こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。
お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。
また、更新時にはX(Twitter)で発信しますので、私のXをフォロー頂くとさらにタイムリーな情報が受け取れ、効果的ですので、フォローをよろしくお願いします。
今回は、海外旅行中心の大手旅行会社で、ホテルや新事業育成にも注力するエイチ・アイ・エスについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年3月19日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:エイチ・アイ・エス公式HP)
エイチ・アイ・エスは、海外旅行中心の大手旅行会社で、ホテルや新事業育成にも注力する会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
HISグループは、1980年に格安航空券の販売で創業し、当時は高額商品であった海外旅行を手の届く価格で普及され、多くの人々に未知との出会いや人のつながりなどの「心躍る」体験のサポートをしてきました。
現在は、旅行事業を中心に、ホテル事業、地方創生事業、保険事業などの旅行関連事業を展開するとともに、教育事業、飲食事業、商社事業、人材派遣事業、通信サービス事業などの多角化を図っています。
今後は、創業50周年の2030年におけるHISグループの将来像として発表した、Vision2030"挑戦心あふれ 世界をつなぎ選ばれ続ける企業に Change & Create"を高く掲げ、その第1フェーズである中期経営計画(2024~2026年10月期)に取り組んでいきます。
中期経営計画の方針は、「コア領域の変革」と「新規事業への挑戦」を両軸とし、その重点戦略として「生涯顧客の創造」「グローバルネットワークの活用」「人財戦略(人的資本経営)」をエンジンに据えます。
そして、最終年度である2026年10月期には、売却した事業を含めた2019年10月期の業績を越えることを目指すものです。
HIS Group Philosophyを浸透・定着させ、Vision2030へのアプローチ、その手段としての中期経営計画の実現によって、幅広いステークホルダーの皆様に対して”「心躍る」を解き放つ”価値の提供を行っていきます。
Purposeは「「心躍る」を解き放つ」、
Valueは「冒険と挑戦」「スピードとアジリティ」「バランスと倫理観」「明るく元気に」です。
(引用:エイチ・アイ・エス公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
1980年 - 資本金1,000万円で、当社の前身である「株式会社インターナショナルツアーズ」を設立
関西地区の拠点として、大阪営業所オープン
1981年 - 一般旅行業代理店業第3034号取得
他社主催旅行の販売開始
1983年 - 九州地区の拠点として福岡営業所オープン
1984年 - 中部地区の拠点として名古屋営業所オープン
1985年 - 初の海外拠点として香港支店オープン
1986年 - 一般旅行業第724号取得
1989年 - 初の自主主催商品「Ciao(チャオ)」を発売
「アバンティ & オアシス」新橋営業所内に開設
1990年 - 社名を「株式会社エイチ・アイ・エス」に変更
国際航空運送協会(IATA)の公認代理店に許可される
自社コンピュータシステム「WING」稼働
1991年 - 「ビジネスセクション」「グループセクション」開設(現 法人営業本部)
1993年 - 本社統合のため新宿に移転拡張、旗艦店「トラベルワンダーランド新宿本社営業所」オープン
1994年 - 中部、関西、九州の営業本部が統合拡張、各地最大級のオフィスとなるトラベルワンダーランドオープン
1995年 - 日本証券業協会に株式を店頭登録
1996年 - ウェブサイト開設
会員制度を東日本で展開
ホテル事業として「The Watermark Hotel Gold Coast」をオープン(現在はグループ外)
スカイマークエアラインズ株式会社設立(現在はグループ外)
1998年 - スカイマークエアラインズが9月19日より羽田-福岡間の定期運航開始(現在はグループ外)
国内営業所100店舗突破
1999年 - 添乗員同行の旅「impresso(インプレッソ)」発売
2000年 - 豊和トラベルサポート(現 オリオンツアー)を子会社化
マップインターナショナル(後のATB)を子会社化
2002年 - 株式会社クルーズプラネットを子会社化
トラベルワンダーランド新宿本社営業所10周年記念リニューアルで、旅の専門デスクをオープン
東京証券取引所市場第二部へ上場
2003年 - 自社コンピューター新システム「Challenge(チャレンジ)」導入
海外拠点50店舗突破
2004年 - オンライン予約システム稼働
東京証券取引所市場第一部へ上場
