こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
今回は、大阪大学発の創薬ベンチャーで再生誘導医薬を開発するステムリムについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年3月13日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:ステムリム公式HP)
ステムリムは、大阪大学発の創薬ベンチャーで再生誘導医薬を開発する会社です。
東京証券取引所市場のグロース市場の上場企業
企業使命は「再生誘導で難治性疾患を克服する」です。
ステムリムは、生命科学者の自由闊達な研究活動を通じて、難病に苦しむ世界中の患者さんに革新的な新薬を提供し続ける挑戦的バイオテクノロジー企業を目指します。
人体が本来備えている組織修復能力を最大限に引き出す「再生誘導医薬」をはじめとした最先端生命科学研究の成果をもとに、新しいコンセプトの治療薬を生み出し続けることで、世界の健康と幸福の実現に貢献します。
(引用:ステムリム公式HP)
ステムリムは、創業以来「再生誘導医薬」という画期的な新薬の開発を進めています。
再生誘導医薬は人体が本来備えている組織修復能力を最大限に引き出し、怪我や病気により損傷し機能を失った生体組織の組織的再生・治癒を促進することが長年の研究で明らかになってきています。
従来の再生医療/細胞治療とは異なり、「物質=医薬品」の投与により作用する「再生誘導医薬」は、侵襲性、品質管理、コストなど、再生医療/細胞治療の制約をクリアし、さらには幅広い適応症をカバーできる可能性を秘めているなど、新しい再生医療となり得る存在です。
(引用:ステムリム公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
2006年10月 - 大阪大学大学院医学系研究科で同定した骨髄多能性幹細胞動員因子を医薬品として開発することを目的に株式会社ジェノミックス設立
2007年4月 - 大阪大学との共同研究を開始
以後、研究成果の知財化を進め、これまでに92件の特許を取得
そのほか79件の特許を出願
2008年10月 - 独立行政法人 科学技術振興機構(JST)産学共同シーズイノベーション化事業に採択
2009年12月 - 独立行政法人 科学技術振興機構(JST)A-STEP本格研究開発ハイリスク挑戦タイプに採択
2010年4月 - 塩野義製薬株式会社と骨髄多能性幹細胞動員因子に関する共同研究契約締結
2011年11月 - 独立行政法人 科学技術振興機構(JST)A-STEP本格研究開発シーズ育成タイプに採択
2013年12月 - 独立行政法人 科学技術振興機構(JST)A-STEP本格研究開発シーズ育成タイプに採択
大阪大学の早期探索的臨床試験拠点整備事業と連携し、医師主導治験を支援
2014年4月 - 大阪大学最先端医療イノベーションセンターの共同研究プロジェクトに採択(テーマは「体内再生誘導医薬開発のための非臨床試験及び新規候補物質の探索」)
2014年5月 - 独立行政法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)2013年度イノベーション実用化ベンチャー支援事業に採択
2014年11月 - 塩野義製薬株式会社とHMGB1ペプチド(レダセムチド)に関するライセンス契約締結
2015年8月 - 大阪大学にてレダセムチドに関する医師主導治験(第Ⅰ相臨床試験)開始
2017年12月 - レダセムチドに関する表皮水疱症を対象とする医師主導治験(第Ⅱ相試験)開始
2018年7月 - 株式会社ステムリムに社名変更
2019年4月 - レダセムチドに関する脳梗塞を対象とした企業治験(第Ⅱ相試験)開始
2020年4月 - レダセムチドに関する栄養障害型表皮水疱症を対象とした医師主導治験(第Ⅱ相試験)終了
2020年11月 - 新潟大学にてレダセムチドに関する慢性肝疾患を対象とした医師主導治験(第Ⅱ相試験)開始
弘前大学にてレダセムチドに関する変形性膝関節症を対象とした医師主導治験(第Ⅱ相試験)開始
2021年2月 - 株式会社資生堂及び大阪大学との皮膚のアンチエイジングに関する三者間共同研究契約締結
事業内容
ステムリムの事業は、再生誘導医薬の研究・開発・試験になります。
ステムリムが抱えるパイプラインは以下になります。
(引用:ステムリム公式HP)
時価総額
ステムリムの時価総額は331.94億円です。(2024年3月13日現在)
社員の状況
従業員数:単体 44名(臨時21名)
平均勤続年数:3.7年
平均年齢:38.4歳
平均年収:667万円
業績
2023年9月13日に発表された2023年7月期の決算短信は以下です。
個別事業収益は23億5,000万円、経常利益は黒字転換の1億4,500万円となっています。
(引用:ステムリム公式HP)
2023年7月期の業績予想は非公開になります。
次に、2024年3月13日に発表された2024年7月期の2Q決算の結果です。
個別事業収益は0円、経常利益は赤字幅縮小の-10億3,300万円となっています。
適時開示情報
2024年3月13日 2024年7月期 第2四半期決算短信
2024年3月13日 再生誘導医薬レダセムチド(HMGB1ペプチド)における虚血性心筋症を対象とした第2相医師主導治験開始のお知らせ
2024年2月15日 再生誘導医薬レダセムチド(HMGB1断片ペプチド)の外傷性軟骨欠損症、変形性関節症、および離断性骨軟骨炎を適応症とした特許登録(日本)のお知らせ
2024年1月31日 再生誘導医薬®レダセムチド(HMGB1断片ペプチド)の軟骨疾患(外傷性軟骨欠損症、変形性関節症、離断性骨軟骨炎等)を適応症とした特許登録(ロシア)のお知らせ
2023年12月13日 2024年7月期 第1四半期決算短信
2023年12月13日 当社社外協力者に対するストック・オプション(新株予約権)の発行に関するお知らせ
2023年12月4日 再生誘導医薬レダセムチド(HMGB1ペプチド)における虚血性心筋症を対象とした第2相意志主導治験実施に関する契約締結のお知らせ
2023年9月13日 2023年7月期決算短信
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
配当は出していません。
2020年7月 0.00% 0.0%
2021年7月 0.00% -%(赤字)
2022年7月 0.00% -%(赤字)
2023年7月 0.00% 0.0%
2024年3月 0.00%
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
ステムリムは、1月と7月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/1/29(月)と2024/7/29(月)です。
権利落ち日は、2024/1/30(火)と2024/7/30(火)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2020年に最安値の300円近辺までいきましたが、そこからは上昇しました。
直近は下落傾向が続いています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、12月までは下落が続いていましたが、それ以降は横ばいです。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 199.73倍 (予 -倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 3.92倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は非常に割高といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 2.75 (予 -)
BPS(1株当たりの純資産) 139.48
ROA(純資産利益率) 1.57% (予 -%)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。
自己資本比率 85.2%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。
比較される銘柄
まとめ
2023年7月期は黒字で着地しましたが、2024年7月期の業績予想は非開示で先行きは見通せません。
売上利益ともに不安定で、長期で持つのは控えた方がよさそうです。
一方、株価は4月以降下がり続けており、年初来安値圏で推移しています。
株価を上昇傾向に持っていくには、業績が伸びるようなポジティブなニュースが出ることが必要と思います。
バイオ銘柄の中では、ポジティブなニュースが多い方ではありませんが、ポジティブなニュースを期待して、短期で購入しておくことは良いと思います。
1年に数回はポジティブなニュースが出るイメージです。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:✖
安全性:◎
成長・将来性:△
収益性:✖
規模:✖
割安度:✖
値動き:✖
高配当投資:✖
長期投資(値上がり益):✖
短期投資:◎
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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