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【株式銘柄徹底分析】エーザイ Eisai(8202)~製薬 アルツハイマー病 神経領域 がん領域~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私は、サイドFIREを目指しています。

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。

お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。

また、更新時にはX(Twitter)で発信しますので、私のXをフォロー頂くとさらにタイムリーな情報が受け取れ、効果的ですので、フォローをよろしくお願いします。

 

 

今回は、神経系、がん領域に強みを持つ大手製薬会社であるエーザイについて調査をしました。

 

www.eisai.co.jp

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2024年11月8日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:エーザイ公式HP)

 

エーザイは、神経系、がん領域に強みを持つ研究開発型グローバル製薬会社です

東京証券取引所プライム市場の上場企業

日経平均株価およびTOPIX Large70、JPX日経400、JPXプライム150の構成銘柄の1つ

 

認知症薬は米バイオジェンと、抗がん薬では米メルクと国際協業を推進しています。

日本でも正式承認されるというニュースでも取り上げられているアルツハイマー病の新しい治療薬「レカネマブ(商品名レケンビ)」は米バイオジェンとエーザイで共同開発した治療薬になります。

 

企業理念は「患者様と生活者の皆様の喜怒哀楽を第一義に考え そのベネフィット向上に貢献し 世界のヘルスケアの多様なニーズを充足する」です。

コーポレート・スローガンは「ヒューマン・ヘルスケア」です。

 

エーザイは薬を扱う企業ですが、ただ単に薬を患者様にお届けすることのみが我々の使命ではないと考えています。

 

全社員が、患者様と生活者の皆様の喜怒哀楽を第一義に考え、そのベネフィット向上に貢献するために何をなすべきか、顧客の立場で議論し、それをビジネス活動で実践し、実証し、世界に発信し、社会を変えていく。

 

これが私たちの大切にしている理念、ヒューマン・ヘルスケアです。

 

(引用:エーザイ公式HP)

 

エーザイグループが最も強みを持ち、今なお十分な治療法が確立していない疾病が多くある「神経領域」と「がん領域」を重点領域としています。

 

(引用:エーザイ公式HP)

 

