こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私は、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。
お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。
また、更新時にはX(Twitter)で発信しますので、私のXをフォロー頂くとさらにタイムリーな情報が受け取れ、効果的ですので、フォローをよろしくお願いします。

今回は、デシカント除湿やVOC濃縮装置などの空気環境に関する製品・ソリューションを手掛ける西部技研について調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2025年8月8日現在の情報になります。
目次
会社概要

(引用:西部技研公式HP)
西部技研は、デシカント除湿やVOC濃縮装置などの空気環境に関する製品・ソリューションを手掛ける会社です。
東京証券取引所スタンダード市場の上場企業
1965年7月、九州大学工学部に研究者として勤務していた創業者が、他企業からの委託研究を主眼に置いた(株)西部技術研究所を創業したのが当社のツールであり、今に至る全ての事業の原点です。
経営環境の移ろいと志向してきたビジネスの変遷の中で、現在では他の追随を許さない固有技術をベースとした空気処理の為の機器と、それに関わるサービスとソリューションの提供において、国内のみならずグローバルな市場においても、確固たる地位を築いてきました。
顧客の期待を超える価値、環境保全や省エネルギーに資する価値、更に先端技術の発展に貢献する価値を日々突き詰める事で自社の存在意義を研ぎ澄まし、社会にとって不可欠なキープレイヤーとしての立ち位置を更に確かなものとしていきます。
経営理念は「個々の独自性と創造性を尊重し、それらをあらゆる次元で発展的に融合させることにより、新しい価値を継続的に生み出していく。」、
パーパス(存在意義)は「環境に優しい空気のソリューションを届ける。」、
ビジョン(目指す姿)は「クライメイト・ニュートラルな未来実現のため、空気処理技術のイノベーション・リーダーであり続ける。」です。

(引用:西部技研公式HP)
まずは無料セミナーに参加♪【マネきゃん/Money Camp】 ![]()
沿革
▼クリックで詳細表示
1961年 - 創業者 隈利實が隈研究室設立
1965年 - 株式会社西部技術研究所設立
1974年 - コルゲーション製法、連続成型機の完成により、コア技術「ハニカム」が誕生
1975年 - 全熱交換ローターの商品化
1976年 - ハニカム加工技術の確立、委託加工事業の開始
1979年 - 福岡県篠栗町に本社・工場建設
1984年 - デシカント除湿ローターの商品化
1985年 - スウェーデン DST社と業務提携
1986年 - 超低露点除湿ローターの商品化
1988年 - ドイツ クラフタンラーゲン社と提携
世界初のゼオライト式VOC濃縮ローターの商品化
1993年 - DTS社を買収し、Seibu Giken DST ABが誕生
1995年 - 福岡県古賀市に本社移転、第一工場建設
1997年 - 隈利實逝去により、隈智恵子が社長に就任
イオン吸着式全熱交換器「HI-PANEX-ION」販売開始
2002年 - アメリカにSeibu Giken America, Inc.設立
2004年 - 福岡県古賀市に第二工場建設
2006年 - 福岡県古賀市に第三工場建設
2008年 - 中国に西部技研環保節能設備(常熱)有限公司設立
2010年 - 中国に迪思特空气处理设备(常熱)有限公司設立
2013年 - アメリカにSeibu Giken DST America, Inc.設立
2014年 - ポーランドにSeibu Giken DST Poland SP. ZO.O.設立
2015年 - 福岡県古賀市に(株)西部技研DR エンジニアリング設立
2018年 - 福岡県古賀市に西部技研イノベーションセンター設立
企業内保育所として、はにかむ保育園を開園
神奈川県高座郡寒川町に湘南事業所開設
2019年 - 韓国にSeibu Giken Korea Co., Ltd.設立
2020年 - 福岡県宗像工場建設
2022年 - ISO9001認証取得
事業内容
西部技研は、以下の3つのユニットからなります。
【連結事業】 デシカレント除湿機 64%、VOC濃縮装置 26%、他 10%
【海外】80%
世界中のお客さまの空気環境創出に関するお悩みを解決する製品・ソリューションの開発、設計、製造、設置・施工、そしてメンテナンスや交換といったアフターサービスに至るまで、一気通貫で手掛けています。
空気をドライにしたり、クリーンにしたり、省エネしながら換気したり、排気ガスから有毒物質を取り除いたり。
それらすべてのソリューションに共通するのは、西武技研のハニカム技術です。
西部技研グループのすべてのブランド製品には、西武技研が日本で開発・製造しているローターが搭載されています。
また、これまでの豊富な実績と蓄積してきた知見をもとに、お客様の空気環境やサステナビリティへの取り組みに関する課題についてのソリューションをトータルでご提案するコンサルティングサービスもご提供しています。

