こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私は、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。
お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。
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今回は、セメント首位で、骨材・建材等多角化、石炭灰・汚泥・産廃等の再利用も収益源とする太平洋セメントについて調査をしました。
https://www.taiheiyo-cement.co.jp/
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年11月12日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:太平洋セメント公式HP)
太平洋セメントは、セメント首位で、骨材・建材等多角化、石炭灰・汚泥・産廃等の再利用も収益源とする会社です。
東京証券取引所プライム市場の上場企業
日経平均株価の構成銘柄の1つ
太平洋セメントグループは、国内セメント事業、資源事業、環境事業、海外事業を中核に「環太平洋におけるリーディング・カンパニー」を目指し、グローバルに事業を展開しています。
また、大量の廃棄物や副産物の処理・再資源化が可能なセメント工場の特性と、長年培ってきたリサイクル技術を生かし地球環境保全と循環型社会の実現に貢献してまいります。
経営理念は「太平洋セメントグループは、持続可能な地球の未来を拓く先導役をめざし、経済の発展のみならず、環境への配慮、社会への貢献とも調和した事業活動を行います。」です。
(引用:太平洋セメント公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
1881年 - セメント製造会社設立(小野田セメント株式会社の創立)
1883年 - 官営深川工作分局セメント工場を借り受ける(日本セメント 株式会社の創立)
1915年 - 合併により現上磯工場を取得
1923年 - 秩父セメント株式会社設立
1932年 - 藤原工場完成
1938年 - 合併により津久見工場(現大分工場)取得
1939年 - 合併により佐伯工場(現大分工場)取得
1940年 - 合併により現土佐工場取得
1949年 - 株式上場
1955年 - 埼玉工場完成
1962年 - 熊谷工場完成
1972年 - 明星セメント株式会社の全株式取得
1989年 - 中国に大連華能-小野田水泥有限公司(現大連小野田水泥有限公司)設立
1990年 - 米国のカリフォルニア・ポルトランド・セメント株式会社 (現カルポルトランド株式会社)買収
1993年 - 中国に江南-小野田水泥有限公司設立
1994年 - 小野田セメント株式会社と秩父セメント株式会社が合併 し、秩父小野田株式会社が発足
1995年 - ベトナムにギソンセメントコーポレーション設立
1998年 - 秩父小野田株式会社と日本セメント株式会社が合併し、太平洋セメント株式会社が発足
2001年 - エコセメント販売開始
都市ごみ焼却灰の資源化事業(灰水洗システム)を開始
2002年 - 「持続可能な発展のためのセメント産業自主行動計画」を発表
AKシステム稼動開始
2004年 - 経営機構改革・社内カンパニー制導入
2008年 - 10中期経営計画を策定
2009年 - ISO14001全社統合認証を登録
本社を東京都港区台場に移転
2020年 - 本社を文京区小石川に移転
事業内容
太平洋セメントは、以下の6つの事業からなります。
【連結事業】セメント 70%、資源 7%、環境 7%、建材・建築土木 8%、他 7%
【海外】40%
セメント事業
空を突き刺すようにして伸びていく超高層、地の果てまでも延々と連なるハイウェイ・・・知恵と力が結集された巨大技術の集積体には、眺めているだけで気分を高揚させるパワーがあります。
現代文明を肌で感じるせいでしょうか。素晴らしい未来の開幕を予感させるからでしょうか。
高層ビルに代表される機能的な都市空間、道路・鉄道・空港・港湾など社会の動脈づくり。
人類が自ら夢見た社会を築くために槌音を響かせる現場で、セメント産業はこれまでも重要な一翼を担ってきました。
そして、その使命は21世紀のこれからも変わることがありません。
(引用:太平洋セメント公式HP)
資源事業
周囲を海に囲まれ、平野部が限られている日本では、大規模な埋立プロジェクトが昔から数多く進められてきました。
関西国際空港などの建設工事は、その新しい一例です。
そこから産出する石灰石はセメント原料として用いられるだけでなく、鉄鋼・化学・製紙の分野でも重要な役割を果たし、さらに良質な骨材として生コンクリートやコンクリート製品、土木の分野に用いられ、高い評価を得てきました。
私たちは保有する豊富な資源とノウハウを最大限に活かし、社会に貢献する事業を展開していきます。
(引用:太平洋セメント公式HP)
環境事業
不要物は廃棄することで済ませてきた従来の方法を、不要物も再利用あるいは資源化していく方式へできる限り早く改めなければなりません。
太平洋セメントは生活系から産業系までの廃棄物をセメント原料や燃料に活用。
ムダのない循環システムをつくりあげ、廃棄物ゼロ=ゼロエミッションの循環型社会を実現しようと努力しています。
日々の暮らしや産業活動で発生した膨大な量の廃棄物。それらを再活用するための技術を磨き、設備を活かし、より多くの廃棄物を受け入れる研究、体制づくりを進めています。
地球的テーマへ向けて、その動きはハイテンポです。
(引用:太平洋セメント公式HP)
建材・建築土木事業
川に沿って長くゆるやかに伸びていく遊歩道。
