こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私は、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
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銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。
また、更新時にはX(Twitter)で発信しますので、私のXをフォロー頂くとさらにタイムリーな情報が受け取れ、効果的ですので、フォローをよろしくお願いします。
今回は、循環器と感染症薬に強く、英アストラゼネカ社と提携し、がん領域を開拓中の国内製薬大手の第一三共について調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年10月31日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:第一三共公式HP)
第一三共は、循環器と感染症薬に強く、英アストラゼネカ社と提携し、がん領域を開拓中の国内製薬大手企業です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
日経平均株価およびTOPIX Core30、JPX日経400、JPXプライム150の構成銘柄の1つ
100年の長い期間に亘り受け継がれてきたサイエンス&テクノロジーの強みを活かして、先進的医薬品の創出に挑戦し続けています。
また、豊富なグローバルタレントと、グローバル経営を執行する先進的なアカデミアとの強力な関係とともに、日本における高いプレゼンスを活かして、誠実で信頼さえる実直な活動を継続しています。
(引用:第一三共公式HP)
第一三共グループの企業理念は「革新的医薬品を継続的に創出し、多様な医療ニーズに応える医薬品を提供することで、世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献する」ことです。
そして「世界中の人々の健康で豊かな生活に貢献する」ことこそが、社会における当社グループの存在意義(パーパス)です。
当社はアドレナリンの抽出やオリザニンの発見、サルバルサンの国産化から歩みを始め、その後も、脂質異常症、高血圧症や非弁膜症性心房細動・静脈血栓塞栓症などの生活習慣病や、抗菌剤など、画期的な医薬品を創製し、世界の人々へ届けることで、時代が求めるアンメット・メディカルニーズ(未充足の医療ニーズ)を上市し、現在、アンメット・メディカルニーズが非常に高いがん患者さんへの貢献を開始しました。
今後も、より早く、より多くの患者さんに必要とされる医薬品を提供し続けていきます。
(引用:第一三共公式HP)
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沿革
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1894年 - 【三共】麴菌から消化酵素タカヂアスターゼ®を発見
1899年 - 【三共】三共商店を設立
1902年 - 【三共】副腎髄質ホルモン剤アドレナリン(製品名アドリナリン)を発売
1908年 - 【三共】品川工場を開設
1910年 - 【三共】米ぬかから世界初のビタミンB1(オリザニン®)を発見し、ビタミン学説の基礎を確立
1913年 - 【三共】三共株式会社となる
1915年 - 【第一】第一製薬の前身であるアーセミン商会を創業
【第一】駆梅剤アーセミン®を発売
1916年 - 【第一】駆梅剤ネオ・ネオ・アーセミンを発売
1918年 - 【第一】第一製薬株式会社が発足
1921年 - 【三共】国産初の合成農薬・燻蒸殺虫剤コクゾールの製造を開始
1922年 - 【第一】血液収縮止血・喘息治療薬ボスミン®(最長寿命薬)の製造を開始
1933年 - 【第一】高槻工場を開設
1937年 - 【第一】国産第一号サルファ剤となった細菌性疾患薬テラポール®を発売
1938年 - 【第一】船堀工場を開設
1949年 - 【三共】東京証券取引所上場
【第一】東京証券取引所上場
1951年 - 【三共】かぜ薬ルル®を発売
1952年 - 【第一】結核治療薬イスコチン®を発売
1957年 - 【三共】「三共胃腸薬」(現 第一三共胃腸薬)を発売
1965年 - 【三共】ビタミンB1・B6・B12製剤ビタメジン®を発売
【第一】抗プラスミン剤トラインサミン®を発売
