社畜から経済的自立(FIRE)を目指す

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【株式銘柄徹底分析】モルフォ morpho(3653)~画像・動画処理 手ブレ補正 ディープラーニング レタッチ ロイヤルティ~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私は、サイドFIREを目指しています。

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。

お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。

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今回は、手ぶれ補正などスマホ用画像・動画処理ソフトのロイヤルティが柱で、車載・OCR分野に注力するモルフォについて調査をしました。

 

www.morphoinc.com

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2024年6月14日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:モルフォ公式HP)

 

モルフォは、手ぶれ補正などスマホ用画像・動画処理ソフトのロイヤルティが柱で、車載・OCR分野に注力する会社です。

東京証券取引所グロース市場の上場企業

 

研究で培った専門知識や経験を実世界に役立てたいという思いのもと、画像処理技術を専門に研究を行ってきた東京大学出身の技術者が中心となって当社を設立しました。

 

コンピューターサイエンスは実学であるという信念に基づき、最先端の研究をただ理論で終わらせるのではなく、それを社会のニーズに適応させ、世の中にいかしていくことが私たちの使命であると考えています。

 

スマートフォンをはじめとして、車載カメラ、セキュリティ、映像制作、医療などのエッジデバイスを中心に様々なプラットフォームにおいて画像を認知、処理、そして表現するニーズが高まっています。

そういった一連のプロセスを通して、効率的且つ高品質な次世代のデジタル画像処理フレームワークを提供し、デファクト・スタンダードとすることを目指しています。

 

経営理念は「新たなイメージング・テクノロジーを創造する集団として

革新的な技術を最適な「かたち」で実用化させ、

技術の発展と豊かな文化の実現に貢献します。」、

Visionは「Rise above what we see, to realize what we feel(人間の目を拡張し、感動に満ちた正解を実現しよう)」です。

 

(引用:モルフォ公式HP)

 

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関連セクター

tomokutchi.hatenablog.com

 

沿革

▼クリックで詳細表示

2004年5月 - 東京都港区南青山に株式会社モルフォを設立

2004年9月 - 本社を東京都文京区本郷(東京大学産学連携プラザ)に移転

     第三者割当増資を実施、株式会社東京大学エッジキャピタルが運営するファンドから出資を受ける

2004年10月 - 「PhotoSolid®」(画像処理による静止画6軸手ブレ補正技術)、「MovieSolid®」(動画4軸手ブレ補正技術)を発表

2006年4月 - 第三者割当増資を実施

2006年6月 - NTTドコモ端末へ「PhotoSolid®」の搭載開始

2006年11月 - NTTドコモ端末へ「MovieSolid®」の搭載開始

2007年10月 - 第三者割当増資を実施

      株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモと業務資本提携

2007年12月 - 第三者割当増資を実施

      NOKIA Growth Partnersから出資を受ける

2009年9月 - 当社ソフトウェア製品の累計ライセンス数が1億ライセンスを突破

2010年7月 - 当社ソフトウェア製品の累計ライセンス数が2億ライセンスを突破

2011年5月 - 当社ソフトウェア製品の累計ライセンス数が3億ライセンスを突破

2011年7月 - 東京証券取引所マザーズ市場に株式上場

     株式上場時に公募増資を実施

2011年8月 - 株式上場時の売出しに関連して第三者割当増資を実施

2012年2月 - Morpho US, Inc.設立

2013年9月 - 当社ソフトウェア製品の累計ライセンス数が5億ライセンスを突破

2013年10月 - Morpho Korea, Inc.設立

2014年4月 - 本社を東京都千代田区西神田(千代田ファーストビル)に移転

2014年12月 - ディープラーニングによる画像認識技術の開発に成功「Morpho Scene Classifier™」等の提供開始

2015年3月 - 当社ソフトウェア製品の累計ライセンス数が10億ライセンスを突破

2015年12月 - 株式会社デンソーと資本業務提携

2016年1月 - 株式会社デンソーとの資本業務提携に関連して第三者割当増資を実施

2016年3月 - 当社ソフトウェア製品の累計ライセンス数が15億ライセンスを突破

2016年4月 - 画像認識に特化したディープラーニング製品「Morpho Deep Learning System™」を発表

2017年4月  - 株式会社エスアールエルと業務提携

2017年6月 - 当社ソフトウェア製品の累計ライセンス数が20億ライセンスを突破

2017年11月 - 株式会社みらかホールディングス(現 H.U.グループホールディングス)と資本提携、第三者割当増資を実施

2017年12月 - 世界最速級のディープラーニング推論エンジン「SoftNeuro®」を発表

2018年8月 - Morpho China, Inc.設立

2018年9月 - 当社ソフトウェア製品の累計ライセンス数が25億ライセンスを突破

2018年10月 - フィンランドのAI開発企業Top Data Science Ltd.を子会社化

2018年11月 - フラッシュ低減技術「Morpho Deflash™」をNHKが採用

2019年6月 - クアルコムとモバイルカメラ機能強化で提携

2019年8月 - 当社ソフトウェア製品の累計ライセンス数が30億ライセンスを突破

2019年11月 - PUX株式会社を持分法適用関連会社化

2019年12月 - 株式会社モルフォAIソリューションズ設立

2020年6月 - Morpho Taiwan, Inc.設立

2021年9月 - 株式会社ミックウェアと資本業務提携

2022年4月 - 本社を東京都千代田区神田錦町に移転

     株式会社デンソーと共同研究開発した高度運転支援システム向け画像認識技術が「Global Safety Package3」に採用

2022年4月 - 株式会社モルフォAIソリューションズが、世界初・近代書籍対応の市販AI-OCRソフト「FROG AI-OCR」を発売

 

