こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。
お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。
また、更新時にはX(Twitter)で発信しますので、私のXをフォロー頂くとさらにタイムリーな情報が受け取れ、効果的ですので、フォローをよろしくお願いします。
今回は、自然言語解析AIを活用した法律・企業・医療向けシステムを展開し、米訴訟証拠開示支援を柱とするFRONTEOについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年3月23日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:FRONTEO公式HP)
FRONTEOは、自然言語解析AIを活用した法律・企業・医療向けシステムを展開し、米訴訟証拠開示支援を柱とする会社です。
東京証券取引所グロース市場の上場企業
2003年創業以来、「日本企業の誇りを守る」を理念としてリーガルテック分野で活動してきました。
そしてリーガルテック分野から金融、知財、人事、医療分野へと様々なフィールドへ事業を拡大し、着実に実績を積み上げ、多くの皆さまのご支持をいただくことができました。
データ解析技術の未熟さにより訴訟に必要な情報が見つからず窮地に立たされる企業を守りたい、世界にあふれた医療情報から患者一人ひとりに合った情報を届けたい、そのような熱意が日々当社の人工知能技術とサービスを磨いています。
このような活動を通じ、当社が実現した”Bright Value”とは、これまで培ったデータ解析のノウハウと高度な人工知能技術によって「記録に埋もれたリスクとチャンスを見逃さず、情報社会のフェアネスを実現する」ことであると改めて定義しました。
今後も我々の”Bright Value”の実現、必要な人に必要な情報が与えられる未来の実現に向け、高まる技術への期待と多様化する社会のニーズに応えていきます。
(引用:FRONTEO公式HP)
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関連セクター
沿革
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2003年8月 - 東京都港区赤坂において、米国製フォレンジックツールの輸入販売を事業目的とした株式会社Unicersal Business Incubatorsを、資本金1,000千円で設立
2004年4月 - 本社を東京都港区高輪三丁目25番27号に移転
2004年6月 - 米国フォレンジックツール開発企業であるIntelligent Computer Solutions, Inc.及びAccess Data Corp.の2社より、フォレンジック関連ツールの日本国内における独占輸入販売権を取得
2006年8月 - 商号を株式会社UBICに変更し、コンピュータフォレンジック専門企業となる
フォレンジックツール販売開始
本社を東京都港区港南二丁目4番7号に移転
2006年11月 - 米国フォレンジックツール開発企業であるDigital Intelligence, Inc.より、フォレンジック関連ツールの日本国内における独占輸入販売権を取得
2005年4月 - 事業規模の拡大に伴い、本社を東京都港区港南二丁目12番23号に移転
2005年5月 - フォレンジック調査サービス、ディスカバリー支援サービス提供のために、フォレンジックラボを構築
2005年6月 - コンピュータフォレンジックサービス「コンピュータフォレンジック調査サービス・ディスカバリー(証拠開示)支援サービス」の提供開始
2007年6月 - 東京証券取引所マザーズ(現 東京証券取引所グロース市場)へ上場
2007年12月 - UBIC North America, Inc.を設立
2009年3月 - 情報セキュリティマネジメントシステム(ISMS)の国際標準規格である「ISO27001」(ISO/IEC 27001:2005)ならびに国内規格である「JIS Q 27001」(JIS Q 27001:2006)の認証取得
2009年12月 - 世界初のアジア言語対応電子証拠開示ソフトウェア「Lit i View」をリリース
2010年8月 - クレジットカードの不正調査に特化したPayment Card Forensics株式会社(現在は本社に統合)を設立
2011年4月 - フォレンジック調査に伴うアナログ調査を行う株式会社UBICリスクコンサルティングを設立
2011年10月 - UBIC Taiwan, Inc.(現 FRONTEO Taiwan, Inc.)を設立
2011年12月 - UBIC Korea, Inc.(現 FRONTEO Korea, Inc.)を設立
2012年3月 - 自社開発の人工知能(後のKIBIT)をリリース
2012年6月 - 知的財産の専門コンサルティング会社である株式会社UBICパテントパートナーズを設立
2013年1月 - 「Advanced Predictive Coding」機能が搭載された「Lit i View」バージョン6.0をリリース
2013年5月 - 米国ナスダック市場へ上場(2020年2月に上場廃止)
2014年8月 - 米国のeディスカバリ事業会社TechLaw Solutions, Inc.を買収、連結子会社化
2015年3月 - 当社を存続会社として、株式会社UBICリスクコンサルティングを吸収合併
2015年4月 - 医療情報データ解析事業の株式会社UBIC MEDICALを設立(のちに連結子会社、株式会社FRONTEOヘルスケアに商号変更)
2015年7月 - 米国のeディスカバリ事業会社EvD, Inc.を買収、連結子会社化(現 FRONTEO USA, Inc.)
