こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私は、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。
お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。
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今回は、大手電気機器メーカーで工作機械用NC(数値制御)装置・産業用ロボットで世界首位のファナックについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年10月25日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:ファナック公式HP)
ファナックは、大手電気機器メーカーで工作機械用NC(数値制御)装置・産業用ロボットで世界首位の会社です。
安川電機・ABBグループ・クーカとともに世界4大産業用ロボットメーカーを構成します。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
日経平均株価およびTOPIX Core30、JPX日経400、JPXプライム150の構成銘柄の1つ
(引用:ファナック公式HP)
経営の基本方針のビジョンは「工場の自動化分野において、不断の技術革新によって、無くてはならない価値を世界中に提供し続け、すべてのステークホルダから信頼される企業であり続けます。」、
基本理念は「『厳密(企業の永続性、健全性は厳密から生まれる)』と『透明(組織の腐敗、企業の衰退は不透明から始まる)』」です。
1955年にNCの開発をスタートさせて以来、ファナックは一貫して工場の自動化を追求してきました。
ファナックは、基本技術であるNCとサーボ、レーザからなるFA事業と、その基本技術を応用したロボット事業およびロボマシン事業を展開しています。
そして、IoT/AI技術をFA・ロボット・ロボマシンの全ての分野に積極的に適用していくことで、お客様がファナック商品をより効率的にご利用いただけるよう取り組んでいます。
また、ファナックはお客様がファナックの商品をご使用になる限り、保守サービスを提供しています。
ファナックはこれらの事業活動を通じて、お客様における製造の自動化と効率化を推進することで、国内外の製造業の発展に貢献しています。
(引用:ファナック公式HP)
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関連セクター
沿革
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1956年 - 日本で民間初のNCとサーボの開発に成功
1958年 - FANUC NCの商用1号機を(株)牧野フライス製作所に納入
1972年 - 富士通株式会社よりNC部門が分離し設立、社名は「富士通ファナック株式会社」
1976年 - 東京証券取引所市場第二部に上場
1977年 - 米国に現地法人FANUC AMERICA CORPORATIONを設立
1981年 - ファナックパートロ二クス株式会社を子会社化
1982年 - 米国ゼネラルモーターズ社との共同出資によりGMFanuc ROBOTICS CORPORATIONを設立
「富士通ファナック株式会社」を「ファナック株式会社」に社名変更
1983年 - 600グループと共同出資により英国に600 FANUC ROBOTICS LIMITEDを開設
東京証券取引所市場第一部に指定替え
1986年 - ゼネラルエレクトリック社とファクトリーオートメーション分野における合弁会社設立の基本合意書に調印
米国ゼネラルエレクトリック社との共同出資により、GE Fanuc Automation Corporationを設立、同社の子会社であるGE Fanuc Automation America, Inc. およびGE Fanuc Automation Europe S.A.を設立
1992年 - 合弁会社FANUC INDIA PRIVATE LIMITEDを設立
GMFanuc ROBOTICS CORPORATIONを当社全額出資の子会社とし、社名をFANUC Robotics corporationに改称
2003年 - FANUC VIETNAM LIMITEDを設立
ロシアに合弁会社ファナック三井オートメーションCIS LLCを設立
2004年 - ヨーロッパのサービスおよびセールス(ロボマシン)の体制を再編し、サービスを統括するFANUC EUROPE GmbHおよびROBOMACHINE EUPOPE GmbHを設立
GE Fanuc Automation Europe S.A.を再編し、CNCシステムに関する事業会社としてFanuc GE CNC Europe S.A.を設立
FANUC CZECH s.r.o設立
2005年 - 合弁会社FANUC ROBOSHOT EUROPE GmbHを設立
2006年 - FANUC HUNGARY SERVICEおよびFANUC ROBOMACHINE FRANCE設立
FANUC EUROPE SERVICE GmbHがFANUC EUROPE GmbHgへ改称
2007年 - FANUC SOUTH AMERICA SERVICE LTD設立
GE fanuc Automation America, Inc.の社名をGE fanuc Intelligent Platforms, Inc.に変更
FANUC POLAND SERVICE LTD設立
FANUC NORDIC SERVICE AB設立
ファナック三井オートメーションCIS LLCを当社全額出資の子会社とし、社名を"FANUC AUTOMATION" LLCに改称
2008年 - FANUC SWITZERLAND SERVICE GmbH設立
FANUC ROBOSHOT EUROPE GmbHを子会社化
2009年 - ゼネラルエレクトリック社との合弁を解消、これに伴い、アメリカとヨーロッパにおけるCNCのセールスとサービスを行う会社を再編し、FANUC FA AMERICA CORPORATIONとFANUC FA Europe S.A.が発足
2010年 - FANUC FA Europe S.A.がFANUC EUROPE GmbHを吸収合併
FANUC ROBOMACHINE EUROPE GmbHがFANUC ROBOSHOT EUROPE GmbHを吸収合併
2012年 - FANUC Robotics Europe S.A.、FA Europe S.A.およびFANUC ROBOMACHINE EUROPE GmbH 3社を統合し、FANUC Europe Corporationを発足
2013年 - FANUC Robotics America CorporationおよびFANUC FA AMERICA CORPORATION 2社を統合し、FANUC America Corporationを発足
2018年 - 新会社であるSHANGHAI-FANUC Robomachine CO., LTD.がSHANGHAI-FANUC Robotics Co., LTD.からロボマシン部門を引き継ぎ、新たな連結子会社として事業開始
