こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。
お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。
また、更新時にはX(Twitter)で発信しますので、私のXをフォロー頂くとさらにタイムリーな情報が受け取れ、効果的ですので、フォローをよろしくお願いします。
今回は、太陽光パネル製造、建設機械商社をおこなうAbalanceについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年3月14日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:Abalance公式HP)
Abalanceは、太陽光発電・風力などグリーンエネルギーの総合カンパニーになります。
2000年4月にインターネットサービスの開発・運営等を行うIT企業として設立した会社ですが、現在は太陽光発電・風力などのグリーンエネルギーの総合カンパニーとして事業内容、業態を変容させてきました。
企業理念は「Best Values」、
ビジョンは「Excellent Creative Company」です。
(引用:Abalance公式HP)
再生可能エネルギーは、持続可能な開発目標(SDGs)を掲げる「持続可能な開発のための2030アジェンダ」の国連採択を機に、脱炭素社会を実現するエネルギーとして世界的に重要性が高まっています。
我が国では、2030年の再生可能エネルギーの導入水準22~24%を目標とし、地球環境に優しいグリーンエネルギーの普及が一層求められるなか、当社グループのグリーンエネルギー事業は、地球環境の脱炭素化を図る上で高い評価を受けています。
(引用:Abalance公式HP)
スマホで参加!無料の資産運用セミナーで投資を学ぼう【マネきゃん/Money Camp】
沿革
▼クリックで詳細表示
2000年4月 - 株式会社リアルコミュニケーションズ設立
2001年4月 - リアルコム株式会社に商号変更
2011年9月 - ソーラー事業への参入を発表し、建機事業やソーラーパネル事業を営むWWB株式会社を株式交換により完全子会社化
2017年3月 - Abalance株式会社へ商号変更
株式会社バローズを子会社化
2018年4月 - 関連会社のFUJI SOLARがVietnum Sunergy Companu Limited株式を取得、グローバルな事業展開
2018年11月 - 市場選択制度により東京証券取引所第二部へ市場変更
2019年1月 - 光触媒技術を持つ鯤コーポレーション(現 日本光触媒センター)を買収
2019年10月 - Abit株式会社を設立
2022年3月 - 株式公開買付けにより、明治機械を持分法適用関連会社とした
事業内容
Abalanceは、以下の4つの事業を展開しています。
4事業で築いた実績をベースに、Abalanceでは独自のビジネスモデルを構築しています。
各事業はそれぞれが独立的に機能しながらも、必要に応じて有機的に連携することで、例えばグリーンエネルギー発電においては、企画から運営までのワンストップソリューションを実現。
そうしたAbalanceならではの優位性を活かして、社会の持続的な発展に貢献しています。
(引用:Abalance公式HP)
【連結事業】太陽光パネル製造 95%、グリーンエネルギー 5%、IT 0%、光触媒 0%、他 0%
グリーンエネルギー事業
FIT(売電)案件からnon-FIT(自家消費)案件まで、SDGs、RE100の観点から再エネを導入したいすべての企業をトータルサポートしています。
日本国内外問わず、再エネ導入を検討している企業様(工場や商業施設)だけではなく、農家様や一般のご家庭に至るまで、あらゆるシーンで、ニーズに沿った提案を実施しています。
(引用:Abalance公式HP)
建設機械事業
建機の販売、リース・レンタルによる機械提供を通じて、今後さらなる整備が求められている世界の国々の期待に応えています。
(引用:Abalance公式HP)
IT事業
お客さまの業務に合わせたシステム開発、パッケージソリューションの販売、事業戦略や業務効率化のコンサルティング、ITインフラの構築・支援等、ITにかかわる様々な事業を通じて、お客さまの課題を本質から解決しています。
(引用:Abalance公式HP)
光触媒事業
光のエネルギーを使って有機物を分解したり美観を維持する光触媒に関する液剤の企画・開発や製造、販売、そしてコーティング施工をはじめ、防災商品や人々の暮らしや健康を守る様々な製品やサービスを通じて、日々の生活環境と地球環境の改善に貢献しています。
時価総額
Abalanceの時価総額は404.43億円です。(2024年3月14日現在)
社員の状況
従業員数:連結 1,430名
単体 35名
平均勤続年数:2.7年
平均年齢:42.03歳
平均年収:609万円
業績
2023年8月18日に出された2023年6月期の決算短信は以下になります。
連結売上高は135.2%増、経常利益は879.7%増加で147億9,900万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の1.84%から6.24%と大幅に改善しています。
ここまで利益が伸びるのはあまり見たことありません。
(引用:Abalance公式HP)
以下は、2024年6月期の業績予想は増収増益となっています。
次に、2024年3月14日に出された2024年6月期の2Q決算の結果です。
連結売上高は2.7%減、経常利益は87.6%増で105億700万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の4.40%から9.27%と大幅に改善しています。
