社畜から経済的自立(FIRE)を目指す(ToMO Blog)

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【株式銘柄徹底分析】サイゼリヤ Saizeriya(7581)~低価格イタリアン 海外事業~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私は、サイドFIREを目指しています。

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。

お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。

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今回は、低価格イタリアン「サイゼリヤ」を直営展開、中国など海外事業が利益の柱であるサイゼリヤについて調査をしました。

 

www.saizeriya.co.jp

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2024年9月16日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:サイゼリヤ公式HP)

 

サイゼリヤは、低価格イタリアン「サイゼリヤ」を直営展開、中国など海外事業が利益の柱である会社です。

東京証券取引所プライム市場の上場企業

 

(株)サイゼリヤは「日々の価値ある食事の提案と挑戦」を経営理念に掲げ、イタリア式の健康的で豊かな食事を、多くの皆さまに毎日の暮らしの中で、リーズナブルに愉しんでいただけるよう、全力を注いでまいりました。

2010年3月には念願の九州へ初出店を果たし、年間来客数(2010年度)が初めて日本の人口を超えることができ、ロマンの実現に向けてまた一歩進むことができました。

 

始まりは1967年千葉県市川市のわずか36席の洋食屋でした。

意気揚々と始めたもののお客様が全く入らず苦戦する日々が続きました。

起死回生のために「これから伸びる料理」を探しに欧州へ赴き、そこでその後を決定づける出会いがありました。

旅の最後にふらりと入ったローマのイタリア料理店でのことです。

小奇麗に身なりを整えた地元の方々が思い思いにゆったりと食事を愉しんでいました。

ワインを片手に談笑しながら、食事の順番に合わせてその時に適した料理を選んでいく。

食前酒~食後酒に至るまで料理も飲み物もすべて用途によって選び抜かれ、体に心地よく沁み込んでいく。

数千年来の人智を集結したイタリア食文化の豊かさに感銘を受け、「この豊かな食事を日本の多くの人たちにも愉しんでもらいたい」という大きなロマンを心に抱きました。

以来40数年間サイゼリヤはロマンの実現に向けて不可能への挑戦を続けてきました。

 

イタリア料理専門店として新たにオープンした店は、高級店の半額以下であっても敷居が高く、お客様になかなか来ていただけませんでした。

もっと多くのお客様に喜んでいただくには?と考えた末、メニュー価格を“7割引き”にしてみたところ、連日大行列ができるようになりました。

そこで、お客様の待ち時間を減らすために2店舗目、3店舗目と店舗数を増やし、チェーン化が始まりました

店舗数を増すにつれよりよい食材の入手が可能になり、さらにナショナルチェーンの規模を持つことで自社で責任を持って食材の加工を行えるようになりました。

 

イタリア料理の要である「素材の良さ」は自分たちが産地まで遡って直接製品開発を行い、サイゼリヤ農場を初めとした契約農家と協力してサイゼリヤ仕様の野菜を開発しながら実現していきました。

数店の時に掲げた「60年構想」で描いたとおり、川上(産地)から川下(店舗)まで一貫して品質管理を行う製造直販システムを作り上げることによって、品質とリーズナブルな価格の両立を進めてきました。

同時に上場一部企業として、生産性が低いとされる外食業において、他産業並みの生産性を生みだし、従業員が幸せになれる企業を目指し従来の「外食業」の常識にとらわれないムダのない仕組み作りに励んできました。

 

製造業が日本経済を支えるようになって数十年、様々な技術が開発され改良され、継承されてきています。

一方外食業や農業では、残念ながら「精神論」や「技能」に重点が置かれたまま生産性の向上が不十分で、そこに従事する人々の人生設計が十分に描ける状態とは言えません。

私たちはその現実を受け止め、外食業・農業が本当の意味で産業化するために挑戦していきます。

個々人に依存していた「技能」を誰もが学べて継承できる「技術」へ。

あらゆる分野の技術を外食業と農業へ。外食業・農業が産業の仕組みを自ら変革し、他産業並みの生産性を出せるようにしたい。

いち早く製造直販業を築いてきた企業として、真の産業化を推進していきます。

 