1966年 - 【三共】平塚工場を開設
【第一】初の成形パップ剤パテックス®を発売
1973年 - 【第一】育毛剤カロヤン®を発売
1977年 - 【三共】抗悪性腫瘍剤クレスチン®を発売
1979年 - 【第一】消化性潰瘍剤ノイエル®を発売
1980年 - 【三共】セファマイシン系抗生物質製剤セフメタゾン®を発売
1981年 - 【第一】秋田工場を開設
1983年 - 【三共】世界初のレニン・アンジオテンシン系降圧剤カプトリル®を発売
【第一】米国のジョンソン&ジョンソン社およびドイツのヘキスト社と広範囲経口抗菌製剤タリピッド®のオプション契約を調印
1984年 - 【三共】消化性潰瘍治療薬ザンタック®を発売
1985年 - 【三共】三共USAコーポレーション(アメリカ/ニューヨーク市)を設立
【三共】三共ヨーロッパGmbH(ドイツ/デュッセルドルフ市)を設立
【第一】天然型インターフェロン-β製剤フエロン®を発売
【第一】広範囲経口抗菌製剤タリピッド®を発売(日本、西独)
1986年 - 【三共】鎮痛・抗炎症剤ロキソニン®を発売
1987年 - 【三共】小名浜工場を開設
【第一】造影剤オムニパーク®を発売
【第一】胃腸薬センロック®錠(現 第一三共胃腸薬コアブロック®錠)を発売
1988年 - 【三共】ミニドリンク剤リゲイン®を発売
1989年 - 【三共】世界的に画期的な高コレステロール血症治療剤メバロチン®を発売
【三共】抗生物質製剤バナン®を発売
1990年 - 【三共】ルイトポルド・ウエルク社グループに資本参加
【第一】韓国第一製薬(株)設立
1992年 - 【第一】健胃消化ドリンク剤黒丸®ドリンクを発売
1994年 - 【三共】血圧降下剤エースコール®を発売
1996年 - 【三共】三共ファルマInc.(アメリカ/ニュージャージー州)を設立
1998年 - 【三共】小名浜、小田原両工場が日本の製薬企業としては初めてISO14001認証を取得
【三共】新薬開発の拠点 三共ファルマリサーチインスティチュートを設立(アメリカ/カリフォルニア州)
【第一】Daiichi Pharmaceutical (Beijing) Co., Ltd.を設立
2002年 - 【三共】血糖降下剤ファスティック®を発売
【三共】グローバル製品の血圧降下剤オルメサルタンをアメリカ、ドイツで発売(アメリカでの製品名Benicar®、ドイツでの製品名Olmetec®)
2003年 - 【三共】持続性カルシウム拮抗剤(血圧降下剤)カルブロック®を発売
【第一】ビタミンC主薬製剤システィナC®を発売
2004年 - 【三共】グローバル製品の血圧降下剤オルメサルタンを日本で発売(製品名オルメテック®)
2005年 - 第一三共株式会社を設立(三共株式会社と第一製薬株式会社との共同持株会社)
2006年 - 第一三共ヘルスケア株式会社が営業開始
第一三共INC.が営業開始
2007年 - 新生第一三共グループとしてスタート
2008年 - ドイツのU3ファーマ社をグループ化
インドのランバクシー・ラボラトリーズ社をグループ化
2009年 - グローバル製品の抗血小板剤プラスグレルをドイツ、アメリカで発売(ドイツでの製品名Efient®、アメリカでの製品名Effient®)
2010年 - 高親和性ARB/持続性Ca拮抗薬配合剤レザルタス®を発売
抗インフルエンザウイルス薬イナビル®を発売
2011年 - 米国のPleccikon社をグループ化
北里第一三共ワクチン株式会社が営業開始
経口FXas阻害剤リクシアナ®を発売
プロトンポンプ阻害剤ネキシウム®を発売
2012年 - 抗RANKL抗体ランマーク®を発売
ジャパンワクチン株式会社が営業開始
2型糖尿病治療剤テネリア®を発売
2013年 - 骨粗鬆症治療剤プラリア®を発売
ビオプテン®顆粒10%を発売
2014年 - 抗血小板剤エフィエント®を日本国内発売
2型糖尿病治療剤カナグル®錠100mgを発売
抗凝固剤リクシアナ®錠15mg、同錠30mgの効能効果追加
リクシアナ®錠60mgの剤形追加
米国のAmbit Biosciences社をグループ化
2015年 - 抗凝固剤エドキサバンを米国/欧州で発売(米国での製品名SAVAYSA®、欧州での製品名LIXIANA®)
メトヘモグロビン血症治療剤メチレンブルー静注50mg「第一三共」を日本で発売
オピオイド誘発性便秘薬MOVANTIK®を米国で発売
ランバクシー・ラボラトリーズ社をサン・ファーマ社に売却
第一三共ヘルスケア株式会社が通信販売事業基盤構築のためアイム社をグループ化
4種混合ワクチン「スクエアキッズ®皮下注シリンジ」を日本で発売