第2四半期時点の経常利益の進捗率は66.50%でした。
計画以上のペースで業績は進捗しており、どこかで上方修正があるかもしれません。
適時開示情報
2024年4月16日 米国ナスダック上場の進捗に関するお知らせ(当社子会社TOYO Coの概要および本上場スケジュールについて)
2024年3月29日 米国ナスダック上場の進捗に関するお知らせ(当社子会社TOYO Coの概要および本上場スケジュールについて)
2024年3月28日 当社子会社TOYO Coが米国証券取引委員会に提出した「Form F-4」の効力発生に関するお知らせ
2024年3月26日 調査報告書の受領に関するお知らせ
2024年3月14日 2024年6月期 第2四半期決算短信
2024年3月14日 剰余金の配当(中間配当)に関するお知らせ
2024年3月14日 過年度の有価証券報告書等の訂正報告書の提出及び過年度の決算短信等の訂正に関するお知らせ
2024年3月14日 2024年6月期第2四半期報告書の提出完了に関するお知らせ
2024年2月13日 2024年6月期第2四半期決算発表の延期及び四半期報告書の提出期限の延長の検討に関するお知らせ
2023年12月25日 募集新株予約権(有償ストック・オプション)の発行に関するお知らせ 1.00%
2023年11月14日 2024年6月期 第1四半期決算短信
2023年8月18日 2023年6月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
直近は0.3%前後の配当を出しています。
成長企業のため、株価が高い状況なので配当利回りは小さいです。
2014年6月 0.00% 0.0%
2015年6月 2.50% 25.2%
2016年6月 3.41% 24.0%
2017年6月 0.83% -26.9%(赤字)
2018年6月 2.04% 11.7%
2019年6月 3.17% 27.8%
2020年6月 2.26% 41.6%
2021年6月 0.27% 16.6%
2022年6月 0.34% 11.4%
2023年6月 0.07% 2.5%
2024年4月 -%
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
Abalanceは、6月と12月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/6/26(水)、2024/12/26(木)です。
権利落ち日は、2024/6/27(木)、2024/12/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2020年6月頃から株価は上昇し始め、一時期は下落していたこともありますが、2023年6月ごろまで上昇傾向を続け、その後急落しました。
2023年6月期の決算発表の延期があり急落後、決算発表を前倒しで急騰し、決算発表で急落、さらに追い打ちで、2023年6月期決算について概況と今後の見通しを発表して、さらに急落しました。
まさに、ジェットコースターのような値動きです。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、11月までは上昇傾向でしたが、それ以降は下落傾向が続いています。
過去6か月チャート
保険・資産運用・住宅ローンなど幅広い金融商品の無料相談サービス【マネプロ】
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 7.48倍 (予 5.82倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 2.75倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので株価は割安といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 314.18 (予 403.68)
BPS(1株当たりの純資産) 854.88
ROE(自己資本利益率) 44.07% (予 47.22%)
ROA(純資産利益率) 3.78% (予 4.36%)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は非常に優良といえます。
自己資本比率 10.6%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に悪いといえます。
比較される銘柄
まとめ
2021年から売上利益を急激に伸ばしています。
業態をグリーンエネルギーに変革したことで、売上利益が急拡大しています。
決算のたびに問題を起こして、株価が乱高下しています。
配当はありますが、小さいためキャピタルゲイン狙い一択です。
将来性のある事業ですが、成長鈍化の中で長期投資はしにくいです。
小さくはない銘柄ですが、人気銘柄なので株価は大きく動きます。
そのため、安くなったところで短期投資するのはありです。
しかし、今の状況で株価の底をはかるのは難しいと思いますので、もし入るのであれば細心の注意を払うことをおすすめします。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:◎
安全性:✖
成長・将来性:◎
収益性:〇
規模:✖
割安度:◎
値動き:△
高配当投資:△
長期投資(値上がり益):△
短期投資:〇
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
この記事がいいと思ったら、いいねやブックマーク、読者登録をよろしくお願いします。
最新の情報を発信していますので、X(Twitter)のフォローもよろしくお願いします。