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【株式銘柄分析】住友金属鉱山(5713)~非鉄金属 電子材料 資源開発 精錬 高配当 日経平均株価 JPX日経400~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

 

今回は、非金属と電子材料の2本柱で、資源開発・精錬に重点投資をおこなう住友金属鉱山について調査をしました。

 

www.smm.co.jp

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2024年2月13日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:住友金属鉱山公式HP)

 

住友金属鉱山は、非鉄金属電子材料の2本柱で、資源開発・精錬に重点投資をおこなう会社です。

東京証券取引所プライム市場の上場企業

日経平均株価およびJPX日経400の構成銘柄の1つ

 

1590年から始まった銅精錬事業、1691年開坑の別子銅山に始まる資源事業という住友の源流事業を受け継ぐ住友金属鉱山グループは、刻一刻と変化する社会のニーズに応え、素材の提供を通じて産業や社会の発展に寄与してきました。

 

今日、当社グループは、資源・精錬・材料の「3事業連携」により非鉄金属の資源確保から高機能材料の提供までを行う、世界的に見てもユニークなビジネスモデルを有しています。

銅やニッケルといった非鉄金属は、インフラ、産業用機械、建設材料、自動車など、社会のさまざまな分野で利用されている、私たちの暮らしに欠かすことが出来ない素材です。

また、車の電動化、通信の高速・大容量化、デジタル社会の高度化などを支える電池材料や機能性材料は、今後ますますその重要度が高まっていくでしょう。

これからも社会の発展を支える素材・材料を提供していきます。

 

事業精神は「わが住友の営業は信用を重んじ、確実を旨とし、もってその鞏固隆盛をきすべし」「わが住友の営業は時勢の変遷理財の得失を計り、弛張興廃することあるべしといえども、いやしくも浮利に趨り軽進すべからず」、

経営理念は「住友の事業精神に基づき、地球および社会との共存を図り、健全な企業活動を通じて社会への貢献とステークホルダーへの責任を果たし、より信頼される企業をめざします」「人間尊重を基本とし、その尊厳と価値を認め、明るく活力ある企業をめざします」です。

 

(引用:住友金属鉱山公式HP)

 

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沿革

▼クリックで詳細表示

1590年 - 蘇我理右衛門、京都において銅精錬・銅細工を開業

    その後、銀・銅を吹き分ける”南蛮吹き”の技術を完成、また鉱山の開発も手がける

1691年 - 別子銅山の稼行開始

1905年 - 四阪島に銅精錬所を新設

1927年7月 - 住友合資、別子鉱業所の経営を分離して、住友別子鉱山(株)を設立

1937年6月 - 住友別子鉱山(株)と住友炭礦(株)を合併して、住友鉱業(株)を設立

1939年11月 - 電気ニッケル生産開始

1946年1月 - 社名を井華鉱業(株)に改称

1950年3月 - 井華鉱業(株)の金属部門をもって、別子鉱業(株)設立

1950年6月 - 東京証券取引所市場第一部上場

1952年6月 - 社名を住友金属鉱山(株)に改称、同時にゲタマークの使用を復活

1956年9月 - (株)日向精錬所を設立し、フェロニッケルの生産開始

1960年4月 - 東京電子金属(株)設立

      二酸化ゲルマニウムの製造を開始、電子材料事業へ進出

1963年4月 - シポレックス製造(株)を設立し、ALC(軽量気泡コンクリート)の製造開始

1964年7月 - 住鉱アイ・エス・ピー(株)を設立し、亜鉛・鉛の生産開始

      (昭和55年、当社に吸収合併され、播磨事業所となる)

1965年8月 - 市川市に中央研究所(現 市川研究センター)建設

1967年9月 - 電子金属事業部青梅工場(現 青梅事業所)完成

1970年6月 - 新居浜ニッケル新工場完成

1971年2月 - 東予精錬所完成

1973年3月 - 別子銅山閉山

1973年5月 - 鴻之舞鉱山閉山

1974年6月 - 国富事業所電子工場(現 住鉱国富電子(株))完成、ゲルマニウムの製造開始

1977年1月 - Sumitomo Metal Mining Singapore Pte.Ltd.設立

      シンガポールでリードフレーム生産を開始(平成29年、会社譲渡)

