社畜から経済的自立(FIRE)を目指す(ToMO Blog)

40歳代の元サラリーマンが経済的自立(FIRE)を目指して行動する軌跡とそれに関する情報をお届け(副業・節約・投資・FIRE)

MENU

【株式銘柄徹底分析】清水建設(1803)~最大手ゼネコンの一角 首都圏 民間建築 土木 不動産 環境エネルギー 宇宙 株主優待~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私は、サイドFIREを目指しています。

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。

お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。

また、更新時にはX(Twitter)で発信しますので、私のXをフォロー頂くとさらにタイムリーな情報が受け取れ、効果的ですので、フォローをよろしくお願いします。

 

 

今回は、最大手ゼネコンの一角で、首都圏、民間建築を主力とする清水建設について調査をしました。

 

www.shimz.co.jp

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2024年11月12日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:清水建設公式HP)

 

清水建設は、最大手ゼネコンの一角で、首都圏、民間建築を主力とする会社です。

東京証券取引所プライム市場の上場企業

日経平均株価およびJPX日経400の構成銘柄の1つ

 

清水建設の創業は1804(文化元)年。

越中富山の大工であった初代清水喜助が江戸・神田鍛冶町で開業したことに始まります。

初代喜助が創業当時から目指したのは、「誠心誠意、心を込めて仕事に取り組み、良いものをつくって信頼されること」。

そして今、清水建設は、お客様、そして社会のニーズに応えるため、常に新しい知識や技術を追求しています。

 

激しい時代を乗り越え、今年220年を迎えようとしています。

この長い歴史の中で受け継がれてきたのが、創業者の清水喜助が大切にした「誠実なものづくり」への高い志と、「顧客第一」という考え方をベーとにした時代を先取りしチャレンジし続ける”進取の精神”です。

 

当社グループは、長期ビジョン「SHIMZ VISION 2030」で掲げている「スマートイノベーションカンパニー」を目指し、”進取の精神”のもと、変革・挑戦を続けていきます。

「レジリエント」「インクルーシブ」「サステナブル」な社会の実現に向けて、時代を先取りする価値を創造することで、清水建設の新たな歴史をつくっていきたいと考えています。

 

一つひとつのしごとに情念を注ぎ、子どもたち、さらにその先の子どもたちの時代に価値ある建造物や事業を築いていく。

それが私たちシミズの「子どもたちに誇れるしごと」です。

 

社是は「論語と算盤」、

経営理念は「真摯な姿勢と絶えざる革新志向により

社会の期待を超える価値を創造し

持続可能な未来づくりに貢献する」です。

 

(引用:清水建設公式HP)

 

まずは無料セミナーに参加♪【マネきゃん/Money Camp】

 

沿革

▼クリックで詳細表示

1804年 - 初代清水喜助 江戸・神田鍛冶町で創業(喜助は現在の富山県出身で大工となり、日光東照宮の修理に参加した後、江戸に下る)

1838年 - 江戸城西の丸焼失後の再建工事に参加

1858年 - 井伊直弼より、開港地・横浜の外国奉行所などの建設を請け負う

1868年 - 幕府の依頼で建設を始めた築地ホテル館(外国人旅館)が完成

1872年 - 海運橋三井組ハウス(後の第一国立銀行)が完成

1887年 - 渋沢栄一を相談役(1916年まで)に迎え経営指導を受ける

1892年 - 渋沢栄一の仲介で法律学者、穂積陳重の案により清水家家法を定める

1915年 - 合資会社清水組となる

1925年 - 鶴見騒瀀事件(清水と間組の下請けの喧嘩)が起こる

1937年 - 新たに株式会社清水組設立、合資会社清水組を合併する

1948年 - 清水建設株式会社に社名変更

1962年 - 東京証券取引所市場第一部に上場

1971年 - 不動産事業に進出

1987年 - アイマーク、コーポレートカラーを制定

1991年 - 東京・港区にシーバンスが完成し、本社を京橋から移転

2003年 - 創業200年記念事業の一環として技術研究所新本館を建設

2012年 - 東京・京橋に新本社完成

 

事業内容

清水建設は、以下の7つの事業からなります。

 