事業内容

モルフォは、以下の4つのサービスからなります。

 

【連結事業】 ロイヤリティ収入 48%、受託開発収入 41%、他収入 11%

【海外】53%

 

ディープラーニング推論エンジン

世界最速級のディープラーニング推論エンジン「SoftNeuro®」は、主要なディープラーニングフレームワークの学習結果を活用し、エッジデバイスを中心に様々な環境下で高速な処理を実現します。

 

(引用:モルフォ公式HP)

 

動画向け手ブレ補正技術

動画向け手ブレ補正技術「MovieSolid」は、モルフォの創業年からある主力製品であり、現在はスマートフォン領域を中心に提供しています。

 

(引用:モルフォ公式HP)

 

静止画向け手ブレ補正技術

静止画向け手ブレ補正技術「PhotoSolid」は、モルフォの創業年からある主力製品であり、現在はスマートフォン領域を中心に提供しています。

 

(引用:モルフォ公式HP)

自動画像領域分割&レタッチ技術

「Morpho Semantic Filtering」は、AI技術を活用した画像領域分割およびレタッチ技術です。

2020年にはエッジAIの国際業界団体主催のVision Product of the Year Award 2020で「ベストAIソフトウェア/アルゴリズム賞」を受賞しました。

 

(引用:モルフォ公式HP)

 

時価総額

モルフォの時価総額87.00億です。(2024年6月14日現在)

 

社員の状況

従業員数:連結 151名(臨時18名)

     単体 89名(臨時14名)

平均勤続年数:5.40年

平均年齢:37.40歳

平均年収:631万円

 

 

業績

2023年12月15日に発表された2023年10月期の決算短信は以下です。

連結売上高は19.3%増で、経常利益は赤字幅縮小の-1億9,200万円となっています。

 

 

(引用:モルフォ公式HP)

 

2024年10月期の連結業績予想は増収の黒字転換になります。

 

 

次に、2024年6月14日に発表された2024年10月期の2Q決算の結果です。

連結売上高は54.9%増、経常利益は黒字転換の1億4,300万円となっています。

売上高営業利益率は6.55%でした。

第2四半期時点の経常利益の進捗率は71.50%でした。

 


計画以上のペースで業績は進捗しています。

 

kabutan.jp

 

適時開示情報

2024年6月14日 2024年10月期 第2四半期決算短信

2024年3月15日 2024年10月期 第1四半期決算短信

2023年12月15日 2023年10月期決算短信

 

株主還元について

過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。

近年は配当を出していません。

 

2014年10月 0.00%  0.0%

2015年10月 0.00%  0.0%

2016年10月 0.00%  0.0%

2017年10月 0.00%  0.0%

2018年10月 0.00%  0.0%

2019年10月 0.00%  0.0%

2020年10月 0.00%  -%(赤字)

2021年10月 0.00%  -%(赤字)

2022年10月 0.00%  -%(赤字)

2023年10月 0.00%  -%(赤字)

2024年6月 0.00%

 

株主優待はありません

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

モルフォは、4月と10月が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2024/4/25(木)、2024/10/29(火)です。

権利落ち日は、2024/4/26(金)、2024/10/30(水)です。

 

株価推移

10年チャートで見ると、2016年に10,000円を超えるまでいきましたが、その後下落を続けています。

直近はじわじわ上昇しています。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、3月までは上昇傾向が続いていましたが、それ以降は下落傾向です。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

 

株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  -倍(赤字) (予 59.80倍)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  2.51倍

 

PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。

 

EPS(1株当たりの純利益) - (予 27.09)

BPS(1株当たりの純資産) 645.19

 

(引用:モルフォ公式HP)

 

ROE自己資本利益率) -% (予 4.20%)

ROA(純資産利益率) -% (予 3.55%)

 

(引用:モルフォ公式HP)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。

 

自己資本比率 84.5%

 

(引用:モルフォ公式HP)

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。

 

比較される銘柄

アイ・エス・ビー(9702)

オプティム(3694)

tomokutchi.hatenablog.com

 

まとめ

売上はこの2年間伸びていますが、赤字が続いています。

2024年10月期は黒字転換の予想で、2Q時点で黒字転換しています。

 

一方、株価は黒字転換への期待から9月から上昇傾向です。

期待が大きいだけに、業績が悪いと一気に売られそうです。

 

配当はないため、キャピタルゲイン一択です。

売上は伸びていますが、黒字転換できるのか疑問なので、長期投資は避けた方が良さそうです。

 

小型の銘柄で、最近は値動きが大きいので、下落したときに短期投資をするのもありです。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:✖

安全性:◎

成長・将来性:〇

収益性:✖

規模:✖

割安度:✖

値動き:〇

 

高配当投資:✖

長期投資(値上がり益):✖

短期投資:〇

 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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