2015年9月 - デジタルマーケティング事業のRappa株式会社を設立(のちに連結子会社、株式会社FRONTEOコミュニケーションズに商号変更)
2015年10月 - 当社を存続会社として、株式会社UBICパテントパートナーズを吸収合併
2015年11月 - 独自開発した、自然言語処理をベースとするAIエンジン「KIBIT」を発表
2016年7月 - 商号を「進歩的かつ先端的な価値創造集団」を意味する株式会社FRONTEOに変更
株式会社UBIC MEDICALの商号を株式会社FRONTEOヘルスケアに変更
Rappa株式会社の商号を株式会社FRONTEOコミュニケーションズ(2018年5月に当社を存続会社として吸収合併)に変更
EvD, Inc.を存続会社として、UBIC North America, Inc.を吸収合併し、FRONTEO USA, Inc.を設立
UBIC Korea, Inc.の商号をFRONTEO Korea, Inc.に変更
UBIC Taiwan, Inc.の商号をFRONTEO Taiwan, Inc.に変更
2018年5月 - 当社を存続会社として、株式会社FRONTEOコミュニケーションズを吸収合併
FRONTEOヘルスケア、ヘルスケア・インダストリーに特化したアルゴリズム「Concept Encoder」の提供を本格化
FRONTEOヘルスケア、アルゴリズム「Concept Encoder」の特許を取得
2018年7月 - AIエンジンKIBITをベースとしたFAQシステム「KIBIT Find Answer」を提供開始
2018年8月 - FRONTEOヘルスケア、人工知能のアプリケーション「Concept Encoder Articles」の提供開始
2018年11月 - 人工知能による特許調査・分析システムの進化版「Patent Explorer 19」の提供開始
独自開発の人工知能エンジンを進化 次世代版「KIBIT G2」の提供を開始
FRONTEOヘルスケア、アルゴリズム「Concept Encoder」を活用した新規医薬品候補探査技術を開発
2019年1月 - Payment Card Forensics株式会社の商号をP.C.F.FRONTEO株式会社(2023年10月に当社を存続会社として吸収合併)に変更
2019年3月 - AIレビューツール「KIBIT Automator」をリリース
2019年10月 - 当社を存続会社として、株式会社FRONTEOヘルスケアを吸収合併
2020年1月 - 転倒転落予測システム「Coroban®」について日本での特許査定を取得
2020年4月 - AI活用の拠点となる2つのラボと、実践的なノウハウをお客様に提供するAIラウンジを本社内に開設
AIを利用した新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対するドラッグリポジショニングの研究を開始
2020年6月 - 児童虐待の予兆を早期に検出するAIを活用したソリューションの提供を開始
認知症診断支援AIシステムについて日本での特許査定を取得
2020年7月 - 論文探索AIシステム「KIBIT Amanogawa」の提供を開始
2020年8月 - OSINT(open source intelligence)の研究開始
P.C.F.FRONTEO株式会社を完全子会社化
2020年9月 - 情報セキュリティサービス規準審査登録委員会による審査を経て「情報セキュリティサービス規準適合サービスリスト」に登録
2020年10月 - OSINT(Open Source Intelligence)サービスの提供を開始
2021年1月 - 第一種医療機器製造販売業許可を取得
2021年4月 - 「会話型 認知症診断支援AIプログラム」の臨床試験を開始
2021年5月 - 製薬企業向け専門業務支援AIシステム「Guideline Viewer」の提供を開始
危険予知ソリューション「兆(きざし)KIBIT」の提供を開始
2021年6月 - OSINTサービス、サプライチェーン分析ソリューションの提供を開始
OSINTサービス、株主支配ネットワーク解析ソリューションの提供を開始
2021年7月 - 創薬支援AI「Cascade Eye」について日本における特許権を取得
2021年8月 - 「会話型 認知症診断支援AIプログラム」について韓国における特許権を取得
2021年9月 - 特許調査を高度化したPatent Explorer Xの提供を開始
FRONTEO Legal Link Portalの登録会員数が5,000人を突破
