社畜から経済的自立(FIRE)を目指す(ToMO Blog)

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【株式銘柄徹底分析】UTグループ(2146)~製造業向け人材派遣 半導体向け 自動車向け 成長企業~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私は、サイドFIREを目指しています。

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。

お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。

また、更新時にはX(Twitter)で発信しますので、私のXをフォロー頂くとさらにタイムリーな情報が受け取れ、効果的ですので、フォローをよろしくお願いします。

 

 

今回は、製造業向け人材派遣が主力で、半導体向けや自動車向けが強いUTグループについて調査をしました。

 

www.ut-g.co.jp

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2025年8月8日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:UTグループ公式HP)

 

UTグループは、製造業向け人材派遣が主力で、半導体向けや自動車向けが強い会社です。

東京証券取引所プライム市場の上場企業

JPX日経400の構成銘柄の1つ

 

UTグループは「はたらく力で、イキイキをつくる。」をミッションとし、新しい社会インフラとなる「キャリアプラットフォーム」の創造を通じて、はたらく人と企業がともに成長できる持続的な社会の実現を目指しています。

 

終身雇用を前提とした雇用形態をはじめとする戦後経済を支えてきた多くの枠組みは、生産年齢人口の減少と高齢化の進行、グローバリゼーションの拡大などの環境変化により機能しなくなっています。

こういった大きく変わりゆく環境に対応するため、企業が雇用の流動性を確保するだけではなく、はたらく人一人ひとりの生産性をどのように高めていくのかということを社会全体が真剣に考えなければなりません。

 

当社では創業間もない頃から「はたらく人の立場」に立ち、雇用期間の定めがない「無期雇用」、必要なスキルを身につける「技能教育」、スキルに応じて昇給する「職能給」など、一般企業の正社員と変わらない制度を率先して作り上げてきました。

 

一見すると人材派遣会社としての経営リスクを高めるようなこれら制度の導入は、同業他社からは疑問視され、当社は異端児と見なされていた時期もあります。

ですが、この考え方にご賛同いただける取引先企業様のご支援や当社社員の努力に支えられ、ここ数年では製造派遣業界No.1の成長率を実現し、国内トップクラスの社員数を誇るリーディングカンパニーへと成長しました。

 

社会の不確実性が高まり、企業も個人も変化する環境への適応力が問われている時代だからこそ、UTグループでは、はたらく人が一つの企業にとらわれない働き方を推進し、一般企業の正社員を上回るようなキャリア形成や充実した福利厚生が提供できるように、お客様をはじめとした社会の皆様とともに雇用や職業訓練の場となる「キャリアプラットフォーム」の創造を続けてまいります。

 

MISSIONは「働く力で、イキイキをつくる。」、

VISIONは「これからのはたらき方のプラットフォームになる。」、

VALUESは「一人ひとりに、寄り添い、向き合う。」です。

 

(引用:UTグループ公式HP)

 

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沿革

▼クリックで詳細表示

1995年4月 - 構内作業業務請負事業を目的としてエイムシーアイシー有限会社を設立。同時に「正社員雇用」「社会保険100%加入」を開始

1996年7月 - エイムシーアイシー有限会社を日本エイム株式会社に改組

2000年 - 独自のビジネスモデル「工程一括請負」導入

2001年 - 利益を超えた普遍的存在意義を定める「志の会」発足

    派遣社員を含む全社員を対象とした「持株会」の設立

2003年12月 - 業界初、日本エイム株式会社株式を店頭市場(JASDAQ市場)に上場

2006年4月 - 日本エイム株式会社が、株式会社アルティスタを子会社化(設計開発技術者派遣事業へ参入)

2007年4月 - 日本エイム株式会社、株式会社エイペックスが共同して株式移転を行い、完全親会社となる純粋持株会社としてユナイテッド・テクノロジー・ホールディングス株式会社(当社)を設立し、同時にJASDAQ市場に上場(日本エイム株式会社は非上場化)

