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【株式銘柄分析】日東製網(3524)~合繊製無結節網の最大手 漁網 漁労機器 タイ~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。

 

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。

お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。

また、更新時にはX(Twitter)で発信しますので、私のXをフォロー頂くとさらにタイムリーな情報が受け取れ、効果的ですので、フォローをよろしくお願いします。

 

 

今回は、合繊製無結節網の最大手で、漁網と漁労機器が主力で、タイを拠点軸に東南アジアなど海外開拓へ注力している日東製網について調査をしました。

 

nittoseimo.co.jp

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2024年4月10日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:日東製網公式HP)

 

日東製網は、合繊製無結節網の最大手で、漁網と漁労機器が主力で、タイを拠点軸に東南アジアなど海外開拓へ注力している会社です。

東京証券取引所スタンダード市場の上場企業

 

社会に有益な「独創性のある製品」を、より高品質に、より低コストに作ることを製造業者の社会的使命と考え、常に「創意と実践」を重んじ、「無結節網」を開発した「網」業界のパイオニアであることを誇りとして、新製品の開発と市場開拓に取り組んでいます。

 

営業面におきましては、漁網の製造・仕立てと各種省力化機械の開発・販売を通じて、100年の歴史の中で当社に蓄積された世界に冠たる水産国日本の、智慧(ちえ)と経験を、近代科学の力で補強して次の世代に正しく伝えていく活動を実践。

合わせて世界の先進漁業国の漁法を紹介し、水産業の発展に寄与するべく「提案型」かつ「ソフト重視型」の営業を展開しています。

 

また現代においては、環境に配慮し、循環型社会を目指す視点が欠かせません。

気象の変化による漁獲高の減少、原油価格の上昇に伴う燃料費の高騰など、当社グループの主力取引先となる水産業界を取り巻く状況は厳しさを増しています。

 

とりわけ、海洋の環境汚染については当社にとって、切っても切り離せない深刻な問題です。

国連の持続可能な開発目標(SDGs)の達成に向けた国際社会の取り組みが活発化している中、当社も漁網製造時に発生する工程くずを再資源化して、新しい漁網の原料の一部にする業界初の「漁網to漁網リサイクル」や、100%リサイクルが可能な銅合金の生簀(いけす)網の販売促進に力を入れています。

引き続き、海洋プラスチック汚染の問題解決に向けた取り組みに一層励んでいきます。

 

さらに、主力の漁業網製造だけでなく、漁業の省力化や効率化にも対応した漁網を研究し、提案をしていく他、漁網を応用したスポーツ施設向けのネットや鳥獣害防止ネットなど社会に貢献する付加価値の高い製品の開発・販売にも努め、企業価値のさらなる向上に努めていきます。

 

これからの100年を見据え、「世界の網を無結節に」をキーワードに留まることなく常に前に「挑戦」し続ける積極的な企業体であり続けます。

 

経営理念は「創意・誠実・努力」です。

 

(引用:日東製網公式HP)

 

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関連セクター

tomokutchi.hatenablog.com

 

沿革

▼クリックで詳細表示

1910年8月 - 普通網製造販売の目的で、西備織株式会社を設立

     チリメン漁のニーズに応じ、良質な網を提供したことが当社のはじまり

1914年5月 - 普通網機械を改良し、改良網を発明

1925年10月 - 無結節組網機を発明。日本をはじめ世界16ヵ国において、57件の特許を獲得

1936年11月 - 細糸細目に至る魚網の全規格にわたり、無結節網の製造に成功

1937年5月 - 商号を日本製網株式会社に変更

1939年5月 - 大阪証券取引所に上場

1944年7月 - 福山製機株式会社と合弁、商号を日本造機製網株式会社に変更

1945年8月 - 戦災により、福山市所在の工場が焼失

1946年1月 - 富山県高岡市に無結節網製造のため高岡工場を新設

1946年2月 - 福山工場を復旧し、商号を日本製網造機株式会社に変更

1948年11月 - ふしなし漁網株式会社と合併、商号を日本製網株式会社に変更

1949年4月 - 東京証券取引所市場第2部、大阪証券取引所に上場

1963年4月 - 名古屋市の東洋組網工業株式会社と合併、商号を日東製網株式会社に変更

1963年6月 - 名古屋証券取引所市場第2部に上場

1963年12月 - 日東製網株式会社造機部を分離独立し、子会社日本ターニング株式会社を設立

1966年5月 - 佐賀県多久市に子会社多久製網株式会社を設立

1968年4月 - 福山市一文字町に福山新工場を建設、従来の福山、名古屋両工場の設備を移設統合

1973年8月 - 東京証券取引所大阪証券取引所名古屋証券取引所の各市場第1部銘柄に指定

1980年7月 - 富山県氷見市に漁網仕立、修理並びに防汚加工のため分工場を建設

1983年9月 - 北海道川上郡標茶町に漁網仕立、修理並びに防汚加工のため道東工場を建設

1987年12月 - 南米チリ国に子会社現地法人レデス・ニットー・チリ・リミターダを設立

1992年4月 - 富山県高岡市に子会社日東企画開発株式会社を設立

1998年8月 - 仕立部門及び防汚加工部門を分離独立し、子会社日東ネット株式会社を富山県氷見市に設立

2005年4月 - マルはグループの泰東製鋼株式会社より営業譲渡を受け、底曳・トロール部門、水産部門等の海洋資材事業部は、日東製網株式会社で引き継ぎ、防虫網、防獣ネット他産業資材部は、株式会社泰東(旧社名 日東企画開発株式会社)で引き継ぎ、新体制で事業開始