2021年10月 - 情報戦略支援AI「WordATLAS」の提供を開始
サプライチェーン解析システム「Seizu Analysis」を用いたサービスの提供を開始
2021年11月 - 株主支配ネットワーク解析ソリューションの提供を開始
医学論文探索AIソフトウェア「Amanogawa」について日本における特許権を取得
2021年12月 - 最先端技術・研究者ネットワーク解析ソリューションの提供を開始
2022年1月 - 発生が予測されるリスクの改善策を示す「Concept Encoder Optimizer」について日本における特許権を取得
2022年2月 - リスク発見や予測に活用する新AIソリューション「WordSonar」の提供を開始
2022年3月 - 経済安全保障ソリューション「サプライチェーン解析サービス」の技術について日本における特許権を取得
創薬のプロセスイノベーションとなる新規AIシステム「liGALILEO」によるAI創薬サービスの提供を開始
2022年4月 - 金融サービスにおける”お客さまの声”をかつお湯する「WordSonar for VoiceView」の提供を開始
2022年7月 - 介護施設向け転倒転落予測AIシステム「Coroban Care」の提供を開始
「KIBIT」に搭載しているコア技術「複数の識別モデルと交差検証に基づく分類(Illumination Forest)」について台湾における特許権を取得
2022年8月 - 経済安全保障AIソリューションの持ち株支配の解析指標について日本における特許権を取得
2022年12月 - 経済安全保障におけるサプライチェーン解析AIソリューションの新指標算出技術について日本における特許権を取得
2023年1月 - 独自開発のAIアルゴリズム「Concept Encoder」のコア技術について米国における特許権を取得
2023年2月 - FRONTEO Legal Link Portalの登録者数が1万人を達成
2023年10月 - 当社を存続会社として、P.C.F.FRONTEO株式会社を吸収合併
事業内容
FRONTEOは、以下の4つの事業からなります。
当社は2003年の設立以来、国際訴訟支援や不正調査の実案件において、膨大な電子メールやビジネス文書に対し、限られた時間のなかで証拠を発見するための技術とノウハウを培ってきました。
「少量のデータでも人間の機微(暗黙知や感覚、判断)を正しく理解し、欲しい情報をいち早く見つけ出す」技術として確立したAIエンジン「KIBIT(キビット)」の活用を中心に、これからの人と社会が抱える課題を解決するためのソリューションを拡大していきます。
FRONTEOのライフサイエンスAI事業は、ヘルスケア・インダストリー向けにAIエンジン「KIBIT(キビット)」の本格提供を開始し、医療ビッグデータ利活用の促進を目指しています。
【連結事業】リーガルテックAI 74%、AIソリューション 26%
【海外】41%
リーガルテックAI
創立以来の事業であるリーガルテックAI事業は、eディスカバリ(電子情報開示)支援とフォレンジック調査(デジタル鑑識)を2本柱としています。
平時のセキュリティ対策から、有事の際のデータの特定・保全・処理、ドキュメントレビュー、提出データ(報告書)の作成にいたるまでワンストップサービスを提供し、お客様の安全をサポートしています。
(引用:FRONTEO公式HP)
ビジネスソリューション
創業事業であるリーガルテックビジネスで培ったAI技術を活かして、人事、知財、法務、労務など、様々なビジネス分野の作業効率化に役立つソリューションを提供しています。
メール・チャットの監査、特許調査・分析、ビジネスデータの分析、VoC(お客様の声)からの不満の予兆を捉えて顧客満足度向上につなげるなど、様々な分野で役立てられています。
(引用:FRONTEO公式HP)
ライフサイエンスAI
医療・介護の現場に存在する様々な構造化・非構造化データの横断的解析を行っています。
AIエンジン「KIBIT(キビット)」により、従来の構造化データの分析だけでは見えてこなかった事象を発見することが可能となり、様々な可能性が誕生しています。
(引用:FRONTEO公式HP)
経済安全保障
経済安全保障ソリューションは、自然言語処理技術と自社開発のAIを活用し、最先端技術動向やサプライチェーンの分析を通じ、企業を取り巻く状況を可視化し、最適な経営戦略策定をサポートします。
時価総額
FRONTEOの時価総額は299.10億円です。(2024年3月23日現在)
