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【株式銘柄分析】王子ホールディングス 王子HD(5019)~製紙国内首位 産業資材 生活消費財 機能材 資源環境 印刷情報メディア 日経平均株価 JPX日経400~

こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。

 

私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。

 

サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。

投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。

 

様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。

 

日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。

お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。

 

 

銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。

 

私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。

それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。

 

決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。

また、更新時にはX(Twitter)で発信しますので、私のXをフォロー頂くとさらにタイムリーな情報が受け取れ、効果的ですので、フォローをよろしくお願いします。

 

 

今回は、製紙国内首位で、段ボール・パルプ・感熱紙のアジア・南米展開をおこなう王子ホールディングスについて調査をしました。

 

www.ojiholdings.co.jp

 

株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。

 

以下の情報は、2024年3月30日現在の情報になります。

 

 目次

 

会社概要

(引用:王子ホールディングス公式HP)

 

王子ホールディングスは、製紙国内首位で、段ボール・パルプ・感熱紙のアジア・南米展開をおこなう会社です。

東京証券取引所プライム市場の上場企業

日経平均株価およびJPX日経400の構成銘柄の1つ

 

王子グループは1873年明治6年)の創業から、多くの企業合併や事業領域の拡大と共に成長を続けてきました。

現在では「製紙」業のみならず、パッケージング事業やパルプ事業など素材加工一体型事業や再生エネルギーである水力発電バイオマス発電などの電力事業、さらにはバイオマスプラスチックやセルロールナノファーバーの開発などの未来を担うグリーンイノベーションに注力しています。

事業環境も王子グループ自身も大きく変化してゆく中で、経営理念「革新的価値の創造」「未来と世界への貢献」「環境・社会との共生」を軸に、中長期的な企業価値の向上を図っています。

 

これらの「経営理念」を踏まえ、王子グループの目指すべき姿の方針として、2022年度、新たに「存在意義」(パーパス)、2030年に向けた「長期ビジョン」、「2022年~2024年度中期経営計画」を策定しました。

「存在意義」は、「森林を健全に育て、その森林資源を活かした製品を創造し、社会に届けることで、希望あふれる地球の未来の実現に向け、時代を動かしていく」と定義しています。

再生可能な森林資源を活用した製品群は、化石資源由来の素材・製品を置き換えていくことができます。

また、森林にはCO2の吸収固定や生物多様性保全等、様々な公益的機能があります。

地球温暖化への対応や生物多様性保全といった環境への配慮という命題に対し、これらのきわめて大きな特異性、特長を存分に発揮し事業活動をすることこそが王子グループの「存在意義」であると考えています。

 

「長期ビジョン」では、『成長から進化へ』というグループ方針を軸として、3つの基本方針①「環境問題への取り組み -Sustainability-」、②「収益向上への取り組み -Profitability-」、③「製品開発への取り組み -Green Innovation-」を通じ、環境行動目標2030、および連結売上高2.5兆円以上の達成を目指します。

この長期ビジョン達成のため、「2022~2024年度中期経営計画」では、この3年間で取り組むべき目標を定めています。

 

(引用:王子ホールディングス公式HP)

 

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沿革

▼クリックで詳細表示

1949年8月 - 「苫小牧製紙株式会社」として発足

1952年6月 - 商号を「王子製紙工業株式会社」と変更

1953年3月 - 春日井工場を建設、上質紙、包装用紙の一貫生産を開始

1956年9月 - 材木育種研究所(現 バイオリソース開発センター)設置

1957年10月 - 中央研究所(現 イノベーション推進本部)設置

1960年12月 - 商号を「王子製紙株式会社」と変更

1962年6月 - 春日井工場においてクラフト紙及び塗工紙の生産を開始

1970年9月 - 北日本製紙株式会社と合併

1971年11月 - 春日井工場にティシュペーパー紙機新設

1973年3月 - Carter Oji Kokusaku Pan Pacific Project(現 Pan Pac Forest Products Ltd.)稼働(ニュージーランド

1975年4月 - 苫小牧工場に新聞古紙脱墨設備新設

1979年3月 - 日本パルプ工業株式会社と合併

1987年7月 - 春日井工場に紙おむつ加工設備新設

1989年4月 - 東洋パルプ株式会社と合併

1993年10月 - 神崎製紙株式会社と合併し、商号を「新王子製紙株式会社」と変更

1996年10月 - 本州製紙株式会社と合併し、商号を「王子製紙株式会社」と変更

2001年5月 - 王子ホールディングスの持分法適用関連会社である高崎三興株式会社、王子ホールディングスの連結子会社である中央板紙株式会社及び北陽製紙株式会社の3社との共同出資により、段ボール原紙の共同販売を行う共販会社「王子板紙株式会社(現 王子マテリア株式会社)」を設立

