こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
今回は、航空券予約サイト「エアトリ」運営を柱とし、メディアやオフショア開発、投資事業も展開するエアトリについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年2月15日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:エアトリ公式HP)
エアトリは、航空券予約サイト「エアトリ」運営を柱とし、メディアやオフショア開発、投資事業も展開する会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
2007年に株式会社旅キャピタルとして創業され、二度の商号変更(2013年に株式会社エボラブルアジアへ、2020年1月に株式会社エアトリへ)を経て、今に至ります。
その間、2016年に東京証券取引所マザーズ市場へ上場、2017年に同取引所市場第一部へ市場変更しています。
当社は、ITの力で、経済圏の中で生まれるあらゆる変化を事業機会として捉え、「終わりなき成長」を目指しています。
当社の7事業である「エアトリ旅行事業」「ITオフショア開発事業」「訪日旅行事業・Wi-Fiレンタル事業」「メディア事業」「投資事業(エアトリCVC)」「地方創生事業」「クラウド事業」において、今後もより一層成長を加速させていきます。
エアトリ旅行事業については、これまでのマーケティング投資により認知度が大きく向上し、航空券領域ナンバーワンの総合旅行プラットフォームになっています。
エアトリ旅行事業に続く、事業の確立をすべく、「ITオフショア開発事業」「訪日旅行事業・Wi-Fiレンタル事業」「メディア事業」「投資事業(エアトリCVC)」「地方創生事業」「クラウド事業」に取り組んでおり、いずれの事業も中核となる会社の上場を目指しています。
企業理念は「エアトリグループは ITの力でエアトリ経済圏を構築し 未来をつくる」、
ミッションは「エアトリは和製OTA No.1を目指しエアトリグループは終わりなき成長を続けていく」です。
(引用:エアトリ公式HP)
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関連セクター
沿革
▼クリックで詳細表示
2007年5月 - 東京都渋谷区道玄坂一丁目19番12号にオンラインによる旅行事業を行う目的で株式会社旅キャピタルを設立
2007年8月 - 株式会社DTSを子会社として設立し、その後(株)DTSが株式会社アイ・ブイ・ティから「e航空券.com」の事業を取得する航空券販売サイト「e航空券.com」がエアトリグループのサービスとなる
2007年10月 - 航空券販売サイト「エアーズゲート」を運営する株式会社Valcomの全株式を取得し子会社化し、「エアーズゲート」がエアトリグループのサービスとなる
2007年11月 - 本社は東京都港区芝三丁目5番5号に移転
2008年1月 - 東京都知事登録旅行業第3-5991号で第三種旅行業務登録
2009年6月 - 観光庁長官登録旅行業1872号で第一種旅行業務登録
2009年9月 - 航空券の卸売り等の事業を営む株式会社アイ・ブイ・ティの全株式を取得し子会社化
2009年10月 - 経営資源の集中と経営の効率化の目的で100%子会社である株式会社Valcom及び株式会社DTSを吸収合併
2009年12月 - 株式会社パラダイムシフトより海外航空券販売サイト「CAS Tour」を取得し、エアトリグループのサービスとなる
2011年8月 - ワンストップで複数の商材を提供できる統一ブランド「TRIP STER」のサービス開始
2011年10月 - 経営資源の集中と経営の効率化の目的で100%子会社である株式会社アイ・ブイ・ティを吸収合併
2012年3月 - ソルテックグループとの合併により「EVOLABLE ASIA CO., LTD.」(現 連結子会社)をベトナム ホーチミン市に設立
2013年10月 - 社名を株式会社エボラブルアジアに変更
2014年1月 - 株式会社空旅ドットコムの航空券販売事業に関する営業権・資産を譲受、航空券販売サイト「空旅.com」がエアトリグループのサービスとなる
2014年5月 - EVOLABLE ASIA CO., LTD.のハノイ拠点をベトナム ハノイ市に開設
2015年7月 - EVOLABLE ASIA CO., LTD.のダナン拠点をベトナム ダナン市に開設
2015年10月 - IATA公認旅行代理店認可取得
2015年11月 - EVOLABLE ASIA SOLUTION & BUSINESS CONSULTANCY COMPANY LIMITED(現 連結子会社)をベトナム ホーチミン市に設立
2016年1月 - 株式会社エボラブルアジアのシリコンバレー拠点をアメリカ カリフォルニア州に開設
2016年7月 - キャンピングカーのレンタル事業を営む株式会社エルモンテRVジャパンの全株式を取得し子会社化
