こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
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銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
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今回は、東海地方を中心に飲食店を直営・FC展開する海帆について調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年4月4日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:海帆公式HP)
海帆は、東海地方を中心に飲食店(鶏皮串の「新時代」など居酒屋が中心)を直営・FC展開する会社です。
事業の第二の柱として、2022年から再生可能エネルギー事業も手掛けています。
東京証券取引所グロース市場の上場企業
企業理念は「常により良い商品と真心のサービスを通じ、お客様に美味しさと満足を提供する。」です。
「幸せな食文化の創造」という考えのもと、飲食を通して地域の活性化、新しい食文化の醸成を目的として社会に貢献し、人の幸せにつながる価値ある企業を目指しています。
(引用:海帆公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
2003年5月 - 愛知県名古屋市中村区名駅4丁目15番15号に飲食店の経営を主な事業目的として、有限会社海帆(資本金3,000千円)を設立
2003年6月 - 名古屋市守山区に第1号店として、「なつかし処昭和食堂 小幡店」を開店
2006年10月 - 有限会社海帆を、株式会社海帆へ商号変更
2009年9月 - 広告代理業務を内製化するために、有限会社アドハンを吸収合併
2010年8月 - 昭和食堂を運営していた、「中京ニックス株式会社」から9店舗を一括取得
2012年3月 - 株式会社魚帆を100%子会社化
2019年6月 - 「立喰い焼肉 治郎丸」を事業譲受により取得
2019年12月 - 「海鮮個室居酒屋 葵屋 浦和店」を事業譲受により取得
2020年1月 - 株式会社魚帆を清算
2021年5月 - 株式会社ファッズと「新時代」のフランチャイズ契約を締結
2021年7月 - 三重県鈴鹿市、三重県津市、岐阜県大垣市、岐阜県岐阜市の既存店を「新時代」にリニューアルオープン
2022年4月 - 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、グロース市場へ移行
2022年7月 - 株式会社SSSの株式を取得し子会社化
2022年10月 - 再生可能エネルギー事業参入のため、当社子会社化としてKR ENERGY JAPAN合同会社(2023年1月31日商号変更)を設立
2022年12月 - 当社子会社への第三者割当増資にとり、休眠会社であった株式会社エストを株式会社大三萬年堂LABへ商号変更
事業内容
海帆は、2つの事業を展開しています。
【連結事業】飲食 100%、再生可能エネルギー 0%
飲食事業
名物伝串と極上の新鮮鶏がとにかく安くて旨い店「新時代」「新時代44」
昭和ノスタルジーな雰囲気の「なつかし処 昭和食堂」
親しみやすく楽しくなるザ・居酒屋な雰囲気の「懐かし居酒屋 えびすや」
バリ島独特の雰囲気と温かみでリゾート気分を味わえる「BABY FACE PLANET'S」
高級立ち食い焼肉の「治郎丸」
和の落ち着きとスタイリッシュな雰囲気の「葵屋」
炭火焼干物食堂のファーストフード「炭火焼干物食堂 しんぱち食堂」
都心から郊外まで、それぞれの立地が持つ、ひとの特性、文化、客層と海帆が持つ個性ある店舗カテゴリーから適正する店舗業態をひき併せています。
その場所に、飲食の場を提供することで、飲食を通して、新たな人とのつながりや雇用の活性、食文化の創造など、さまざまな「HAPPY」をもたらすことを目指しています。
(引用:海帆公式HP)
世界的な課題である脱炭素・低炭素社会の実現や、飲食としての環境改善に寄与できる事業として、再生可能エネルギー事業へ進出し、サステナブルな社会の実現を果たしていきます。
太陽光発電設備の土地を有効活用することを目的として、設備の設置に要しない土地の一部にて、一定の広さが確保できる土地を選定し、農作物の栽培を行う予定。
そこで収穫した農作物を、運営する飲食店へ供給することにより、事業においてシナジーが生じるような取り組みを行っています。
(引用:海帆公式HP)
時価総額
海帆の時価総額は501.23億円です。(2024年4月4日現在)
社員の状況
従業員数:連結 62名(臨時118名)
単体 59名(臨時110名)
平均勤続年数:4.33年
平均年齢:41.3歳
平均年収:481万円
業績
2023年5月15日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。
連結売上高は20億8,700万円、経常利益は赤字の-6億3,300万円となっています。
(引用:海帆公式HP)
2024年3月期の連結業績予想は増収で赤字縮小になります。
次に、2024年2月13日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。
連結売上高は20.8%増、経常利益は赤字幅拡大の-4億4,600万円となっています。
同時に、連結業績予想の修正(下方修正)が発表されています。
下方修正が出るほど、業績は厳しい状況です。
適時開示情報
2024年4月22日 太陽光発電所の取得に向けた基本合意書締結のお知らせ
2024年4月15日 (開示事項の変更)「子会社による固定資産の取得に関するお知らせ」の一部変更について
