し、南長岡ガス田の生産開始
1994年 - 【帝国石油】親沢プラントが完成
1998年 - 【国際石油開発】カザフスタン・北カスピ海沖合鉱区、オーストラリア・WA-285-P鉱区権益、インドネシア・マセラ鉱区権益取得
2000年 - 【国際石油開発】カシャガン油田、イクシスガス・コンデンセート田、アバディガス田発見
2001年 - 【国際石油開発】社名を国際石油開発(株)に変更
2004年 - 【国際石油開発】ジャパン石油開発(株)(JODCO)と統合
2004年 - 【国際石油開発】アゼルバイジャン・カスピ海ACG鉱区アゼリ油田生産開始
2006年 - 国際石油開発株式会社、帝国石油株式会社による共同持株会社「国際石油開発帝石ホールディングス株式会社」を設立
2008年 - 国際石油開発帝石ホールディングス、国際石油開発、帝国石油が合併し、国際石油開発帝石が発足
2012年 - オーストラリア・イクシスLNGプロジェクトの最終投資決定
2014年 - アラブ首長国連邦・上部ザクム油田権益期限延長
2015年 - アラブ首長国連邦・ADCO鉱区(石油生産プロジェクト)権益取得
サルーラ地熱IPPプロジェクトに参画
2016年 - 「富山ライン」供給開始
カザフスタン・北カスピ海沖合鉱区カシャガン油田から原油出荷開始
2017年 - アゼルバイジャン・カスピ海ACG鉱区権益期限25年延長
2018年 - アラブ首長国連邦下部ザクム油田の権益取得およびサター・ウムアダルク油田の権益期限延長
オーストラリア・イクシスLNGプロジェクト生産開始
オーストラリア・プレリュードFLNGプロジェクト生産開始
事業内容
INPEXの事業は、以下の2つの分野です。
【海外】61%
石油・天然ガス分野
オーストラリアのイクシスLNGプロジェクトやアブダビの油田プロジェクトなどの大型プロジェクトをはじめとして、コアエリア5か国中心に石油・天然ガスプロジェクトを推進し、日本企業最大の埋蔵量、生産規模を有しています。
日本国内においては、国内最大級の埋蔵量を誇る南長岡ガス田を有し、2013年に竣工した直江津LNG受入基地を活用しイクシス等からのLNGを取り入れ、約1,500kmの天然ガスパイプラインネットワークを通じ天然ガスをお客様に安定的に供給しています。
(引用:INPEX公式HP)
ネットゼロ分野
ネットゼロカーボン社会に向けた変革の時代に、社会のニーズに応えるソリューションを提案すべく、5つの事業の柱を強力に推進します。
(引用:INPEX公式HP)
時価総額
INPEXの時価総額は2.4622兆円です。(2025年1月20日現在)
社員の状況
従業員数:連結 3,531名(臨時438名)
単体 1,384名(臨時118名)
平均勤続年数:13.1年
平均年齢:39.7歳
平均年収:1117万円
業績
2024年2月13日に発表された2023年12月期の決算短信は以下です。
連結売上高は前期比6.8%減、経常利益は6.3%減の1兆3,504億4,800万円となっています。
売上高営業利益率は前年の53.62%から51.80%と横ばいでした。
(引用:INPEX公式HP)
2024年12月期の連結業績予想は減収減益になります。
2024年8月8日には、通期業績予想の修正(上方修正)が発表されています。
次に、2024年11月12日に発表された2024年12月期の3Q決算の結果です。
連結売上収益は9.1%増で、親会社の所有者に帰属する四半期利益は8.7%増の2,894億2,200万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の50.86%から58.26%と横ばいでした。
第3四半期時点の親会社の所有者に帰属する当期利益の進捗率は76.16%でした。
同時に、通期業績予想の修正が発表されています。
当期純利益は上方修正、売上収益・営業利益は下方修正です。
上方修正が出るほど、業績は好調に推移しています。
適時開示情報
2025年2月13日 2024年12月期決算発表予定
2024年12月27日 子会社株式の譲渡(子会社の孫会社化)に関するお知らせ
2024年11月12日 2024年12月期 第3四半期決算短信
2024年8月8日 2024年12月期 第2四半期決算短信
2024年8月8日 剰余の配当及び期末配当予想の修正に関するお知らせ
2024年8月8日 自己株式の取得に係る事項の決定に関するお知らせ 5.17%
2024年6月24日 子会社との会社分割(簡易吸収分割)及び組織改編に関するお知らせ
2024年5月14日 2024年12月期 第1四半期決算短信
2024年5月14日 2024年12月期第2四半期(累計)連結業績予想及び通期連結業績予想の修正に関するお知らせ
2024年5月14日 自己株式の取得に係る事項の決定に関するお知らせ 3.18%
2024年2月13日 2023年12月期決算短信
▼クリックで詳細表示
2024年1月11日 オーストラリア イクシスLNGプロジェクト参加権益等の追加取得について
2023年11月9日 2023年12月期 第3四半期決算短信
2023年8月9日 2023年12月期 第2四半期決算短信
2023年8月9日 自己株式の取得に係る事項の決定及び自己株式の消却に係る事項の決定に関するお知らせ
2023年2月9日 2022年12月期決算短信
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
近年4.5%程度の配当を出しており、高配当といえます。
2014年3月 1.34% 14.3%
2015年3月 1.36% 33.8%
2016年3月 2.11% 156.7%
2017年3月 1.64% 56.9%
2018年3月 1.37% 65.1%
2019年3月 2.27% 36.5%
2019年12月 2.64% 35.5%
2020年12月 4.32% -%(赤字)
2021年12月 4.79% 31.2%
2022年12月 4.44% 17.0%
2023年12月 3.88% 29.8%
2025年1月 4.40%
(引用:INPEX公式HP)
権利確定月は12月末日です。
400株以上 継続保有年数 1年以上:1,000円分 2年以上:2,000円分 3年以上:3,000円分
800株以上 継続保有年数 1年以上:2,000円分 2年以上:3,000円分 3年以上:5,000円分
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
INPEXは、6月と12月が配当月になります。
権利付き最終日は、2025/6/26(木)、2025/12/26(金)です。
権利落ち日は、2025/6/27(金)、2025/12/29(月)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2020年にはこの10年で最安値まで下落しましたが、現在はこの10年で最高値まで上昇しています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、7月に下落しましたが、それ以降は横ばいです。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 7.78倍 (予 6.96倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 0.51倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割安といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 256.14 (予 288.51)
BPS(1株当たりの純資産) 3,948.66
(引用:INPEX公式HP)
ROA(純資産利益率) 4.77% (予 4.64%)
(引用:INPEX公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。
自己資本比率 61.6%
(引用:INPEX公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。
信用倍率 30.42倍(2025年1月10日現在)
比較される銘柄
まとめ
このところの原油高の影響で売上利益が急上昇しています。
この原油高はまだしばらく続きそうなので、良い業績もしばらくは続くと思われます。
一方で、株価も年初来高値を更新しており、業績に連動して上昇しています。
しかし、業績がこれ以上伸びて、株価も上昇するかといわれると、そうはならないのではないでしょうか。
そう思う方は、長期投資は避けるべきです。
また、非常に大型の銘柄なので、短期投資向けではありません。
ただし、高配当銘柄なので、配当の権利取りのために短期的に入るのはありです。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:△
安全性:◎
成長・将来性:〇
収益性:◎
規模:◎
割安度:◎
値動き:△
高配当投資:◎
長期投資(値上がり益):✖
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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