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【株式銘柄分析】AGC(5201)~ガラス世界最大級 ディスプレイ 建築 自動車 化学品 5G関連素材 セラミックス 日経平均株価 JPX日経400~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

 

今回は、ディスプレイ、建築、自動車用ガラスで世界最大級、アジアで化学品拡大、5G関連素材育成もおこなうAGCについて調査をしました。

 

www.agc.com

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2024年2月7日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:AGC公式HP)

 

AGCは、ディスプレイ、建築、自動車用ガラスで世界最大級、アジアで化学品拡大、5G関連素材育成もおこなう会社です。

東京証券取引所プライム市場の上場企業

日経平均株価およびJPX日経400の構成銘柄の1つ

 

当社は2021年2月に経済的価値と社会的価値の両立を目指す「2030年のありたい姿」を策定し、その実現に向け、中期経営計画AGC plus-2023をスタートしました。

AGC plus-2023では、両利きの経営を更に追求し、最適な事業ポートフォリオへの変革を進めていきます。

また持続可能な地球環境の実現に向け、自社のGHG排出量をア削減するとともに、CO₂削減に貢献する製品・技術の開発・普及により、世の中のネットゼロ実現に貢献していきます。

 

AGCグループは創業以来、お客様との信頼関係を礎として、長期視点による研究開発と事業化のチャレンジによって、時代の要請に応えて社会課題の解決に取り組んできました。

私たちは、これからも独自の素材・ソリューションの力でお客様や世界のパートナーとともに、人々の想いの先、夢の実現に挑んでいきます。

 

創業の精神は「易きになじまず難きにつく

人を信ずる心が、人を動かす

世界に冠たる、自社技術の確立を

開発成功の鍵は、使命感にあり」、

ブランドステートメントは「Your Dreams, Our Challenge」です。

 

(引用:AGC公式HP)

 