2009年1月 - 当社の商号をUTホールディングス株式会社に変更

2009年11月 - 株式会社エイペックスの全株式を株式会社八徳に譲渡

2010年1月 - コムリーディング株式会社を設立(設計開発技術者派遣事業を強化)

2010年3月 - コムエージェント株式会社を設立(流通小売派遣事業へ参入)

2011年12月 - 株式会社アルティスタとコムリーディング株式会社が合併し、コムリーディング株式会社として統合

2012年 - すべての社員に平等なキャリアパスと可能性を提供するための「エントリー制度」の導入

2012年4月 - コムエージェント株式会社がUTアイコム株式会社へ商号変更(同時に製造派遣・請負事業を開始)。UTキャリア株式会社を設立(アウトプレースメント事業へ参入)。UTコンストラクション・ネットワーク株式会社を設立(建設技術者派遣事業へ参入)

2012年6月 - UTアイコム株式会社から流通小売派遣事業を分割し、UTエージェント株式会社を設立

2012年7月 - UTグループのブランド力強化のため、全子会社名を「UT」を冠する商号へ変更。それに伴い、日本エイム株式会社がUTエイム株式会社へ商号変更。コムリーディング株式会社がUTリーディング株式会社へ商号変更

2012年10月 - UTライフサポート株式会社を設立(社員への福利厚生サービスを拡充)

2013年7月 - パナソニックバッテリーエンジニアリング株式会社の株式を81%取得し子会社化。(同時に同社はUTパベック株式会社に社名変更)

2014年 - グループでのキャリアパス拡大のため、グループ内転職制度を導入

2014年4月 - 製造派遣・請負のUTアイコム株式会社、UTリヴァイブ株式会社をUTエイム株式会社に統合

2015年3月 - 株式会社システム・リボルーションの株式を取得し子会社化

2015年7月 - 商号をUTグループ株式会社に変更

     はたらく人の成長を支える独自の仕組み「One UT」「Next UT」の開始

2015年10月 - UTリーディング株式会社が「UTテクノロジー株式会社」へ、UTコンストラクション・ネットワーク株式会社が「UTコンストラクション株式会社」へ、株式会社システム・リボルーションが「UTシステム株式会社」へ商号変更

2016年 - 第3次中期経営計画「日本全土に仕事をつくる」発表

2016年5月 - 株式会社アテックスを子会社化。(2017年4月 UTテクノロジー株式会社に統合)

2016年6月 - UTグローバル株式会社を設立

2016年12月 - UTHP株式会社を設立。株式会社フォワードを子会社化。(2017年4月 UTシステム株式会社に統合)

2017年3月 - 株式会社タイト・ワークを子会社化

2017年4月 - 株式会社LEI HAU’ OLIを子会社化

2018年4月 - UTシステム株式会社をUTテクノロジー株式会社に統合。株式会社タイト・ワークが「UTコミュニティ株式会社」へ商号変更。富士通アプリコ株式会社の株式を51%取得し子会社化

     (同時に同社はFUJITSU UT株式会社に社名変更)

2019年11月 - JASDAQ 市場(スタンダード)から東京証券取引所市場第一部へ市場変更

     長期経営ビジョン UT VISION 2030「これからのはたらき方のプラットフォームになる」発表

2020年1月 - 株式会社LEI HAU’ OLIの全株式を売却

2020年3月 - 株式会社サポート・システムの全株式を取得し、連結子会社

2020年4月 - TBLSサービス株式会社の全株式を取得し、連結子会社化。UTビジネスサービス株式会社に商号変更。東芝情報システムプロダクツ株式会社の全株式を取得し、連結子会社化。UTシステムプロダクツ株式会社に商号変更。東芝オフィスメイト株式会社の株式を80%取得し、連結子会社化。UT東芝株式会社に商号変更。UTエイム株式会社がUTグローバル株式会社を吸収合併