芝生と美しいコントラストを描く公園のインターロッキングブロック舗装、シャープな感性が香るコンクリート住宅。
都市の光景に美しさを感じるとき、そこには太平洋セメントの技術が生みだした製品があります。
鋭いラインを描きだすもの、柔らかなフォルムをつくるもの。
環境を明るく、あるいは落ち着かせるカラーが特徴的なもの。
建材として求められる機能を全てにわたって満たしながら、それと同時に美しいシーンをつくりあげていく無数の製品。
私たちは次から次に生みだしてお届けしています。
(引用:太平洋セメント公式HP)
海外事業
アメリカ西海岸、中国、そして東南アジア・・・・。
太平洋セメントのビジネス拠点は、文字通りパン・パシフィック。
広大な太平洋を囲むようにして世界へ広がります。
資源エネルギー問題や温暖化問題など現在から未来にかけて、この星が抱えるテーマを注視し、各国のインフラ整備に貢献したいから。
私たちのセメント事業の、その舞台は地球です。
(引用:太平洋セメント公式HP)
その他
(引用:太平洋セメント公式HP)
時価総額
太平洋セメントの時価総額は4,117.79億円です。(2024年11月12日現在)
社員の状況
従業員数:連結 12,540名(臨時1,076名)
単体 1,821名
平均勤続年数:17.3年
平均年齢:39.7歳
平均年収:722万円
業績
2024年5月14日に発表された2024年3月期の決算短信は以下です。
連結売上高は9.5%増で、経常利益は5,754.5%増の594億7,200万円となっています。
売上高営業利益率は前年の0.55%から6.37%と大幅に改善しました。
2025年3月期の連結業績予想は増収増益になります。
次に、2024年11月12日に発表された2025年3月期の2Q決算の結果です。
連結売上高は6.0%増で、経常利益は75.8%増の353億7,100万円となっています。
売上高営業利益率は前年同期の4.24%から8.20%と大幅に改善しました。
第2四半期時点の経常利益の進捗率は46.54%でした。
同時に、通期業績予想の修正(下方修正)が発表されています。
下方修正が出るほど、業績は厳しい状況です。
適時開示情報
2024年11月12日 2025年3月期 第2四半期決算短信
2024年11月12日 2025年3月期通期業績予想の修正に関するお知らせ
2024年8月8日 2025年3月期 第1四半期決算短信
2024年5月14日 2024年3月期決算短信
株主還元について
過去の配当利回りと配当性向は以下です。
近年2.5%前後の配当を出しています。
2014年3月 1.34% 17.4%
2015年3月 1.36% 13.9%
2016年3月 2.32% 20.2%
2017年3月 1.61% 15.6%
2018年3月 1.55% 19.3%
2019年3月 2.17% 22.8%
2020年3月 3.24% 18.8%
2021年3月 2.06% 15.5%
2022年3月 3.47% 28.5%
2023年3月 2.81% -%(赤字)
2024年3月 1.99% 18.9%
2025年1月 2.23%
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
太平洋セメントは、3月と9月が配当月になります。
権利付き最終日は、2025/3/27(木)、2025/9/26(金)です。
権利落ち日は、2025/3/28(金)、2025/9/29(月)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2018年から2022年まで下落傾向が続いていましたが、それ以降は上昇傾向です。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、7月までは上昇傾向が続いていましたが、それ以降急落して横ばいです。
過去6か月チャート
株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 9.28倍 (予 6.48倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 0.59倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は割安といえます。
EPS(1株当たりの純利益) 374.40 (予 536.44)
BPS(1株当たりの純資産) 5,881.66
ROA(純資産利益率) 3.23% (予 4.51%)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は悪いといえます。
自己資本比率 45.1%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。
信用倍率 15.11倍(2024年12月20日現在)
比較される銘柄
まとめ
売上・利益は安定しており、横ばいが続いています。
2025年3月期は増収増益予想です。
一方、株価は2022年から上昇が続いていましたが、直近は下落しています。
業績は安定していますが、株価は直近下落気味なので、長期投資はしにくい状況でしょう。
配当を大きめなので、配当権利を狙うのはありです。
大型の銘柄で、値動きは小さそうなので、短期投資向きではありません。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:〇
成長・将来性:〇
収益性:△
規模:〇
割安度:◎
値動き:△
高配当投資:〇
長期投資(値上がり益):△
短期投資:✖
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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