こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私は、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。
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銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。
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今回は、制御・自動化機器大手で、エネルギー管理サービス(BEMS)を武器に補修需要を狙うアズビルについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年11月8日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:アズビル公式HP)
アズビルは、制御・自動化機器大手で、エネルギー管理サービス(BEMS)を武器に補修需要を狙う会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
JPX日経400の構成銘柄の1つ
私たちは、1906年の創業以来、計測と制御の技術を追求し、独自のソリューションをお届けしてまいりました。
創業100周年時にはグループのブランド名をazbilに変更し、2012年4月に、社名を株式会社 山武からアズビル株式会社といたしました。
おかげさまでたくさんの方々に親しんでいただけるようになったazbilブランドの下、グローバルで「ビルディングオートメーション」「アドバンスオートメーション」「ライフオートメーション」の3つの事業を推進し、お客さまを中心に、オフィスや生産の現場、生活といった様々な場面で“azbilグループならでは”の価値提供を目指しています。
ここ数年、新型コロナウイルス感染症や地政学的リスクに端を発したグローバルサプライチェーンの混乱、エネルギー価格の高騰をはじめとするインフレの影響など、我々を取り巻く厳しい環境の変化が継続していますが、中長期的には、オートメーションに求められる役割はますます広がるものと考えています。
グローバル化の進展や社会の持続的成長に向けた社会的責任の拡大といった事業環境の変化、技術革新、少子高齢化の進行や働き方改革の進展、気候変動への対応などに加えて、お客さま自身が進められているグローバルサプライチェーンの再構築やエネルギー転換などへの対応は、オートメーションで対応すべき課題領域のさらなる拡大をもたらすものと思われます。
こうした変化を、azbilグループとしての事業機会と捉え、グローバル展開やお客さまとの協創、他社との提携も含めて事業領域における取組み、ソリューション力の強化を推進し、成長を加速させてまいります。
AI・各種センシング技術など先進技術を活用した製造現場の安全と生産性、価値向上に貢献する新たな商品・サービスの提供や建物・地域社会での環境・エネルギー課題解決による事業拡大、そのための事業・企業基盤のさらなる強化等を通じ、グループ理念に通じるSDGs(Sustainable Development Goals-持続可能な開発目標)の具体的なターゲットへの取組みを推進し、サステナビリティ経営を実現してまいります。
また、当社は2022年度に、コーポレートガバナンスのさらなる改革を進めることを目的として、「指名委員会等設置会社」に移行、経営の透明性・健全性の強化を進めています。社員、経営が一丸となって、「人を中心としたオートメーション」の探求を通じて持続的な社会の発展に貢献し、社会、社員のwell-beingを実現できる企業集団を目指します。
グループ理念は「私たちは、「人を中心としたオートメーション」で、人々の「安心、快適、達成感」を実現するとともに、地球環境に貢献します。」です。
(引用:アズビル公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
1906年12月 - 創業者の山口武彦が山武商会を創立、欧米工作機械類を輸入・販売
1942年4月 - 株式会社 山武商会を山武工業株式会社と商号変更
別会社として株式会社 山武商会を設立
1949年8月 - 企業再建整備法により山武工業株式会社の第二会社として山武計器株式会社を設立
1952年12月 - ハネウェル・インコーポレイテッド(米国)と技術提携契約を締結
1953年1月 - ハネウェル・インコーポレイテッド(米国)と資本提携(出資比率:50%)
1956年7月 - 山武計器株式会社を山武ハネウエル計器株式会社と商号変更
1961年4月 - 藤沢工場(現:藤沢テクノセンター)を建設
1961年10月 - 株式を東京証券取引所市場第二部に上場
1963年4月 - 山武エンジニアリング株式会社(現:アズビル株式会社)を設立
1963年10月 - 山武計装株式会社(現:アズビル株式会社)を設立
1966年12月 - 山武ハネウエル計器株式会社を山武ハネウエル株式会社(現:アズビル株式会社)と商号変更
山武プレシジョン株式会社(現:アズビル株式会社)を設立
1969年2月 - 株式を東京証券取引所市場第一部に上場
山武機材株式会社(現:アズビル株式会社)を設立
1972年11月 - 寒川工場(現:湘南工場)を建設
1973年8月 - 伊勢原工場を建設
1974年6月 - 株式会社 太信(現:アズビル太信株式会社)を設立、出資
1987年1月 - JIT生産方式を基本としたJUMP活動がスタート
1990年3月 - ハネウェル社が出資比率を50%から24.15%に変更し、包括提携契約となる
1992年8月 - 山武テクノシステム株式会社(現:アズビル株式会社)を設立
1994年3月 - 山武環境エンジニアリング有限公司(中国・上海 現:アズビルコントロールソリューション(上海)有限公司)を設立
大連山武機器有限公司(中国・大連 現:アズビル機器(大連)有限公司)を設立
1995年10月 - 山武タイランド株式会社(タイ・バンコク 現:アズビルタイランド株式会社)を設立