社員の状況
従業員数:連結 288名(臨時9名)
単体 204名(臨時5名)
平均勤続年数:2.90年
平均年齢:42.20歳
平均年収:898万円
業績
2023年5月15日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。
連結売上高は34.0%減で、経常利益は赤字転落の-12億9,200万円となっています。
(引用:FRONTEO公式HP)
2024年3月期の連結業績予想は増収で黒字転換になります。
次に、2024年2月14日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。
連結売上高は9.5%減、経常利益は赤字幅拡大の-6億1,800万円となっています。
2024年3月25日には、通期連結業績予想の修正(下方修正)が発表されています。
下方修正があって赤字と、業績は厳しい状況です。
適時開示情報
2024年3月25日 連結業績予想の修正に関するお知らせ
2024年2月14日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2023年5月15日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
近年4.0%前後の配当を出しており、高配当といえます。
2014年3月 0.00% -%(赤字)
2015年3月 0.32% 40.3%
2016年3月 0.31% 143.4%(赤字)
2017年3月 0.00% -%(赤字)
2018年3月 0.00% -%(赤字)
2019年3月 0.55% 163.4%
2020年3月 0.00% -%(赤字)
2021年3月 0.00% 0.0%
2022年3月 0.34% 21.0%
2023年3月 0.00% -%(赤字)
2024年3月 0.00%
(引用:FRONTEO公式HP)
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
FRONTEOは、3月と(9月)が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2021年に5,300円程度まで上昇しましたが、それ以降は下落して横ばいが続いています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、2月に大きく上昇しましたが、そこからは下落しています。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) -倍(赤字) (予 558.84倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 6.26倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は非常に割高といえます。
EPS(1株当たりの純利益) - (予 1.27)
BPS(1株当たりの純資産) 113.44
(引用:FRONTEO公式HP)
ROA(純資産利益率) -% (予 0.59%)
(引用:FRONTEO公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。
自己資本比率 52.7%
(引用:FRONTEO公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。
比較される銘柄
まとめ
売上は、2018年3月期以降縮小傾向が続いています。
利益は安定せず、赤字の年が多いです。
2024年3月期は増収で黒字転換予想でしたが、下方修正により赤字となっています。
一方、株価は下値圏で横ばいが続いています。
配当はないため、キャピタルゲイン狙い一択です。
業績は縮小が続いており、長期投資は避けるべきです。
小型の銘柄ですが、値動きは大きそうなので、短期投資をしてキャピタルゲインを狙うのは良いです。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:✖
安全性:◎
成長・将来性:△
収益性:✖
規模:✖
割安度:✖
値動き:〇
高配当投資:✖
長期投資(値上がり益):✖
短期投資:〇
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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