こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私は、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
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私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
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今回は、超純水装置の大手メーカーで、韓国サムスンとの取引が多い野村マイクロ・サイエンスについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年11月14日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:野村マイクロ・サイエンス公式HP)
野村マイクロ・サイエンスは、超純水装置の大手メーカーで、韓国サムスンとの取引が多い会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
設立当初より、最高純度の水を提供する超純水製造装置専業メーカーとして電子産業の発展を支えてきました。
人々の豊かな生活を支えるために今や不可欠となった半導体、フラットパネルディスプレイや健康をサポートするための医薬品などの製造に欠かすことができない「超純水」を製造する装置を提供してきました。
当社は、1969年の創立以来半世紀以上にわたり、妥協なく高純度なH₂Oを目指し、常にお客様の声に耳を傾けニーズにお応えすることを最優先とし、水処理技術の研究開発とシステムエンジニアリングを追求してきました。
今後も超純水のエンジニアリングカンパニーとして、更なる高純度化(High Purification)、環境負荷低減(Eco Solution)、健康サポート(Health Support)への持続的な取り組みを進めるとともに、更なる成長と企業価値の向上に努めていきます。
(引用:野村マイクロ・サイエンス公式HP)
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関連セクター
沿革
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1969年 - 資本金2,000万円で設立
本社を東京都中央区日本橋石町におく米国ゼネラル・エレクトリック社(以下、GE)が開発したNuclepore Menbrane Filter(以下、メンブレン)の極東地区販売権を獲得
1970年 - 資本金2,500万円に増資
1971年 - 全自動逆洗連続濾過装置を「全日本化学プラントショー」に初出展
1972年 - 直接顕微鏡観察検定法(直検法)を開発
GE社と合弁会社のNuclepore Corporation(以下、NPC)を設立(当社出資比率23%)
1973年 - 資本金3億円に増資
北興化学工業株式会社のニュクリポアー部門の人員および資産を当社に移籍し、メンブレンと関連機器の製造販売体制の一体化を図る
1974年 - 米国のアクアメディア社の超純水技術を導入し、超純水事業に進出
1975年 - 超純水装置を日本電信電話公社(現 NTT)武蔵野通信研究所に納入し、電子産業市場へ進出
1976年 - 世界初の逆浸透膜(RO)によるパイロジェン(殺菌の菌体成分の一部)除去システムを開発し、国内の製薬会社に納入
1977年 - 本社を東京都千代田区鍛冶町に移転
1980年 - 米国のアクアメディア社および日揮株式会社(現 日揮ホールディングス株式会社)との合弁会社の日本アクアメディア社(1991年 株式会社ナムテックに商号変更)を設立(当社出資比率33.3%)
1981年 - 本社を東京都千代田区大手町に移転
厚木事業所を事業拡大のため神奈川県厚木市岡田に移転
1982年 - 炭酸ガスバブラーを開発
1983年 - 韓国に超純水装置を納入し、韓国市場に進出
神奈川県厚木市岡田(厚木事業所隣接)に開発研究所(以下、研究所)を設立、厚木事業所内の研究施設を研究所に移転
1984年 - 研究所内に最新鋭の超純水テストプラントを建設
西独のティッセンヴァッサーテクニク社に超純水技術の供与
1985年 - 台湾に超純水装置を納入し、台湾市場に進出
1986年 - スーパーバブラー上市
ユニット型「ハイピュアモニター®」(以下、HPM)を開発
1988年 - HPMが、米国環境科学協会の「技術著作者賞」を受賞
1989年 - オーストリアのアグルー社とPVDF製品の日本総代理店契約を締結
本社を東京都港区芝大門に移転
1991年 - 神奈川県厚木市岡田に新社屋を建設、東京本社と厚木を統合し、本社機構を一本化
カナダのグレック社へ高性能真空脱気塔技術の供与
1992年 - オーストリアのアグルー社のコンクリートプロテクトライナー(CPL)技術を導入
株式会社ピュアレックス社との技術提携によりウエハー表面洗浄技術の研究を展開