2010年10月 - 丸紅株式会社連結子会社であるベニートヤマ株式会社から事業の一部を譲り受け、日東製網株式会社及び多久製網株式会社で引き継ぎ、事業開始

2012年7月 - タイ国に子会社現地法人 タイ・ニットウセイモウ・グローバル Co.,Ltd.を設立

2015年3月 - 有限会社吉田漁業部の株式を取得

2017年3月 - CNK株式会社の株式を取得

2018年3月 - 株式会社温泉津定置を設立

2018年11月 - ヤマグチ株式会社を設立

2019年2月 - 株式会社庄司政吉商店の株式を取得

 

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事業内容

日東製網は、以下の3つの事業からなります。

 

漁網総合メーカーとしての技術・製品を核にお客様の課題解決を支援する水産業アップデートカンパニーです。

 

【連結事業】漁業関連 80%、陸上関連 20%、他 0%

【海外】11%

 

漁網

いまや漁業の世界で当たり前となっている無結節網。

かつては製法の複雑さから大量生産は実現不可能と考えられていました。

そんな中、1925年に世界で初めて無結節網の大量生産方法を確立し、業界の常識を変えたのが私たち日東製網です。

それ以来当社は無結節網のトップメーカーとして業界をリードしてきました。

 

(引用:日東製網公式HP)

 

漁業包括サポーター

日東製網の役割は、漁網の製造・販売だけではありません。

漁獲量の減少などが社会問題となるいま、どのように漁網を活用すれば、ロスを小さくして収穫量の増加が見込めるのかについて独自のシミュレーションソフトを用いて検証し、お客様にアドバイスすることができます。

お客様のビジネスを、私たちが共に作り上げます。

 

(引用:日東製網公式HP)

 

次世代水産業ソリューション

漁業が日本の食料供給に大変重要な産業でありながら、労働の過酷さなどから事業承継が進まず、従事者の減少が続いています。

そのような業界の課題に立ち向かうため、「スマート漁業」をキーワードに省力化や災害対策などのソリューションを開発して提供。

業界の未来を切り拓いていくために、私たちの技術を役立てます。

 

(引用:日東製網公式HP)

 

 

時価総額

日東製網時価総額47.85億です。(2024年4月10日現在)

 

社員の状況

従業員数:連結 910名(臨時141名)

     単体 297名(臨時89名)

平均勤続年数:12.78年

平均年齢:41.81歳

平均年収:482万円

 

 

業績

2023年6月9日に発表された2023年4月期の決算短信は以下です。

連結売上高は5.0%増で、経常利益は8.7%減の4億9,600万円となっています。

売上高営業利益率は、前年の2.01%から1.43%と悪化しました。

 

 

(引用:日東製網公式HP)

 

2024年4月期の連結業績予想は増収減益になります。

 

 

次に、2024年4月10日に発表された2024年4月期の3Q決算の結果です。

連結売上高は9.9%増、経常利益は182.6%増の3億3,700万円となっています。

売上高営業利益率は0.07%でした。

第3四半期時点の経常利益の進捗率は74.89%となりました。

 

 

計画通りのペースで業績は進捗しています。

 

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適時開示情報

2024年4月10日 2024年4月期 第3四半期決算短信

2024年3月15日 ランサムウェア感染被害への対応状況並びに2024年4月期第3四半期決算発表の延期及び当該四半期報告書の提出期限延長申請の検討に関するお知らせ

2023年12月12日 2024年4月期 第2四半期決算短信

2023年6月9日 2023年4月期決算短信

 

株主還元について

過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。

近年3.5%前後の配当を出しています。

 

2014年4月 1.81%  13.1%

2015年4月 1.83%  18.6%

2016年4月 2.50%  15.3%

2017年4月 2.14%  18.6%

2018年4月 2.77%  18.0%

2019年4月 3.40%  21.3%

2020年4月 3.26%  45.9%

2021年4月 3.18%  30.9%

2022年4月 3.58%  68.1%

2023年4月 3.39%  255.3%

2024年4月 2.72%

 

株主優待はありません

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

日東製網は、4月、10月が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2024/4/25(木)、2024/10/29(火)です。

権利落ち日は、2024/4/26(金)、2024/10/30(水)です。

 

 

株価推移

10年チャートで見ると、2016年までは上昇、それ以降はゆるやかな下落傾向が続いています。

配当が大きいので、毎年3月に急上昇、4月には急落しています。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、上昇傾向が続いています。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

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株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  94.21倍 (予 23.92倍)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  0.75倍

 

PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。

 

EPS(1株当たりの純利益) 19.58 (予 77.12)

BPS(1株当たりの純資産) 2,475.41

 

(引用:日東製網公式HP)

 

ROE自己資本利益率) 0.80% (予 3.12%)

ROA(純資産利益率) 0.18% (予 0.67%)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は非常に悪いといえます。

 

自己資本比率 21.4%

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は悪いといえます。

 

 

比較される銘柄

キムラタン(8107)

トーア紡コーポレーション(3204)

クラウディア(3607)

 

まとめ

売上は長年横ばい状態で、利益は縮小傾向です。

2024年4月期は増収減益予想です。

 

一方、株価は横ばい状態ですが、直近は上昇傾向です。

 

長期的な業績は大きく伸びる感じはしないので、長期投資をするのは難しいです。

しかし、配当は大きく、今期の業績は良さそうなので、配当権利取りのために短期的に購入するのが最良です。

 

小型の銘柄で、値動きは大きそうなので、短期投資でキャピタルゲインを狙うのも良いです

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:〇

安全性:〇

成長・将来性:〇

収益性:△

規模:〇

割安度:✖

値動き:〇

 

高配当投資:〇

長期投資(値上がり益):△

短期投資:〇

 

株のプロによる推奨銘柄はコチラ! 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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