こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。
お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
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今回は、九州大学発祥のベンチャー企業で、小型SAR衛星を開発・製造し宇宙から撮影した画像データを販売するQPS研究所について調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年4月12日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:QPS研究所公式HP)
大日本印刷は、印刷業界2強の一角で、印刷技術を応用した電子部材や包装材、デジタル販促や情報事業など多角化している会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
日経平均株価の構成銘柄の1つ
QPS研究所は世界トップレベルの高精細小型レーダー衛星「QPS-SAR」を開発。
夜間や天候不良時でも任意の対象を高分解能・高画質で観測できるSAR画像を提供しています。
現在は商用機2機を運用し、2027年度までには24機体制、そして最終的には36機による衛星コンステレーションを構築し、世界中のほぼどこでも特定地域を平均10分間隔で観測できる「準リアルタイムデータ提供サービス」を目指しています。
日本の宇宙開発の創成紀を駆け抜けた先駆者の一人である八坂哲雄は、1990年代、ロケット射場や高い製造技術、宇宙工学の学びの場がある”九州”に、日本が世界に対して存在を示すことができる大きな可能性を感じていました。
この地に宇宙産業を呼び込む活動を始め、2005年、九州に育ち始めた産業クラスターを絶やさないために盟友たちとQPS研究所を立ち上げました。
それから8年後、経験による知見と地場とのつながり、そしてその強い志とともに、この会社は、創業者の教え子である現在の社長、大西俊輔に受け継がれました。
その後、現副社長が加わり、世界初の技術を搭載した人工衛星プロジェクトが始動します。
未知への挑戦は一代だけで成し得るものではありません。
これまでも人類は何世代にも渡って科学技術を発展させてきました。
だからこそ、宇宙開発において知と情熱の伝承は何よりも大切です。
60年以上宇宙開発に関わる創業者の想いを引き継ぎ、新たな挑戦を続ける経営陣の哲学、そして想いを表したこのスローガンこそが経営理念です。
九州の地から世界を驚かせる技術を発信し、それによって世界をより良く変えていく。
この経営理念のもと、Q-shu Pioneers of Space(九州の宇宙の先駆者)としてQPS研究所は未来を切り開きます。
経営理念は「世界を驚かそうぜ。そして世界をより良くしようぜ。」、
パーパス(存在意義)は「宇宙の可能性を広げ、人類の発展に貢献する」、
ミッションは「九州に宇宙産業を根付かせる」、
ビジョンは「九州から日本を宇宙イノベーションの創生地にする。衛星を通じて、人々を不安から解放し、日々の暮らしを支える。」です。
(引用:QPS研究所公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
1995年 - 九州大学における50cm級の小型衛星開発がスタート
1998年 - テザーダイナミクス研究衛星の開発
2003年 - オーロラ帯磁化プラズマ観測衛星
2005年 - QPS研究所設立
2009年 - QSAT-EOSプロジェクトが文科省超小型衛星開発事業に採択
2014年 - QSAT-EOS打ち上げ成功
2017年 - Series A投資ラウンドで九州最大規模となる総額23.5億円を調達
2019年7月 - ベンチャー企業で初めて「衛星リモートセンシング装置使用許可」を取得
2019年12月 - 小型SAR衛星初号機「イザナギ」をインドの宇宙センターから打ち上げ成功
2021年1月 - 小型SAR衛星2号機「イザナミ」をアメリカのスペースX社 ファルコン9で打ち上げ
2021年3月 - イザナミによる初画像取得の成功を発表
2021年5月 - 小型SAR衛星として日本で最高精細の分解能70cmの画像取得に成功
2021年6月 - 福岡市実証実験フルサポート事業「宇宙」採択プロジェクト決定
2021年12月 - シリーズBファーストクローズとして総額38.5億円の資金調達を実施
スカパーJSAT株式会社、日本工営株式会社と戦略的業務提携を発表
2022年2月 - シリーズBセカンドクローズで追加約10.5億円の資金調達を実施
2022年3月 - 内閣府主催「宇宙開発利用大賞」にて最高位の「内閣総理大臣賞」を受賞
2022年10月 - イプシロンロケット6号機で小型SAR衛星3、4号機を打ち上げるが、ロケット失敗で軌道投入ならず
2023年3月 - 10億円の追加資金調達を実施。累積調達額は約92億円へ。
2023年6月 - 小型SAR衛星6号機「アマテル-Ⅲ」をスペースX社ファルコン9で打ち上げ
