こんにちは、ToMO(@tomo2011_08)です。
私はサラリーマンをしながら、サイドFIREを目指しています。
サイドFIREを目指す上で重要なことの1つとして、「投資」があります。
投資をして、今ある資産を拡大し、経済的自立を達成して、自分のやりたいことを仕事にしたいと思っています。
様々な投資の方法がありますが、その中の1つとして株式投資があり、株式投資を行う上で株式銘柄を分析することは非常に重要なことです。
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銘柄の事業内容は?、業績はどうか?、配当はいくらなのか?、現在の株価はいくらか?などを知って、投資するかしないかを決定したり、買い時・売り時を判断したりします。
私はこれまで20年以上様々な日本株銘柄に投資をしてきましたが、株式銘柄を分析した結果を残すことはしてきませんでした。
それではもったいないということで、今後の銘柄分析の結果をブログに残し、自身のためのみならず、ブログを見て頂いている方にとっても役に立てれば良いと考えています。
決算発表時やIRが出たタイミングで、最新の情報に更新しますので、読者登録やブックマークをして定期的にチェック頂くと非常に効果的です。
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今回は、国内最強の創薬ベンチャーであるネクセラファーマ(旧そーせいグループ)について調査をしました。
株式投資や就活のための企業研究をしておられる方におすすめの記事になります。
以下の情報は、2024年4月15日現在の情報になります。
目次
会社概要
(引用:そーせい公式HP)
ネクセラファーマ(旧そーせいグループ)は、最も世界から注目されている国内創薬ベンチャーの1つです。
世界水準のサイエンスに基づき、世界中の患者さまに人生を変える革新的な医薬品をお届けすることを目指す、総合バイオ医薬品企業です。
当社のビジョンは、日本初の世界的なバイオ医薬品リーダーになることです。
神経、免疫、消化器、炎症性疾患領域において、GPCRを標的とする世界最先端のStaR®技術と構造ベース創薬(SBDD)技術から創製された新薬候補物質の広範なパイプラインを俊直させています。
同時に、日本での卓越した開発機能と収益力の高い医薬品販売事業を有しており、今後アジア太平洋地域への事業拡大を目指します。
(引用:ネクセラファーマ公式HP)
独自の探索・開発能力を活用し、アッヴィ、ジェネンテック(ロシュ)、GSK、リリー、ニューロクライン、ノバルティス、ファイザー、サノフィ、武田薬品など、大手グローバル製薬企業と価値を生み出す提携関係を構築しています。
会社理念のミッションは「世界中の人々の健康・生活の質の向上に大きく貢献します。そのために、特許で保護化された世界トップレベルの創薬技術とプラットフォームを通じ、世界中の患者さまのために革新的で有効性の高い新薬を創出、デザイン、開発します」、
ビジョンは「世界で最も成功しているバイオ医薬品企業の軌跡をたどり、日本初の国際的なリーディングバイオ医薬品企業になることをめざします。そのために、グローバルなノウハウと機動力を駆使して、ファースト・イン・クラスまたはベスト・イン・クラスの治療薬を継続的に提供できるパイプラインを構築し、次世代リーディング・イノベーターとしての地位を確固たるものにします」です。
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沿革
▼クリックで詳細表示
1990年6月 - バイオ医薬品の研究開発と技術移転事業を目的として、株式会社そーせいを設立
1999年3月 - ドラッグ・リプロファイリング・プラットフォーム(DRP)プロジェクトを開始
2001年4月 - HRA Pharma(仏国)からSOH-075(緊急避妊薬「NorLevo」)の日本における独占的販売権に関する契約を締結
2005年6月 - 「委員会設置会社」へ移行
2005年8月 - Arakis Ltd.(後のSosei R&D Lrd.(英国))の株式取得(子会社化)
2006年10月 - 持株会社体制へ移行
2010年8月 - 株式会社アクティバスファーマの完全子会社化
2011年5月 - ノルレボ®錠 0.75mg(緊急避妊薬)国内での発売
BioAlliance Pharma(現 Onxeo(仏国))とSO-1105(口腔咽頭カンジダ症)の導入に関する契約を締結
2014年12月 - JITSUBO株式会社の子会社化
2015年2月 - Heptares Therapeutics Ltd.の子会社化
2015年8月 - AstraZeneca UK Limited社とがん免疫療法開発に関する提携契約を締結
2015年10月 - NVA237、QVA149が米国において製造販売承認を取得