2020年5月 - UTエイム株式会社がUTテクノロジー株式会社の設計・開発技術者派遣事業等を吸収分割

2020年7月 - 水戸エンジニアリングサービス株式会社の全株式を取得し、連結子会社

2020年10月 - Green Speed Co., Ltd.及びHoang Nhan Company Limitedの全株式を所有するGreen Speed Joint Stock Company(ベトナム)の株式を51%取得し、3社を連結子会社化。連結子会社であったUTエージェント株式会社を精算結了

2020年11月 - 株式会社シーケルの全株式を所有する株式会社シーケルホールディングスの全株式を取得し、2社を連結子会社

2021年1月 - UT東芝株式会社がUTビジネスサービス株式会社を吸収合併

2021年2月 - 株式会社スリーエム中部、株式会社スリーエム東海及び株式会社スリーエムスタッフの全株式を所有する株式会社スリーエムの株式を18.8%取得し、4社を持分法適用関連会社化

2021年4月 - 株式会社アーキ・ジャパンの親会社である株式会社AJホールディングス及び株式会社アクト・ジャパンの全株式を所有するJ-CEP株式会社の株式を20%取得し、4社を持分法適用関連会社化

2021年5月 - 株式会社プログレスの全株式を所有する株式会社プログレスグループの全株式を取得し、2社を連結子会社化。株式会社スリーエム中部、株式会社スリーエム東海及び株式会社スリーエムスタッフの全株式を所有する株式会社スリーエムの株式を追加取得することにより全株式を取得し、4社を連結子会社

2021年7月 - 水戸エンジニアリングサービス株式会社をUT MESC株式会社に商号変更

2021年10月 - 富士通エフサス・クリエ株式会社の株式を51%取得し、連結子会社化。UT エフサス・クリエ株式会社に商号変更

2022年1月 - 株式会社プログレスが株式会社プログレスグループを吸収合併。UTプログレス株式会社に商号変更。

     株式会社スリーエムスタッフが株式会社スリーエム、株式会社スリーエム中部及び株式会社スリーエム東海を吸収合併。UTスリーエム株式会社に商号変更

     J-CEP株式会社にて、JAGフィールド株式会社の全株式を取得し、持分法適用関連会社化

2022年3月 - UTシステムプロダクツ株式会社の全株式を売却

2022年4月 - UTコミュニティ株式会社がUTエイム株式会社のエリア戦略事業を吸収分割。UTコミュニティ株式会社を存続会社として、UTHP株式会社、株式会社サポート・システム、株式会社シーケルホールディングス、株式会社シーケル及びUTプログレス株式会社を吸収合併。UTコネクト株式会社に商号変更

     UTエイム株式会社がUTパベック株式会社を吸収合併

     東京証券取引所の市場区分の見直しにより、市場第一部からプライム市場へ移行

2022年6月 - 監査役員設置会社から監査等委員会設置会社へ移行

2024年4月 - 株式会社ビーネックスパートナーズの全株式を取得し、連結子会社化。UTパートナーズ株式会社に商号変更。
      UTテクノロジー株式会社及びUTコンストラクション株式会社の全株式を売却

2024年5月 - 株式会社日立茨城テクニカルサービスの株式を51%取得し、連結子会社化。商号をUTハイテス株式会社に変更

 

事業内容

UTグループの事業は、人材派遣です。

 

【連結事業】マニュファクチャリング 39%、エリア 38%、ソリューション 10%、エンジニアリング 6%、海外 7%

 

時価総額

UTグループ時価総額1,101.93億です。(2025年9月16日現在)

 

社員の状況

従業員数:連結 36,344名

     単体 368名

平均勤続年数:5.9年

平均年齢:38.6歳

平均年収:513万円

 

 

業績

2025年5月14日に発表された2025年3月期の決算短信は以下です。

連結売上高は16.6%増で、経常利益は12.0%減の82億6,800万円となっています。

売上高営業利益率は前年の5.59%から4.15%と悪化しました。

 

 

(引用:UTグループ公式HP)

2026年3月期の連結業績予想は増収減益になります。

 

 