1995年12月 - 上海山武金山制御機器有限公司(中国・上海 現:上海アズビル制御機器有限公司)を設立
1996年4月 - 山武アメリカ株式会社(米国アリゾナ州フェニックス 現:アズビルノースアメリカ株式会社)を設立
1996年12月 - 山武フィリピン株式会社(フィリピン・マニラ 現:アズビルフィリピン株式会社)を設立
1997年11月 - 山武・ベルカ インドネシア株式会社(インドネシア・ジャカルタ 現:アズビル・ベルカ・インドネシア株式会社)を設立
1998年2月 - 山武フレンドリー株式会社(現:アズビル山武フレンドリー株式会社)を設立
1998年4月 - 山武コントロールズ シンガポール株式会社(現:アズビルシンガポール株式会社)を設立
1998年7月 - 山武グループ(現:azbilグループ)3社を統合再編
・山武ハネウエル株式会社→株式会社 山武(現:アズビル株式会社)
・山武計装株式会社→山武ビルシステム株式会社
・山武エンジニアリング株式会社→山武産業システム株式会社
1999年3月 - 韓国山武株式会社(韓国・ソウル 現:アズビル韓国株式会社)を設立
1999年8月 - 山武マレーシア株式会社(マレーシア・クアラルンプール 現:アズビルマレーシア株式会社)を設立
1999年10月 - 山武ビルシステム株式会社(現:アズビル株式会社)が、山武ケアネット株式会社(現:ALSOKあんしんケアサポート株式会社)を設立
2000年2月 - 台湾山武株式会社(台湾・台北 現:アズビル台湾株式会社)を設立
2000年5月 - 山武中国有限公司(中国・香港 現:アズビル香港有限公司)を設立
2000年6月 - 安全センター株式会社(現:ALSOKあんしんケアサポート株式会社)をグループ化
2000年11月 - 山武センシング・コントロール株式会社(米国カリフォルニア州サンタクララ 現:アズビルノースアメリカ株式会社)を設立
2001年4月 - 山武ヨーロッパ株式会社(ベルギー・ブリュッセル 現:アズビルヨーロッパ株式会社)を設立
2002年7月 - ハネウェル社から自己株式を取得して資本関係を解消
2003年4月 - 山武ビルシステム株式会社、山武産業システム株式会社を合併して社内カンパニー制をとる
2004年3月 -上海山武自動機器有限公司(中国・上海)を設立
2005年10月 - 株式会社テムテック研究所と資本提携
2005年4月 - ㈱JERA(現・持分法適用関連会社)を設立
2005年12月 - 株式会社 金門製作所(現:アズビル金門株式会社)をグループ化
2006年10月 - グループ理念制定・グループシンボルazbil導入
2006年12月 - 山武情報技術センター(大連)有限公司(中国・大連 現:アズビル情報技術センター(大連)有限公司)を設立
2007年6月 - 「山武百年史」発行
2008年6月 - 山武ベトナム有限会社(ベトナム・ハノイ 現:アズビルベトナム有限会社)を設立
2008年10月 - グループ名称をazbilグループに変更
2009年1月 - 山武環境エンジニアリング(上海)を存続会社とするアズビルコントロールソリューション(上海)有限公司(中国・上海)を設立
株式会社 山武瑞穂(現:アズビル京都株式会社)を設立
2009年5月 - バイオビジラントシステムズ株式会社(米国・アリゾナ州ツーソン 現:アズビルノースアメリカ株式会社)をグループ化
2010年2月 - アズビルインド株式会社(インド・ムンバイ)を設立
2010年7月 - アズビルブラジル有限会社(ブラジル・サンパウロ)を設立
2012年4月 - 国内azbilグループ各社の社名を「アズビル」を冠するものに変更
山武ケアネット株式会社と安全センター株式会社を経営統合、アズビルあんしんケアサポート株式会社として新たなスタート
山武コントロールプロダクト株式会社をアズビル株式会社に統合
2012年11月 - TACO株式会社(現:アズビルTACO株式会社)をグループ化
2012年12月 - VorTek社(米・コロラド州 現:アズビルボルテック有限会社)をグループ化
2013年1月 - Telstar社(スペイン・カタルーニャ州)をグループ化
アズビルサウジアラビア有限会社(サウジアラビア・東部州)を設立
2013年2月 - アズビルプロダクションタイランド株式会社(タイ・チョンブリー)を設立
2013年4月 - アズビル商事株式会社とアズビル ロイヤルコントロールズ株式会社を経営統合、アズビルトレーディング株式会社として新たなスタート
2014年2月 - アズビル北米R&D株式会社(米・カリフォルニア州)を設立
2015年2月 - アズビルあんしんケアサポート株式会社を綜合警備保障株式会社に事業譲渡
2016年2月 - 一般社団法人 アズビル山武財団設立
2017年11月 - アズビルメキシコ合同会社(メキシコ・グアナファト州)を設立
2022年6月 - 指名委員会等設置会社に移行
事業内容
アズビルは、以下の3つの事業からなります。
azbilグループの中核として、“計測と制御”の技術をもとに、人々の安心・快適・達成感と地球環境への貢献をめざす「人を中心としたオートメーション」を追求。建物市場でビルディングオートメーション事業を、工場やプラント市場でアドバンスオートメーション事業を、ライフラインや健康などの生活に密着した市場において、ライフオートメーション事業を展開しています。
また、一層の成長に向けて、海外市場においても積極的に事業を展開しています。
【連結事業】ビルディングオートメーション 46%、アドバンスオートメーション 36%、ライフオートメーション 18%、他 0%
【海外】23%
ビルディングオートメーション事業
ビルディングオートメーションシステムとして、アプリケーションソフト、コントローラ、バルブ、センサまでのフルラインナップを自社にて開発、製造することで高機能、高品質を実現。
計装設計から販売、エンジニアリング、サービス、省エネソリューション、設備の運営管理までを一貫した体制で提供し、独自の環境制御技術で、人々に安全かつ快適で、効率のよい執務・生産空間の創造と、環境負荷低減に貢献します。
(引用:アズビル公式HP)
アドバンスオートメーション事業