【連結事業】当社建設 73%、当社投資開発 5%、他 22%

 

建築事業

オフィス、工場、学校、病院など、多岐にわたる建物の企画提案、設計、施工、運営・維持管理を行っています。

医療・福祉施設の受注高は国内トップを誇るほか、創業者の清水喜助が日光東照宮の修理工事や江戸城西丸造営などを手掛けた由縁から、社寺建築・伝統建築にも多くの実績を持っています。

また、自社内に木工事や木工製作を行う東京木工場があるもの特徴です。

近年では、生産性向上に向け、ロボット技術を駆使した施工にも挑戦しています。

 

(引用:清水建設公式HP)

 

土木事業

トンネル、橋梁、ダムや都市土木、エネルギー施設など、土木構造物の設計、施工、リニューアルを行っています。

1970年に日本初のLNG液化天然ガス)地下タンクを完成させて以降、日本に現存する大型LNG地下タンクの約半数は当社が施工しています。

また、東京湾アクアライン川崎トンネル浮島南工区、地下鉄大江戸線上広・元浅草工区、八ツ場ダム、東京外かく環状道路本線トンネル(南行)大泉南工事など、難易度の高い工事にチャレンジし、技術力と実績を着実に積み重ねています。

 

(引用:清水建設公式HP)

 

海外建設事業

1970年代から海外に進出し、約60ヵ国で施工実績があります。

1974年にシンガポールに拠点を構えて以降は、東南アジアを中心に世界各国で、生産施設や超高層ビル、病院、橋、地下鉄などの建設に携わっており、各国の発展と人々の快適な暮らしに貢献しています。

 

(引用:清水建設公式HP)

 

不動産開発事業

建設事業で蓄積した技術とノウハウを活かし、オフィスビルや物流施設などの不動産開発を行っています。

自社ブランドとして、オフィスブルは「アイマークビル」シリーズ、物流施設は「S・LOGi」シリーズを展開中です。

2011年には不動産開発事業でも海外に進出。

東南アジアでコンドミニアムやデータセンター、オフィスブルなどを手掛け、今後は北米にも事業エリアを広げていきます。

 

(引用:清水建設公式HP)

 

エンジニアリング事業

「エネルギー」「環境浄化」「プラント」「情報」という基幹4分野のEPC(設計・調達・建設)事業に注力し、脱炭素社会と安全・安心・健康な生活環境の実現に取り組んでいます。

 

(引用:清水建設公式HP)

 

LCV(ライフサイクル・バリュエーション)事業

ライフサイクル・バリュエーション(LCV)という事業コンセプトのもと、建物やインフラ、まちのライフサイクルにわたり持続的な価値向上と利用者の満足度向上を実現し、サステナブルな未来を築いていきます。

省エネ・脱炭素化や事業継続性能の強化、執務・居住環境の健康性・快適性向上など、多様化・高度化するお客様のニーズに対して、包括的なサービス・ソリューションを提供します。

 

(引用:清水建設公式HP)

 

フロンティア事業

「海洋開発事業」「宇宙開発事業」「自然共生事業」「事業投資(スタートアップ)」の4つのフロンティア分野において、早期の事業化に向け取り組んでいます。

1980年代から取り組み始めた海洋や宇宙などの未利用空間の開発構想を、研究開発段階から事業化へと展開するため、2018年4月1日に「フロンティア開発室」を新設しました。

 

(引用:清水建設公式HP)

 

時価総額

清水建設時価総額9,191.84億です。(2024年11月12日現在)

 

社員の状況

従業員数:連結 20,515名(臨時2,388名)

     単体 10,949名(臨時459名)

平均勤続年数:15.9年

平均年齢:43.6歳

平均年収:982万円

 

 

業績

2024年5月13日に発表された2024年3月期の決算短信は以下です。

連結売上高は3.7%増で、経常利益は赤字転落の-198億3,400万円となっています。

 

 

(引用:清水建設公式HP)

 

2025年3月期の連結業績予想は減収で黒字転換になります。

 

 