1993年 - 韓国のテクノセミケム株式会社と韓国に合弁会社の株式会社野村テクノ(現 株式会社野村マイクロ・サイエンス・コリア)を設立
1994年 - TMAH廃液のバイオ技術を確立
1995年 - 資本金3億3,000万円に増資
台湾の新竹市に台湾支店を設立(2015年閉鎖)
1996年 - 資本金4億8,000万円に増資
米国のIonics社よりイオン交換装置(EDI)システムを導入
1997年 - 高効率逆浸透装置「HERO®/ヒーロー®」システム技術導入「CMP用薬液供給装置」の開発
英国に100%子会社の野村マイクロ・サイエンスUK Ltd.を設立(2001年清算)
1998年 - 株式会社ピュアレックスと合弁会社の野村ピュアを設立(当社出資比率71%)
1999年 - 資本金5億6,280万円に増資
硬度リークモニター「ZEROCA®/ゼロカ®」上市
2000年 - オーストリアのアグルー社と合弁会社のアグルー・ジャパン株式会社設立(当社出資比率80%)
業界初のBOOM契約事業(水売り事業)を開始
2001年 - 台湾のHantech社と中国に合弁会社の上海野村水処理国際貿易有限公司設立(当社出資比率70%)
2002年 - 微量過酸化物モニター「ノキシア®/NOXIA®」上市
2003年 - 炭酸エチレンを使った環境にやさしいレジスト剥離技術の確立
2004年 - ユニット型純水製造装置「NOMURACKS®/ノムラックス®」が第21回神奈川工業技術開発大賞「地球環境技術賞」を受賞
2005年 - 機能水製造装置「NOMUREXON®」(ノムレクソン)上市
韓国支店を開設(現 株式会社野村マイクロ・サイエンス コリア)
2006年 - 経営資源の有効活用のため、株式会社ナムテック・株式会社アグルー・ジャパンならびに株式会社野村ピュアを吸収合併へ
台湾のHantech社と中国に合弁会社の上海野村水処理工程有限公司設立(当社出資比率70%、2010年 100%となる)
米国に100%子会社の野村マイクロ・サイエンスUSA Ltd., CO設立
上海野村水処理国際貿易有限公司の出資持分を上海のHantech社へ譲渡
シンガポールに100%子会社の野村マイクロ・サイエンス(Singapore)Pte Ltd.設立(2008年清算)
2007年 - JASDAQ証券取引所(現 東京証券取引所JASDAQ(スタンダード))上場
資本金22億3,680万円に増資
2008年 - 排水処理事業の拡大を図るため、株式会社クラレと合弁会社のクラレアクア株式会社を設立(当社出資比率45%、2009年 18%、2012年 合弁解消)
2009年 - 新設分割によりアグループラスチック株式会社設立
超純水装置及び消耗品等の販売強化のため、中国に上海日村商貿有限公司設立(2015年清算)
2010年 - 薬液用金属除去モジュール「METOLATE®/メトレート®」が第26回イオン交換学会において「技術賞」を受賞
2011年 - 台湾に100%子会社の野村微科学行程股份有限公司を設立
韓国に100%子会社のNAD Co., Ltd(現 株式会社野村マイクロ・サイエンス コリア)を設立
2012年 - 中国での排水処理事業拡大のため、上海野村水処理工程有限公司が中国に設立した銅仁市栄盛興環保科技行程有限公司に35%出資
アジアの新たな拠点展開を図るため、ベトナムに駐在員事務所を設置(2016年閉鎖)
2013年 - 中国貴州省における浄水ならびに汚水処理事業に参画するため、黔東南州凱創水資源環保科技行程有限公司を設立(当社99%出資、2017年8月上海野村水処理工程有限公司が共同出資者から出資持分1%を取得 2018年11月当社および上海野村水処理工程有限公司の出資持分全額を譲渡 )
2014年 - 韓国における経営資源を集約し、グループ経営の一層の効率化・合理化を図るため株式会社野村コリアとNAD Co., Ltdが合併、株式会社野村マイクロ・サイエンス コリアに商号変更
2018年 - ベトナムに100%子会社の野村マイクロ・サイエンス(Vietnam)Co.,Ltd設立
2020年 - 東京証券JASDAQ(スタンダード)から同取引所市場第二部へ市場変更
2021年 - 東京証券取引所市場第一部に指定
2022年 - 東京証券取引所市場第一部からプライム市場に移行
事業内容
野村マイクロ・サイエンスの事業は、「水処理装置事業」です。
【連結事業】 水処理装置 94%、他 6%
【海外】76%
純水・超純水
製薬用水
排水
時価総額
野村マイクロ・サイエンスの時価総額は757.34億円です。(2024年11月14日現在)
社員の状況
従業員数:連結 545名(臨時87名)
単体 376名(臨時70名)
平均勤続年数:12.1年
平均年齢:42.3歳
平均年収:927万円
業績
2024年5月15日に発表された2024年3月期の決算短信は以下です。
連結売上高は47.2%増で、経常利益は68.6%増の108億1,900万円となっています。
売上高営業利益率は前年の13.21%から14.58%と改善しました。
(引用:野村マイクロ・サイエンス公式HP)
