こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。
お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
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今回は、旧大和銀行・あさひ銀行で、傘下にりそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行の4行を持つりそなホールディングスについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年3月9日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:りそなホールディングス公式HP)
りそなホールディングスは、旧大和銀行・あさひ銀行で、傘下にりそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらい銀行、みなと銀行の4行を持つ会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
日経平均株価およびTOPIX Large70、JPX日経400の構成銘柄の1つ
りそなグループは、りそなホールディングスの傘下に、りそな銀行、埼玉りそな銀行、関西みらいフィナンシャルグループを持つ金融サービスグループです。
総資産は約74.8兆円で、3メガバンクに次ぐ規模です。
りそな銀行は、名前に「信託」とついていませんが、実は「信託銀行」で、国内最大の信託併営銀行がグループの中核になっています。
(引用:りそなホールディングス公式HP)
有人店舗数は820と国内最大級。
経済活動が活発で人口が集積している首都圏と関西圏にその多くを配置しています。
個人のお客さま1,600万人、法人のお客さま50万社となっており、特に埼玉県における預金・貸出金のマーケットシェアは40%を超えるほか、大阪府、兵庫県、滋賀県でも多くのお客さまにお取引をいただいています。
りそなの貸出金は、約80%が個人・中小企業のお客さま、いわゆるリテールのお客さま向けとなっています。
りそなグループは住宅ローンビジネスに歴史的な強みを有しており、自己居住用住宅ローン残高は2023年3月末で13.7兆円と全国1位となっています。
連結営業経費率は68.8%と、スケールメリットを活かすこと等により、リテール業務に特化しながらも、地銀上位10グループ平均よりも低くなっています。
なお、2023年3月期は、有価証券ポートフォリオの健全化を実施しており、当該影響を除くと62.9%で、メガバンク平均よりも低い水準です。
連結フィー収益比率は34.7%と、信託機能・広範なネットワーク等を活かした多様なしリューション提供が可能となることから、メガバンク平均に比肩する水準となっています。
なお、2023年3月期は有価証券ポートフォリオの健全化を実施しており、当該影響を除くと32.4%となりましが、地銀上位10グループ平均を大きく上回っています。
パーパスは「金融+で、未来をプラスに。」、
経営理念は「りそなグループは、創造性に富んだ金融サービス企業を目指し、
お客さまの信頼に応えます。
変革に挑戦します。
透明な経営に努めます。
地域社会とともに発展します。」、
長期ビジョンは「リテールNo.1」です。
(引用:りそなホールディングス公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
1927年1月 - 株式会社大阪野村銀行、商号を株式会社野村銀行に変更
1943年7月 - 埼玉県下4銀行が合併し、株式会社埼玉銀行を設立
1945年5月 - 9貯蓄銀行の合併により株式会社日本貯蓄銀行設立
1948年7月 - 株式会社日本貯蓄銀行、商号を株式会社協和銀行に変更
1991年4月 - 株式会社協和銀行と株式会社埼玉銀行が対等合併し、株式会社協和埼玉銀行となる
1992年9月 - 株式会社協和埼玉銀行、商号を株式会社あさひ銀行に変更
2001年2月 - 株式会社大和銀行、株式会社なみはや銀行より営業の一部を譲受ける
2001年9月 - 大和銀行グループと株式会社あさひ銀行の経営統合に基本合意
2001年12月 - 株式会社大和銀行、大和銀信託銀行株式会社を設立
株式会社大和銀行、株式会社近畿大阪銀行、株式会社奈良銀行と共同で株式移転により持株会社「株式会社大和銀ホールディングス」を設立
2002年3月 - 株式会社大和銀ホールディングスが株式交換により株式会社あさひ銀行と経営統合、株式会社あさひ銀行は株式会社大和銀ホールディングスの完全子会社となる
2002年4月 - 株式会社大和銀ホールディングスはグループの新名称をりそなグループとする
2002年8月 - 株式会社大和銀ホールディングス、株式会社埼玉りそな銀行を設立
2002年10月 - 株式会社大和銀行、おさひ信託銀行株式会社と合併
株式会社大和銀ホールディングス、商号を株式会社りそなホールディングスに変更
2003年3月 - 株式会社大和銀行、株式会社埼玉りそな銀行分割後の株式会社あさひ銀行と合併し、商号を株式会社りそな銀行に変更
2003年7月 - 株式会社りそな銀行が、預金保険機構に対して総額1兆9,600億円の普通株式及び議決権付優先株式を発行
2003年8月 - 株式会社りそな銀行と株式会社りそなホールディングスとの株式交換により、預金保険機構が株式会社りそなホールディングスの普通株式及び議決権付優先株式を取得
2006年1月 - 株式会社りそな銀行、株式会社奈良銀行と合併
2006年4月 - 株式会社りそな銀行、りそな信託銀行株式会社と合併
2010年5月 - 株式会社りそなホールディングス及び株式会社りそな銀行の東京本社を東京都江東区木場に移転
2014年7月 - 預金保険機構に対して発行した、株式会社りそなホールディングスの普通預金及び議決権付優先株式(総額1兆9,600億円)を完済
2015年6月 - 公的資金を完済
2017年11月 - 「株式会社関西みらいフィナンシャルグループ」を設立
2017年12月 - 株式会社近畿大阪銀行の全ての株式を株式会社関西みらいフィナンシャルグループへ譲渡
事業内容
りそなホールディングスの事業は、銀行業です。
【資金】預金 80%、金銭信 16%、他 4%
【資産】現・預け金 30%、有価証券 11%、貸出金 55%、他 4%
【融資】中小企業等向け 80%、住宅・消費者向け 42%
りそなは、メガバンク、専業信託銀行、地方銀行が有する以下のような強みをあわせ持っています。