(引用:サイゼリヤ公式HP)

 

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沿革

創業者である正垣泰彦は、レストランの個人店舗「レストラン サイゼリヤ」(1967年7月より)を経営しておりましたが、
1973年5月、将来の多店舗化を視野に入れて、より一層の発展を図るために組織を法人化し、
株式会社マリアーヌ商会(資本金1,000千円、券面額500円)を千葉県市川市に設立いたしました。

 

▼クリックで詳細表示

1973年5月 - イタリアンレストラン「サイゼリヤ」の経営を開始

1977年12月 - 千葉県市川市市川に第3号店として市川北口店を開店し、多店舗化に着手

1981年4月 - 千葉県船橋市にショッピングセンター第1号店となる「船橋ららぽーとららぐるめ店」を開店

1983年5月 - 千葉県市川市市川1丁目13番32号に本社を移転

1987年3月 - 創業の地、千葉県市川市本八幡に駅ビル第1号店となる「シャポー本八幡店」を開店

1987年4月 - 商号を株式会社マリアーノに変更

1987年10月 - 市川北口店にて手書きオーダーからオーダーエントリーシステムに変更

1989年9月 - 千葉県柏市に初のロードサイド店第1号店となる「柏水戸街道店」を開店

1991年10月 - 千葉県船橋市浜町2丁目1番1号に本社を移転

1992年6月 - 札幌市厚別区に50店舗目となる「新札幌駅ビル店」を開店

1992年9月 - 商号を株式会社サイゼリヤに変更

1994年7月 - 神奈川県藤沢市に通算100店舗目となる江ノ島店を開店

1995年5月 - 関西地区の拠点として神戸市東灘区に「六甲アイランド店」を開店

1996年11月 - 当社の今後のモデル店舗として、臨海副都心に「台場フロンティアビル店」を開店

1997年10月 - 埼玉県吉川市旭2番地5に吉川工場を新設、同時に本社を同地に移転

1998年4月 - 日本証券業協会に株式を店頭登録

1998年12月 - 千葉県印西市に通算200店舗目となる印西大森店を開店

1999年7月 - 東京証券取引所市場第2部へ上場

2000年3月 - 千葉県船橋市に通算300店舗目となる船橋芝山店を開店

2000年7月 - オーストラリアに製造子会社 SAIZERIYA AUSTRALIA PTY.LTD.(現、連結子会社)を設立

2000年8月 - 東京証券取引所市場第1部に指定

2001年2月 - 埼玉県富士見市に通算400店舗目となる鶴瀬店を開店

2001年3月 - 神奈川県大和市に神奈川工場を建設

2001年5月 - 福島県西白河市に福島精米工場を建設

2001年10月 - 岐阜県岐南町に通算500店舗目となる「岐南店」を開店

2002年2月 - 旅行業を主とするアダツアーズジャパンを設立

2002年10月 - 愛知県尾西市に通算600店舗目となる「尾西開明店」を開店

2003年4月 - 兵庫県小野市に西日本エリアの配送拠点となる兵庫工場が完成

2003年6月 - 中国の上海市に上海薩莉亜餐飲有限公司(現、連結子会社)を設立

2003年10月 - 仙台市若林区に通算700店舗目となる「若林大和町店」を開店

2004年3月 - 中国の北京市に北京薩莉亜餐飲管理有限公司を設立

2005年8月 - 東京都北区に初のファストフード店となる「イート・ラン十条店」を開店

2005年11月 - 埼玉県ふじみ野市に初のファストカジュアル店となる「スパQ&TacoQビバモール埼玉大井店」を開店

2006年8月 - 大阪府大阪市北区に通算800店舗目となる「天神橋筋六丁目店」を開店

2006年12月 - 北京薩莉亜餐飲管理有限公司を上海薩莉亜餐飲有限公司に吸収し、清算

2007年4月 - 東京都八王子市にファストカジュアル店となる「サイゼリヤEXPRESS ぐりーんうぉーく多摩店」を開店

2007年11月 - 中国の広州市に広州薩莉亜餐飲有限公司(現、連結子会社)を設立