2001年10月 - 全国7地区の段ボール子会社7社を、王子ホールディングスのパッケージングカンパニーの段ボール部門を含めて1社に統合し、商号を「王子コンテナー株式会社」と変更

2002年10月 - 段ボール原紙共同販売会社である王子板紙株式会社(現 王子マテリア株式会社)に、王子ホールディングス段ボール原紙製造部門、王子ホールディングス連結子会社である高崎三興株式会社、中央板紙株式会社、北陽製紙株式会社及びオーアイアール株式会社を統合し、段ボール原紙の生産・販売体制を一元化

2003年4月 - 家庭用紙事業に関して、生産・販売体制の一元化を図るため、家庭用紙販売会社である株式会社ネピアに、王子ホールディングス家庭用紙製造部門及び王子ホールディングス連結子会社であるホクシー株式会社を統合し、商号を「王子ネピア株式会社」と変更

2004年10月 - 特殊紙及びフィルム事業に関して、特殊紙及び白板紙の生産販売会社である富士製紙株式会社に、王子ホールディングス特殊紙及びフィルム事業部門を統合し、商号を「王子特殊紙株式会社(現 王子エフテックス株式会社)」と変更

2005年12月 - 段ボール事業に関して、段ボール業界第3位(生産量)の森紙業グループ各社の株式を取得

2007年10月 - 中国江蘇省南通市において、現地合弁会社である江蘇王子製紙有限公司を設立

2010年4月 - 段ボール事業に関して、マレーシアの板紙・段ボールメーカーであるGS Paper & Packaging Sdn.Bhd.(現 GSPP Holdings Sdn.Bhd.)の持株会社であるPaperbox Holdings Ltd.の株式を取得

2011年8月 - アンボール事業に関して、マレーシアの段ボール製造販売大手Harta Packagingグループの持株会社であるHPI Resources Bhd.の株式を取得

2011年9月 - イメージングメディア事業に関して、Fibria Celulose S.A.より、ブラジルの感熱記録紙、ノーカーボン用紙の製造販売の拠点であるPiracicaba Industria de Papeis e Participagoes Ltda.の株式を取得し、商号を「Oji Papeis Especiais Ltda.」と変更

2012年6月 - パルプ事業に関して、独立行政法人国際協力機構より、世界トプクラスの市販パルプメーカーであるCelulose Nipo-Brasileira S.A.を100%子会社として有する日伯紙パルプ資源開発株式会社の株式を取得

2012年10月 - 持株会社制に移行し、商号を「王子ホールディングス株式会社」と変更

2014年12月 - パルプ、板紙及びパッケージング事業に関して、Carter Holt Harvey Ltd.からニュージーランド・オーストラリアを拠点とするCarter Holt Harvey Pulp & Paper Ltd.(現 Oji Fibre Solutions (NZ) Ltd.)及びその関係会社の株式を取得

 

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事業内容

王子ホールディングスは、以下の4つの事業領域からなります。

 

王子グループは、国内における洋紙生産のパイオニアとして、その技術と品質を確立してきましたが、現在では、事業分野は製紙の域を超えて広がり、多岐にわたっています。

それらを扱っている事業または製品群により、「産業資材」「生活消費財」「機能材」「資源環境ビジネス」「印刷情報メディア」の5つのカンパニーと、独立事業会社群を含むコーポレートマネジメントグループ、シェアードサービス会社群の7つに分類されます。

 

【連結事業】生活産業資材 42%、機能材 12%、資源環境ビジネス 22%、印刷情報メディア 13%、他 12%

【海外】38%

 

産業資材・生活消費財ビジネス

段ボール、紙器、紙袋といった各産業に不可欠な包装資材について、原紙製造から製品加工、さらにパッケージデザインまでの素材・加工一貫の生産・販売体制を整えており、お客様のニーズにタイムリーに対応しています。

 

(引用:王子ホールディングス公式HP)

 

機能材ビジネス

レシート等に使われる感熱紙やラベル等の粘着製品、様々な素材を使ったフィルム製品、特殊紙事業

 

(引用:王子ホールディングス公式HP)

 

資源環境ビジネス

製紙原料のパルプや電力、木材製品等、木材資源を活用した様々な事業

 

(引用:王子ホールディングス公式HP)

 

印刷情報メディアビジネス

新聞や雑誌・書籍の用紙、コピー用紙等、印刷文化に関わる「紙」を扱う事業

 

コーポレートマネジメントグループ シェアードサービス会社

グループの総合力を支える様々な事業

 

 

時価総額

王子ホールディングスの時価総額6,470.74億です。(2024年3月30日現在)

 

