こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
今回は、九州地盤に北陸、東北、四国など地方中核都市を中心にゲストハウス型婚礼施設を展開し、挙式・披露宴に関する企画・運営などのサービスを提供するアイ・ケイ・ケイホールディングスについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年3月14日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:アイ・ケイ・ケイホールディングス公式HP)
アイ・ケイ・ケイホールディングは、九州地盤に北陸、東北、四国など地方中核都市を中心にゲストハウス型婚礼施設を展開し、挙式・披露宴に関する企画・運営などのサービスを提供する会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
1995年の設立以来、九州初のゲストハウスウェディング事業を通して、お客さまの幸せと感動を創造してきました。
2012年12月には、介護事業を運営するアイケア株式会社を設立し、2017年1月に海外婚礼事業を運営するPT INTERNATIONAL KANSHA KANDOU INDONESIAを設立、2020年10月に食品事業を運営する株式会社明徳庵を設立、2021年11月には、フォト事業及び結婚仲介事業を設立、同月には、元株会社体制に移行し、事業の多角化と経営者人材の育成を更に推進しています。
使命は「ご縁ある人々の笑顔と幸せのために行動し、挑戦する!」、
経営理念は「一.誠実・信用・信頼
一.私たちは、素直な心でお互いに協力し良いことは即実行します
一.私たちは、国籍・宗教・性別・年齢・経験に関係なく能力を発揮する人財になり、素晴らしい未来を創るために挑戦します」です。
(引用:アイ・ケイ・ケイホールディングス公式HP)
スマホで参加!無料の資産運用セミナーで投資を学ぼう【マネきゃん/Money Camp】
関連セクター
沿革
▼クリックで詳細表示
1945年 - 海産物の販売を始める(創業)
1968年2月 - 佐賀県伊万里市に「ビジネスホテルかねこ」をオープン
1982年10月 - 佐賀県伊万里市に「伊万里グランドホテル」を開業し、婚礼事業をスタート
1991年3月 - 佐賀県伊万里市に「伊万里迎賓館」をオープン
1995年11月 - 株式会社アイ・ケイ・ケイ不動産(現 株式会社アイ・エス)から結婚式場とホテルの運営を引継ぎ、アイ・ケイ・ケイ株式会社を設立
2000年9月 - 佐賀県鳥栖市に「ウェディング&パーティハウス ベルアミー(現 ララシャンスベルアミー)」(鳥栖支店)をオープンし、ゲストハウス・ウェディング形式の挙式・披露宴サービスを開始
2002年10月 - 福岡県福岡市に「ウェディングA&パーティーハウス 博多の森(現 ララシャンス博多の森)」(福岡支店)をオープン
2005年3月 - 佐賀県伊万里市に「ララシャンス迎賓館」(伊万里支店)をオープン
2005年10月 - 富山県富山市に「キャナルサイドララシャンス」(富山支店)をオープン
宮崎県宮崎市に「ララシャンス迎賓館」(宮崎支店)をオープン
2006年4月 - 株式会社アイ・エスから婚礼事業(主として土地・建物及びこれに関連する借入金)を譲受けると共に、ホテル事業を譲渡
株式会社極楽(2018年3月にアイ・セレモニー株式会社に商号変更、現 連結子会社)を株式交換により完全子会社化
2006年7月 - 大分県大分市に「ララシャンス迎賓館」(大分支部)をオープン
2006年9月 - 石川県金沢市に「ララシャンス太陽の丘」(金沢支部)をオープン
2007年7月 - 宮崎県宮崎市に「プレジール迎賓館」(宮崎第二支部 現 宮崎支部)をオープン
2009年4月 - 福島県いわき市に「ララシャンスいわき」(いわき支部)をオープン
2009年9月 - 高知県高知市に「ララシャンス迎賓館」(高知支部)をオープン
2009年10月 - 福井県福井市に「ララシャンスベルアミー」(福井支部)をオープン
2010年7月 - 大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)に株式を上場
2011年4月 - 富山県富山市にレストラン施設「キュイジーヌ フランセーズ ラ・シャンス」(富山支部)をオープン
再生型の婚礼事業を展開するため、福岡県糟屋郡志免町に当社100%出資の連結子会社としてスイート ヴィラ ガーデン株式会社を設立
2011年8月 - 岩手県盛岡市に「ララシャンスベルアミー」(盛岡支部)をオープン
2012年1月 - 東京証券取引所市場第二部に株式を上場
2012年3月 - 大阪証券取引所JASDAQ(スタンダード)における株式の上場を廃止
2012年9月 - 石川県金沢市の「ララシャンス太陽の丘」(金沢支部)に1チャペル、1バンケットを増設
2012年12月 - 介護事業を展開するため、福岡県糟屋郡志免町に当社100%出資の連結子会社としてアイケア株式会社を設立
2013年1月 - 東京証券取引所市場第一部銘柄に指定
2013年9月 - 佐賀県伊万里市に「アイケアレジデンス伊万里」(介護事業)をオープン
2013年11月 - 当社100%出資の子会社であるスイート ヴィラ ガーデン株式会社を吸収合併
長崎県佐世保市に「ハーバーテラスSASEBO迎賓館」(佐世保支部)をオープン
2014年6月 - 佐賀県佐賀市に「アイケアレジデンス佐賀」(介護事業)をオープン
2014年9月 - 福岡県福岡市に「ララシャンス博多の森」(福岡支部)に1チャペル、1バンケットを増設