2008年3月 - 台湾の台湾市に台湾薩莉亜餐飲股份有限公司(現、連結子会社)を設立

2008年5月 - 中国の北京市に北京瑪利亜諾餐飲有限公司(現、北京薩莉亜餐飲管理有限公司連結子会社)を設立

2008年8月 - 中国の香港市にMARIANO CO.,LIMITED(現、HONG KONG SAIZERIYA CO.LIMITED(現、連結子会社)を設立

2008年9月 - シンガポールにSINGAPORE SAIZERIYA PTE.LTD.(現、連結子会社)を設立

2009年7月 - 茨城県土浦市に900店舗目となる「土浦駅ビル店」を開店

2010年3月 - 福岡県糟屋郡久山町のショッピングセンターに、九州初出店となるトリアス店を開店

2011年6月 - 大阪府大阪市西区に1000店舗目となる「フォレオ大阪ドームシティ店」を開店

2012年9月 - 日本橋兜町にマリアーノの1号店となる「マリアーノ日本橋兜町店」を開店

2012年12月 - 中国の広州市に広州サイゼリヤ食品有限公司を設立

2013年1月 - 千葉県千葉市に千葉工場を建設

2013年11月 - 山口県下関市に、山口県第1号店となる「ゆめモール下関店」を開店

2013年12月 - 東京都千代田区神田に新業態「サンドイッチカウンター」を開店

2014年8月 - 東京都千代田区神田に新業態「PASTAS」を開店

2015年6月 - 上海薩莉亜餐飲有限公司(現、連結子会社)が100店舗を達成

2015年8月 - 当社グループの年間客数が2億人突破

2016年7月 - 東京都中央区日本橋茅場町に新業態「スパゲッティマリアーノ」を開店

2016年10月 - 東京都中央区日本橋茅場町に新業態「ズッパディパスタ」を開店

2016年11月 - 監査等委員会設置会社へ移行

2017年5月 - (株)アダツアーズジャパンが当社グループから独立

2017年12月 - 佐賀県佐賀市に、佐賀県第1号店となる「モラージュ佐賀店」を開店

2018年4月 - 埼玉県川口市に新業態「スパットミート」を開店

2018年7月 - 京都府内の全店舗及び、全国のショッピングセンター型店舗で全席禁煙

2018年8月 - 神奈川県横浜市に新業態「リカリカ」を開店

2018年9月 - 東京都江東区に新業態「マリアーノ」を開店

     東京都中央区に新業態「リフレスカ」を開店

2018年10月 - 熊本県熊本市に、熊本県第1号店となる「ゆめタウンサンピアン店」を開店

2019年6月 - 国内外店舗数が1500店舗達成

2019年9月 - イタリア人デザイナーによる店舗デザインの展開

2020年2月 - 東京都台東区浅草に新業態「伊麺処」を開店

2020年7月 - メニュー税込価格の末尾を00円又は50円単位に統一

2020年8月 - 全店にて手書きオーダーを開始

2020年9月 - 食事用飛沫防止ツール「しゃべれる君」を全店展開

2020年10月 - 東京都中央区に新業態「ミラノ食堂Mariano」を開店

2021年4月 - 全店にてキャッシュレス決裁を導入

     東京都練馬区にコンビニ跡地を利用した小型店として「地下鉄赤塚店」を開店

2021年12月 - 秋田県秋田市秋田県1号店となる「イオンモール秋田店」を開店

2022年4月 - 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行

2022年5月 - 当社技術の販売を行う株式会社CSsTを設立

2022年6月 - 岩手県盛岡市岩手県1号店となる「イオンモール盛岡店」を開店

2022年8月 - 立地環境変化のため、既存新業態店舗を閉店

2022年12月 - 島根県出雲市島根県1号店となる「ゆめタウン出雲店」を開店

     香川県綾川町香川県1号店となる「イオンモール綾川店」を開店

2023年5月 - 青森県五所川原市青森県1号店となる「ELM店」を開店

 

