こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私は、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。
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銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
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今回は、浮体式の原油生産貯蔵設備(FPSO)を設計・建造、完成後に合弁通じてリースする三井海洋開発について調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年11月11日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:三井海洋開発公式HP)
三井海洋開発は、浮体式の原油生産貯蔵設備(FPSO)を設計・建造、完成後に合弁通じてリースする会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
当社は、浮体式の海洋石油・ガス生産設備のEPCI(設計・資材調達・建造・据付)から、その後20年以上の長期にわたるリースおよびO&M(オペレーション&メンテナンス)まで一貫して手掛ける、海洋石油・ガス開発業界のリーディングカンパニーです。
当社は、本年度より2026年までの3年間を対象とする新中期経営計画をスタートさせました。
「イノベーションで持続可能な未来を拓く」をスローガンに掲げ、一層の収益力の強化と新事業ドメイン開拓に向けた戦略的な布石を打っていきます。
具体的には、FPSOの脱炭素化及び価値向上への挑戦、新事業ドメイン開拓の為の研究開発、それらを支える人的資本の拡充の為の人材育成に投資し、新たな成長を目指します。
新中期経営計画の先を見据えた長期戦略「ビジョン2034」では、10年後の当社のあり姿を「海洋と人をつなぐグローバル・リーディング・プレイヤー」と定めています。
これまでの海洋事業で培った技術と経験の蓄積を活かし、更なる進化を遂げることで、エネルギー安定供給とエネルギー転換という二つの大きな社会課題の解決に挑戦することを目指し、サステナビリティ経営を推進していきます。
ビジョン(VISION)は「海洋と人が調和しながら共生協栄できる世界を切り拓きます」、
ミッションは(MISSION)は「持続可能な未来の実現に向けて、独創的なフローティング・ソリューションを通じ、海洋が持つその可能性を解き放ちます」です。
(引用:三井海洋開発公式HP)
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沿革
当社は、1968年(昭和43年)に三井造船株式会社(現 株式会社三井E&S)及び三井物産株式会社の出資により設立された三井海洋開発株式会社(旧三井海洋開発)を前身としております。
1988年(昭和63年)に旧三井海洋開発が解散することとなったため、当社は同社のFPSO事業を継承し、今日ではFPSO等の海洋石油・ガス生産設備に特化した事業展開を行なっております。
▼クリックで詳細表示
1968年 - 当社の前身である旧三井海洋開発株式会社設立
1972年 - 米国ヒューストンに駐在員事務所を開設
1986年 - 当社第一基目のFPSOが完工
1987年 - モデック・テクニカル・サービス株式会社設立
1988年 - 株式会社モデックに商号を変更
1989年 - MODEC (U.S.A.), INC. 設立
1995年 - ISO9000の認証取得
1996年 - オセアニア向け当社初のFPSOが完工
1998年 - オペレーション&メンテナンスサービスの提供を開始、チャーター事業へ本格的に参入
1999年 - MODEC International LLC(現MODEC International, Inc.)を米国ヒューストンに設立
2001年 - 当社第一基目のTLPが完工
2003年 - 三井海洋開発株式会社に商号を変更
東京証券取引所市場第二部に株式を上場
ブラジル沖向け当社初のFPSOが完工
2004年 - 東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
2005年 - 当社初の既存FPSO移設プロジェクト完工、チャーター開始
西アフリカ向け当社初のFPSOが完工、コートジボアール沖でチャーター開始
2006年 - SOFEC社を子会社化
2010年 - 世界初のブラジル沖合プレソルト原油商業生産プロジェクト用FPSOが完工、チャーター開始
2015年 - 当社10件目のブラジル向け浮体式設備、当初の予定より約5ヶ月早く完工、チャーター開始
カリーン鉱区向けFSOの建造プロジェクトを受注、北海の石油・ガス生産市場に参入
2016年 - 独自の洋上複合ガス設備FSRWP®を開発
事業内容
三井海洋開発は、以下の4の事業からなります。
【連結事業】浮体式石油生産設備の建造等 100%
【海外】100%
FPSO
三井海洋開発(MODEC)は、長期間にわたる海洋石油・ガス生産プロジェクトにおいて、海上で安全に石油・ガスを生産し続けるためのトータルサービスを提供する日本で唯一の企業です。
難度の高い海洋開発プロジェクトにも対応し、半世紀以上にわたり世界の海洋石油・ガス業界をリードしています。
(引用:三井海洋開発公式HP)
浮体式洋上風力発電
当社は、世界的な脱炭素社会実現に向けた取り組みへの貢献を目指し、今後の成長が期待される浮体式洋上風力発電市場への参入に向けた事業開発を進めています。
(引用:三井海洋開発公式HP)
Digital & Analytics
当初は、自社の浮体式生産サービスのデジタライゼーションを重要な戦略の一つとして進めています。
