こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
日本株式投資をされる方の必需品といえるのが、以下の四季報になります。
お持ちでない方は、以下から購入して読まれることをお勧めします。
銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
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今回は、総合リユースを軸とした事業を展開するトレジャー・ファクトリーについて調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年4月10日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:トレジャー・ファクトリー公式HP)
トレジャー・ファクトリーは、総合リユースを軸とした事業を展開する東証プライム上場企業です。
関東圏・関西圏を中心に、10業態・239店舗を出店しています。
(引用:トレジャー・ファクトリー公式HP)
「人々に喜び・発見・感動を提供します。」を経営理念として、常にお客様視点を第一に、店舗の品質とサービスレベルの向上に取り組んでいます。
ミッションは「世の中の新たな当たり前を創り出す」、
ビジョンは「トレジャーファクトリーグループだからこそ生み出せる新しい価値を積み重ね、世の中に必要とされ続ける企業グループへ
そして、創意工夫と挑戦を通じて、300年、成長し続ける組織を目指します。」です。
多チャンネルでの仕入れと多様な業態による多店舗展開が大きな特徴です。
成長戦略としてSDGsを推進するとともに、グループ一体となって生活に密着したリユースの総合プラットフォーム構築を目指しています。
店舗展開に加え、インターネットを介して全国のお客様から買取を行う宅配買取やインターネット販売などのEC事業にも力を入れています。
お客様の立場に立った工夫とサービスが、トレジャー・ファクトリーの成長を支える原動力となっています。
(引用:トレジャー・ファクトリー公式HP)
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沿革
▼クリックで詳細表示
1995年5月 - 神奈川県横浜市に有限会社トレジャー・ファクトリーを設立
1995年10月 - 東京都足立区舎人に当社1号店となる総合リサイクルショップ「トレジャーファクトリー足立本店」を開店
1999年8月 - インターネット通販を開始
1999年12月 - 株式会社に組織変更
2004年7月 - FC事業を開始
2006年10月 - 衣料・服飾雑貨専門の新業態「トレジャーファクトリースタイル」(現 「トレファクスタイル」)を開始
中古・リユースショップ検索コミュニティサイト「うるハピ」を開設
2010年2月 - 「トレジャーファクトリースタイルオンラインショップ」(現「TREFAC FASHION」)をオープン
2010年10月 - 事業譲渡により取得したブランドバッグ・ファッションレンタル事業「Cariru」を開始
2013年11月 - 幅広いファッション商品を低価格で提供する新業態「ユーズレット」を開始
2014年9月 - スポーツアウトドア専門の新業態「トレファクスポーツ」(現 「トレファクスポーツアウトドア」)を開始
引越事業「トレファク引越」を開始
2014年10月 - 事業譲渡により取得したブランド古着専門業態「ブランドコレクト」を開始
2014年12月 - 東京証券取引所市場第一部に市場変更
2016年8月 - 家電製品・家具を中心に扱う大型店舗の新業態「トレファクマーケット」を開始
2016年9月 - 株式会社カインドオルの株式を取得し、子会社化
2017年10月 - 総合リユースオンラインショップ「トレファクONLINE」をオープン
2018年3月 - 株式会社ゴルフキッズ(現 株式会社GKファクトリー)の株式を取得し、子会社化
2019年1月 - 株式会社デジタルクエストの株式を取得し、子会社化
2019年10月 - 不動産事業「トレファク不動産」を開始
2020年2月 - 株式会社STNDING OVATIONの株式を取得し、資本業務提携を締結
2020年3月 - オークション事業「トレファク ライブネットオークション」を開始
2020年10月 - 株式会社ピックアップジャパンの株式を取得し、子会社化
2020年11月 - 終活・生前整理事業「Regacy」を開始
2021年3月 - 株式会社ゴルフキッズを、株式会社GKファクトリーに社名変更
2020年2月 - 株式会社デジタルクエストを分割し、株式会社トレファクテクノロジーズを設立
2022年2月 - 株式会社デジタルクエストの株式を売却
2022年4月 - 東京証券取引所プライムに市場変更
事業内容
トレジャー・ファクトリーの事業セグメントは以下の2つですが、リユース事業が売り上げ全体の96.7%と大きな割合を占めています。
- リユース事業 96.7%
- その他 3.3%
【連結事業】生活雑貨 7%、衣料 47%、服飾雑貨 21%、電化製品 11%、家具 4%、ホビー用品 8%、他 2%
リユース事業
主にリユース品と呼ばれる中古品を取り扱っています。
商品は衣料や家電、家具、生活雑貨、ブランド品、スポーツ・アウトドア用品、楽器、ホビー用品など多岐にわたります。
近年、地球温暖化などの環境問題を背景に人々のエコ意識は高まり、使える物を捨てずに再利用するというライフスタイルが広まりつつあります。
また、大量消費時代が終わりを告げ、新品・中古品問わず、自分のお気に入りの一品を持ちたい、という消費者が増えてきています。
店舗業態は以下の6つがあります。
- トレジャーファクトリー … 幅広い分野のリユース品を扱う
- トレファクスタイル … 衣料服飾雑貨を専門的に扱う
- ブランドコレクト … ブランド古着を専門的に扱う
- トレファクスポーツアウトドア … スポーツアウトドア用品を専門的に扱う