2023年7月 - アマテル-Ⅲの初画像取得を発表
アマテル-Ⅲによる日本の民間SAR衛星として最高分解能46cmの画像取得に成功
事業内容
QPS研究所は、以下の3つの事業領域からなります。
【連結事業】地球観測衛星データ 100%
ビジネスモデル
ビジネスモデルの全体像は、衛星を作る、衛星を打ち上げる、地球を観測する、画像を売るという4ステップに分けられます。
売上構造
弊社は高分解能のSpotlight画像をメインに販売することを想定しており、収益は大きく3つの要素から成り立っています。
弊社では、衛星機数の増加に連動して観測頻度が向上するため、衛星1機あたりの販売枚数が増加していくと想定しています。
また、高い技術力やコストを要するSAR画像データの解析等を外部の代理店に委託することで、弊社は衛星の開発・運用にリソースを集中していく考えです。
衛星1機あたりにかかるコストは一定であるため、低コストの衛星を多数開発・打ち上げることで高い収益性に繋がることを期待しています。
(引用:QPS研究所公式HP)
時価総額
QPS研究所の時価総額は1,359.03億円です。(2024年4月12日現在)
社員の状況
従業員数:単体 47名(臨時5名)
平均勤続年数:2.30年
平均年齢:45.10歳
平均年収:652万円
業績
2023年12月6日に発表された2023年5月期の決算短信は以下です。
個別売上高は3億7,200万円で、経常利益は-3億2,300万円となっています。
2024年5月期の連結業績予想は増収で赤字幅拡大になります。
次に、2024年4月12日に発表された2024年5月期の3Q決算の結果です。
個別売上高は10億2,200万円、経常利益は500万円となっています。
同時に、通期業績予想の修正(上方修正)が発表されています。
上方修正が出るほど、業績は好調に推移しています。
適時開示情報
2024年4月25日 大型案件の採択に関するお知らせ
2024年4月12日 2024年5月期 第3四半期決算短信
2024年4月12日 業績予想の修正及び営業外費用の計上に関するお知らせ
2024年4月8日 小型SAR衛星QPS-SAR7号機打上げ完了に関するお知らせ
2024年4月5日 大型案件の落札に関するお知らせ
2024年1月15日 2024年5月期 第2四半期決算短信
2024年1月15日 2024年5月期 第2四半期累計期間の業績予想と実績値の差異に関するお知らせ
2023年12月6日 東京証券取引所グロース市場への上場に伴う当社決算情報等のお知らせ
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
まだ配当は出していません。
2024年4月 0.00%
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
QPS研究所は、5月と11月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/5/29(水)、2024/11/27(水)です。
権利落ち日は、2024/5/30(木)、2024/11/28(木)です。
株価推移
10年チャートで見ると、上場以降上昇が続いていましたが、直近下落しています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、上場以降上昇が続いていましたが、4月以降下落しています。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) -倍(赤字) (予 -倍)(赤字)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 22.77倍
赤字のため、株価指標の算出は不可能です。
EPS(1株当たりの純利益) - (予 -)
BPS(1株当たりの純資産) 138.33
ROA(純資産利益率) -% (予 -%)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率はやや悪いといえます。
自己資本比率 87.2%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。
比較される銘柄
まとめ
売上は、年々伸びており、成長企業といえます。
2024年5月期は、上方修正もあり黒字化予想となっています。
一方、株価は上場以来上昇し続けていましたが、直近下落しています。
売上は急激に伸びており、黒字化が見えているので、長期投資するのが最良です。
小型の銘柄で、そこそこ値動きがあるので、短期投資でキャピタルゲインを狙うのはありです。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:◎
成長・将来性:◎
収益性:✖
規模:△
割安度:✖
値動き:〇
高配当投資:✖
長期投資(値上がり益):◎
短期投資:〇
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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