こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
今回は、メガバンクの三菱UFJ銀行などを傘下に置く三菱グループの金融持株会社である三菱UFJフィナンシャル・グループについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年2月5日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:三菱UFJフィナンシャル・グループ公式HP)
三菱UFJフィナンシャル・グループは、メガバンクの三菱UFJ銀行などを傘下に置く三菱グループの金融持株会社になります。
東証プライム市場およびニューヨーク証券取引所上場企業で、略称はMUFGです。
国内最大の金融グループであり、日経平均株価およびTOPIX Core30、JPX日経400の構成銘柄の1つです。
(引用:三菱UFJフィナンシャル・グループ公式HP)
MUFG WayのPurposeは「世界が進むチカラになる。」、
Valuesは「1. 信頼・信用
2. プロフェッショナリズムとチームワーク
3. 成長と挑戦」
Visionは「世界に選ばれる、信頼のグローバル金融グループ」です。
三菱UFJフィナンシャル・グループは、商業銀行・信託銀行・証券会社をはじめ、カード会社、消費者金融会社、資産運用会社など、主要金融分野でトップクラスの企業が一体となり、さまざまな金融サービスを提供しています。
(引用:三菱UFJフィナンシャル・グループ公式HP)
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関連セクター
沿革
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MUFG誕生
2006年 - 三菱東京UFJ銀行(現 三菱UFJ銀行)誕生
2008年 - アコムを子会社化
ユニオンバンカル・コーポレーションを完全子会社化
モルガン・スタンレーとの戦略的資本提携
2010年 - 三菱UFJモルガン・スタンレー証券、モルガン・スタンレーMUFG証券誕生
2013年 - ベトナムの国有銀行ヴィエティンバンクと資本・業務提携
タイの大手商業銀行クルンシィ(アユタヤ銀行)を子会社化
2014年 - 米国ユニオンバンクの事業と三菱UFJ銀行米州事業を統合
2016年 - フィリピンのセキュリティバンクと資本・業務提携
2018年 - 銀行、信託銀行の法人貸出等業務を統合
三菱UFJ銀行へ社名変更
インドネシアのバンクダナモンへの戦略出資
2019年 - インドネシアのバンクダナモンを子会社化
豪州をベースとするアセットマネジメント会社のFirst Sentier Investorsを子会社化
2020年 - Grabと資本・業務提携
事業内容
三菱UFJフィナンシャル・グループは、以下の7つの事業を展開しています。
【資金】預金 78%、金銭信 12%、他 10%
【資産】現・預け金 18%、有価証券 24%、貸出金 17%、他 41%
【融資】中小企業等向け 58%、住宅・消費者向け 22%
総合金融グループの強みを発揮するため、グループ各社が緊密な連携のもと、一元的に戦略を定め事業を推進する事業本部制を導入しています。
各事業本部は、お客さまの幅広いニーズにお応えするため、グループ各社それぞれの強みを融合させた戦略の立案や施策の運営を行っています。
デジタルサービス事業本部
国内の個人・法人の非対面取引を中心とするお客さまを対象に、デジタルでの取引接点の拡大や利便性向上を通じたデジタル金融サービスを提供するとともに、全社のデジタルトランスフォーメーションを推進し、ビジネス基盤を強靭化します。
法人・リテール事業本部
国内の個人や法人のお客さまを対象に、貸出、資金決済、資産運用や相続・不動産など幅広い金融サービスの提供、事業・資産承継といったソリューション提供などを通じて、多様なニーズにグループ一体でお応えしています。
グローバルCIB事業本部
グローバル大企業のお客さまを対象に、商業銀行機能と証券機能を中核にグループ一体で付加価値の高いソリューションを提供するコーポレート&インベストメント・バンキング(CIB)ビジネスを展開しています。
グローバルコマーシャルバンキング事業本部
出資先であるタイのクルンシィ(アユタヤ銀行)、インドネシアのバンクダナモンなどのパートナーバンクを通じて、東南アジアにて、現地の中小企業や個人のお客さま向けに金融サービスを提供しています。
(引用:三菱UFJフィナンシャル・グループ公式HP)
受託財産事業本部
資産運用、資産管理、年金の各事業において、高度かつ専門的なノウハウを活用したコンサルティングや、運用力と商品開発力の向上に取り組み、国内外のお客さまの多様なニーズにお応えしています。
コーポレートバンキング事業本部
日系大企業のお客さまを対象に、貸出や資金決済、外国為替などのサービスや、M&Aや不動産関連ビジネスなどグループ各社の専門性を活かした総合的なソリューション提供を通じて、お客さまの企業価値向上に貢献しています。
市場事業本部
金利(債権)・為替・株式のセールス&トレーディング業務を中心とする顧客向けビジネスと、MUFGの資産・負債や各種リスクを総合的に運営管理するトレジャリー業務を主に担っています。
時価総額
三菱UFJフィナンシャル・グループの時価総額は17.7293兆円です。(2024年2月5日現在)
社員の状況
従業員数:単体 3,1117名