国内営業所200店舗突破
2005年 - オーストラリア2番目のホテル「Hotel Watermark Brisbane」をオープン(現在はグループ外)
九州産業交通株式会社(現 九州産業交通ホールディングス株式会社)に資本参加
2006年 - 株式会社エイチ・アイ・エス エクスペリエンス ジャパン設立
2008年 - いい旅研究室開設
国内営業所250店舗突破
2009年 - 株式会社ATBの販売ネットワークを当社の下で新生スタート
株式会社欧州エキスプレスを子会社化
海外拠点100店舗突破
2010年 - ハウステンボス株式会社を子会社化(現在はグループ外)
ワンランク上の旅を扱う株式会社クオリタを設立
富裕層向けの会員組織「CLASS ONE」スタート
株式会社エイチ・アイ・エス エクスペリエンスジャパンをHISに統合しインバウンド事業を一体化
2011年 - 「ウォーターマークホテル長崎」をオープン(現在はグループ外)
2012年 - 株式会社ジャパンホリデートラベルを子会社化
Guam Reef Hotel Inc.を子会社化
九州産業交通ホールディングス株式会社を子会社化
航空会社「Asia Atlantic Airlines Co., Ltd.」をバンコクに設立(現在はグループ外)
2013年 - 海外 Eコマースサイト「hisgo(旧称:Smart Booking)」の運用が39ヵ国へ拡大
2014年 - 株式会社ラグーナテンボスを設立 ラグーナ蒲郡の3事業を承継
海外拠点150店舗突破
2015年 - 「Watermark Hotel & Spa Bali Jimbaran」をオープン
世界初となるロボットが接客する「変なホテル」をハウステンボスにオープン
海外拠点200店舗突破、国内拠点300店舗突破
2016年 - 電力小売事業開始
H.I.S.ホテルホールディングス株式会社を設立
エイチ・エス損害保険株式会社を子会社化
Merit Travel Groupを子会社化
Canadian College &CCELを子会社化
2017年 - H.I.S.SUPER電力株式会社を設立(現在はグループ外)
「変なホテル舞浜 東京ベイ」をオープン
株式会社エイチ・アイ・エス沖縄を設立
Group MIKI Holdings Limitedを子会社化
Green World Hotels Co., Ltd.を子会社化
「変なホテル ラグーナテンボス」をオープン
Jonview Canada Inc.を子会社化
2018年 - 「変なホテル東京 西葛西」をオープン
「変なホテル東京 銀座」をオープン
H.I.S.Mobile株式会社を設立
「変なホテル東京 浜松町」をオープン
「変なホテル東京 浅草橋」をオープン
「変なホテル東京 赤坂」をオープン
「変なホテル東京 羽田」をオープン
2019年 - 「変なホテル福岡 博多」をオープン
「変なホテル大阪 心斎橋」をオープン
「変なホテル大阪 なんば」をオープン
Red Label Vacations Inc.を子会社化
「変なホテル京都 八条口駅前」をオープン
「変なホテル東京 浅草田原町」をオープン
熊本桜町に大型商業施設「SAKURA MACHI Kumamoto」をオープン
「変なホテル 関西空港」をオープン
2020年 - 本社を新宿区西新宿から港区虎ノ門へ移転
H.I.S.不動産株式会社を設立
「ウォーターマークホテル京都」をオープン
「変なホテル 奈良」をオープン
「変なホテル 小松駅前」をオープン
2021年 - 「リゾートホテル久米アイランド」の事業を継承
「HOTEL VISON」、「旅籠ヴィソン」をオープン
旅館再生事業第一号の「満天ノ 辻のや」スタート
「変なホテル ソウル 明洞」をオープン
2022年 - 「GLAMHIDE WITH DOG KOMATSU」をオープン
「ホテルインスピラ-S タシケント」をオープン
「変なホテル鹿児島 天文館」をオープン
HIS Group Purpose制定
「変なホテルエクスプレス名古屋 伏見駅前」をオープン
2023年 - SCI Stenberg College International Inc.を子会社化
株式会社国連社を子会社化
事業内容
エイチ・アイ・エスは、以下の7つの事業からなります。
【連結事業】 旅行 80%、テーマパーク 1%、ホテル 7%、九州産交グループ 9%、他 3%
【海外】18%
旅行事業
(引用:エイチ・アイ・エス公式HP)
テーマパーク事業
(引用:エイチ・アイ・エス公式HP)
ホテル事業
(引用:エイチ・アイ・エス公式HP)
地域事業
(引用:エイチ・アイ・エス公式HP)
ロボット事業
(引用:エイチ・アイ・エス公式HP)
保険事業
(引用:エイチ・アイ・エス公式HP)
投資事業
(引用:エイチ・アイ・エス公式HP)
時価総額
エイチ・アイ・エスの時価総額は1,611.59億円です。(2024年3月19日現在)
社員の状況
従業員数:連結 10,131名(臨時1,685名)
単体 3,984名(臨時532名)
平均勤続年数:13.30年