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事業内容

▼クリックで詳細表示

1936年 - 「合資会社桜ヶ丘研究所」(東京)を設立

1938年 - ビタミンE剤『ユベラ』を発売

    日本で初めて内装式生理用品『さんぽん』を開発

1941年 - 埼玉県本庄市に「日本衛材株式会社」を設立

1944年 - 「合資会社桜ヶ丘研究所」と「日本衛材株式会社」は対等合併により「日本衛材株式会社」となる。

1950年 - 戦後のベビーブームを機に研究開発を進めていた避妊薬『サンプーン錠』が国家検定にパス

    強心剤『ネオフィリン』を日本で発売

1952年 - 高単位B₂B₁剤『チョコラBB錠』を日本で発売

    乗物酔防止薬『トラベルミン錠』を日本で発売

1955年 - 社名を「エーザイ株式会社」に改称

1961年 - 東京・大阪証券取引所第一部に上場

    緑の胃ぐすり『サクロン』『サクロン錠』を日本で発売

1974年 - 代謝性強心剤『ノイキノン』を日本で発売

1977年 - 天然型ビタミンE剤『ユベラックス』を日本で発売

1978年 - 末梢性神経障害治療剤『メチコバール』を日本で発売

1983年 - 原薬製造の「エーザイ化学株式会社」を設立

1984 - 胃潰瘍治療剤『セルベックス』を日本で発売

1996年 - ジェネリック医薬品販売会社「エルメッドエーザイ株式会社」を設立

1997年 - 生命科学分野を研究する「株式会社カン研究所」を設立

    アルツハイマー認知症治療剤『アリセプト』を米国、英国、ドイツで発売

    プロトンポンプ阻害剤『パリエット』を日本で発売

1998年 - 『アリセプト』をフランスで発売

    『パリエット』を英国、ドイツで発売

1999年 - 『アシフェックス』(日本製品名:パリエット)を米国で発売

    「アリセプト」を日本で発売

2006年 - 米国「ライガンド社」から抗がん剤4品を製品買収

    米国バイオベンチャー企業の「モルフォテック社」を買収

2008年 - 米国バイオファーマ企業の「MGIファーマ」を買収

    関節リウマチ治療剤『ヒュミラ』を日本で発売

2010年 - 抗がん剤『ハラヴェン』を米国で発売

    米国に「H3 Biomedicine Inc.」を設立

2011年 - 『ハラヴェン』を日本、欧州で発売

2012年 - 抗てんかん剤『Fycompa』を欧州で発売

2014年 - 『Fycompa』を米国で発売

2015年 - 抗がん剤『レンビマ』米国、日本、欧州で発売

    中国ジェネリック医薬品企業「遼寧天医生物製薬株式有限公司」の買収完了(新社名「「衛材(遼寧)製薬有限公司」)

2016年 - 消化器スペシャリティファーマEAファーマ株式会社発足

    『フィコンパ』を日本で発売

2017年 - Aducanumabを含むアルツハイマー病治療剤の開発・販売に向けたバイオジェンとの提携契約を拡大

2018年 - 『レンビマ』に関する戦略的提携について米メルク社と合意

    「レンビマ」(肝細胞がん)を中国で発売

2019年 - 米国(マサチューセッツ州)のEisai Center for Genetics Guided Dementia Discovery(G2D2)が本格稼働

    パーキンソン病治療剤『エクフィナ』を日本で発売

    『フィコンパ』『ハラヴェン』を中国で発売

2020年 - 不眠症治療剤『デエビゴ』(英名『DAYVIGO』)を米国、日本で発売

    中国(上海)に京颐衛享(上海)健康産業発展有限公司を設立

2021年 - アルツハイマー病治療剤『ADUHELM』米国で迅速承認取得

    MORAb-202に関するブリストル マイヤーズ スクイブとグローバルな政略的提携契約を締結

2022年 - ソフトウェア企画・開発会社「Arteryex株式会社」(東京)を子会社化

 

事業内容

エーザイは、医薬品事業が全体の売上の92%を占めます。

売上高に占める自社開発品の比率が約90%と高く、かつ海外での売上比率も半数超と高いのが特徴です。

 

【連結事業】医薬品 92%、他 8%

【海外】66%

 

加えて、米国においては、創薬・研究・開発・生産・物流・営業まで、製品販売にかかわる全ての部門をエーザイ、もしくはその子会社で持つ唯一の日本の製薬会社です。

英国、インドにも生産工場があり、米国をはじめ、南米、ロシア、ヨーロッパ、オセアニアでも販売会社の子会社があります。

 

時価総額

エーザイ時価総額1.5054兆円です。(2024年11月8日現在)

 

社員の状況

従業員数:連結 11,067名

     単体 2,984名

平均勤続年数:18.5年

平均年齢:44.2歳

平均年収:1053万円

 

 

業績

2024年5月15日に発表された2024年3月期の決算短信は以下です。

連結売上収益は前期比0.4%減、親会社の所有者に帰属する当期利益は23.5%減の424億600万円となっています。

売上高営業利益率は前年の5.38%から7.20%と改善しました。

 

 

(引用:エーザイ公式HP)

 

2025年3月期の連結業績予想は増収減益になります。

 

 

次に、2024年11月8日に発表された2025年3月期の2Q決算の結果です。

連結売上収益は3.1%増で、親会社の所有者に帰属する四半期利益は6.2%減の216億9,300万円となっています。

売上高営業利益率は前年同期の8.41%から7.23%と悪化しました。

第2四半期時点の親会社の所有者に帰属する当期利益の進捗率は50.45%でした。

 

 

計画通りのペースで業績は進捗しています。

 

kabutan.jp

 