工場やプラントをはじめとする様々な製造現場における課題解決に向け、装置や設備の最適運用をライフサイクルで支援する製品やソリューション、計装・エンジニアリング、保守サービスを提供。
生産に関わる人々との協働を通じ、先進的な計測制御技術を発展させ、安全で人の能力を発揮できる生産現場の実現を目指すとともに、お客さまの新たな価値を創造します。
(引用:アズビル公式HP)
ライフオートメーション事業
建物・工場・プラントや生活インフラの領域で永年培った計測・制御・計量の技術、心のこもった人の手による行き届いたサービスを、ガス水道などのライフライン、ライフサイエンスに関する研究、製薬・医療分野などに展開、人々のいきいきとした暮らしに貢献します。
ライフオートメーション事業には、ライフラインの取引における公正性を保証する計量・課金から生活の安全・快適を提供する事業、生活者の住まいにおける安心・健康・快適を提供する事業、製薬工場、研究所、病院において安全な現場環境と高い生産性を実現する事業などがあります。
(引用:アズビル公式HP)
時価総額
アズビルの時価総額は6,973.52億円です。(2024年11月8日現在)
社員の状況
従業員数:連結 9,909名(臨時1,397名)
単体 5,163名(臨時952名)
平均勤続年数:20.0年
平均年齢:45.9歳
平均年収:761万円
業績
2024年5月13日に発表された2024年3月期の決算短信は以下です。
連結売上高は4.5%増で、経常利益は21.3%増の389億9,900万円となっています。
売上高営業利益率は前年の11.22%から12.66%と改善しました。
(引用:アズビル公式HP)
2025年3月期の連結業績予想は増収減益になります。
2024年10月15日には、業績予想の修正(各種利益の上方修正)が発表されています。
次に、2024年11月8日に発表された2025年3月期の2Q決算の結果です。
連結売上高は5.6%増で、経常利益は2.5%増の146億6,700万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の9.84%から10.51%と改善しました。
第2四半期時点の経常利益の進捗率は36.67%でした。
同時に、通期業績予想の修正(上方修正)が発表されています。
上方修正が出るほど、業績は好調に推移しています。
適時開示情報
2024年11月8日 2025年3月期 第2四半期決算短信
2024年11月8日 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ及び自己株式消却に係る事項の決定に関するお知らせ 4.5%
2024年10月15日 特別利益の計上及び業績予想の修正に関するお知らせ
2024年8月7日 2025年3月期 第1四半期決算短信
2024年5月13日 2024年3月期決算短信
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
近年1.5%前後の配当を出しています。
2014年3月 2.47% 60.7%
2015年3月 1.93% 64.9%
2016年3月 2.33% 59.4%
2017年3月 2.06% 42.9%
2018年3月 1.65% 33.3%
2019年3月 1.78% 34.8%
2020年3月 1.78% 35.5%
2021年3月 1.15% 38.5%
2022年3月 1.47% 39.8%
2023年3月 1.83% 39.2%
2024年3月 1.81% 33.3%
2024年11月 1.79%
(引用:アズビル公式HP)
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
アズビルは、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2020年まで上昇が続いていましたが、それ以降は横ばいが続いています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、8月に急落はありましたが、ゆるやかな上昇傾向が続いています。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 21.26倍 (予 16.90倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 2.83倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価はやや割高といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 57.24 (予 71.94)
BPS(1株当たりの純資産) 430.24
(引用:アズビル公式HP)
ROE(自己資本利益率) 15.02% (予 16.72%)
ROA(純資産利益率) 9.63% (予 12.54%)
(引用:アズビル公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は優良といえます。
自己資本比率 75.0%
(引用:アズビル公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。
信用倍率 1.47倍(2024年11月1日現在)
比較される銘柄
まとめ
売上・利益は、波がありながらも拡大傾向です。
2025年3月期は増収減益予想です。
配当は小さいので、キャピタルゲイン狙い一択です。
一方、株価は2021年から横ばいが続いています。
業績は拡大していますが、株価は横ばいなので、長期投資は難しい状況でしょう。
大型の銘柄で、値動きは小さそうなので、短期投資向きではありません。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:◎
成長・将来性:〇
収益性:〇
規模:〇
割安度:△
値動き:△
高配当投資:△
長期投資(値上がり益):△
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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