- 首都圏・関西圏における地域密着型のリテール中心の営業基盤
- 資産・事業承継や不動産仲介業務を銀行本体でワンストップで取り扱えるフルラインの信託機能
- 広大なお客さま基盤や店舗ネットワーク、多様なニーズにお応えする商品・サービス力・コスト競争力
この3つをあわせ持つ独自のポジションは、りそなならではの特徴です。
(引用:りそなホールディングス公式HP)
りそなグループは、いわゆる普通の銀行業務だけでなく、お客さまの財産管理を行う「信託」も取り扱っています。
このような信託併営の商業銀行としては国内最大の規模を誇り、豊富な有人店舗網を活用して幅広いお客さまに信託サービスを提供しています。
りそなでは、リテールと信託を併営し、担当者一人ひとりが信託のノウハウを身につけています。
また信託の商品・サービスも豊富で、個人の財産だけではなく、企業の事業承継のお手伝いや、国内の商業銀行では唯一、不動産仲介等の不動産業務も行っています。
このように、私たちは「信託」機能を活かし、お客さまのパートナーとして様々な課題にワンストップでお応えできる複合的なビジネスモデルを築き上げてきました。
(引用:りそなホールディングス公式HP)
時価総額
りそなホールディングスの時価総額は2.1661兆円です。(2024年3月9日現在)
社員の状況
従業員数:連結 19,283名(臨時8,833名)
単体 1,554名
平均勤続年数:16.60年
平均年齢:45.20歳
平均年収:879万円
業績
2023年5月12日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。
連結経常収益は2.8%増で、経常利益は43.4%増の2,276億9,000万円となっています。
売上高営業利益率は前年の18.80%から26.23%と大幅に改善しました。
(引用:りそなホールディングス公式HP)
2024年3月期の連結業績予想は減益になります。
次に、2024年1月31日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。
連結経常収益は3.3%増、経常利益は8.6%減の1,593億4,200万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の27.00%から23.86%と悪化しました。
第3四半期時点の経常利益の進捗率は106.23%でした。
3Q時点で経常利益の進捗率は100%を超えており、どこかで上方修正があるかもしれません。
適時開示情報
2024年4月1日 株式会社関西みらいフィナンシャルグループの吸収合併完了について
2024年1月31日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2023年5月12日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
近年4.0%前後の配当を出しており、高配当といえます。
2014年3月 3.01% 16.7%
2015年3月 2.85% 18.7%
2016年3月 4.23% 22.4%
2017年3月 3.18% 28.4%
2018年3月 3.56% 19.9%
2019年3月 4.38% 27.8%
2020年3月 6.46% 31.7%
2021年3月 4.52% 38.8%
2022年3月 4.01% 46.2%
2023年3月 3.28% 31.1%
2024年3月 2.38%
(引用:りそなホールディングス公式HP)
株主優待は、保有株式数に応じて優待対象銀行の「クラブポイント」を毎月贈呈です。
権利確定月は3月末です。
100株以上 月間ポイント:20
500株以上 月間ポイント:25
600株以上 月間ポイント:30
700株以上2,000株未満 月間ポイント:100株ごとに月5ポイント加算
2,000株以上 月間ポイント:100
2,100株以上4,000株未満 月間ポイント:100株ごとに月5ポイント加算
4,000株以上 月間ポイント:200
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
りそなホールディングスは、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2020年以降は上昇が続いています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、12月までは下落傾向が続いていましたが、それ以降は上昇が続いています。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 13.06倍 (予 13.97倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 0.80倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価はやや割安といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 68.28 (予 64.93)
BPS(1株当たりの純資産) 1,139.59
ROA(純資産利益率) 0.21% (予 0.20%)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。
自己資本比率 3.6%
(引用:りそなホールディングス公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に悪いといえます。
比較される銘柄
まとめ
経常収益・利益は、横ばいが続いています。
2024年3月期は減益予想ですが、3Q時点で経常利益の進捗率は100%を超えているため、どこかで上方修正があるかもしれません。
一方、株価は2020年以降上昇が続いています。
高配当であり、株価は上昇を続けているため、長期投資をしてキャピタルゲインとインカムゲインの両方を狙うのが最良です。
大型の銘柄ですが、値動きは大きそうなので、短期投資をしてキャピタルゲインを狙うのも良いです。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:✖
成長・将来性:△
収益性:◎
規模:◎
割安度:〇
値動き:〇
高配当投資:◎
長期投資(値上がり益):◎
短期投資:〇
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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