日本国内のホテル・旅行宿泊予約サイト運営事業を営む株式会社らくだ倶楽部の全株式を取得し子会社化
2016年8月 - 宿泊施設向けの一括プラン登録システム「かんざしクラウド」等の販売を目的として、株式会社ファーストキャメル及び株式会社アビリティコンサルタントとの合併により「株式会社かんざし」を東京都渋谷区に設立
2016年10月 - 本社を東京都港区愛宕二丁目5番1号に移転
2016年11月 - 全日本空輸と認可代理店契約を締結
2016年12月 - 東南アジアでのオンライン旅行業拡大に向けて「EVOLABLE ASIA GLOBAL VIETNAM COMPANY LIMITED」をベトナムに設立
2017年3月 - 両替事業を行う子会社「AirTrip Exchange」を設立
東京証券取引所市場第一部へ市場変更
2017年4月 - エアトリベトナム法人がDeNAベトナム法人であるPUNCH ENTERTAINMENT COMPANY LIMITEDを買収、子会社化
2017年9月 - メルマガ事業で最大手の株式会社まぐまぐを子会社化
2017年11月 - 日本航空専売認可代理店の株式会社エヌズ・エンタープライズを子会社化
2018年3月 - 株式会社エルモンテRVジャパンと株式会社AirTrip Exchangeを合併し、株式会社インバウンドプラットフォームを設立
2018年4月 - インバウンドWi-Fiレンタル事業を営む株式会社Destination Japanを子会社化
2018年5月 - 海外航空券オンライン販売最大手の株式会社エアトリインターナショナル(旧 株式会社DeNAトラベル)を子会社化
2018年8月 - 株式会社のベトナム開発子会社であるKAYAC HANOI CO., LTDを子会社化
2019年2月 - オンライン旅行事業でのシナジー創出のため、旅行鞄の製造販売業を営む株式会社創基アジアを子会社化
2019年6月 - オンライン旅行事業における戦略の加速のため、ハワイ旅行に特化した株式会社セブンフォーセブンエンタープライズを子会社化
2019年8月 - 国内大手ディスカウントチケット事業を営むナショナル流通産業株式会社を子会社化
2020年1月 - 社名を「エボラブルアジア」から「エアトリ」へ変更
事業内容
エアトリは、以下の7つの事業からなります。
【連結事業】 オンライン旅行 93%、ITオフショア開発 4%、投資 3%、他 0%
【海外】4%
エアトリ旅行事業
エアトリインターナショナル(旧DeNAトラベル)子会社化により航空券インターネット取扱高No.1となった総合旅行プラットフォーム「エアトリ」を運営する創業当初からのコア事業。
航空会社との強固なアライアンス及び東日本旅客鉄道との契約締結により、国内全路線の比較予約販売並びに新幹線の予約販売を実現しています。
(引用:エアトリ公式HP)
ITオフショア開発事業
エンジニア人材不足のソリューションとしてベトナムのホーチミン・ハノイ・ダナンに拠点を設立。
約700人のITエンジニアを擁しており、東南アジアにおける日系オフショア企業で最大規模のラボ型オフショア開発を展開しています。
(引用:エアトリ公式HP)
訪日旅行者事業・Wi-Fiレンタル事業
エアトリ旅行事業で蓄積したノウハウをいち早く訪日外国人向けサービスとして展開。
4000万人に迫る急成長市場のニーズに応えていきます。
また海外・国内旅行者向けのレンタルWi-Fiサービスを展開し、累計80万台以上のレンタル実績を有しています。
メディア事業
伝えたいことを、知りたい人に。
国内最大級の会員基盤750万人のメルマガサービス、4つのWEBメディア、LIVE配信プラットフォームを運営
(引用:エアトリ公式HP)
投資事業(エアトリCVC)
成長企業への投資を通じて投資先企業との協業等によるシナジーを追求。
積極的なM&A、資本業務提携(エアトリCVC)によりサービスラインの拡充と収益向上を図ります。
(引用:エアトリ公式HP)
地方創生事業
交流人口拡大を実現する観光テック事業「ニーズツアー」人手不足対策・シフト管理効率化のHRテック事業として「シフオプ」「勤怠プラス」の運営により、地域経済への貢献、課題解決をテクノロジーの力で目指していきます。
(引用:エアトリ公式HP)
クラウド事業
「ON THE CLOUD ークラウドで繋いで世の中を便利にするー」宿泊業界の業務効率改善に向けたクラウド型インターネットソリューションを中心に展開。
全国5,000軒超の宿泊施設へ展開し、同ジャンルにおける業界トップシェアを誇ります。
(引用:エアトリ公式HP)
時価総額
エアトリの時価総額は375.69億円です。(2024年2月15日現在)
社員の状況
従業員数:単体 114名
連結 316名
平均勤続年数:4.10年
平均年齢:36.00歳
平均年収:425万円
業績
2023年11月14日に発表された2023年9月期の決算短信は以下です。
連結売上高は70.4%増で、親会社の所有者に帰属する当期利益は13.0%減の14億8,900万円となっています。
売上高経常利益率は前年の16.51%から10.35%と悪化しました。