1977年2月 - 新居浜研究所設置

1981年8月 - 鹿児島の菱刈鉱区で有望な高品位金鉱脈発見(金属鉱業事業団(現 (独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構))

1985年7月 - 菱刈鉱山着脈、出鉱開始

1986年2月 - 米国フェルプス・ドッジ社(現 フリーポート・マクモラン社)モレンシー銅鉱山(アリゾナ州)へ投資(住友商事(株)と共同)

1988年7月 - P.T.インターナショナルニッケルインドネシア社(現 PTヴァーレインドネシア社、インドネシア)へ資本参加

1990年7月 - バランド社(現 フィゲスバル社、ニューカレドニア)へ資本参加

1992年1月 - 米国フェルプス・ドッジ社が所有するカンデライリア銅鉱床(チリ)の開発プロジェクトに資本参加

1995年9月 - 金隆銅業有限公司(中国)へ資本参加

1997年2月 - 海外資源事業統括会社として住友金属鉱山アメリカ社を設立

1999年9月 - (株)ジェー・シー・オー東海事業所において臨界事故発生

      建材事業部門を分離独立させ、住友金属鉱山シポレックス(株)設立

2001年 - 磯浦工場、車載用電池材料の生産を本格化

2002年7月 - 三井金属鉱業株式会社と亜鉛精錬事業について業務提携し、合弁会社エム・エスジンク(株)を設立

2003年2月 - 同和鉱業株式会社(現 DOWAホールディングス株式会社)と硫酸事業について業務提携し、合弁会社(株)アシッズを設立

2005年4月 - コーラル・ベイ・ニッケル・プロジェクト(フィリピン)の商業生産開始

2005年12月 - オホス・デル・サラド同資源プロジェクト(チリ)へ資本参加

2006年11月 - セロベルデ銅鉱山(ペルー)の硫化鉱床プロジェクト生産開始

2009年8月 - ニッケル・アジア・コーポレーション(フィリピン)へ資本参加

2009年9月 - タガニート・プロジェクト(フィリピン)の実施を決定

2010年7月 - 三井金属鉱業株式会社圧延加工部門と住友金属鉱山伸銅(株)が事業統合し、三井住友金属鉱山伸銅(株)設立

2011年5月 - カナダのクアドラFNXマイニング社(現 KGHMインターナショナル社)がチリに保有するシエラゴルダ銅鉱山開発プロジェクトに参加

2013年9月 - タガニートHPALニッケル社(フィリピン)の商業生産開始

2016年5月 - モレンシー銅鉱山(アメリカ)の権益を追加取得

2017年6月 - カナダのアイアムゴールド社がカナダに保有するコテ金開発プロジェクトに参加

2019年3月 - ケブラダブランカ銅鉱山(チリ)の権益を取得

 

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事業内容

住友金属鉱山は、以下の3つの事業からなります。

 

環境・社会に配慮した鉱山開発・運営を行う「資源事業」。

採掘した鉱物資源から高品質な金属素材を生み出す「精錬事業」。

そしてその素材に時代が求める新たな価値を付加する「材料事業」。

3つの事業が有機的な連携を図りながら、私たちは未来を形づくる素材を提供しています。

 

住友金属鉱山グループの持続的な成長を支え、容易に模倣できない競争優位性を生み出す基盤となっているのが、資源開発から精錬、機能性素材の生産までを一貫して行う「3事業連携」の世界でも類を見ない非常にユニークなビジネスモデルです。

 

このユニークな3事業連携のビジネスモデルから生み出される共創郵政は住友金属鉱山グループの大きな強みとなっています。

 

【連結事業】 資源 8%、精錬 71%、材料 21%、他 0%

【海外】49%

 

資源事業

300年以上受け継がれてきた鉱山開発・操業の経験を生かし、商業規模で操業を継続している国内で最大の金鉱山である菱刈鉱山の運営や、世界各地での鉱山の開発・運営に参画するとともに、資源確保に向けて新たな優良鉱山を求め、各国でのプロジェクトを推進しています。

 

(引用:住友金属鉱山公式HP)

 