(引用:西部技研公式HP)
時価総額
西部技研の時価総額は333.13億円です。(2025年8月8日現在)
社員の状況
従業員数:連結 779名(臨時31名)
単体 392名(臨時25名)
平均勤続年数:11.3年
平均年齢:40.5歳
平均年収:616万円
業績
2025年2月14日に発表された2024年12月期の決算情報は以下です。
連結売上高は11.6%増で、経常利益は3.9%減の41億9,000万円となっています。
売上高営業利益率は前年の14.96%から12.57%と悪化しました。



(引用:西部技研公式HP)
2025年12月期の連結業績予想は増収減益になります。

次に、2025年8月8日に発表された2025年12月期の2Q決算の結果です。
連結売上高は5.6%減で、経常利益は13.8%増の19億8,500万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の11.07%から14.61%と改善しました。
第2四半期時点の経常利益の進捗率は54.68%でした。

計画通りのペースで業績は進捗しています。
適時開示情報
2025年8月8日 2025年12月期 第2四半期決算短信
2025年7月15日 大型案件受注に関するお知らせ
2025年5月20日 タイ王国における子会社設立に関するお知らせ
2025年5月14日 大型案件受注に関するお知らせ
2025年5月9日 2025年12月期 第1四半期決算短信
2025年2月14日 2024年12月期決算短信
2025年2月14日 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ 3.41%
▼クリックで詳細表示
2024年11月28日 主要株主の異動(予定)及び株式会社グリーンフューチャーによる当社株式の取得に関するお知らせ
2024年11月14日 2024年12月期 第3四半期決算短信
2024年8月22日 KUMYONG ENG CO., LTD.との合併会社(特定子会社)の設立に関するお知らせ
2024年8月9日 2024年12月期 第2四半期決算短信
2024年7月10日 大型案件受注に関するお知らせ
2024年5月20日 KUMYONG ENG CO., LTD.との資本提携に関するお知らせ
2024年5月15日 2024年12月期 第1四半期決算短信
2024年5月9日 大型案件受注に関するお知らせ
2024年2月21日 剰余金の配当に関するお知らせ
2024年2月14日 2023年12月期決算短信
2024年1月29日 通期業績予想の修正および配当予想の修正に関するお知らせ
2023年11月14日 2023年12月期 第3四半期決算短信
2023年10月3日 東京証券取引所スタンダード市場への上場に伴う当社決算情報等のお知らせ
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
近年4.0%前後の配当を出しており、高配当といえます。
2023年12月 3.44% 33.3%
2024年12月 3.91% 43.2%
2025年8月 4.31%
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
西部技研は、6月と12月が配当月になります。
権利付き最終日は、2025/6/26(木)、2025/12/26(金)です。
権利落ち日は、2025/6/27(金)、2025/12/29(月)です。
株価推移
10年チャートで見ると、上場して以降、下落して横ばいが続いています。
過去10年チャート

6か月チャートで見ると、3月は急落しましたが、それ以降は横ばいです。
過去6か月チャート

株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 9.67倍 (予 10.37倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 1.13倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割安といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 165.14 (予 156.65)
BPS(1株当たりの純資産) 1,432.97


(引用:西部技研公式HP)
ROE(自己資本利益率) 12.44% (予 10.93%)
ROA(純資産利益率) 7.80% (予 7.01%)

(引用:西部技研公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は非常に優良といえます。
自己資本比率 64.2%

(引用:西部技研公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。
信用倍率 18.32倍(2025年8月1日現在)
比較される銘柄
まとめ
業績は年々伸びており、成長企業といえます。
売上に連動して利益も拡大しています。
2025年12月期は増収減益予想です。
一方、株価は上場以来下落が続いていましたが、2024年以降少し上昇しています。
業績の下方修正のリスクや、来期の業績は見通せないため、長期投資するのは難しいです。
小型の銘柄で、値動きも大きそうなので、短期投資でキャピタルゲインを狙うのが良いです。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:△
安全性:◎
成長・将来性:◎
収益性:〇
規模:△
割安度:◎
値動き:〇
高配当投資:◎
長期投資(値上がり益):△
短期投資:〇
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
この記事がいいと思ったら、いいねやブックマーク、読者登録をよろしくお願いします。
最新の情報を発信していますので、X(Twitter)のフォローもよろしくお願いします。