平均年齢:37.80歳
平均年収:443万円
業績
2023年12月15日に発表された2023年10月期の決算短信は以下です。
連結売上高は76.4%増で、経常利益は黒字転換の14億4,600万円となっています。
売上高営業利益率は0.55%でした。
(引用:日本航空公式HP)
2024年10月期の連結業績予想は増収増益になります。
次に、2024年3月15日に発表された2024年10月期の1Q決算の結果です。
連結売上高は74.5%増、経常利益は黒字転換の33億7,600万円となっています。
売上高営業利益率は4.28%でした。
第1四半期時点の経常利益の進捗率は37.51%でした。
同時に、通期連結業績予想の修正(各種利益の上方修正)が発表されています。
上方修正を出すほど、業績は好調に推移しています。
適時開示情報
2024年3月15日 2024年10月期 第1四半期決算短信
2024年3月15日 業績予想の修正に関するお知らせ
2023年12月15日 2023年10月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
近年は配当を出していません。
2014年10月 0.63% 12.9%
2015年10月 0.54% 13.1%
2016年10月 0.77% 517.6%
2017年10月 0.76% 13.2%
2018年10月 0.85% 15.2%
2019年10月 1.17% 15.4%
2020年10月 0.00% -%(赤字)
2021年10月 0.00% -%(赤字)
2022年10月 0.00% -%(赤字)
2023年10月 0.00% -%(赤字)
2024年3月 0.50%
(引用:エイチ・アイ・エス公式HP)
株主優待は、以下を贈呈です。
権利確定月は、4月・10月末日です。
①HIS株主優待券(1枚1,000円)
100株以上 2,000円分相当
500株以上 4,000円分相当
1,000株以上 6,000円分相当
②ラグーナテンボス入園割引券
100株以上 1枚 500円分相当
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
エイチ・アイ・エスは、(4月)、10月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/4/25(木)、2024/10/29(火)です。
権利落ち日は、2024/4/26(金)、2024/10/30(水)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2021年までは値動きがありましたが、それ以降は横ばいが続いています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、1,800円前後で横ばいでしたが、3月に急上昇して2,000円を超えています。
3月の急上昇は、2024年10月期1Q決算の結果を受けたものでした。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) -倍(赤字) (予 22.10倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 2.49倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。
EPS(1株当たりの純利益) - (予 80.31)
BPS(1株当たりの純資産) 711.61
ROA(純資産利益率) -% (予 1.34%)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は優良といえます。
自己資本比率 11.8%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に悪いといえます。
比較される銘柄
まとめ
売上はコロナの影響で2020年、2021年10月期と大きく落ち込みましたが、そこから少しづつ回復していますが、今だコロナ前の半分以下です。
コロナ禍で赤字に転落しましたが、2024年10月期の業績予想は黒字転換となっています。
一方、株価は2021年に落ち込み、まだ下値圏にあります。
配当は小さいので、キャピタルゲイン狙い一択です。
業績は回復傾向が続くことが想定され、まだ株価も上値余地が大きいので、長期投資をするのが最良でしょう。
小型の銘柄ではなく、値動きは小さそうなので、短期投資向けではないです。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:◎
安全性:✖
成長・将来性:〇
収益性:△
規模:△
割安度:✖
値動き:△
高配当投資:✖
長期投資(値上がり益):◎
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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