2024年4月4日 株式会社BOBS及び株式会社ワイデンの株式取得に向けた基本合意書締結のお知らせ
2024年2月29日 ネパール共和国における水力発電事業の包括合意契約締結に関するお知らせ
2024年2月28日 連結子会社における電力受給契約締結に関するお知らせ
2024年2月13日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2024年2月13日 営業外収益及び営業外費用並びに特別利益及び特別損失の計上に関するお知らせ
2024年2月13日 通期連結業績予想の修正に関するお知らせ
2024年1月31日 子会社による固定資産の取得に関するお知らせ
2024年1月4日 LONG MOTIVE(M)SDN.BHD.とのコンサルティング契約締結並びに合同会社SOLAR99との業務委託契約締結に関するお知らせ
2023年12月25日 (開示事項の経過)資金貸付の返済方法変更に関するお知らせ 1.73億円
2023年12月25日 連結子会社における資金の借入に関するお知らせ 2.5億円
2023年11月30日 (開示事項の経過)連結子会社における業務委託契約締結のお知らせ 追加費用:42百万円
2023年11月10日 2024年3月期 第2四半期決算短信
2023年11月10日 営業外収益及び営業外費用並びに特別利益及び特別損失の計上に関するお知らせ 収益:21百万円 費用:20百万円 利益:14百万円 損失:51百万円
2023年8月10日 2024年3月期 第1四半期決算短信
2023年5月31日 連結子会社における業務委託契約締結のお知らせ 180百万円
2023年5月15日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
近年は配当を出していません。
2016年3月 0.00% 0.0%
2017年3月 0.30% 68.7%
2018年3月 0.58% -%(赤字)
2019年3月 0.28% -%(赤字)
2020年3月 0.00% -%(赤字)
2021年3月 0.00% -%(赤字)
2022年3月 0.00% -%(赤字)
2023年3月 0.00% -%(赤字)
2024年4月 0.00%
株主優待は、お食事優待券と全国共通おこめ券の贈呈です。
権利確定月は3月末です。
100株以上 自社店舗及び「新時代」全店で利用可能なお食事優待券2,000円分
200株以上 自社店舗及び「新時代」全店で利用可能なお食事優待券2,000円分+「全国共通おこめ券」 2kg相当
500株以上 自社店舗及び「新時代」全店で利用可能なお食事優待券2,000円分+「全国共通おこめ券」 4kg相当
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
海帆は、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)・2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)・2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、なかなか読みづらいチャートをしています。
2017~2019年はほとんど動かなかった株価が、それ以降大きく動いています。
2023年は大きく上昇しています。
事業再生のために飲食業界の経験を買われ招聘された前社長や、現社長の下参入した再生可能エネルギー事業への期待から、株価が動くようになったのだと思います。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、2月までは下落している期間もありますが、おおむね上昇傾向が続いていましたが、それ以降は下落傾向です。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) -倍(赤字) (予 -倍)(赤字)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 54.66倍
赤字のため株価指標算出は不可能です。
EPS(1株当たりの純利益) - (予 -)
BPS(1株当たりの純資産) 20.33
(引用:海帆公式HP)
ROA(純資産利益率) -% (予 -%)
(引用:海帆公式HP)
自己資本比率 27.2%
(引用:海帆公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は悪いといえます。
比較される銘柄
まとめ
コロナ禍前から業績は落としていましたが、コロナ禍で追い打ちを受けて売上が激減しています。
少しづつ業績を伸ばしているものの、コロナ前の業績にも及ばず、赤字のままという状況です。
飲食業は厳しい状況ですが、新たに開始している再生可能エネルギー事業への期待は高く、将来性もあると思います。
株価は業績の回復を見込んで上昇していますが、まだ予断を許さない状況です。
そのため、まだ長期投資するのはリスクが高いと考えます。
小型の銘柄で株価の動きは良いので、短期投資するのが良いです。
かなり値動きが激しいので、短期投資は細心の注意を払って行うべきです。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:✖
安全性:△
成長・将来性:△
収益性:✖
規模:✖
割安度:✖
値動き:〇
高配当投資:✖(優待)
長期投資(値上がり益):✖
短期投資:〇
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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