事業内容
ファナックは、以下の3つの事業セグメントからなります。
【連結事業】FA 29%、ロボット 42%、ロボマシン 16%、サービス 13%
【海外】85%
FA事業
FA商品には、CNC、サーボモータ、サーボアンプ、レーザがあります。
(引用:ファナック公式HP)
ロボット事業
FANUC Robot iシリーズは、各種知能化機能を搭載した高性能ロボットコントローラR-30iBにより制御される高信頼性インテリジェントロボットです。
(引用:ファナック公式HP)
ロボマシン事業
ロボマシンには、ロボドリル、ロボショット、ロボカットがあります。
(引用:ファナック公式HP)
時価総額
ファナックの時価総額は3.8692兆円です。(2024年10月25日現在)
社員の状況
従業員数:連結 9,970名(臨時2,009名)
単体 4,689名(臨時1,368名)
平均勤続年数:14.1年
平均年齢:40.0歳
平均年収:1238万円
業績
2024年4月24日に発表された2024年3月期の決算短信は以下です。
連結売上高は前期比6.7%減、経常利益は21.4%減の1,817億5,500万円となっています。
売上高営業利益率は前年の22.46%から17.85%と悪化しました。
2025年3月期の連結業績予想は減収減益になります。
2024年7月29日には、通期業績予想の修正(上方修正)が発表されています。
次に、2024年10月25日に発表された2025年3月期の2Q決算の結果です。
連結売上高は2.7%減で、経常利益は10.0%増の947億8,000万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の16.69%から19.48%と改善しました。
第2四半期時点の経常利益の進捗率は51.26%でした。
同時に、通期業績予想の修正(上方修正)が発表されています。
上方修正が出るほど、業績は好調に推移しています。
適時開示情報
2024年10月25日 2025年3月期 第2四半期決算短信
2024年10月25日 剰余金の配当に関するお知らせ
2024年8月27日 ロボカット製品(ワイヤ放電加工機)の出荷再開について
2024年7月29日 2025年3月期 第1四半期決算短信
2024年4月24日 2024年3月期決算短信
2024年4月24日 剰余金の配当(期末配当)に関するお知らせ
2024年4月24日 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ 1.32%
2024年4月24日 自己株式の消却に関するお知らせ 0.76%
2024年4月24日 当社欧州向けロボカット製品におけるEMC指令に基づく整合規格府準拠の試験実施の疑義及び特別調査委員会の設置に関するお知らせ
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2024年1月26日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2023年10月31日 2024年3月期 第2四半期決算短信
2023年10月31日 自己株式取得に係る事項の決定に関するお知らせ 0.66%
2023年10月31日 剰余金の配当(中間配当)に関するお知らせ
2023年7月28日 2024年3月期 第1四半期決算短信
2023年4月26日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去10年の配当利回りと配当性向は以下です。
近年2.0%前後の配当を出しています。
配当方針で配当性向は60%としていますので、非常に高い配当性向といえます。
2014年3月 0.93% 30.0%
2015年3月 2.43% 60.0%
2016年3月 2.80% 60.0%
2017年3月 1.73% 60.0%
2018年3月 2.09% 60.0%
2019年3月 5.31% 126.1%
2020年3月 2.05% 78.6%
2021年3月 1.12% 60.0%
2022年3月 2.24% 60.0%
2023年3月 2.25% 60.0%
2024年3月 2.01% 60.0%
2024年10月 -%
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
ファナックは、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)と2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)と2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、3,000円から6,000円の間で、4,500円を中心に推移しています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、波はありますが、下落傾向が続いています。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 27.38倍 (予 29.10倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 2.11倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 140.81 (予 132.50)
BPS(1株当たりの純資産) 1,831.29
ROA(純資産利益率) 6.91% (予 6.42%)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。
自己資本比率 88.6%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。
信用倍率 4.18倍(2024年10月18日現在)
比較される銘柄
まとめ
2023年3月期に最高売上を上げた高利益率の企業になります。
2024年3月期に引き続き、2025年3月期も、減収減益予想になっています。
一方、株価も伸び悩んでおり、直近では下落して3,000円中盤で推移しています。
過去10年間、株価は3,000円~6,000円のレンジで推移しているため、3,000円付近にくれば買いやすいといえます。
直近は業績を落としているものの、人手不足を背景に将来性は高いです。
配当性向は60%と高いものの、人気のある銘柄のため利回りは2%台なので、長期投資をするプラスアルファとして考えておくと良いです。
そのため、安くなれば積極的に長期投資で購入するのが最良です。
非常に大型の銘柄で、値動きは小さそうなので、短期投資向けではありません。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:◎
成長・将来性:〇
収益性:◎
規模:◎
割安度:✖
値動き:△
高配当投資:△
長期投資(値上がり益):〇
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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