次に、2025年8月8日に発表された2026年3月期の1Q決算の結果です。

連結売上高は5.5%減で、経常利益は31.5%増の24億5,800万円となっています。

売上高営業利益率は前年同期の4.35%から5.90%と改善しました。

第3四半期時点の経常利益の進捗率は20.83%でした。

 

 

計画通りのペースで業績は進捗しています。

 

kabutan.jp

 

適時開示情報

2025年9月16日 株式分割、株式分割に伴う定款の一部変更及び配当予想の修正に関するお知らせ 1:15

2025年8月8日 2026年3月期 第1四半期決算短信

2025年8月8日 2026年3月期 第1四半期剰余金の配当に関するお知らせ

2025年8月8日 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ 0.8%

2025年5月14日 2025年3月期決算短信

2025年5月14日 剰余金の配当に関するお知らせ

2025年5月14日 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ 3.8%

2025年5月14日 第5次中期経営計画の策定に関するお知らせ

▼クリックで詳細表示

2025年3月17日 連結子会社の異動(株式譲渡)に関するお知らせ

2025年2月12日 2025年3月期 第3四半期決算短信

2025年2月12日 剰余金の配当及び配当予想の修正に関するお知らせ

2025年2月12日 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ 2.5%

2024年11月13日 2025年3月期 第2四半期決算短信

2024年11月13日 業績予想の修正に関するお知らせ

2024年11月13日 2025年3月期 配当予想の修正に関するお知らせ

2024年8月9日 2025年3月期 第1四半期決算短信

2024年5月14日 2024年3月期決算短信

 

株主還元について

過去の配当利回りと配当性向は以下です。

近年1.5%前後の配当を出しています。

 

2014年3月 2.50%  56.3%

2015年3月 0.00%  0.0%

2016年3月 0.00%  0.0%

2017年3月 0.00%  0.0%

2018年3月 0.00%  0.0%

2019年3月 2.44%  50.3%

2020年3月 0.00%  0.0%

2021年3月 1.82%  62.0%

2022年3月 0.77%  30.8%

2023年3月 0.00%  0.0%

2024年3月 2.63%  60.0%

2025年9月 5.89%

 

(引用:UTグループ公式HP)

 

株主優待はありません。

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

UTグループは、3月と(6月)、(9月)、(12月)が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2025/3/27(木)・2025/6/26(木)・2025/9/26(金)・2025/12/26(金)です。

権利落ち日は、2025/3/28(金)・2025/6/27(金)・2025/9/29(月)・2025/12/29(月)です。

 

株価推移

10年チャートで見ると、2017年から2018年まで上昇傾向でしたが、それ以降は横ばいが続いています。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、4月・5月は急騰しましたが、それ以降は横ばいです。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

 

株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  11.25倍 (予 13.09倍)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  3.93倍

 

PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価はやや割安といえます。

 

EPS(1株当たりの純利益) 230.25 (予 200.33)

BPS(1株当たりの純資産) 666.80

 

(引用:UTグループ公式HP)

 

ROE自己資本利益率) 30.64% (予 30.04%)

ROA(純資産利益率) 13.51% (予 11.80%)

 

(引用:UTグループ公式HP)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は非常に良いといえます。

 

自己資本比率 39.3%

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。

 

信用倍率 4.98倍(2025年9月5日現在)

 

比較される銘柄

tomokutchi.hatenablog.com

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フルキャスト(4848)

 

まとめ

売上は年々伸びており、成長企業といえます。

利益も年々伸びています。

2026年3月期は増収減益予想です。

 

配当は小さいため、キャピタルゲイン狙い一択です。

 

一方、株価は2018年から横ばいが続いています。

業績は成長を続けていますが、株価はいまいち上昇していませんので、長期投資はしにくい状況でしょう。

 

小型の銘柄ではなく、値動きは小さそうなので、短期投資向きではありません。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:〇

安全性:〇

成長・将来性:◎

収益性:〇

規模:△

割安度:〇

値動き:△

 

高配当投資:△

長期投資(値上がり益):△

短期投資:✖

 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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