連結 127,122名(臨時22,900名)
平均勤続年数:15.0年
平均年齢:40.1歳
平均年収:1041万円
業績
2023年4月14日に出された2023年3月期の決算短信は以下になります。
連結経常収益は52.75%増、経常利益は33.6%減で1兆207億円となっています。
経常利益率は、前年の25.31%から11.00%と大幅に悪化しました。
(引用:三菱UFJフィナンシャル・グループ公式HP)
以下は、2024年3月期の業績予想ですが、純利益1兆3,000億円で増益となっています。
次に、2024年2月5日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。
連結経常収益は25.2%増、経常利益は112.3%増で1兆8,018億6,700万円となっています。
売上高経常利益率は、前年の12.50%から21.18%と大幅に改善しました。
第3四半期時点の親会社株主に帰属する純利益の進捗率は99.84%です。
3Q時点で計画の利益を達成しており、どこかで上方修正があるかもしれません。
適時開示情報
2023年2月5日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2023年11月14日 2024年3月期 第2四半期決算短信
2023年11月14日 自己株式取得に係る事項の決定および自己株式の消却に関するお知らせ 取得:3.31% 消却:2.75%
2023年8月1日 2024年3月期 第1四半期決算短信
2023年5月15日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
直近は3.7%前後の配当を出しています。
株主還元方針では、「利益成長を通じた1株当たり配当金の安定的・持続的な増加を基本方針とし、2023年度までに配当性向40%への累進的な引き上げを目指す」としています。
2014年3月 2.82% 23.4%
2015年3月 2.42% 24.6%
2016年3月 3.45% 26.3%
2017年3月 2.57% 26.4%
2018年3月 2.73% 25.5%
2019年3月 4.00% 32.9%
2020年3月 6.20% 61.0%
2021年3月 4.22% 41.3%
2022年3月 3.68% 31.7%
2023年3月 3.77% 35.3%
2024年2月 2.85%
(引用:三菱UFJフィナンシャル・グループ公式HP)
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
三菱UFJフィナンシャル・グループは、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)・2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)・2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2020年3月頃の株価は10年で最安値でしたが、そこから上昇を続けて現在は10年で最高値になっています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、9月中旬までは上昇を続けていましたが、それ以降12月までは横ばい、それ以降は上昇傾向です。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 14.56倍 (予 -倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 0.88倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は適正といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 92.85 (予 -)
BPS(1株当たりの純資産) 1,586.24
ROA(純資産利益率) 0.29% (予 -%)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。
自己資本比率 4.8%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に悪いといえます。
比較される銘柄
まとめ
近年収益は伸びていますが、利益はやや不安定で横ばいです。
現在の株価は、この10年間で最高値圏です。
巨大な企業で、大きな業績のふれはなく、業績というよりも世界の動向や政策によって株価が動いている要素も大きいと思います。
世界や日銀の金融政策によって、株価が大きく変動する可能性が高いので注意が必要です。
大きな銘柄なので短期投資に不向きです。
3.7%程度の配当を出していますので、配当の権利確定日を意識しながら長期投資するのが最良と思います。
ただし、現在株価は10年間で最高値圏なので、私は買いにくいと判断します。
根拠を持って取引されることをおすすめします。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:✖
成長・将来性:〇
収益性:◎
規模:◎
割安度:△
値動き:△
高配当投資:〇
長期投資(値上がり益):△
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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