(引用:エアトリ公式HP)
2024年9月期の連結業績予想は増収になります。
次に、2024年2月14日に発表された2024年9月期の1Q決算の結果です。
連結売上高は27.1%増、親会社の所有者に帰属する四半期利益は35.5%減の2億3,800万円となっています。
売上高営業利益率は前年の11.51%から15.32%と改善しました。
第1四半期時点の親会社の所有者に帰属する当期利益の進捗率は95.20%となりました。
同時に、業績予想の公表がされています。
1Qで業績の進捗率は90%を超えているにも関わらず、業績予想がこの程度でとどまっているということは、今後の業績は相当厳しいのかもしれません。
適時開示情報
2024年2月14日 2024年9月期 第1四半期決算短信
2024年2月14日 業績予想の修正に関するお知らせ
2024年2月1日 完全子会社の吸収合併(簡易合併・略式合併)に関するお知らせ
2023年11月14日 2023年9月期決算短信
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
近年は0.5%前後の配当を出しています。
2016年9月 0.00% 0.0%
2017年9月 0.30% 16.0%
2018年9月 0.36% 19.3%
2019年9月 0.52% 25.6%
2020年9月 0.71% -%(赤字)
2021年9月 0.23% 8.6%
2022年9月 0.35% 12.91%
2023年9月 0.47% 17.35%
2024年2月 -%
株主優待は、ポイント(1ポイント≒1円)の進呈です。
権利確定月は3月・9月末日です。
特設ウェブサイトにおいて、エアトリポイントと交換。
エアトリポイントは、エアトリサイト一部商品にて利用可能。
500株以上 1年未満:8,000ポイント 1年以上:8,800ポイント
600株以上 1年未満:11,000ポイント 1年以上:12,100ポイント
700株以上 1年未満:13,000ポイント 1年以上:14,300ポイント
900株以上 1年未満:16,000ポイント 1年以上:17,600ポイント
1,000株以上 1年未満:18,000ポイント 1年以上:19,800ポイント
2,000株以上 1年未満:20,000ポイント 1年以上:22,000ポイント
5,000株以上 1年未満:25,000ポイント 1年以上:27,500ポイント
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
エアトリは、(3月)と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2021年に4,500円超えまでいきましたが、その後は下落が続いています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、11月までは下落傾向でしたが、それ以降は少し上昇して横ばいです。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 31.39倍 (予 -倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 3.24倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 57.30 (予 -)
BPS(1株当たりの純資産) 551.49
(引用:エアトリ公式HP)
ROA(純資産利益率) 4.17% (予 -%)
(引用:エアトリ公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は優良といえます。
自己資本比率 44.5%
(引用:エアトリ公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。
比較される銘柄
まとめ
売上はコロナで落ち込み、2022年9月期が底で、現在はコロナ前の水準まで回復しています。
利益は売上ほど伸びておらず、この点が今後の課題となります。
現在は、航空券予約サイト「エアトリ」の他の事業で柱を構築中ですが、まだ「エアトリ」が売上の大半を占める状態です。
一方、株価は2023年下落を続けています。
売上は拡大傾向にありますが、下落傾向からの脱却するための材料がなく、長期投資するのは難しいと思います。
小型の銘柄ではありますが、当分下落傾向は脱却しそうにないので、短期投資も控えた方が良いと思います。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:〇
成長・将来性:〇
収益性:◎
規模:✖
割安度:✖
値動き:△
高配当投資:△(配当+優待)
長期投資(値上がり益):✖
短期投資:△
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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