2015年3月 - 佐賀県唐津市に「アイケア東唐津」(介護事業)をオープン
広島県広島市に「ララシャンスHIROSHIMA迎賓館」(広島支部)をオープン
2017年1月 - 海外婚礼事業を展開するため、インドネシア共和国ジャカルタ市に当社90%出資のPT INTERNATIONAL KANSHA KANDOU INDONESIA(現 連結子会社)を設立
2017年10月 - 愛知県岡崎市に「ララシャンスOKAZAKI迎賓館」(岡崎支部)をオープン
2017年12月 - 大阪府大阪市に「キャッスルガーデンOSAKA」(大阪支部)をオープン
2019年7月 - 兵庫県神戸市に「ララシャンスKOBE」(神戸支部)をオープン
2019年10月 - アイ・セレモニー株式会社の株式の一部を譲渡し、連結の範囲から除外
2020年9月 - 東京都江東区に「ララシャンスガーデン 東京ベイ」(東京支部)をオープン
2020年10月 - 食品事業を展開するため、福岡県糟屋郡志免町に当社95%出資の連結子会社として株式会社明徳庵を設立
2020年11月 - 当社の婚礼事業を承継させるため、福岡県糟屋郡志免町に当社100%出資の連結子会社としてアイ・ケイ・ケイ分割準備会社株式会社(現 アイ・ケイ・ケイ株式会社)を設立
2021年3月 - 金融事業を展開するため、福岡県糟屋郡志免町に当社100%出資の連結子会社としてアイ・ケイ・ケイキャピタル株式会社を設立(2022年10月清算結了)
2021年11月 - アイ・ケイ・ケイ株式会社からアイ・ケイ・ケイホールディングス株式会社に商号変更し、持株会社体制へ移行
連結子会社であるアイ・ケイ・ケイ分割準備会社株式会社をアイ・ケイ・ケイ株式会社に商号変更し、当社の婚礼事業を承継
フォト事業を展開するため、福岡県糟屋郡志免町に当社92%出資の連結子会社としてAmbihone株式会社を設立
結婚仲介事業を展開するため、福岡県糟屋郡志免町に当社100%出資の連結子会社としてララ・クゥール株式会社を設立
事業内容
アイ・ケイ・ケイホールディングスは、以下の5つの事業からなります。
(引用:アイ・ケイ・ケイホールディングス公式HP)
【連結事業】婚礼 96%、介護 2%、食品 1%
婚礼事業
九州を基盤として全国にゲストハウスウェディングスタイルの結婚式場を展開しています。
ウェディングプロデューサーとウェディングプランナー、ウェディングスタイリスト、シェフ・調理長及びフォトグラファーが一組一組のお客さまとの信頼関係を築き挙式・披露宴や、挙式のみ、少人数婚、LGBTなど様々なニーズやスタイルを引き出し、これを形にすることによってパーソナルなウェディングを提供できるように努めています。
挙式・披露宴当日には、調理部門やサービス部門が加わり、新郎・新婦、ご親族及びゲストの方々全員に感動していただけるような挙式・披露宴を提供しています。
このように、打ち合わせから挙式・披露宴当日に至るまで、新郎・新婦、ご親族及びゲストの方々をスタッフ全員が一丸となって総合的にサポートし、オリジナル感あふれる挙式・披露宴を行える体制を整えています。
(引用:アイ・ケイ・ケイホールディングス公式HP)
介護事業
アイケア株式会社は、2012年12月3日付で新たに設立しました。
有料老人ホーム第1号店となる「アイケアレジデンス伊万里」を2013年9月に、第2号となる「アイケアレジデンス佐賀」を2014年6月に、第3号店となる「アイケア東唐津」を2015年3月にオープンし、有料老人ホームの運営、介護サービス等の提供を行っています。
(引用:アイ・ケイ・ケイホールディングス公式HP)
食品事業
株式会社明徳庵は、2019年10月に新設した食品事業部を分離し、2020年10月2日付で設立しました。
婚礼事業でこれまで培ってきた商品開発力を基に、引出物・引菓子を主軸に、ECサイトや卸販売にて一般のお客さまにも広く、自社開発商品をお届けしています。
(引用:アイ・ケイ・ケイホールディングス公式HP)
フォト事業
Ambihone(アンビオーネ)株式会社は2021年11月に設立したフォト事業を営む事業会社です。
フォト専用ブース等を備える写真館を展開し、国内外で多数の受賞歴を持つカメラマンやスタイリストのノウハウを活かして、ご家族の大切な思い出を未来にお届けします。
結婚仲介事業(2024年2月撤退)
ララ・クゥール株式会社は2021年11月に設立した結婚仲介業を営む事業会社です。
婚礼事業で経験を積んだプランナー等がコンシェルジュとなり、真剣に結婚を考えている方々に良きご縁結びを提供しています。
時価総額
アイ・ケイ・ケイホールディングスの時価総額は229.77億円です。(2024年3月14日現在)
社員の状況
従業員数:単体 52名(臨時3名)
連結 896名(臨時396名)
平均勤続年数:10.10年
平均年齢:34.70歳
平均年収:488万円
業績
2023年12月11日に発表された2023年10月期の決算短信は以下です。
連結売上高は前期比15.4%増、経常利益は4.3%減の20億500万円となっています。
売上高営業利益率は前年の9.49%から8.89%と横ばいでした。
(引用:アイ・ケイ・ケイホールディングス公式HP)
2024年10月期の連結業績予想は増収増益になります。
次に、2024年3月14日に発表された2024年10月期の1Q決算の結果です。
連結売上高は5.0%増、経常利益は19.7%増の4億4,200万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の7.37%から8.46%と改善しました。