適時開示情報

2024年11月15日 早期アルツハイマー病治療剤レカネマブ、欧州医薬品委員会(CHMP)より承認勧告を受領

2024年11月8日 2025年3月期 第2四半期決算短信

2024年10月30日 抗アミロイドβプロトフィブリル抗体「レケンビ」の売上収益(速報)について

2024年8月22日 レケンビ(レカネマブ)、英国(北アイルランドを除く)において、早期アルツハイマー病治療剤として承認を取得

2024年8月2日 2025年3月期 第1四半期決算短信

2024年7月26日 EUにおけるレカネマブの承認審査状況について

2024年7月1日 抗体薬物複合体farletuzumab ecteribulin(FZEC)に関して、エーザイ単独でのグローバル開発・商業化に移行

2024年5月15日 2024年3月期決算短信

2024年5月15日 自己株式の所得に係る事項の決定および自己株式の消却に関するお知らせ 2.3%

▼クリックで詳細表示

2024年3月25日 米国におけるレンバチニブに関する特許侵害訴訟の和解について

2024年2月6日 2024年3月期 第3四半期決算短信

2023年12月13日 「レケンビ点滴静注」(一般名:レカネマブ)日本においてアルツハイマー病治療剤として12月20日に新発売

2023年11月7日 2024年3月期 第2四半期決算短信

2023年8月2日 2024年3月期 第1四半期決算短信 

2023年5月15日 2023年3月期決算短信

 

株主還元について

過去の配当利回りと配当性向は以下です。

近年1.5%~3.0%程度の配当を出しており、配当性向は非常に高いです。

 

2014年3月 3.73%  111.8%

2015年3月 1.76%  99.0%

2016年3月 2.22%  78.0%

2017年3月 2.60%  109.0%

2018年3月 2.21%  82.8%

2019年3月 2.41%  67.8%

2020年3月 2.02%  37.6%

2021年3月 2.16%  109.3%

2022年3月 2.82%  95.7%

2023年3月 2.13%  82.8%

2024年3月 2.57%  108.2%

2024年11月 3.15%

 

(引用:エーザイ公式HP)

 

株主優待はありません。

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

エーザイは、3月と9月が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2024/3/27(水)と2024/9/26(木)です。

権利落ち日は、2024/3/28(木)と2024/9/27(金)です。

 

株価推移

10年チャートで見ると、2015年、2018年、2021年、2023年と急騰している期間が目立ちます。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、6月までは横ばいでしたが、それ以降は下落が続いています。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

 

株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  33.60倍 (予 33.13倍)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  1.74倍

 

PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。

 

EPS(1株当たりの純利益) 148.82 (予 152.33)

BPS(1株当たりの純資産) 2,905.11

 

(引用:エーザイ公式HP)

 

ROE自己資本利益率) 4.84% (予 5.24%)

ROA(純資産利益率) 3.04% (予 3.25%)

 

(引用:エーザイ公式HP)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。

 

自己資本比率 62.1%

 

(引用:エーザイ公式HP)

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。

 

信用倍率 34.58倍(2024年11月8日現在)

 

比較される銘柄

tomokutchi.hatenablog.com

tomokutchi.hatenablog.com

塩野義製薬(4507)

 

まとめ

売上利益ともに伸びておらず、頭打ち感を感じます。

株価は、アルツハイマー病の新しい治療薬「レカネマブ(商品名レケンビ)」のアメリカでの承認が期待され上昇傾向でしたが、承認後に下落しています。

 

今後の成長が期待できれば継続的な株価の上昇が期待できるので、長期投資もありだと思いますが、今の状況ではおすすめできません。

 

配当性向は高いものの、利回りは小さいので、インカムゲイン狙いで入るのも危険です。

 

定期的に急騰しているチャートのため、株価がある程度下がれば急騰を短期で待つのはありです。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:〇

安全性:◎

成長・将来性:△

収益性:〇

規模:◎

割安度:✖

値動き:△

 

高配当投資:△

長期投資(値上がり益):✖

短期投資:△

 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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