こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
今回は、総合化学首位で、化学・レイヨン・樹脂が合併した三菱ケミカルが中核の三菱ケミカルグループについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年2月17日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:三菱ケミカルグループ公式HP)
三菱ケミカルグループは、総合化学首位で、化学・レイヨン・樹脂が合併した三菱ケミカルが中核の会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
日経平均株価およびTOPIX Large70、JPX日経400の構成銘柄の1つ
私たちが未来に向けてめざすものは、KAITEKIの実現です。
よりよいイノベーションによって(Science)、すべてのステークホルダーへ価値を提供し(Value)、人々の健康な暮らしや社会と地球の持続可能性に貢献し(Life)、KAITEKIの実現をリードしていきます。
そのために、私たち三菱ケミカルグループは、2021年12月に発表した経営方針「Forging the future 未来を拓く」を着実に実行しています。
組織の簡素化によるグループ全体の効率的な一体運営、よりサステナブルな成長分野への集中などを通じて、事業環境に逆風が吹きはじめる中でも、スペシャリティケミカル企業への転換を着実に進めています。
また、安全管理、コンプライアンスの徹底、内部統制システムとリスク管理体制の確立など、以前から取り組んできたグループガバナンスの強化も継続しています。
私たちには多くのすぐれた製品・サービスがあります。
その中で、製品別の組織からマーケット志向型の組織への変革と、グローバルな販売体制を確立することで成長を実現していきます。
当社グループの持続的な成長は、ステークホルダーの皆様にさまざまな価値を提供し、人・社会・地球のよりよい未来に貢献できるものと考えています。
Purposeは「私たちは、革新的なソリューションで、人、社会、そして地球の心地よさが続いていくKAITEKIの実現をリードしていきます。」、
Sloganは「Science. Value. Life.」です。
(引用:三菱ケミカルグループ公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
2005年10月 - 三菱化学と三菱ウェルファーマ(現 田辺三菱製薬)が株式移転により、共同で、持株会社、三菱ケミカルホールディングスを設立
2006年10月 - 東京都港区芝四丁目へ本社を移転
2007年10月 - 三菱樹脂を完全子会社化
2008年4月 - 三菱化学の機能材料事業、三菱樹脂、三菱化学ポロエステルフィルム、三菱化学産資、三菱化学エムケーブイが統合し、統合新社、三菱樹脂誕生
2009年4月 - 地球快適化インスティチュートを設立
2010年11月 - Mitsubishi Chemical Holdings America, Inc.を設立
2012年7月 - 東京都千代田区丸の内1丁目へ本社を移転
2012年11月 - Mitsubishi Chemical Holdings Europe GmbHを設立
2013年3月 - クオリカプスを連結子会社化
2013年4月 - 事業会社の共通部門のスタッフ機能を担うシェアードスタッフカンパニーとして、三菱ケミカルホールディングスコーポレートスタッフを設置
2014年4月 - グループのヘルスケアソリューション関連事業を統合し、一体運営を担う生命科学インスティチュートを発足
グループのR&D共通基盤技術を集約・統合し、高度化を担うMCHC R&Dシナジーセンターを設立
2017年4月 - 三菱化学、三菱樹脂、三菱レイヨンが統合し、三菱ケミカル発足
2018年7月 - Diamond Edge Ventures, Inc.を設立
2020年3月 - 田辺三菱製薬を完全子会社化
2020年10月 - 大陽日酸から日本酸素ホールディングスに商号変更
2022年7月 - (株)三菱ケミカルホールディングスから三菱ケミカルグループ(株)に商号変更
事業内容
三菱ケミカルグループは、以下の7つの事業からなります。
今後の成長が期待される市場群から、MCGグループに技術や製品の強みがあり、かつサステナビリティに寄与する7つの注力市場を選定しました。
製品別の組織からマーケット志向の組織にシフトし、注力市場での事業の開拓や拡大を実現していきます。
【連結事業】機能商品 27%、ケミカルズ 31%、産業ガス 25%、ヘルスケア 12%、他 5%
【海外】50%
EV/モビリティ
(引用:三菱ケミカルグループ公式HP)
デジタル
(引用:三菱ケミカルグループ公式HP)
食品
(引用:三菱ケミカルグループ公式HP)
メディカル
(引用:三菱ケミカルグループ公式HP)
建設・インフラ
(引用:三菱ケミカルグループ公式HP)
(引用:三菱ケミカルグループ公式HP)
産業
(引用:三菱ケミカルグループ公式HP)
時価総額
三菱ケミカルグループの時価総額は1.2835兆円です。(2024年2月17日現在)
社員の状況
従業員数:連結 68,639名(臨時5,993名)
単体 430名
平均勤続年数:19.00年
平均年齢:46.50歳
平均年収:1045万円
業績
2023年5月12日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。
連結売上収益は16.5%増で、親会社の所有者に帰属する当期利益は45.8%増の960億6,600万円となっています。
売上高営業利益率は、前年の7.62%から3.94%と悪化しました。
(引用:三菱ケミカルグループ公式HP)
2024年3月期の連結業績予想は減収増益になります。
2023年11月1日には、通期連結業績予想の修正が発表されています。
売上収益は下方修正、各種利益は上方修正です。
次に、2024年2月6日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。
連結売上収益は4.7%減、親会社の所有者に帰属する四半期利益は509.6%増の1,038億6,400万円となっています。
売上高営業利益率は、前年同期の1.43%から6.55%と大幅に改善しました。
第3四半期時点の親会社の所有者に帰属する当期利益の進捗率は76.94%でした。
計画通りのペースで、業績は進捗しています。
適時開示情報
2024年2月6日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2023年11月1日 2024年3月期 第2四半期決算短信
2023年5月12日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
近年3.5%前後の配当を出しています。
2014年3月 2.80% 54.8%
2015年3月 1.86% 31.4%
2016年3月 2.55% 42.8%
2017年3月 2.32% 18.7%
2018年3月 3.10% 21.7%
2019年3月 5.13% 33.6%
2020年3月 4.98% 84.0%
2021年3月 2.89% 286.7%(赤字)
2022年3月 3.67% 24.1%
2023年3月 3.82% 44.4%
2024年2月 3.76%
(引用:三菱ケミカルグループ公式HP)
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
三菱ケミカルグループは、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、周期的に上下に振れているのが特徴です。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、900円を中心に値動きが上下に振れています。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 12.56倍 (予 8.98倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 0.71倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割安といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 67.81 (予 94.90)
BPS(1株当たりの純資産) 1,196.59
(引用:三菱ケミカルグループ公式HP)
ROA(純資産利益率) 1.67% (予 2.26%)
(引用:三菱ケミカルグループ公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。
自己資本比率 28.4%
(引用:三菱ケミカルグループ公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性はやや悪いといえます。
比較される銘柄
まとめ
売上には波がありますが、大きく見て拡大傾向にあります。
しかし、利益については伸びていません。
利益率を改善して、利益を伸ばすことが課題でしょう。
一方、株価も売上ほど上昇しておらず、停滞しています。
配当はそこそこありますが、業績が良い今も株価は上昇していないので、長期投資はしにくいと思います。
大型の銘柄ですが、そこそこ値動きがあるので、短期投資でキャピタルゲインを狙うのはありだと思います。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:◎
安全性:△
成長・将来性:〇
収益性:〇
規模:◎
割安度:◎
値動き:〇
高配当投資:〇
長期投資(値上がり益):△
短期投資:◎
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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