2016年 - 高てんかん剤ビムパット®を発売
2017年 - 選択的DPP-4阻害剤テネリア®錠とSGLT2阻害剤カナグル®錠の配合剤2型糖尿病治療剤カナリア®を発売
2019年 - トラスツズマブデルクステカン(DS-8201)に関するアストラゼネカとのグローバル開発及び販売提携の契約を締結
疼痛治療剤タリージェ®を発売
高血圧症剤ミネブロ®を発売
腱滑膜巨細胞腫「TGCT」を適応としたTURALIO™を米国で発売
抗悪性腫瘍剤ヴァンフリタ®を発売
2020年 - 抗悪性腫瘍剤エンハーツ®をHER2陽性の手術不能又は再発乳癌を適応として発売
ダトポタマブデルクステカン(DS-1062)に関するアストラゼネカとのグローバル開発及び販売提携の契約を締結
2021年 - 抗悪性腫瘍剤エンハーツ®の米国におけるHER2陽性胃がんに係る販売承認を取得
抗悪性腫瘍剤エンハーツ®の欧州におけるHER2陽性乳がんに係る販売承認を取得
ヒト化抗CGRPものクローナル抗体製剤「エムガルティ®」を発売
オーストラリア、カナダ、シンガポールにおいて新会社設立
がん治療用ウイルスG47製品「デリタクト®注」を発売
2022年 - 片頭痛治療剤「レイボー®錠50mg/100mg」を新発売
抗悪性腫瘍剤エンハーツ®の欧州におけるHER2陽性乳がんに係る二次治療を対象とした一部変更承認を取得
抗悪性腫瘍剤エンハーツ®の米国におけるHER2低発現の乳がんに係る一部変更承認を取得
抗悪性腫瘍剤エンハーツ®の米国におけるHER2遺伝子変異を有する非小細胞肺がんに係る二次治療を対象とした一部変更承認を取得
事業内容
第一三共は、国内医薬品事業、グローバル医薬品事業を通じ、医療関係者ならびに、患者さんとそのご家族からの期待に確実にお応えするとともに、未充足の医療ニーズに応える、あるいは治療満足度をさらに上げる高品質な医薬品と関連情報を確実にお届けし、皆さまの微笑に満ちた健康で豊かな生活に貢献していきます。
【連結事業】 医療用医薬品 95%、ヘルスケア 5%、他 0%
【海外】58%
国内医薬品事業
医療情報の架け橋として
第一三共グループの収益基盤を担う中核事業であり、医療に関係する全ての人から信頼されるパートナーとして認めていただくことを目標としています。
患者さんの視点を忘れず、医療関係者のと千葉にたって正確に、迅速に、分かりやすい情報をお届けしています。
医療関係者ならびに、患者さんとそのご家族からの期待に確実にお応えするとともに、未充足の医療ニーズに応える、あるいは治療満足度をさらに上げる高品質な医療品と関連情報を確実にお届けし、皆さまの微笑に満ちた健康で豊かな生活に貢献していきます。
(引用:第一三共公式HP)
グローバル医薬品事業
世界の人々の健康ニーズに応える
第一三共グループが2025年ビジョンを掲げ目指すゴールは「がんに強みを持つ先進的グローバル創薬企業」です。
この目標企業像の意味するところは、「がん事業を中心とするスペシャルティ領域(病院・専門医で主に処方される医薬品)での事業を中核とし、各国市場に適合したリージョナルバリュー製品(各国・各地域の事業戦略に適合した製品)が豊富で、SOC(スタンダード・オブ・ケア:標準医療)を変革する先進的な製品・パイプラインが充実しており、効率的な経営による高い株主価値を実現している企業」です。
第一三共の薬は、日本国内だけでなく、アジア、ヨーロッパ、アメリカ、その他さまざまな国で使われています。
世界各地のグローバルニーズを捉えグローバル医薬品事業に反映するため、研究開発、サプライチェーン、マーケティングなど、さまざまな部門間の情報交換を促進させる活動を行っています。
世界に通用する新薬を創出し、世界の医療現場にお届けすることで、国境を越え、世界の人々の健康に貢献していきます。
時価総額
第一三共の時価総額は9.5697兆円です。(2024年10月31日現在)
社員の状況
従業員数:連結 18,726名
単体 5,817名
平均勤続年数:20.3年
平均年齢:45.5歳
平均年収:1113万円
業績
2024年4月25日に発表された2024年3月期の決算短信は以下です。
連結売上収益は25.3%増で、親会社の所有者に帰属する当期利益は83.8%増の2,007億3,100万円となっています。
売上高営業利益率は前年の9.43%から13.21%と改善しました。
(引用:第一三共公式HP)
2025年3月期の連結業績予想は増収減益になります。
次に、2024年10月31日に発表された2025年3月期の2Q決算の結果です。