事業内容

サイゼリヤの事業は、飲食店の運営です。

 

【連結事業】外食 100%

【海外】34%

 

時価総額

サイゼリヤ時価総額2,603.16億です。(2024年9月16日現在)

 

社員の状況

従業員数:連結 3,980名(臨時13,431名)

     単体 2,073名(臨時8,320名)

平均勤続年数:14.75年

平均年齢:40.50歳

平均年収:660万円

 

 

業績

2023年10月11日に発表された2023年8月期の決算短信は以下です。

連結売上高は27.0%増で、経常利益は26.2%減の79億4,900万円となっています。

売上高営業利益率は前年の0.29%から3.94%と大幅に改善しました。

 

 

2024年8月期の連結業績予想は増収増益になります。

 

 

次に、2024年7月10日に発表された2024年8月期の3Q決算の結果です。

連結売上高は23.6%増で、経常利益は167.8%増の105億7,100万円となっています。

売上高営業利益率は前年同期の2.70%から6.16%と大幅に改善しました。

第3四半期時点の経常利益の進捗率は82.59%でした。

 

 

計画以上のペースで業績は進捗しています。

 

kabutan.jp

 

適時開示情報

2024年10月9日 2024年8月期決算発表予定

2024年7月10日 2024年8月期 第3四半期決算短信

2023年10月11日 2023年8月期決算短信

 

株主還元について

過去の配当利回りと配当性向は以下です。

近年0.5%前後の配当を出しています。

 

2014年8月 1.27%  76.1%

2015年8月 0.64%  24.2%

2016年8月 0.83%  16.5%

2017年8月 0.58%  12.1%

2018年8月 0.81%  17.7%

2019年8月 0.68%  17.9%

2020年8月 0.91%  -%(赤字)

2021年8月 0.72%  50.4%

2022年8月 0.69%  15.7%

2023年8月 0.39%  17.3%

2024年10月 0.42%

 

株主優待はありません。

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

サイゼリヤは、(2月)と8月が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2024/2/27(火)、2024/8/28(水)です。

権利落ち日は、2024/2/28(水)、2024/8/29(木)です。

 

株価推移

10年チャートで見ると、2020年以降は上昇傾向が続いています。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、5月から7月までは上昇傾向が続いていましたが、それ以降下落して横ばいです。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

 

株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  47.40倍 (予 37.58倍)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  2.31倍

 

PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。

 

EPS(1株当たりの純利益) 105.20 (予 132.50)

BPS(1株当たりの純資産) 2,153.37

 

ROE自己資本利益率) 5.74% (予 6.15%)

ROA(純資産利益率) 3.32% (予 4.03%)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。

 

自己資本比率 65.5%

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。

 

信用倍率 2.40倍(2024年9月27日現在)

 

比較される銘柄

ロイヤルホールディングス(8179)

tomokutchi.hatenablog.com

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まとめ

売上はコロナの影響で2020年8月期に落ち込みましたが、それ以降年々伸びています。

2020年8月期、2021年8月期は赤字にまで落ち込みました。

2024年8月期は増収増益予想です。

 

配当は小さいので、キャピタルゲイン狙い一択です。

 

一方、株価は2020年から上昇が続いています。

業績は成長しており、株価も上昇が続いているので、長期投資するのが最良でしょう。

 

大型の銘柄ですが、値動きは大きそうなので、短期投資でキャピタルゲインを狙うのはありです。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:◎

安全性:◎

成長・将来性:〇

収益性:△

規模:〇

割安度:✖

値動き:〇

 

高配当投資:△

長期投資(値上がり益):◎

短期投資:〇

 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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