こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで様々な銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残して、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
今回は、高品質の金属チタンで世界首位、チタンとシリコンの素材加工において世界有数の大阪チタニウムテクノロジーズについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年2月6日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:大阪チタニウムテクノロジーズ公式HP)
大阪チタニウムテクノロジーズは、高品質の金属チタンで世界首位、チタンとシリコンの素材加工において世界有数のメーカーです。
前身は「大阪特殊製鉄所」として1937年に設立され、1952年に我が国で初めてスポンジチタンの工業生産に成功、商号を「大阪チタニウム製造株式会社」と改め、スポンジチタン製造のパイオニアとしてチタン需要の伸長に伴って成長してきました。
1960年にはポリシリコンの製造を開始し、更には、高純度チタンや粉末チタン、一酸化ケイ素などの高機能材料に業容を拡大、2007年以降は「株式会社大阪チタニウムテクノロジーズ」として発展してきました。
トップポリシーは「New Challenge Best Quality これまでも、これからも 新たな挑戦と最高の品質を求め続けていく」です。
(引用:大阪チタニウムテクノロジーズ公式HP)
チタンは軽量、高強度、耐食性に優れた金属材料であり、航空機部品や発電所・化学プラントの部材をはじめとして幅広く活用されています。
最近では建材や自動車部材にも用途が拡がりつつあり、今後一層の需要拡大が期待されています。
スポンジチタンはこのように多種多様なチタン部材の素材として使用されますが、とりわけ大阪チタニウムテクノロジーズが製造する高品位のスポンジチタンは航空機用エンジン部品にも使用されるなど、世界トップクラスの優れた品質と安定供給によってお客様の信頼に応えています。
また、主力事業であるスポンジチタンの製造やこれまでに培った技術を活用した高純度チタン、粉末チタンや一酸化ケイ素を製造販売する高機能材料事業を展開し、半導体デバイスや液晶パネル製造に使われる材料としてその高性能化に貢献しています。
更に、新たな革新技術として様々な分野で近年注目されている修正造形(3Dプリンタ)用途に適したチタン合金粉末の製造技術を確立し、実用化に至っていますが、2020年初めの稼働に向け専用工場の建設を進め、いち早く高品質の合金粉末を安定してお客様に提供する体制を整備し、急成長が期待される需要に応えていくことで、大阪チタニウムテクノロジーズの新たな事業の柱にすべく事業拡大に繋げていきます。
このように大阪チタニウムテクノロジーズで生み出される製品は、多岐にわたる分野で使用される素材として、様々な形で皆様の生活を支える製品や技術として社会の発展に大きく貢献しています。
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沿革
▼クリックで詳細表示
1937年 - 大阪特殊製鉄所として設立
1950年 - 株式会社大阪特殊製鉄所に改組
1951年 - 金属チタンの製造研究を開始
1952年 - 日本初のチタン試験工場を完成
住友金属工業株式会社が資本参加
商号を大阪チタニウム製造株式会社に変更
1953年 - 株式会社神戸製鋼所が資本参加
1954年 - 月産25トンのチタン工場完成
1957年 - ポリシリコンの研究開発開始
1960年 - ポリシリコン工場火入れ式
1961年 - 塩化マグネシウム電解工場完成
1967年 - チタン原料用サイロ14基完成
1977年 - 還元分離一体化炉(単重2トン)完成
流動塩化炉完成
1978年 - チタン一体化炉(単重5トン)創業開始
1980年 - 最初の新型電解槽が完成(マルチポーラーセル方式)
1981年 - チタン溶解工場完成
チタン新蒸留工場完成
1982年 - 新スポンジチタン工場完成、新チタン製品工場火入れ式挙行
1984年 - ポリシリコン工場の第一期完成
1992年 - 九州電子金属株式会社と合併
1993年 - 商号を住友シチックス株式会社に変更
1997年 - 商号を株式会社住友シチックス尼崎に変更
2002年 - 商号を住友チタニウム株式会社に変更
東京証券取引所市場第二部上場
2005年 - 東京証券取引所市場第一部指定替え
2007年 - 商号を株式会社大阪チタニウムテクノロジーズに変更
2019年 - ポリシリコン事業から撤退
大阪チタニウムテクノロジーズの事業は、チタンおよび高機能材料の製造・販売です。
【単独事業】チタン 91%、高機能材料 9%
【海外】64%
現代文明を支える素材メーカーとして、航空宇宙産業やエレクトロニクス産業を中心に、高純度・高品質の素材を供給しています。
(引用:大阪チタニウムテクノロジーズ公式HP)
近年、チタンの用途はますます拡がっています。
高性能化・軽量化等を進める航空機や自動車、低炭素エネルギーである液化天然ガスを生産するLNGプラント、水資源問題を解決するために世界各地で必要性が高まっている海水淡水化プラント、エレクトロニクス産業を支える半導体、日常生活のあらゆる場面に浸透しつつあるデジタル家電やレジャー・スポーツ用品など・・・。
大規模なインフラから身近な生活用品まで、チタンは、そのポテンシャルを最大限に開花させようとしています。
(引用:大阪チタニウムテクノロジーズ公式HP)
さらに新しい素材として、高機能材料の生産・開発にも注力しています。
より豊かに、より速く、より安全に。
そのような社会の実現に向けて、大阪チタニウムテクノロジーズはチタンが秘める素材の力を引き出すトップメーカーとして、その限りない可能性に挑み続けます。
(引用:大阪チタニウムテクノロジーズ公式HP)
時価総額
大阪チタニウムテクノロジーズの時価総額は1,014.21億円です。(2024年2月6日現在)
社員の状況
従業員数:単体 651名(臨時48名)
