こんばんは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私は、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。
お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。
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今回は、世界最大級のセラミックメーカーで電力用がいし・セラミックス製造を主力としている日本ガイシについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年7月29日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:日本ガイシ公式HP)
日本ガイシは、ガイシやセラミック、環境機器、電子部品の製造および販売を行っている会社です。
日経平均株価およびJPX日経400の構成銘柄の1つ
※がいしとは、一般的には電柱・鉄塔などに装着され、電線とその支持物との間を絶縁するために用いる器具です。
日本陶器から分割され、1919年に設立されました。
100万ボルトの超高圧送電線用のがいしを世界で唯一製造している企業です。
海外売上高は7割を占めます。
NGKグループ理念の私たちの使命は「社会に新しい価値を そして、幸せを」、
ビジョンは「独自のセラミック技術で カーボンニュートラルと デジタル社会に貢献する」です。
(引用:日本ガイシ公式HP)
セラミック技術をコアテクノロジーとして、エネルギー、エコロジー、エレクトロニクスの事業領域において、エンバイロンメント事業、デジタルソサエティ事業、エネルギー&インダストリー事業を展開しています。
「社会に新しい価値を そして、幸せを」を企業理念し、高品質で信頼性の高いがいし製造を通じて培った独自の技術力を核に、産業の発展や人々の暮らしを支え、社会課題の解決に役立つ製品を次々と生み出すことで持続可能な成長を果たしてきました。
(引用:日本ガイシ公式HP)
時代のニーズを見据えて新たなセラミック技術の可能性に挑み続け、事業による収益の拡大とともに地球環境保全と社会への貢献を目指しています。
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沿革
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1919年 - 日本陶器(現 ノリタケカンパニーリミテド)のがいし部門を分離し、「日本碍子」を設立
1923年 - ブッシングの生産を開始
1929年 - 100万ボルト級の高電圧電気試験設備が完成
1931年 - 化学工業用耐酸機器類の製造販売を開始
1934年 - 名古屋市に散気板を納入、下水処理用曝気装置に使用される
1935年 - インドへ懸垂がいしを輸出(初の製品輸出)
1936年 - スパークプラグ部門を分離し、「日本特殊陶業」を設立
1958年 - ベリリウム銅の製造販売を開始
1967年 - 兵庫県尼崎市に上水汚泥脱水装置、大阪府堺市に下水汚泥脱水装置を納入
1971年 - 電子工業用セラミック部品の製造のための「ニチガイセラミックス」を設立
透光性アルミナセラミックス「ハイセラム」の製造販売を開始
1972年 - 100万ボルト級試験変圧器用ブッシングを開発
1973年 - アメリカのGE社と合弁で「LOCKE INSULATORS, INC.」を設立
1974年 - 東京都南多摩処理場に流動床式汚泥焼却装置を納入
1976年 - 自動車排ガス浄化用触媒担体「ハニセラム」の製造販売を開始
1978年 - 日本原子力発電敦賀発電所に低レベル放射性廃棄物焼却装置を納入
1979年 - 超高圧研究所(現 電力技術研究所)にUHV用がいし・がい管汚損試験設備完成
1981年 - 磁器ヘッド用フェライトの新製法を開発
1986年 - 社名表記を「日本ガイシ」に変更
1987年 - バイオリアクターの販売を開始
ドイツのABB社と合弁で「ナステク」を設立し、NAS電池の研究を開始
1989年 - ディーゼル・パティキュレート・フィルター(DPF)の生産を開始
1990年 - 東京電力福島第1原子力発電所に不燃性雑固体廃棄物処理用高圧縮プレスを納入
「NGKオホーツク」を設立し、磁器ヘッドの生産を開始
1991年 - 東京都南部処理プラントに旋回流式汚泥溶融設備を納入
総合分離膜装置の設計・製造のため「NGKフィルテック」を設立
1992年 - 当社NAS電池の実用原型モデルによる系統連係運転が、東京電力川崎変電所で開始
1995年 - 世界最大級のがい管(前兆11.5m)を用いたUHV送電用ガスブッシングを、東京電力新榛名変電所に納入
インクジェットプリンター用圧電マイクロアクチュエーターの生産を開始
1996年 - 半導体製造装置用セラミックスの量産を開始
自動車排ガス用NOxセンサーの生産を開始
2001年 - グラスライトニング機器で仏ディートリヒ社と事業提携
世界初の圧電セラミックディスプレイを開発
2002年 - アメリカの半導体製造装置用モジュールメーカーFMI社の経営権を取得
家庭用浄水器「C1」発売
2003年 - 旭テックの株式を譲渡
NAS電池の量産を開始
2004年 - セラミック膜浄水システムをOEM供給
国内最大規模のセラミック膜浄水システムを福井県から受注
2005年 - HDDヘッド用圧電マイクロアクチュエーターを開発
2006年 - アメリカ・AEP社でNAS電池が海外初の商用稼働を開始
小牧事業所でSiC製DPF増産体制を確立
世界最大級の「サブナノセラミック膜」を開発
2007年 - 環境装置事業を「NGK水環境システムズ」として分社
世界最大のナノセラミック膜を開発
2008年 - NGK水環境システムズと富士電機環境システムズとの合弁会社「メタウォーター」設立
高精度NOxセンサーを開発
2009年 - UAEアブダビ水利電力庁、アメリカ・ニューヨーク市などからNAS電池を受注
2010年 - イギリスでのNAS電池を用いた共同プロジェクトに基本合意
業務用高性能ビルトイン浄水器「C1 MASTER」を発売
2012年 - アメリカの産業ガスメーカーから半導体製造装置関連事業を買収
超高輝度LED光源用窒化ガリウムウェハーを開発
波長制御乾燥システムを開発
ガソリン・パティキュレート・フィルター(GPF)の生産を開始
2013年 - 高強度・高導電性のジルコニウム銅ワイヤーを開発
2014年 - ポーランドでコージェライト製大型ハニセラムの生産を開始
複合ウェハーの生産を開始
2015年 - 電子工業用セラミックスを製造・販売する「NGKエレクトロデバイス」を子会社化
2016年 - ポーランドでGPFの生産を開始
ニッケルすず銅製品の量産を開始
2018年 - チップ型セラミックス二次電池「EnerCera」シリーズを事業化