2025年3月期の連結業績予想は増収増益になります。
次に、2024年11月14日に発表された2025年3月期の2Q決算の結果です。
連結売上高は50.6%減で、経常利益は99.0%減の5,900万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の15.65%から8.60%と大幅に悪化しました。
第2四半期時点の経常利益の進捗率は0.50%でした。
計画に対して、業績の進捗は大幅に遅れており、どこかで下方修正がある可能性が高いです。
適時開示情報
2024年11月14日 2025年3月期 第2四半期決算短信
2024年11月14日 海外子会社設立に関するお知らせ
2024年10月31日 業績予想の修正に関するお知らせ
2024年8月9日 2025年3月期 第1四半期決算短信
2024年5月20日 剰余金の配当に関するお知らせ
2024年5月15日 2024年3月期決算短信
▼クリックで詳細表示
2024年4月23日 通期連結業績予想及び期末配当予想の修正に関するお知らせ
2024年2月14日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2024年2月14日 株式分割及び株式分割に伴う定款の一部変更に関するお知らせ 1:4
2023年11月14日 2024年3月期 第2四半期決算短信
2023年10月24日 業績予想の修正に関するお知らせ
2023年5月15日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
ばらつきは大きいですが、近年は2.5%前後の配当を出しています。
2014年3月 2.15% -%(赤字)
2015年3月 0.00% -%(赤字)
2016年3月 0.97% 17.6%
2017年3月 1.77% 19.4%
2018年3月 1.76% 18.1%
2019年3月 4.44% 26.6%
2020年3月 3.23% 23.8%
2021年3月 1.77% 22.8%
2022年3月 2.23% 26.6%
2023年3月 3.61% 24.0%
2024年3月 1.05% 29.4%
2024年11月 3.75%
(引用:野村マイクロ・サイエンス公式HP)
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
野村マイクロ・サイエンスは、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、大きく見ると、上昇傾向が続いています。
直近は下落しています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、下落傾向が続いています。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 9.04倍 (予 8.34倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 2.55倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割安といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 212.55 (予 230.38)
BPS(1株当たりの純資産) 752.19
(引用:野村マイクロ・サイエンス公式HP)
ROE(自己資本利益率) 29.90% (予 30.63%)
ROA(純資産利益率) 11.30% (予 10.85%)
(引用:野村マイクロ・サイエンス公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は非常に優良といえます。
自己資本比率 30.8%
(引用:野村マイクロ・サイエンス公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。
信用倍率 3.00倍(2024年11月8日現在)
比較される銘柄
まとめ
売上・利益はこの3年間大きく業績を伸ばしており、成長企業といえます。
2025年3月期も増収増益予想です。
事業内容を見ても、環境関連という将来性の高い事業をしていますので、今後の成長も期待できます。
一方、株価は2023年10月から急上昇しました。
業績は好調ではありますが、株価が短期間に急上昇した状況で、長期も短期も投資しづらい状況です。
短期的に投資し、株価の上昇が止まる兆候が出たら売るのは良いです。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:◎
安全性:〇
成長・将来性:◎
収益性:〇
規模:△
割安度:◎
値動き:△
高配当投資:〇
長期投資(値上がり益):✖
短期投資:〇
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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