平均勤続年数:16.3年
平均年齢:43.7歳
平均年収:616万円
業績
2023年5月12日に発表された2023年3月期の決算短信は以下です。
個別売上高は前期比50.9%増、経常利益は黒字転換の47億2,300万円となっています。
売上高営業利益率は11.10%でした。
(引用:大阪チタニウムテクノロジーズ公式HP)
2024年3月期の連結業績予想は増収増益になります。
次に、2023年11月7日に発表された2024年3月期の2Q決算の結果です。
個別売上高は前年同期比37.5%増、経常利益は84.1%増の53億4,900万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の10.27%から14.59%と大幅に改善しました。
第2四半期時点の経常利益の進捗率は72.28%となっています。
2023年11月7日には、2024年3月期通期業績予想の修正(各種利益の上方修正)が発表されています。
次に、2024年2月6日に発表された2024年3月期の3Q決算の結果です。
個別売上高は前年同期比33.0%増、経常利益は147.2%増の66億9,700万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の8.56%から15.42%と大幅に改善しました。
第3四半期時点の経常利益の進捗率は80.69%となっています。
同時に、2024年3月期通期業績予想の修正(各種利益の上方修正)が発表されています。
上方修正が出るほど、業績は好調に推移しているようです。
適時開示情報
2024年2月6日 2024年3月期 第3四半期決算短信
2024年2月6日 2024年3月期通期業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ
2023年11月7日 2024年3月期 第2四半期決算短信
2023年11月7日 2024年3月期第2四半期業績予想値と実績値との差異及び通期業績予想の修正に関するお知らせ
2023年8月4日 2024年3月期 第1四半期決算短信
2023年5月12日 2023年3月期決算短信
株主還元について
過去10年の配当利回りと配当性向は以下です。
近年1.0%程度の配当を出しています。
2014年3月 0.28% -%(赤字)
2015年3月 0.79% 27.6%
2016年3月 0.33% -%(赤字)
2017年3月 0.29% 31.7%
2018年3月 0.73% 27.6%
2019年3月 0.30% -%(赤字)
2020年3月 0.53% 25.0%
2021年3月 0.00% -%(赤字)
2022年3月 0.00% -%(赤字)
2023年3月 1.10% 29.3%
2024年2月 1.45%
(引用:大阪チタニウムテクノロジーズ公式HP)
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
大阪チタニウムテクノロジーズは、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/3/27(水)と2024/9/26(木)です。
権利落ち日は、2024/3/28(木)と2024/9/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2021年までは冴えない値動きで2021年にこの10年の最安値をつけましたが、2022年から急騰してこの10年の最高値をつけました。
最近は最高値から下落後、もみ合いになっています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、10月までは3,000円を中心に上下に振れながら横ばいでしたが、それ以降は一段階下落して横ばいです。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 23.57倍 (予 16.68倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 3.04倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価はやや割高といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 119.24 (予 168.49)
BPS(1株当たりの純資産) 925.47
(引用:大阪チタニウムテクノロジーズ公式HP)
ROE(自己資本利益率) 14.40% (予 18.21%)
ROA(純資産利益率) 5.38% (予 6.84%)
(引用:大阪チタニウムテクノロジーズ公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は優良といえます。
自己資本比率 38.1%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。
比較される銘柄
まとめ
どん底の業績だった2021年3月期から、業績を回復しています。
ポリシリコン事業から撤退し、チタン事業に資源を集中させたことが功を奏しました。
2024年3月期も増収増益予想で、さらに上方修正が出るほど好調に業績は推移しています。
一方、株価は2022年から短期間で大きく上昇しましたが、直近は少し下落しており、調整段階に入ったと思います。
そのため、もし今後の業績が上向き続けるのであれば、調整か終了した頃に長期投資として入るのが最良と思います。
配当は小さいですがもらえますので、ありがたいですね。
調整段階で短期間に大きく下落するのであれば、リバウンド狙いで短期的に入るのもよいと思います。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:◎
安全性:〇
成長・将来性:〇
収益性:◎
規模:△
割安度:△
値動き:△
高配当投資:△
長期投資(値上がり益):◎
短期投資:○
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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