- ユーズレット … 低価格の衣料服飾雑貨を専門的に扱う
- トレファクマーケット … 家電・家具を中心に扱う郊外型大型店
(引用:トレジャー・ファクトリー公式HP)
その他の事業
(引用:トレジャー・ファクトリー公式HP)
時価総額
トレジャー・ファクトリーの時価総額は347.44億円です。(2024年4月10日現在)
社員の状況
従業員数:連結 963名(臨時1,031名)
単体 776名(臨時894名)
平均勤続年数:5.6年
平均年齢:30.6歳
平均年収:490万円
業績
2024年4月10日に出された2024年2月期の決算短信は以下になります。
連結売上高は前期比22.1%増、経常利益は29.3%増の33億9,000万円でした。
売上高営業利益率は、前年の9.09%から9.72%と改善しました。
(引用:トレジャー・ファクトリー公式HP)
以下は、2025年2月期の業績予想で増収増益としています。
適時開示情報
2024年4月17日 剰余金の配当(期末配当)に関するお知らせ
2024年4月10日 2024年2月期決算短信
▼クリックで詳細表示
2024年2月14日 業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ
2024年1月12日 2024年2月期 第3四半期決算短信
2023年10月11日 2024年2月期 第2四半期決算短信
2023年10月11日 業績予想及び配当予想の修正に関するお知らせ
2023年7月12日 2024年2月期 第1四半期決算短信
2023年4月12日 2023年2月期決算短信
株主還元について
過去10年の配当利回りと配当性向は以下です。
成長段階の企業なので、配当は1.5%程度と控えめです。
配当方針として、「配当性向目標30%以上」と「当期純利益の継続的な成長に伴う増配」が掲げられています。
2014年2月 1.09% 13.3%
2015年2月 0.65% 17.7%
2016年2月 1.15% 18.0%
2017年2月 1.99% 36.4%
2018年2月 1.92% 51.4%
2019年2月 2.05% 32.1%
2020年2月 2.45% 37.2%
2021年2月 1.13% 0.0%(赤字)
2022年2月 1.81% 27.1%
2023年2月 1.68% 24.2%
2024年2月 1.90% 29.2%
2024年4月 1.96%
(引用:トレジャー・ファクトリー公式HP)
株主優待は、「トレジャーチケット」の贈呈となっています。
トレジャーチケットとは、以下の2つがあります。
(1) 自社店舗及び自社運営のオンライン販売サイトでご利用可能な優待券
100株以上 1,000円分
400株以上 2,000円分
(2) 買取金額アップクーポン
自社店舗及び宅配買取サービスにてご利用可能なクーポン
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
トレジャー・ファクトリーは、2月と8月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/2/27(火)・2024/8/28(水)です。
権利落ち日は、2024/2/28(水)・2024/8/29(木)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2022年から2023年4月頃まで急激に上昇し、その後下落傾向になっています。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、ゆるやかな上昇傾向が続いています。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) 20.16倍 (予 16.05倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 4.41倍
PERの目安は15倍、PBRは1倍なので、株価は適正です。
EPS(1株当たりの純利益) 73.23 (予 91.82)
BPS(1株当たりの純資産) 334.25
(引用:トレジャー・ファクトリー公式HP)
ROE(自己資本利益率) 25.34% (予 27.47%)
ROA(純資産利益率) 11.67% (予 12.47%)
(引用:トレジャー・ファクトリー公式HP)
ROEの目安は10%、ROAは5%なので、経営効率は非常に優良といえます。
自己資本比率 47.8%
(引用:トレジャー・ファクトリー公式HP)
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。
比較される銘柄
まとめ
成長段階の企業で売上は右肩上がりで、長期的にも株価上昇が見込めそうです。
SDGsという世界の潮流に即した事業形態であり、今後もニーズは拡大しそうです。
比較的参入しやすい業態で、ライバルも多いので、競合と差別化をしてどこまで業績を伸ばしていけるかが今後の課題でしょう。
小型株なので株価の上下動はあり、短期投資でも利益を狙えます。
配当も高くはないもののもらえるので、長期投資するのであればプラスアルファにはなります。
将来的には、さらに増配していくことも期待できます。
長期でも短期でも値上がり益を狙うのに適した銘柄といえます。
現在のような下落後であれば、様子を見て仕込むのが最良と思いますが、業績の上方修正が発表されたので、株価は上昇しそうです。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:〇
安全性:〇
成長・将来性:◎
収益性:〇
規模:✖
割安度:△
値動き:〇
高配当投資:△(配当+優待)
長期投資(値上がり益):◎
短期投資:○
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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