2015年11月 - Pfizer Inc.社と最大10種のGPCRターゲットに関する新規医薬品の戦略的提携契約を締結
Teva Pharmaceutical Industries Ltd.と片頭痛治療を目指した研究開発契約を締結
2016年4月 - Allergan Pharmaceuticals International Ltd.とアルツハイマー病等の中枢神経系疾患に対する新規治療薬の開発・販売提携契約を締結(2021年1月終了)
2016年6月 - Sosei RMF1投資事業有限責任組合を設立
2016年11月 - 子会社Heptares社がHeptares Therapeutics Zurich AG(旧 G7 Therapeutics AG)を100%子会社化
JITSUBO株式会社が持分法適用関連会社となる
2017年5月 - MiNA(Holdings)Limitedの株式を取得、持分法適用関連会社化
2018年11月 - Sosei R&D Ltd.の全事業をHeptares Therapeutics Lrd.へ譲渡
2021年4月 - 株式会社JITSUBOを持分法適用関連会社から除外
2023年3月 - 東京証券取引所プライム市場に市場区分変更
買収したヘプタレス社の研究力が非常に高く、ヘプタレス社のGPCR研究技術が現収益の中心です。
2015年以降の世界の製薬・バイオ企業のライセンス金額で世界第7位にランクインしています。
事業内容
ネクセラファーマの事業は、「新薬研究開発」と「ロイヤリティ収入」の2つからなります。
【連結事業】医薬 100%
【海外】99%
新薬研究開発
当社グループは独自のStaR®技術と構造ベース創薬(SBDD)プラットフォームにより、低分子やペプチド医薬品開発、抗体薬の抗原探索を可能にしました。
現在その技術と専門性を活かし、GPCRを標的とした、神経疾患、免疫系疾患、消化器系および炎症性疾患などのファースト・イン・クラスまたはベスト・イン・クラスとなり得る治療薬候補薬のパイプラインを創出しました。
- 提携パイプライン
当社グループが同定した化合物を、GSK、Neurocrine社などの大手製薬企業に導出し、さらなる開発を進めているプログラムや、アッヴェ社、ジェネンテック社、武田薬品工業などとの単一または複数のターゲットを対象に治療薬候補の創出を目指す提携プログラムが含まれます。
提携パートナーは、当社がSBDDプラットフォームを用いて見出した複数の候補薬の開発を行っています。
このような主要な製薬企業と連携に至ったことは当社のGPCRの技術およびSBDDプラットフォームの可能性が評価されたということと同時に、前払い一時金やマイルストン等の多様な収益源の確保にもつながります。
(引用:そーせい公式HP)
- 自社開発パイプライン
当社の新たな自社開発プログラムは、神経系、消化器系、免疫系、炎症性疾患の治療領域を対象としています。
これらのプログラムは、グローバルな製薬企業やバイオ医薬品企業との提携を模索する前に、まずは自社で次の価値創造の変曲点(インフレクション・ポイント)まで研究開発を進める計画です。
(引用:そーせい公式HP)
ロイヤリティ収入
開発および販売に関する提携を通じて、当社はすでに慢性閉塞性肺疾患(COPD)治療薬二品と口腔咽頭カンジダ治療薬を上市しています。
長年にわたるNovartis社とのフランチャイズ契約により、当社グループの事業はさらなる成長を可能とする、重要で安定した収益を継続して得ています。
(引用:そーせい公式HP)
時価総額
ネクセラファーマの時価総額は1,353.33億円です。(2024年4月15日現在)
社員の状況
従業員数:連結 350名(臨時70名)
単体 41名(臨時1名)
平均勤続年数:3.2年
平均年齢:43.5歳
平均年収:1,541万円
業績
2024年2月13日に出された2023年12月期の決算短信は以下になります。
連結売上収益は前期比18.0%減、親会社の所有者に帰属する当期利益は赤字転落の-71億9,300万円となりました。
なお、2023年12月期の業績予想は未発表です。
(引用:ネクセラファーマ公式HP)
適時開示情報
2024年5月9日 2024年12月期 第1四半期決算発表予定
2024年4月16日 ニューロクライン社との提携プログラムである経口M4受容体作動薬NBⅠ-1117568の長期毒性試験が成功
2024年4月15日 ピヴラッツ点滴静注液150mgについてHandok社と韓国における独占的販売契約を締結
2024年3月27日 当社役員体制および社名変更決定のお知らせ 2024/4/1~
2024年3月21日 炎症性腸疾患(IBD)の治療薬候補であるEP4受容体作動薬HTL0033744の第1相臨床試験における最初の被験者への投与のお知らせ
2024年3月11日 統合失調症の全症状を治療対象としたファーストインクラス治療薬の共同開発に関する新規提携のお知らせ