次に、2024年11月12日に発表された2025年3月期の2Q決算の結果です。

連結売上高は10.6%減で、経常利益は262.4%増の186億8,500万円となっています。

売上高営業利益率は前年同期の0.02%から2.11%と大幅に改善しました。

第2四半期時点の経常利益の進捗率は34.60%でした。

 

 

同時に、通期業績予想の修正(上方修正)が発表されています。

 

 

上方修正が出るほど、業績は好調に推移しています。

 

kabutan.jp

 

適時開示情報

2024年11月12日 2024年3月期 第2四半期決算短信

2024年11月12日 業績予想の修正並びに剰余金の配当及び期末配当予想の修正(増配)に関するお知らせ

2024年11月12日 自己株式取得及び自己株式の消却に係る事項の決定に関するお知らせ 3.73%

2024年7月30日 2025年3月期 第1四半期決算短信

2024年5月13日 2024年3月期決算短信

2024年5月13日 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ 1.83%

2024年5月13日 特別利益(投資有価証券売却益)の計上見込み関するお知らせ 250億円

▼クリックで詳細表示

2024年2月8日 2024年3月期第3四半期決算短信

2024年2月8日 業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ

2024年5月11日 2023年3月期決算短信

 

株主還元について

過去の配当利回りと配当性向は以下です。

近年2.5%前後の配当を出しています。

 

2014年3月 1.31%  38.7%

2015年3月 0.98%  18.8%

2016年3月 1.68%  21.2%

2017年3月 2.61%  20.6%

2018年3月 2.73%  24.0%

2019年3月 3.74%  28.3%

2020年3月 4.50%  29.6%

2021年3月 3.35%  29.7%

2022年3月 3.13%  35.9%

2023年3月 2.80%  31.7%

2024年3月 2.00%  84.9%

2024年11月 1.86%

 

(引用:清水建設公式HP)

 

株主優待は、木製グッズ又は寄付の贈呈です

権利確定月は3月末日です。

 

木製グッズ

 ①干支柄コースター

 ②鍋敷き

 ③一輪挿し

 ④写真立て

 ⑤手鏡

 ⑥ルーペ

 ⑦立体パズル

寄付

 ⑧社会貢献活動団体への寄付1,000円

 

1,000株以上 ①(2個) 又は ⑧より選択

5,000株以上 ①(3個)~③の3点から1点 又は ⑧より選択

10,000株以上 ①(4個)~⑦の7点から1点 又は ⑧より選択

 

(引用:清水建設公式HP)

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

清水建設は、3月、9月が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。

権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。

 

株価推移

10年チャートで見ると、2017年までは上昇、それ以降2022年まで下落していましたが、それ以降は上昇してもみ合っています。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、上昇傾向が続いています。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

 

株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  42.30倍 (予 18.15倍)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  0.84倍

 

PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価はやや割高といえます。

 

EPS(1株当たりの純利益) 24.30 (予 56.96)

BPS(1株当たりの純資産) 1,235.92

 

(引用:清水建設公式HP)

 

ROE自己資本利益率) 2.53% (予 4.61%)

ROA(純資産利益率) 0.68% (予 1.73%)

 

(引用:清水建設公式HP)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。

 

自己資本比率 36.0%

 

(引用:清水建設公式HP)

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。

 

信用倍率 1.65倍(2024年11月1日現在)

 

比較される銘柄

大成建設(1801)

鹿島建設(1812)

大林組(1802)

 

まとめ

売上は波がありながらも、拡大傾向です。

しかし、利益率は急激に悪化しています。

2024年3月期は赤字に転落しましたが、2025年3月期は黒字転換の見込みです。

 

一方、株価は2023年以降は上昇傾向でしたが、直近は急落が多くなっています。

配当はそこそこありますが、業績は急激に悪化しており、今すぐの投資するのは避けるべきでしょう。

 

急落後に短期的に投資して、リバウンドを狙うのはありです。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:✖

安全性:〇

成長・将来性:〇

収益性:✖

規模:〇

割安度:△

値動き:〇

 

高配当投資:〇(配当+優待)

長期投資(値上がり益):✖

短期投資:〇

 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

この記事がいいと思ったら、いいねやブックマーク、読者登録をよろしくお願いします。

最新の情報を発信していますので、X(Twitter)のフォローもよろしくお願いします。