社員の状況

従業員数:連結 37,845名

     単体 352名

平均勤続年数:18.60年

平均年齢:45.20歳

平均年収:826万円

 

 

業績

2023年5月12日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。

連結売上高は16.1%増で、経常利益は29.7%減の950億800万円となっています。

売上高営業利益率は、前年の8.17%から4.97%と大幅に悪化しました。

 

 

(引用:王子ホールディングス公式HP)

 

2024年3月期の連結業績予想は増収増益になります。

 

 

2023年11月7日には、通期業績予想の修正(下方修正)が発表されています。

 

 

次に、2024年2月5日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。

連結売上高は0.3%減、経常利益は4.5%減の654億4,600万円となっています。

売上高営業利益率は、前年同期の4.59%から4.36%と横ばいでした。

第3四半期時点の経常利益の進捗率は72.72%でした。

 

 

2024年4月26日には、通期業績予想の修正(下方修正)が発表されています。

 

 

下方修正が出るほど、業績は厳しい状況です。

 

kabutan.jp

 

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適時開示情報

2024年5月14日 2024年3月期決算発表予定

2024年4月26日 2024年3月期連結業績予想の修正に関するお知らせ

2024年4月26日 政策保有株式の縮減に関するお知らせ

2024年2月5日 2024年3月期 第3四半期決算短信

2023年11月7日 2024年3月期 第2四半期決算短信

2023年5月12日 2023年3月期決算短信

 

株主還元について

過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。

近年2.5%前後の配当を出しています。

 

2014年3月 2.16%  29.2%

2015年3月 2.03%  57.0%

2016年3月 2.21%  77.8%

2017年3月 1.92%  24.6%

2018年3月 1.46%  27.3%

2019年3月 1.75%  22.8%

2020年3月 2.42%  23.8%

2021年3月 1.96%  27.9%

2022年3月 2.31%  15.9%

2023年3月 3.05%  28.1%

2024年4月 2.51%

 

(引用:王子ホールディングス公式HP)

 

株主優待は、以下の贈呈です。

権利確定月は、3月・9月末日です。

 

<9月末>

「植林活動応援イベント『Stop 地球温暖化 いっしょに育む”森の力”』」

5,000株以上 「王子の森」へのメッセージをお送りいただき、いただいたメッセージの数に相当する本数の苗木を自社グループが植林

また、国内数カ所で植樹会を開催し、参加を希望される株主様に苗木植樹の体験機会を抽選でご提供

 

<3月末> 半年以上継続保有

1,000株以上 王子ネピアの商品セットから選べる「王子ネピア商品カタログギフト券」

 

 

配当権利付き最終日・権利落ち

配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。

権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。

 

王子ホールディングスは、3月と9月が配当月になります。

 

権利付き最終日は、2024/3/27(水)、2024/9/26(木)です。

権利落ち日は、2024/3/28(木)、2024/9/27(金)です。

 

 

株価推移

10年チャートで見ると、2018年には850円を超えましたが、そこからは下落して600円前後で横ばいが続いています。

 

過去10年チャート

 

6か月チャートで見ると、12月までは下落していましたが、それ以降は上昇傾向が続いています。

 

過去6か月チャート

 

finance.yahoo.co.jp

 

 

株価指標

PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か)  11.20倍 (予 11.10倍)

PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か)  0.61倍

 

PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割安といえます。

 

EPS(1株当たりの純利益) 56.98 (予 57.50)

BPS(1株当たりの純資産) 1,050.38

 

(引用:王子ホールディングス公式HP)

 

ROE自己資本利益率) 7.20% (予 5.47%)

ROA(純資産利益率) 2.46% (予 2.34%)

 

(引用:王子ホールディングス公式HP)

 

ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率はやや悪いといえます。

 

自己資本比率 42.7%

 

(引用:王子ホールディングス公式HP)

 

自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。

 

 

比較される銘柄

日本製紙グループ(3863)

王子製紙(3880)

中越パルプ工業(3877)

 

まとめ

売上は波がありながらも、拡大傾向です。

しかし、利益率は低下しています。

2024年3月期は増収増益予想でしたが、下方修正により増収減益となっています。

 

一方、株価はそれほど上昇しておらず、横ばいが続いています。

配当はそこそこありますが、直近の業績は良くなく、長期的な株価は横ばいなので、長期投資はしづらいです。

 

大型の銘柄で、値動きは小さそうなので、短期投資向きではありません。

 

ということで、私の投資判断としては以下です。

あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。

 

直近業績:△

安全性:〇

成長・将来性:〇

収益性:△

規模:〇

割安度:〇

値動き:△

 

高配当投資:〇

長期投資(値上がり益):△

短期投資:✖

 

株のプロによる推奨銘柄はコチラ! 

 

今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

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