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【株式銘柄分析】マイクロ波化学 Microwave Chemical(9227)~マイクロ波 製造プロセス 大阪大学 ベンチャー企業~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。

お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

 

今回は、電子レンジなどに使われるマイクロ波を用いる製造プロセスの開発を行う大阪大学発のベンチャー企業であるマイクロ波化学について調査をしました。

 

mwcc.jp

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2024年3月18日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:マイクロ波化学公式HP)

 

マイクロ波化学は、電子レンジなどに使われるマイクロ波を用いる製造プロセスの開発を行う大阪大学発のベンチャー企業です。

東京証券取引所グロース市場の上場企業

 

大阪府吹田市にある本社・ラボと大阪市住之江区の実証実験設備を拠点に、マイクロ波プロセスの技術プラットフォームを提供している大阪大学発のスタートアップです。

 

2014年には正解初となる大規模なマイクロ波化学工場を立ち上げ、この工場からの製品出荷を実現しました。

 

現在は、化学だけでなく、医薬、電子材料、食品など国内外のさまざまな分野のメーカーや機関と提携し、事業を加速しています。

 

創業当時、「マイクロ波の産業利用は困難である」という見解が化学業界の常識でしたが、当社はそのマイクロ波プロセスの事業化に取り組んでいます。

 

消費エネルギー1/3、加熱時間1/10、工場面積1/5に削減可能な革新的技術であり、モノづくりの電化を通して、地球規模の課題でもあるカーボンニュートラルにも大きく貢献することが期待できます。

 

Missionは「世界が知らない世界をつくれ」、

Visionは「100年以上変わらない化学産業を革新し、モノづくりの世界を変革する。マイクロ波プロセスをスタンダードに。」です。

 

(引用:マイクロ波化学公式HP)

 

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沿革

▼クリックで詳細表示

2007年8月 - マイクロ波化学プロセスの事業化を目的として、マイクロ波環境化学株式会社を設立

2009年3月 - 完全フロー型リアクター1号機(MWF-1ーバイオディーゼル用)を大阪市島屋ビジネスインキュベータにて立上

2011年1月 - UTEC(東京大学エッジキャピタル)を引受先に総額1.2億円のシリーズA第三者割当増資を実施

2011年3月 - 完全フロー型リアクター2号機(MWF-2ー化成品製造用)を神戸市もの作り復興工場にて立上

2011年11月 - 社名をマクロは科学株式会社へ変更

2011年12月 - 基本特許「化学反応装置、及び化学反応方法」成立

2012年8月 - 神戸工場より第一号製品となる脂肪酸エステルの出荷を東洋インキ株式会社向けに開始

2013年5月 - 研究開発の加速及び大阪工場立上を目的として、UTEC、NVCC、新生銀行、JAFCOを引受先に総額7億円強のシリーズB第三者割当増資を実施

2014年3月 - 大阪工場(M3K/第一実証設備)竣工

2014年6月 - 新規事業立上げおよび次世代パイプラインの研究開発強化を目的として、INCJ、JAFCO、UTEC、NVCCを引受先に総額12億円のシリーズC第三者割当増資を実施

2014年10月 - BASFとポリマーの製造工程におけるエネルギーの効率化を目指した共同開発契約を締結

2015年4月 - 太陽化学株式会社沿革と食品添加物製造を目的とする合弁会社・ディエムティ株式会社を設立

2015年11月 - 太陽化学株式会社との合弁会社で建設する新工場の建設資金及び、さらなる事業領域拡大のための開発資金として、総額8.8億円のシリーズD第三者割当増資を実施

2017年3月 - ティエムティ株式会社がマイクロ波を用いた食品添加物製造工場を三重県四日市市に竣工

     合弁プラント事業のさらなる拡大と開発体制強化を目的に、総額4億円のシリーズE第三者割当増資を実施

2017年9月 - 三井化学株式会社とマイクロ波を用いた新規化学プロセスやシステムに関する共同研究開発を目的に戦略的資本提携

2017年11月 - 三井金属鉱業株式会社とマイクロ波を活用した生産プロセスの高度化、新規機能材料の開発を推進することを目的に戦略的業務提携

      フタムラ化学株式会社とマイクロ波を活用した既存プロセスの生産革新や新素材開発を目的に戦略的業務提携

2017年12月 - 岩谷産業株式会社と次世代材料分野への本格参入を目指し戦略的資本業務提携

2019年5月 - 大阪事業所、第二実証設備竣工

2019年11月 - 人材採用、インフラ整備など研究開発基盤の強化を目的とした総額7.7億円のシリーズG第三者割当増資を実施

2022年6月 - 東京証券取引所グロース市場へ上場

 