精錬事業

創業から430年以上の年月をかけて磨き続けてきた精錬技術をもって、回収が難しい低品位鉱石からも高品質な金属素材を生み出し安定的に供給するとともに、持続可能な循環型社会の構築に向けて電池のリサイクルなどにより貢献しています。

 

(引用:住友金属鉱山公式HP)

 

材料事業

自動車の電動化により今後さらなる需要拡大が見込まれる二次電池向け正極材などの電池材料、主にエネルギー・環境と情報通信の分野に利用される機能性素材を開発・生産しています。

 

(引用:住友金属鉱山公式HP)

 

 

時価総額

住友金属鉱山時価総額1.1679兆です。(2024年2月13日現在)

 

社員の状況

従業員数:連結 7,330名(臨時647名)

     単体 2,728名(臨時273名)

平均勤続年数:18.00年

平均年齢:41.50歳

平均年収:834万円

 

 

業績

2023年5月10日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。

連結売上高は13.0%増で、親会社の所有者に帰属する当期利益は42.9%減の1,605億8,500万円となっています。

売上高営業利益率は前年の28.39%から16.16%と大幅に悪化しました。

 

 

(引用:住友金属鉱山公式HP)

 

2024年3月期の連結業績予想は減収減益になります。

 

 

2023年8月7日には、通期業績予想の修正(上方修正)が発表されています。

 

 

次に、2024年2月8日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。

連結売上高は0.9%増、親会社の所有者に帰属する四半期利益は61.8%増の583億2,600万円となっています。

売上高営業利益率は前年の20.32%から8.05%と大幅に悪化しました。

第3四半期時点の経常利益の進捗率は126.80%となりました。

 

 

同時に、通期業績予想の修正が発表されています。

売上高は上方修正、各種利益は下方修正です。

 

 

直近で各種利益の下方修正が出ており、収益性が悪化しています。

 

kabutan.jp

 

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適時開示情報

2024年2月8日 2024年3月期 第3四半期決算短信

2023年8月7日 業績予想の修正に関するお知らせ

2023年5月10日 2023年3月期決算短信

 

株主還元について

過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。

近年4.0%前後の配当を出しており、高配当といえます。

 

2014年3月 2.85%  25.5%

2015年3月 2.73%  29.1%

2016年3月 2.77%  105.0%(赤字)

2017年3月 0.69%  -%(赤字)

2018年3月 2.23%  30.6%

2019年3月 2.23%  30.0%

2020年3月 3.52%  35.4%

2021年3月 2.53%  35.1%

2022年3月 4.88%  29.4%

2023年3月 4.06%  35.1%

2024年2月 2.42%

 

(引用:住友金属鉱山公式HP)

 

株主優待はありません

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

住友金属鉱山は、3月と9月が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。

権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。

 

 

株価推移

10年チャートで見ると、2020年から2021年まで上昇していましたが、それ以降上昇傾向が続いています。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、ゆるやかな下落傾向が続いています。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

 

株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  6.86倍 (予 23.95倍)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  0.61倍

 

PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割高といえます。

 

EPS(1株当たりの純利益) 584.45 (予 167.42)

BPS(1株当たりの純資産) 6,536.06

 

ROE自己資本利益率) 9.84% (予 2.56%)

ROA(純資産利益率) 5.93% (予 1.52%)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率はやや悪いといえます。

 

自己資本比率 59.4%

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は非常に良いといえます。

 

 

比較される銘柄

三井金属鉱業(5706)

DOWAホールディングス(5714)

三菱マテリアル(5711)

 

まとめ

売上は、2022年に大きく伸びて、横ばい状態です。

利益は、収益性の悪化により縮小傾向です。

2024年3月期は減収減益予想です。

 

一方、株価は2022年から下落傾向が続いています。

収益性の悪化や、株価は下落している状態なので、長期投資はしにくい状態と思います。

 

大型の銘柄ですが、値動きはそこそこありそうなので、短期投資でキャピタルゲインを狙うのは良いと思います。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:△

安全性:◎

成長・将来性:〇

収益性:〇

規模:◎

割安度:✖

値動き:〇

 

高配当投資:◎

長期投資(値上がり益):△

短期投資:〇

 

株のプロによる推奨銘柄はコチラ! 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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