こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
今回は、工場・工事用間接資材のネット通販を展開し、個人と小規模事業者を主な顧客としているMonotaROについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年2月12日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:MonotaRO公式HP)
MonotaROは、工場・工事用間接資材のネット通販を展開し、個人と小規模事業者を主な顧客としている会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
JPX日経400およびJPXプライム150の構成銘柄の1つ
親会社はアメリカ合衆国で工業用間接資材の販売を行うW.W.Grainger, Inc.
製造・建築現場で使う商品を多数掲載している通販サイトである「monotaro.com」を運営しています。
2021年末時点で日本国内累計678万のお客様にご登録いただくまでに成長しました。
企業理念は「資材調達ネットワークを変革する」です。
(引用:MonotaRO公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
2000年10月 - 住友商事と米国グレンジャー社の出資により設立
事業主向けサイト「MonotaRO.com」をオープン
近畿地方・東海地方40社限定のテスト運用開始
2001年11月 - 間接資材調達サイト全国展開、本格営業開始
2002年3月 - 大阪府東大阪市にディストリビューションセンター開設(1,320m²、2003年2月に3,300m²に拡張、2007年に尼崎DCに統合)
2004年7月 - 第1のプライベートブランド「モノタロウ」を発売開始
2006年2月 - 社名変更(住商グレンジャー(株)→ (株)MonotaRO)
2006年6月 - 消費者向けサイト「IHC.MonotaRO」オープン(2020年9月「モノタロウ」へサイト統合)
2006年12月 - 東証マザーズ上場
モバイル消費者向けサイト「IHC.MonotaROモバイル」オープン(2013年6月サービス終了)
2007年1月 - 兵庫県尼崎市にディストリビューションセンター移転(24,000M²)
2008年5月 - 自動車関連業界向け商品販売事業に参入
2008年7月 - モバイル事業向けサイト「MonotaRO携帯サイト」オープン
大阪市住之江区にディストリビューションセンター開設(9,900m²、2011年に尼崎DCに統合)
2009年12月 - 東証一部上場
2010年4月 - 海外輸出事業を開始(2023年8月サービス終了)
2010年5月 - 第2のプライベートブランド「大阪魂」を発売開始(2019年8月に一般ブランドへ変更)
2011年2月 - 兵庫県尼崎市のディストリビューションセンターを28,000m²に拡張
大阪市住之江区のディストリビューションセンターを統合
2011年5月 - 宮城県多賀城市に多賀城ディストリビューションセンター開設(8,300m²、2017年5月に閉鎖)
2012年1月 - 第3のプライベートブランド「男前モノタロウ」を発売開始(2019年8月にモノタロウブランドへ統合)
2013年1月 - 韓国に子会社を設立し、同国MRO市場に進出
2013年10月 - 東南アジア向けサイト開設
2014年5月 - 農業資材・厨房用品販売事業に参入
2014年7月 - 兵庫県尼崎市に尼崎ディストリビューションセンター開設(44,000m²、2022年12月猪名川DCに統合)
2015年5月 - 医療・介護用品販売事業に参入
2016年10月 - インドネシアのEコマース事業会社に投資、同国MRO市場に進出
2017年3月 - 茨城県笠間市に笠間ディストリビューションセンター開設(56,200m²)
2017年7月 - 北海道札幌市に北海道ディストリビューションセンター開設(990m²、2021年閉鎖)
2018年2月 - 中国MRO市場に進出(2021年9月に撤退)
2018年4月 - 佐賀県佐賀市にモノタロウAIストアをオープン(2021年7月に閉店)
2020年9月 - インドMRO市場に進出
2022年4月 - 兵庫県川辺郡に猪名川ディストリビューションセンター開設(約194,000m²内、第1期分)
東証プライム市場へ移行
事業内容
【連結事業】工場用間接資材販売 100%
製造業・自動車整備業・工事業の皆様にお使いいただく消耗品、工場交換部品をはじめ、整備工具や自動車部品、各種工事業関連用品、事務用品といった商品をインターネットやカタログを通じて通信販売しています。
これらの間接資材と呼ばれる商品は、直接資材(最終製品になる原材料や部品など)に比べると個々の商品の購入頻度、金額が低い一方、購入点数は非常に多いということが特徴であり、購入者にとっては1つ1つの価格より購入にかかる時間、手間が問題となります。
当社は、インターネットやデータベースマーケティングなどITを駆使してお客様の間接資材の購買を効率化し、安く手間をかけずにご購入いただけるサービスを提供しています。
当社の強みは、以下の4点です。
- 通信販売による規模・データベースを活かした低コスト・効率的な販売
- ワン・プライス主義による透明、公正でわかりやすい価格
- 2,000万点の品揃え、50万点の在庫商品が実現する利便性
- プライベートブランド商品、自社輸入商品で信頼いただける商品を格安にご提供