各FPSO/FSOには、1万個以上のセンサーが設置されており、また様々な経営・事業データも含め、人工知能を用いたデータ分析、及びIoT活用による全体最適化を追求するデジタライゼーションを推進することで、当社が操業する複数のFPSO/FSOをより適切に統合し、運用をより安全かつ効率的にすることが可能になります。
新規事業
当社は、浮体式生産設備の設計・建造・操業経験をもとに、新たな洋上サービスの研究・開発に取り組み、事業化を目指しています。
(引用:三井海洋開発公式HP)
時価総額
三井海洋開発の時価総額は2,347.66億円です。(2024年11月11日現在)
社員の状況
従業員数:連結 5,792名(臨時506名)
単体 190名(臨時7名)
平均勤続年数:8.0年
平均年齢:41.8歳
平均年収:879万円
業績
2024年2月14日に発表された2023年12月期の決算短信は以下です。
連結売上収益は39.4%増で、親会社の所有者に帰属する当期利益は176.0%増の136億9,100万円となっています。
売上高営業利益率は前年の2.75%から5.40%と大幅に改善しました。
(引用:三井海洋開発公式HP)
2024年12月期の連結業績予想は増収減益になります。
2024年8月8日に、通期業績予想の修正(上方修正)が発表されています。
次に、2024年11月11日に発表された2024年12月期の3Q決算の結果です。
連結売上収益は15.0%増で、親会社の所有者に帰属する四半期利益は354.8%増の244億2,400万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の3.55%から8.53%と大幅に改善しました。
第3四半期時点の親会社の所有者に帰属する当期利益の進捗率は84.16%でした。
上方修正が出るほど業績は好調です。
適時開示情報
2024年11月12日 2024年12月期 第3四半期決算短信
2024年8月8日 2024年12月期 第2四半期決算短信
2024年8月8日 2024年12月期通期連結業績予想および中間配当予想の修正に関するお知らせ
2024年5月14日 2024年12月期 第1四半期決算短信
2024年2月14日 2023年12月期決算短信
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
近年0.5%前後の配当を出しています。
2014年12月 1.59% 32.0%
2015年12月 2.07% 33.9%
2016年12月 2.01% 10.1%
2017年12月 1.72% 14.5%
2018年12月 2.31% 13.5%
2019年12月 1.69% 58.6%(赤字)
2020年12月 2.40% -%(赤字)
2021年12月 1.09% -%(赤字)
2022年12月 0.00% 0.05%
2023年12月 0.86% 10.0%
2024年11月 1.75%
(引用:三井海洋開発公式HP)
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
三井海洋開発は、6月、12月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/6/26(水)、2024/12/26(木)です。
権利落ち日は、2024/6/27(木)、2024/12/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2022年以降上昇が続いています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、上昇傾向が続いています。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 17.66倍 (予 8.33倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 1.56倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割安といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 200.43 (予 424.85)
BPS(1株当たりの純資産) 2,274.44
ROE(自己資本利益率) 1379.01% (予 18.68%)
ROA(純資産利益率) 2.48% (予 4.82%)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は非常に優良といえます。
自己資本比率 25.8%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は悪いといえます。
信用倍率 10.30倍(2024年11月1日現在)
比較される銘柄
まとめ
売上には波がありますが、拡大傾向です。
利益は安定しておらず、2019年から2021年まで赤字でしたが、直近は最高益が続いています。
2024年12月期は増収減益予想です。
一方、株価は2022年以降上昇が続いていました。
配当は小さいので、キャピタルゲイン狙い一択です。
業績は拡大を続けており、株価は割安レベルなので、長期投資するのが良いでしょう。
ただし、業績は安定していないため、決算には注意が必要でしょう。
小型の銘柄ではなく、値動きは小さそうなので、短期投資向けではありません。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:◎
安全性:△
成長・将来性:〇
収益性:〇
規模:〇
割安度:◎
値動き:△
高配当投資:△
長期投資(値上がり益):◎
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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