連結売上収益は21.5%増で、親会社の所有者に帰属する四半期利益は51.2%増の1,466億7,500万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の13.09%から21.17%と改善しました。
第2四半期時点の親会社の所有者に帰属する当期利益の進捗率は65.19%でした。
同時に、通期業績予想の修正(上方修正)が発表されています。
上方修正が出るほど、業績は好調に推移しています。
適時開示情報
2024年10月31日 2025年3月期 第2四半期決算短信
2024年7月31日 2025年3月期 第1四半期決算短信
2024年4月25日 自己株式取得に係る事項の決定および自己株式の消却に関するお知らせ 2.87%
2024年4月25日 2024年3月期決算短信
▼クリックで詳細表示
2024年1月31日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2024年1月31日 配当予想の修正に関するお知らせ
2023年12月6日 当社子会社の米国特許侵害訴訟(和解)に関するお知らせ 182百万米ドル
2023年10月31日 2024年3月期 第2四半期決算短信
2023年10月31日 配当予想の修正に関するお知らせ
2023年4月27日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
近年1.0%前後の配当を出しています。
2014年3月 3.45% 69.3%
2015年3月 3.15% 13.1%
2016年3月 2.80% 58.6%
2017年3月 2.79% 87.9%
2018年3月 1.99% 76.7%
2019年3月 1.37% 48.5%
2020年3月 0.94% 35.1%
2021年3月 0.84% 68.9%
2022年3月 1.01% 77.3%
2023年3月 0.62% 52.7%
2024年3月 1.05% 47.8%
2024年10月 1.22%
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
第一三共は、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、上昇傾向が続いています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、9月に急落しましたが、それ以降は横ばいです。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 47.68倍 (予 50.37倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 5.56倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 104.86 (予 99.52)
BPS(1株当たりの純資産) 901.38
ROE(自己資本利益率) 11.89% (予 11.04%)
ROA(純資産利益率) 5.80% (予 5.53%)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は優良といえます。
自己資本比率 49.2%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。
信用倍率 17.06倍(2024年10月25日現在)
比較される銘柄
まとめ
売上利益は2021年3月期までは横ばいでしたが、それ以降伸びています。
2024年3月期も増収増益で、上方修正も出しており、業績は好調に推移しています。
製薬企業ということで将来性はあるでしょう。
一方、株価も上昇傾向が続いています。
配当は少ないですが、業績も株価も上昇傾向を続けているので、素直に長期投資するのが最良です。
大型の銘柄ですが、値動きは良さそうなので、短期投資でキャピタルゲインを狙うのも良いです。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:◎
安全性:〇
成長・将来性:◎
収益性:◎
規模:◎
割安度:✖
値動き:〇
高配当投資:△
長期投資(値上がり益):◎
短期投資:〇
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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