第1四半期時点の親会社の経常利益の進捗率は20.61%でした。
計画に対して、業績の進捗は遅れ気味です。
適時開示情報
2024年3月14日 2024年10月期 第1四半期決算短信
2024年2月22日 譲渡制限付報酬としての自己株式の処分に関するお知らせ
2024年2月22日 タメニー株式会社との資本業務提携解消に関するお知らせ
2023年12月18日 株式の立会外分売実施に関するお知らせ
2023年12月11日 2023年10月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
近年は2.5%程度の配当を出しています。
2013年10月 1.28% 20.5%
2014年10月 2.23% 24.4%
2015年10月 1.82% 25.4%
2016年10月 1.99% 26.3%
2017年10月 1.37% 26.7%
2018年10月 1.67% 25.9%
2019年10月 1.70% 26.4%
2020年10月 0.00% -%(赤字)
2021年10月 0.00% -%(赤字)
2022年10月 1.59% 21.1%
2023年10月 3.71% 52.3%
2024年3月 3.13%
(引用:アイ・ケイ・ケイホールディングス公式HP)
株主優待は、以下の贈呈です。
権利確定月は4月末日です。
①特選お菓子
②特選ギフト
③レストランのお食事代金ご優待券
100株以上 ①2,000円分 ③3枚
500株以上 ①3,500円分 ③3枚
1,000株以上 ②6,000円分 ③3枚
5,000株以上 ②11,000円分 ③3枚
③は、レストラン「ラ・ロシェル」(福岡県、南青山店、山王店)、「キュイジーヌ フランセーズ ラ・シャンス」等において利用可能
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
アイ・ケイ・ケイホールディングスは、(4月)と10月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/4/25(木)、2024/10/29(火)です。
権利落ち日は、2024/4/26(金)、2024/10/30(水)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2017年までは上昇傾向でしたが、2018年から2019年は下落し、それ以降はゆるやかに上昇しています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、9月までは上昇傾向でしたが、そこから12月まで下落して、1月からは上昇しています。
過去6か月チャート
保険・資産運用・住宅ローンなど幅広い金融商品の無料相談サービス【マネプロ】
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 16.69倍 (予 15.75倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 2.23倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は適正といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 45.93 (予 48.45)
BPS(1株当たりの純資産) 341.68
(引用:アイ・ケイ・ケイホールディングス公式HP)
ROE(自己資本利益率) 13.47% (予 14.18%)
ROA(純資産利益率) 6.70% (予 7.10%)
(引用:アイ・ケイ・ケイホールディングス公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は優良といえます。
自己資本比率 49.8%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。
比較される銘柄
まとめ
コロナの影響により2020年10月期の売上は大きく落ち込みましたが、現在はコロナ前以上の業績まで回復しました。
一方、株価は2018年から少しづつ下落していましたが、2022年ごろからはゆるやかに上昇傾向できています。
多角的な事業を行っているものの、売上の96%は婚礼事業なので、他の事業を柱に育てることが今後の課題です。
日本の婚礼事業には、少子化や晩婚化でそれほど将来性があるとは思えません。
インドネシアでの婚礼事業も取り組んでいますので、それを広げるもの課題といえます。
とはいえ、まだ婚礼施設を拡大している段階なので、成長段階と考えると、しばらくの間は日本の婚礼事業での売上は拡大するかもしれません。
2023年10月期の配当は大きく増配され、配当利回り3.71%となっています。
おまけに、株主優待まであります。
配当がそこそこあるということ、まだ成長段階ということから長期投資をして、インカムゲインとキャピタルゲインの両方を狙うのが最良と思います。
小型の銘柄ですがそれほど値動きするようなことはないので、短期投資向きではありません。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:〇
成長・将来性:◎
収益性:〇
規模:✖
割安度:〇
値動き:〇
高配当投資:〇(配当+優待)
長期投資(値上がり益):〇
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
この記事がいいと思ったら、いいねや読者登録をよろしくお願いします。