2024年3月6日 Formosa社より2.5百万米ドルのマイルストンを受領
2024年2月16日 当社および子会社の商号変更、当社本社所在地変更および定款の一部変更ならびに連結子会社間の合併のお知らせ
2024年2月13日 2023年12月期決算短信
2024年2月13日 2023年12月期連結業績と前期連結業績との差異および金融費用の計上に関するお知らせ
▼クリックで詳細表示
2023年12月7日 ピヴラッツ点滴静注液150mg(クラゾセンタンナトリウム)の韓国における製造販売承認について
2023年12月6日 当社提携先のニューロクライン社による新たなムスカリン受容体作動薬候補2品目の第1相臨床試験について
2023年11月10日 2023年12月期 第3四半期決算短信
2023年10月31日 不眠症治療薬デュアルオレキシン受容体拮抗薬「ダリドレキサント」(開発コード:ACT-541468)の日本における製造販売承認申請のお知らせ 2023年12月期4Q / 15億円
2023年10月31日 ジェネンテック社との複数ターゲットを対象にした創薬提携において3.75百万米ドルを受領 2023年12月期4Q / 562百万円
2023年8月4日 2023年12月期 第2四半期決算短信
2023年5月12日 2023年12月期 第1四半期決算短信
2023年2月14日 2022年12月期決算短信
株主還元について
過去10年間の配当利回りと配当性向は以下です。
ベンチャー企業なので、配当は出していません。
2013年3月 0.00% 0.0%
2014年3月 0.00% 0.0%
2015年3月 0.33% 24.2%
2016年3月 0.00% -%(赤字)
2017年3月 0.00% 0.0%
2018年3月 0.00% -%(赤字)
2018年12月 0.00% -%(赤字)
2019年12月 0.00% 0.0%
2020年12月 0.00% 0.0%
2021年12月 0.00% 0.0%
2022年12月 0.00% 0.0%
2023年12月 0.00% -%(赤字)
2024年4月 0.00%
株主優待はありません。
配当権利付き最終日・権利落ち日
配当は、権利付き最終日までに買付をする必要があります。
権利落ち日以降は売却しても、配当の権利は確定できます。
ネクセラファーマは、(6月)と12月が配当月になります。
権利付き最終日は、2024/6/26(水)、2024/12/26(木)です。
権利落ち日は、2024/6/27(木)、2024/12/27(金)です。
株価推移
10年チャートで見ると、2016年に6,200円以上の高値を付けましたが、基本的には大体2,000円前後を行ったり来たりしています。
2016年は「バイオ祭り」と言われ、バイオ株のセクター全体が急騰しました。
過去10年チャート
6か月チャートで見ると、1基本的には横ばいですが、2月3月に少し上昇しました。
過去6か月チャート
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株価指標
PER(株価収益率=株価が純利益に対して何倍か) -倍(赤字) (予 -倍)
PBR(株価純資産倍率=株価が1株当たりの純資産の何倍か) 2.01倍
赤字のため、株価指標の算出は不可能です。
EPS(1株当たりの純利益) - (予 -)
BPS(1株当たりの純資産) 746.93
(引用:そーせい公式HP)
ROA(純資産利益率) -% (予 -)
自己資本比率 42.5%
自己資本比率の目安は30%なので、安全性は良いといえます。
比較される銘柄
まとめ
バイオ株は、小型のものが多く、株価が動きやすいです。
ハイリスクハイリターンを狙う人以外は、触らない方が良い銘柄です。
ネクセラファーマは、バイオ株の中での数少ない黒字企業です。
そのため、個人投資家などに人気があり、注目度も高く、株価は動きやすいです。
配当は出ないため、値上がり益狙い一択です。
株価は大きく上下するため、長く持つことは推奨できません。
短期で値上がり益を狙うのに適した銘柄といえます。
大きな材料が出た後は株価が乱高下します。
短期であっても、細心の注意をして取引するべきでしょう。
長期で持つとしても、安いところで仕込みたい銘柄です。
直近イドルシア社を巨額買収しましたが、この買収がどう業績に結び付くかは今後の決算などで確認する必要があるでしょう。
ということで、私の投資判断としては以下です。
あくまでも私の私見ですので、投資の判断は自己責任でお願いします。
直近業績:✖
安全性:〇
成長・将来性:△
収益性:✖
規模:△
割安度:✖
値動き:△
高配当投資:✖
長期投資(値上がり益):✖
短期投資:◎
今回も最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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