事業内容
日本ガイシは、以下の3つの事業を展開しています。
【連結事業】エンバイロメント 57%、デジタルソサエティ 29%、エネルギー&インダストリー 13%
【海外】77%
エンバイロンメント事業
自動車関連とセンサ事業からなります。
「クリーンな空気を守る」ために、世界をリードする排ガス浄化技術で、厳しさを増す排ガス規制に対応し、豊かな暮らしを支えます。
(引用:日本ガイシ公式HP)
デジタルソサエティ事業
HPCと電子デバイス、金属事業からなります。
「最先端の技術で応える」ために、めざましく進化するエレクトロニクスの分野で、独自の技術を追求し、発展し続けるデジタル社会の課題解決に貢献します。
HPC
(引用:日本ガイシ公式HP)
電子デバイス
(引用:日本ガイシ公式HP)
金属事業
(引用:日本ガイシ公式HP)
エネルギー&インダストリー事業
エナジーストレージとガイシ、産業プロセス事業からなります。
「世界の電力供給と産業の進化を支える」ために、電力の安定供給を支えるとともに、エネルギーの新たな可能性を拡大し、化学や医薬など幅広い産業分野に変革をもたらします。
エナジーストレージ事業
(引用:日本ガイシ公式HP)
ガイシ事業
(引用:日本ガイシ公式HP)
産業プロセス事業
(引用:日本ガイシ公式HP)
時価総額
日本ガイシの時価総額は6,487.15億円です。(2024年7月29日現在)
社員の状況
従業員数:連結 19,540名(臨時2,791名)
単体 4,775名(臨時737名)
平均勤続年数:15.0年
平均年齢:40.2歳
平均年収:855万円
業績
2024年4月26日に出された2024年3月期の決算短信は以下になります。
連結売上高は3.5%増、経常利益は4.3%減で630億4,200万円となっています。
売上高営業利益率は、前年の11.94%から11.47%と横ばいでした。
(引用:日本ガイシ公式HP)
2025年3月期の業績予想で増収増益となっています。
次に、2024年7月29日に発表された2025年3月期の1Q決算の結果です。
連結売上高は7.9%増で、経常利益は4.4%増の168億2,500万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の13.13%から11.58%と悪化しました。
第1四半期時点の経常利益の進捗率は23.70%でした。
計画通りのペースで業績は進捗しています。
適時開示情報
2024年7月29日 2025年3月期 第1四半期決算短信
2024年7月29日 自己株式取得に係る事項の決定及び自己株式の消却に関するお知らせ 1.7%
2024年4月26日 2024年3月期決算短信
▼クリックで詳細表示
2024年1月31日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2023年10月27日 2024年3月期 第2四半期決算短信
2023年10月27日 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ 2.8%
2023年7月31日 2024年3月期 第1四半期決算短信
2023年4月28日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
直近は3%前後の配当を出しています。
2014年3月 1.02% 26.6%
2015年3月 1.09% 22.0%
2016年3月 1.83% 23.3%
2017年3月 1.59% 35.5%
2018年3月 2.40% 30.9%
2019年3月 3.11% 45.3%
2020年3月 3.53% 59.0%
2021年3月 1.48% 24.7%
2022年3月 3.59% 27.8%
2023年3月 3.77% 37.2%
2024年3月 2.45% 37.4%
2024年7月 2.89%
(引用:日本ガイシ公式HP)
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
日本ガイシは、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)・2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)・2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2015年に3,300円超まで上昇しましたが、その後は下降傾向か横ばいで推移しています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、4月までは上昇していましたが、それ以降は横ばいです。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 14.75倍 (予 11.29倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 0.86倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割安といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 133.64 (予 177.90)
BPS(1株当たりの純資産) 2,334.21
(引用:日本ガイシ公式HP)
ROA(純資産利益率) 3.60% (予 4.70%)
(引用:日本ガイシ公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。
自己資本比率 67.6%
(引用:日本ガイシ公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。
信用倍率 4.57倍(2204年7月19日現在)
比較される銘柄
まとめ
ここ2年間連続で利益が減少していることが気になります。
売上は伸びているので、収益性が今後の課題でしょう。
2025年3月期は増収増益予想であるものの、株価は低迷しており、長期的に買いにくい状況です。
配当はあるものの、配当狙いだけで投資するほど高配当ではありません。
値動きが少ない銘柄なので、短期的に利益を出すのも難しいです。
短期的にも長期的にも買いにくいです。
株価のレンジ下限であろうところで拾って、キャピタルゲインを狙うのも良いですが、基本的にはおすすめはしません。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:◎
成長・将来性:〇
収益性:◎
規模:〇
割安度:〇
値動き:〇
高配当投資:〇
長期投資(値上がり益):✖
短期投資:△
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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