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沿革

▼クリックで詳細表示

1907年 - 兵庫県尼崎にて旭硝子株式会社を創立

1909年 - ベルギー式手吹円筒法により日本で初めて板ガラスの工業生産を開始

1914年 - 英国向けに初めて板ガラスを輸出

1916年 - 溶解窯に用いる耐火煉瓦の長寿命化に向けて自社生産を開始

1917年 - 本社を東京へ移転

    板ガラスの主原料であるソーダ灰の自社生産を開始

1925年 - 中国に昌光硝子を設立。旭硝子初の海外ビジネスがスタート

1928年 - フルコール式による普通板ガラスの生産を開始

1933年 - 創立25周年を記念し、財団法人旭化学工業奨励会(現 旭硝子財団)を設立

    アンモニア法により苛性ソーダの生産を開始

1937年 - 東京株式取引所に株式上場

1938年 - 強化ガラス、合わせガラスの生産を開始

1939年 - 伊保工場にて耐火煉瓦の生産を開始

1952年 - インドネシアと電解苛性ソーダのプラント輸出契約を締結

1954年 - 複層ガラス「ペアガラス®」の生産を開始

1955年 - 品質管理の技法をいち早く導入し、デミング賞実施賞を受賞

    テレビのブラウン管用ガラスバルブの生産を開始

1956年 - インドにガラス製造会社を設立。民間他社に先駆けて海外事業を展開

    需要急増に応えて自動車用加工硝子事業に本格進出

1957年 - 創立50周年を記念し、財団法人旭硝子奨学会を設立

1961年 - プロピレンオキサイド・プロピレングリコールの生産を開始

1964年 - タイの板ガラス市場に参入

1966年 - 平坦で大きなガラスをつくれる新技術・フロート法による板ガラスの生産を開始

1972年 - インドネシアでガラス事業を開始

    撥水撥油剤「アサヒガード®」を開発

1975年 - 苛性ソーダ製造用のイオン交換膜「フレミオン®」電解法を開発

1980年 - イオン交換膜法による新電解技術「AZECシステム」を開発

1981年 - ベルギーのGlaverbel社を買収。欧州の板ガラス市場に本格参入

1982年 - 塗料用フッ素樹脂「ルミフロン®」の生産を開始

1985年 - 米国の自動車用ガラス事業に本格参入

1986年 - インドネシアでのクロールアルカリ事業に本格参入

1990年 - 透明フッ素樹脂「CYTOP®」を開発

1995年 - TFT液晶用ガラスの生産を開始

1997年 - ロシアのガラス市場に参入

2002年 - グループビジョン”Look Beyond”を策定。カンパニー制を導入

2005年 - 自動車ドア用赤外線カットガラスの販売を開始

2007年 - 創立100年を機にグループブランドを「AGC」に統一

2008年 - 高機能フッ素樹脂フィルム「アフレックス®」が北京開催の世界的スポーツイベント施設に採用

2011年 - スマートフォンタブレット向けガラス「Dragontrail®」を全世界に向けて販売を開始

    自動車ドア用強化ガラス「UVベール Premium Cool on®」の販売を開始

2013年 - ”南米で最も環境にやさしい”ブラジル工場が竣工。ブラジルの板ガラス市場に参入

    東南アジア地域での事業拡大を見込みシンガポールに地域統括拠点を設置

2016年 - モロッコに自動車用ガラス生産拠点を設置

    インド・ドバイに情報収集・マーケティング拠点を設置

2017年 - EUV露光用フォトマスクブランクスの生産を開始

2018年 - 日・米・欧のバイオサイエンス事業を統合し、AGC Biologicsとして一体運営を開始

    旭硝子株式会社からAGC株式会社に社名を変更

2021年 - 経営方針 AGC plus 2.0がスタート

 

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事業内容

AGCは、以下の6つの事業からなります。

 

 

【連結事業】 ガラス 44%、電子 15%、化学品 39%、セラミックス他 2%

【海外】70%

 

建築ガラス事業

1909年に日本で初めて板ガラスの国産化に成功し、現在は世界市場トップレベルのシェアを有しています。

現在ではグローバルに事業を拡大し、更なるガラスの高機能化や環境対応など、新たな需要にも対応しています。

 

(引用:AGC公式HP)

 

オートモーティブ事業

自動車メーカーのグローバル展開に対応して日本、欧州、北米、中国に技術開発拠点を置き、世界各地高品質な製品、サービス、ソリューションを提供することで世界トップレベルのシェアを有しています。

コア事業として自動車用の合わせ・強化ガラスなどを提供しています。

また、最先端のモビリティに対応した車載ディスプレイ用カバーガラスやガラスアンテナなど、高度な技術で世界をリードしています。

 

(引用:AGC公式HP)

 

電子事業

  • ディスプレイ用ガラス事業

液晶用ディスプレイは、TFT液晶/有機EL用ガラス基板において世界トップクラスのシェアを有しています。

独自の製法と高度な生産技術で次世代の映像表示デバイス向けの開発にも注力しています。

AGCの「薄く、軽く、強い」ガラスは、スマートフォンタブレット端末向けの電子機器向けの電子機器用カバーガラス、太陽電池用ガラス基板、タッチパネル用ガラス基板など、幅広い用途で使用されています。

 

(引用:AGC公式HP)

 

  • 電子部材事業

世界トップレベルのシェアを誇る合成石英、EUV露光用フォトマスクブランクス、高純度SiC治具、CMPスラリーなどの半導体プロセス用部材、スマートフォンデジタルカメラ向けのカメラ用赤外線九州ガラスフィルターなどのオプトエレクトロニクス用部材などを中心に事業を展開しています。

高い成長が見込まれる先進運転支援システムや5G分野向けの高機能材料も提供しています。

 

(引用:AGC公式HP)

 

化学品事業

クロールアルカリ事業では、塩水の電気分解により製造される苛性ソーダやPVC(塩化ビニル樹脂)など、幅広い産業分野に必要不可欠な製品を安定供給しています。

また、断熱材や自動車のシートなど、快適な生活に必要なさまざまな製品の素材に用いられるウレタン関連製品の製造・販売も行っています。

 

(引用:AGC公式HP)

 

  • パフォーマンスケミカルズ事業

世界トップクラスのシェアを有するフッ素樹脂「Fluon®ETFE」をはじめ、耐熱性・丹薬品性・対候性において高い評価を受けているフッ素ゴム、フッ素樹脂フィルム、塗料用フッ素樹脂、フッ素系ガス・溶剤、フッ素系撥水撥油剤、分離機能製品群、フッ素系防汚・機能コーティング材など、さまざまな高機能製品を提供しています。

その用途は、自動車、航空機、半導体、建築、エレクトロニクス、空調設備など幅広い産業分野にわたり、安全で快適な社会インフラや都市・住宅空間の実現に欠かせない存在となっています。