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事業内容

マイクロ波化学は、マイクロ波化学関連事業を行っています。

 

【連結事業】マイクロ波化学関連 100%

 

独自のプラットフォームをもとに、幅広い業界の課題に対して、最適なマイクロ波ソリューションを構築・提供します。

 

(引用:マイクロ波化学公式HP)

 

みなさまの課題にあったテーラーメードのマイクロ波反応と設備を、共同開発とエンジニアリングにより実現します。

 

(引用:マイクロ波化学公式HP)

 

 

時価総額

マイクロ波化学の時価総額192.77億です。(2024年3月18日現在)

 

社員の状況

従業員数:単体 59名(臨時5名)

平均勤続年数:4.50年

平均年齢:41.40歳

平均年収:639万円

 

 

業績

2023年5月12日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。

連結売上高は前期比41.2%増、経常利益は黒字転換の2,600万円となっています。

売上高営業利益率は4.86%でした。

 

 

(引用:マイクロ波化学公式HP)

 

2024年3月期の連結業績予想は増収増益になります。

 

 

次に、2024年2月9日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。

連結売上高は前年同期比113.6%増、経常利益は赤字幅縮小で4,700万円となっています。

 

 

2024年3月18日には、通期連結業績予想の修正当期純利益の下方修正)が発表されています。

 

 

3Q時点でも赤字と、業績予想の達成は厳しそうです。

 

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適時開示情報

2024年3月18日 関連会社の解散の決定に関するお知らせ

2024年3月18日 特別損失の計上及び2024年3月期通期業績予想の修正に関するお知らせ 1,029百万円

2024年2月9日 2024年3月期 第3四半期決算短信

2023年11月10日 2024年3月期 第2四半期決算短信

2023年8月8日 2024年3月期 第1四半期決算短信

2023年5月12日 2023年3月期決算短信

 

株主還元について

過去の配当利回りと配当性向は以下です。

配当は出していません。

 

2023年3月 0.00%  -%

2024年3月 0.00%

 

株主優待はありません。

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

マイクロ波化学は、3月と9月が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。

権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。

 

 

株価推移

10年チャートで見ると、上場後しばらくして大きく上昇しましたが、それ以降は下落が続いています。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、12月までは下落傾向でしたが、それ以降上昇してゆるやかな下落です。

 

過去6か月チャート

 

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株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  259.73倍 (予 -倍)(赤字)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  11.46倍

 

PERの目安は15倍、RBRは1倍なので、株価は非常に割高と言えます。

 

EPS(1株当たりの純利益) 4.86 (予 -)

BPS(1株当たりの純資産) 109.20

 

ROE自己資本利益率) 4.40% (予 -%)

ROA(純資産利益率) 2.44% (予 -%)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。

 

自己資本比率 61.9%

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。

 

 

比較される銘柄

フルハシEPO(9921)

Green Earth Institute(9212)

TREホールディングス(9247)

 

まとめ

近年は売上は伸ばしていますが、まだ利益が安定して出せていません。

2024年3月期の業績予想は増収増益ですが、下方修正により最終赤字転落となっています。

 

一方、株価は下落傾向が続いています。

配当もないので、長期投資するのは避けた方が無難でしょう。

 

小型の銘柄ですが、値動きは小さそうなのと、他のバイオベンチャーのようにIRにより急騰するようなことも少なそうなので、短期投資もおすすめできません。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:✖

安全性:◎

成長・将来性:◎

収益性:✖

規模:✖

割安度:✖

値動き:△

 

高配当投資:✖

長期投資(値上がり益):✖

短期投資:✖

 

株のプロによる推奨銘柄はコチラ! 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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