MonotaRO(モノタロウ)は、コスト削減が厳しく求められる昨今の事業者様のニーズにお応えすることで全国800万以上のお客様にご利用いただき、その数は日々増加しています。
商品ごと、お客様ごとの需要の小さく分散している間接資材市場において、商品、顧客データベースにおける規模が大きく競争優位性、効率性に寄与します。
当社は、商品点数の拡大、新規顧客の獲得に一層注力し、且つお客様の利便性を向上させることにより日本国内で5~10兆円と言われる間接資材市場でのシェア拡大を加速させるべく努めていきます。
(引用:MonotaRO公式HP)
当社は間接資材購買における労力低減に貢献する事業成長サイクルを回転させることによって、売上向上に繋げるというサイクルの回転を継続・加速させて、今後も事業規模の成長・拡大させていきます。
時価総額
MonotaROの時価総額は6,883.55億円です。(2024年2月12日現在)
社員の状況
従業員数:単体 710名(臨時1,911名)
連結 1,275名(臨時2,048名)
平均勤続年数:4.80年
平均年齢:36.60歳
平均年収:585万円
業績
2024年2月2日に発表された2023年12月期の決算短信は以下です。
連結売上高は12.5%増で、経常利益は19.5%増の315億3,800万円となっています。
売上高営業利益率は、前年の11.60%から12.31%と横ばいでした。
(引用:MonotaRO公式HP)
2024年12月期の連結業績予想は増収増益になります。
適時開示情報
2024年2月2日 2023年12月期決算短信
2023年10月26日 2023年12月期 第3四半期決算短信
2023年2月2日 2022年12月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
近年は0.5%前後の配当を出しています。
2013年12月 0.07% 31.8%
2014年12月 0.57% 33.7%
2015年12月 0.36% 33.3%
2016年12月 0.75% 35.0%
2017年12月 0.61% 32.3%
2018年12月 0.48% 33.9%
2019年12月 0.51% 33.9%
2020年12月 0.34% 32.4%
2021年12月 0.55% 32.5%
2022年12月 0.73% 35.9%
2023年12月 1.04% 36.4%
2024年2月 1.38%
(引用:MonotaRO公式HP)
株主優待は、100株以上で自社プライベート商品を株式継続保有期間に応じて以下の金額相当分を贈呈です。
権利確定月は12月末日です。
半年以上:3,000円(税抜)
3年以上:5,000円(税抜)
5年以上:7,000円(税抜)
工具・日用品を多数揃えたプライベートブランド商品から、ご選択
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
MonotaROは、6月と12月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/6/26(水)、2024/12/26(木)です。
権利落ち日は、2024/6/27(木)、2024/12/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2020年までは上昇傾向で来ましたが、それ以降は下落傾向が続いています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、10月まで下落傾向が続いていましたが、それ以降上昇して横ばいです。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 31.28倍 (予 27.19倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 7.89倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 43.90 (予 50.50)
BPS(1株当たりの純資産) 173.94
(引用:MonotaRO公式HP)
ROE(自己資本利益率) 25.36% (予 29.04%)
ROA(純資産利益率) 16.99% (予 19.55%)
(引用:MonotaRO公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は非常に優良といえます。
自己資本比率 67.3%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。
比較される銘柄
まとめ
売上利益は年々伸びており、成長企業といえます。
2023年12月期も増収増益で、好調を維持しています。
一方、株価は2021年から下落傾向が続いています。
優秀な企業だと思いますが、これだけ株価が下落していると、投資するタイミングがつかめず難しいと思います。
小型の銘柄ではないので、値動きが小さく、短期投資にも向いていません。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:◎
成長・将来性:◎
収益性:◎
規模:〇
割安度:✖
値動き:△
高配当投資:△(配当+優待)
長期投資(値上がり益):△
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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