 

(引用:AGC公式HP)

 

ライフサイエンス事業

医農薬中間体・原体のプロセス開発・製造受託を担うCDMO事業を、グローバルに展開しています。

フッ素事業で培った有機合成技術をベースとした合成医薬品CDMOはもとより、近年は世界的に需要拡大が進むバイオ医薬品のCDMOにも注力しています。

日欧米の世界3極に事業拠点を有し、各市場のお客様の多様なニーズに応える高品質のサービスを通じて、世界の人々の健康と安心・快適な暮らしに貢献していきます。

 

(引用:AGC公式HP)

 

セラミックス・その他事業

セラミックスの素材とアプリケーションで世の中の省エネ・省資源・高効率に貢献し地球環境を護ることを目指して、高温装置向けの耐火物や無機材料を活用した機能部材などを提供しています。

中でもセラミックス耐火物は、ガラスや鉄、セメントなど、その製造過程で高温装置を使用する生活基盤産業にとって不可欠な素材となっています。

 

(引用:AGC公式HP)

 

 

時価総額

AGC時価総額1.2111兆です。(2024年2月6日現在)

 

社員の状況

従業員数:連結 57,609名(臨時4,670名)

     単体 7,412名

平均勤続年数:17.60年

平均年齢:43.30歳

平均年収:825万円

 

 

業績

2024年2月7日に発表された2023年12月期の決算短信は以下です。

連結売上高は0.8%減で、親会社の所有者に帰属する当期利益は黒字転換の657億9,800万円となっています。

売上高営業利益率は前年の9.04%から6.38%と悪化しました。

 

 

(引用:AGC公式HP)

 

2024年12月期の連結業績予想は増収減益になります。

 

 

kabutan.jp

 

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適時開示情報

2024年2月28日 ロジア事業の譲渡を完了 その他費用:350億円

2024年2月7日 2023年12月期決算短信

▼クリックで詳細表示

2023年11月2日 2023年12月期 第3四半期決算短信

2023年8月2日 通期連結業績予想の修正に関するお知らせ

2023年2月8日 2022年12月期決算短信

 

株主還元について

過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。

近年3.5%前後の配当を出しています。

 

2013年12月 2.75%  128.8%

2014年12月 3.06%  130.7%

2015年12月 2.59%  48.5%

2016年12月 2.26%  43.9%

2017年12月 2.15%  34.8%

2018年12月 3.35%  28.8%

2019年12月 3.05%  59.7%

2020年12月 3.33%  81.2%

2021年12月 3.83%  37.6%

2022年12月 4.78%  99.7%

2023年12月 4.01%  68.9%

2024年2月 3.77%

 

(引用:AGC公式HP)

 

株主優待はありません

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

AGCは、6月、12月が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2024/6/26(水)、2024/12/26(木)です。

権利落ち日は、2024/6/27(木)、2024/12/27(金)です。

 

 

株価推移

10年チャートで見ると、2017年から2019年は下落していましたが、それ以降は上昇傾向が続いています。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、ゆるやかな上昇傾向が続いています。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

 

株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  -倍(赤字) (予 18.95倍)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  0.76倍

 

PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価はやや割高といえます。

 

EPS(1株当たりの純利益) - (予 291.86)

BPS(1株当たりの純資産) 7,245.88

 

ROE自己資本利益率) -% (予 4.03%)

ROA(純資産利益率) -% (予 1.97%)

 

(引用:AGC公式HP)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。

 

自己資本比率 49.3%

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。

 

 

比較される銘柄

日本板硝子(5202)

日本電気硝子(5214)

tomokutchi.hatenablog.com

 

まとめ

売上は波がありながらも拡大傾向です。

利益は安定しておらず、直近は縮小傾向です。

2024年3月期は、下方修正をして増収減益の見込みです。

 

一方、株価は2022年後半から上昇が続いていますが、上値は重そうです。

配当はそこそこありますが、株価はすでに高値圏にあり、長期投資するのは難しいと思います。

配当の権利取りのために、短期的に購入するのはありだと思います。

 

大型の銘柄で、値動きも小さそうなので、短期投資向けではないと思います。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:△

安全性:〇

成長・将来性:〇

収益性:〇

規模:◎

割安度:△

値動き:△

 

高配当投資:〇

長期投資(値上がり益):△

短期投資:✖

 

株のプロによる推奨銘柄はコチラ! 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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